トップQs
タイムライン
チャット
視点

清水マリ

日本の女性声優 ウィキペディアから

清水マリ
Remove ads

清水 マリ(しみず まり、1936年昭和11年〉6月7日[5][11] - )は、日本声優女優YouTuber埼玉県浦和市(現:さいたま市浦和区)出身[4]81プロデュース所属[6]。父親は俳優の清水元[7][8]。本名は山内 鞠(やまのうち まり)[1][2]

概要 しみず まり清水 マリ, プロフィール ...
概要 清水マリ, YouTube ...
Remove ads

経歴

浦和市立仲本小学校浦和市立原山中学校埼玉県立浦和西高等学校卒業[2]

劇団俳優座付属養成所7期、劇団新人会高松事務所青二プロダクションぷろだくしょんバオバブを経て[12]2016年7月1日から[13]81プロデュースに所属[6]

2003年から個人事務所である清水マリ事務所でも活動している[2]

キャリア

中学1年時に父親の劇団で『ピノキオ』の舞台を上演することになったが、劇団に子役がいなかったため、清水がピノキオ役で出演することになり、それがきっかけで役者の道に進む[14]。父親は役者になることについては反対していた[14]

高校では演劇部に所属し、卒業後に俳優座の養成所に入所[14]。卒業後は劇団新人会に入団[12]。女優業のほか、渡辺美佐子の付き人や、演出助手などを経験[14]。日本初の30分アニメの主役、『鉄腕アトム』のアトム役を演じる。これは虫プロに清水元の劇団の出身者だった穴見薫がおり、手塚治虫からアトムのモチーフがピノキオであると聞かされたことから、中学生時代にピノキオを演じた清水を推挙したとされる[14][15]。その後もほぼ一貫してアトム役を演じていたが、2003年4月6日をもってアトム役を降りることを決める[4]

虫プロダクションの『アトム』の仕事が終わったあとは劇団の活動を中心にするつもりだったが、番組放映期間中に子供が生まれて舞台活動を続けていくことが困難になり[16]1966年に新人会を退団[2]大山のぶ代の誘いで[16]、高松事務所に所属[2]。声優に転身した[16]

バオバブの附属養成所 B・A・Oや[2]音響芸術専門学校演習・演劇研究講師の講師でもある[17]。弟子に子安武人間宮くるみがいる[18]

現在まで

2006年、第5回東京アニメアワード特別功労賞を受賞[12][19]。2009年、第3回声優アワードシナジー賞(『鉄腕アトム』)を受賞[20]。2017年、第11回声優アワード功労賞を受賞[21]

2021年、自身のYouTubeを開設。

Remove ads

人物

声種メゾソプラノ[22]

父親の清水元が出演していた[8]『マグマ大使』の主題歌の歌詞のなかで、「SOS SOS カシン カシン カシン」の声を担当していた[23]。夫は桐朋学園大学の講師をしていた[24]

オーディションを受けた経験が無いという[25]

趣味・特技は織物陶芸昔話の語り部[6]

アトムに関して

アトム役に抜擢されるまで漫画をほとんど読んだことがなく、手塚の存在も知らなかったという[15]。だが、収録を続けていく内に思う所があり台本を保管していくようになった[14]

本放送が決まった際に改めてオーディションが行われるも清水は呼ばれなかった。清水はその件を知り落胆するも手塚の強い意向を受け正式にアトム役に決まった[26]。芸名を漢字1字の鞠から片仮名のマリに変えたのも鉄腕アトムが子供向き番組だから易しい字をという手塚治虫からの要望であった。

アトム役は当初は2年契約で請けており、2年目に妊娠、番組が延長されたため田上に引き継がせて降板する予定だった。だが、放送を見た子供たちから「アトムの声が違う」と問い合わせがフジテレビに相次ぎ、ディレクターの要請を受け続投した[15]

アトムを地声でやってしまったため、『妖怪人間ベム』のベロを担当した際は声帯のどこを使って声を出せばいいのか悩んだという[25]

40歳を過ぎた頃、両親の他界、他の現場で「アトムの声を出さないで欲しい」とダメ出しを受けたり、自分だけが子供役を続けている点に焦りを感じていた。その頃、小沢重雄に誘われ昔話の語りに参加。舞台女優志望だった清水には生き甲斐になった[27]

手塚の存命時は手塚の意向もありアトムを演じ続けたが、手塚没後の2003年、『アストロボーイ・鉄腕アトム』製作時にスタッフから「(アトム役は)新しい人でいきたい」と告げられる[28]。清水は、可能な限り演じ続ける意向を持っていたためショックを受ける一方で、「『アトム役です』っていってこんなお婆さんが出てくるのもイメージが崩れるだろうし、そろそろ若い人に席を譲ることも必要なのではないか」と思い降板を受け入れ、アトムの誕生日の前日である2003年4月6日をもってアトム役を勇退した[28][4]。この際、手塚プロダクションには清水の降板に関する問い合わせが相次いだといい、「新キャストの方も、そういう声を跳ね返すのは大変なことだったと思いますが、それだけの大役を続けて来られたというのは私にとっての誇りになっています」と述べている[4]

なお、降板後もイベントなどで請われてアトムの声を披露する機会はあるといい、清水は「本当に長い付き合いになります」と語っている[26]

Remove ads

代役

清水の産休中、代役を務めた人物は以下のとおり。

さらに見る 代役, 役名 ...

出演

要約
視点

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1963年
1968年
1969年
1971年
1972年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1989年
2000年
2004年

劇場アニメ

映画

  • 漫画誕生 劇中アニメ(2019年、茶目坊)
  • 自主映画 ザ・シノハラステージング『Undergroundー13』(2023年)

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

  • おてんばルッチー(ルッチー)

舞台

  • ピノキオ 表現座 夏休み公演。※中学1年の時。主役ピノキオ。
  • スターワルツ朗読劇『銀河鉄道の夜』(2009年 築地、2010年 永田町、2013年 白金台、2019年 神保町) 主演・ジョバンニ
  • スターワルツ朗読劇『星の王子さま』(2010年 永田町 星陵会館)主演・王子さま役 - (共演:古谷敏、水垣洋子土屋嘉男木澤雅博、他)
  • La・Moon主催 四谷於岩稲荷田宮神社勧進奉納舞台なぞらえ屋〜不思議底七歌〜(2011年4月1日 - 3日、吉祥寺 前進座劇場) - 坂東火月 役
  • 劇団B.E.M. 朗読劇『銀河鉄道の夜』(2022年 東京 新橋 TCC試写室)主演  (共演: 団時朗、古谷敏、きくち英一、高野浩幸、大月ひかる、山村哲夫、西京利彦、三留まゆみ、佐藤麻子、月元映里、鈴木茉吏奈、末田佳子、他)
  • 劇団B.E.M. 朗読劇『名探偵ホームズ』(2022年 東京 新橋 TCC試写室)ハドソン夫人 主演 (共演: 古谷敏、きくち英一、高野浩幸、西京利彦)
  • 劇団B.E.M. 朗読劇『ホープレス・メイン』(2023年 兵庫県 宝塚市立文化芸術センター) 主演 サラマンドラ役 (共演 星光子、森功至、兼田玲菜)

テレビ番組

ラジオ

  • 東京REMIX族(聞き役)
  • NHK-FM アニソン・アカデミー 第16回でゲスト講師

CM

Remove ads

著書、エッセイなど

Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads