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白井克彦

日本の工学者 (1939-) ウィキペディアから

白井克彦
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白井 克彦(しらい かつひこ、1939年9月24日 - )は、日本の工学者早稲田大学名誉教授。専門は知能情報学工学博士(早稲田大学)。

概要 しらい かつひこ 白井 克彦, 生誕 ...

日本電信電話株式会社取締役2012年6月 - 2022年6月)。前放送大学学園理事長(2011年4月 - 2017年3月末)。第15代早稲田大学総長(2002年 - 2010年)。

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略歴

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人物

  • 日本における音声認識の第一人者であり、WABOT-2およびその後継でつくば科学万博で展示されたWASUBOTの音声処理システムは、白井研究室で開発されたものである。
  • 大学時代には男声合唱団「早稲田大学グリークラブ」に所属。

親族

政治学者京都精華大学准教授の白井聡は実子[16][17]

早稲田大学第15代総長

要約
視点

前任者の奥島孝康と同様に大学改革に積極的であり、就任後様々な改革に取り組んだ。

総長就任後の主な出来事は以下の通りである。

大学再編・新設

総長就任後、スポーツ科学部人間科学部通信教育課程国際教養学部政治経済学部国際政治経済学科、大学院公共経営研究科、大学院情報生産システム研究科、大学院法務研究科、大学院会計研究科、大学院スポーツ科学研究科を新設。

2007年には第一文学部及び第二文学部を統合再編し、文化構想学部文学部を新設。また 理工学部を分割し、基幹理工学部創造理工学部及び先進理工学部に再編した。

2008年、東京都中野区警察大学校の跡地一部を取得し、新たに「中野キャンパス」を2012年に開設する予定であることを表明した[18]。実際は、留学生の大規模受入れに伴い、「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」として、2014年度から開設されることとなった。

医学部設置構想

かねてから慶應義塾大学と対比され、「医学部設置構想」たるものが度々沸き上がるものの、現段階では東京女子医科大学との「医工連携」に留まっている。また、総長自身が「医学部は持っていないほうがメリットがある。様々な大学と得意分野で連携が出来る」と発言しており、医学部を設置する予定は現段階では無いようである[19]

2008年、筑波大学と教育・研究における包括的協定を結んだ。早大の理工学及び筑波大の医学の両者を履修することで、両方の学士を取得できるプログラムを検討している。実現した場合、医学部のない早稲田大学を卒業した者が医学士号を取得できることになる[20]

国際化・留学生の大規模受入れ

アジア、とりわけ中国への進出が目立つ。2004年には、北京大学との共同教育研究機構の共同設置を表明し、また同大との「ダブルディグリー課程(両大学の学士を取得可能なプログラム)」を設置している[21]

大学の国際化に傾注しており、2007年には「5年以内に留学生を8000人受け入れる」計画があることを表明した[22]。同年、王毅(元駐日本特命全権大使)と早稲田大学孔子学院設立協定書に調印。早稲田大学に 世界初の「研究型」孔子学院が設立された[23]

直属専門学校の再編・新設

2001年の早稲田大学専門学校から早稲田大学芸術学校への組織再編を継承し、就任直後の2003年に早稲田大学川口芸術学校を新設するなど、直属専門学校に力を入れ、芸術分野への進出を試みるものの、経営不振により、2010年に早稲田大学川口芸術学校は閉校が発表され、早稲田大学芸術学校も規模が縮小されての存続となった。

中学校・高等学校の新規系属校化

2009年4月から大阪府茨木市の「摂陵中学校・高等学校」を系属校化し、校名を「早稲田摂陵中学校・高等学校」に変更した。また、佐賀県唐津市に「早稲田佐賀中学校・高等学校」を2010年度に新設し系属校とした。

前者は「学校法人早稲田大阪学園」、後者は「学校法人大隈記念早稲田佐賀学園」がそれぞれ設置し、早稲田大学を設置する「学校法人早稲田大学」とは別法人である。卒業生のそれぞれ約1割と半数が早稲田大学へ進学できる。

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学外活動

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著書

単著

翻訳

  • ヘンリー・M・レヴィー、リチャード・H・エックハウスJr.『プログラミングとアーキテクチャ 32ビット・スーパーミニコンVAX-11』CQ出版、1984年1月。

監修

共編著

  • 白井克彦・東基衛編著 編『概説書』日刊工業新聞社〈事務システム標準化マニュアル 1〉、1986年8月。
  • 白井克彦・東基衛編著 編『システム開発標準 上巻』日刊工業新聞社〈事務システム標準化マニュアル 2〉、1986年8月。
  • 白井克彦・東基衛編著 編『システム開発標準 下巻』日刊工業新聞社〈事務システム標準化マニュアル 3〉、1986年8月。
  • 白井克彦・東基衛編著 編『システム開発基準』日刊工業新聞社〈事務システム標準化マニュアル 4〉、1986年8月。
  • 白井克彦・東基衛編著 編『プロジェクト管理標準・ドキュメント管理基準』日刊工業新聞社〈事務システム標準化マニュアル 5〉、1986年8月。
  • 白井克彦、竹沢寿幸、大熊健二、中島裕『RISCプロセッサ 32ビットプロセッサの新しい流れとAm29000』産業図書、1989年10月。ISBN 9784782855300
  • 白井克彦、田窪行則窪薗晴夫前川喜久雄、本多清志、中川聖一音声岩波書店〈岩波講座 言語の科学 2〉、1998年5月。ISBN 9784000108522https://www.iwanami.co.jp/book/b476049.html
  • 東山三樹夫、白井克彦『信号解析とディジタル処理』培風館〈情報数理シリーズ B-4〉、1999年7月。ISBN 9784563014940
  • 白井克彦、枝廣淳子『大学力 早稲田の杜から「変える力」を考える』サイビズ、2005年10月。ISBN 9784072488751

共訳

  • D.H.シャインゴールド 著、白井克彦・笹川徹史 訳『トランスデューサ・インタフェースハンドブック』白井克彦監修、産業図書〈エレクトロニクス実践シリーズ〉、1984年10月。ISBN 9784782856314
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受賞・栄典

脚注

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