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積丹町

北海道積丹郡の町 ウィキペディアから

積丹町map
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積丹町(しゃこたんちょう)は、北海道後志総合振興局管内にある積丹郡の町。積丹半島の先端部を占め、一町で積丹郡をなしている。

概要 しゃこたんちょう 積丹町, 国 ...
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概要

「積丹ブルー」の呼び名で知られる神威岬(かむいみさき)で知られる町である。神威岬は、北海道遺産に指定されている(2004年10月22日公表)。 断崖絶壁の海岸は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園1963年7月24日に指定)の一角をなし、北海道で唯一の海域公園(旧称:海中公園)に指定されている。 大正時代まではニシン漁で栄え、美国(びくに)、入舸(いりか)、余別(よべつ)などの漁港がある。 また、ソーラン節のふるさとでもある。

町名の由来

町名の由来は、アイヌ語で「シャク(夏)」と「コタン(村、或いは郷土)」の二語を合わせたもので、意味は「シャクコタン(夏・場所)」となる(積丹町の公式ホームページによる)。

地理

  • 後志総合振興局北部、日本海沿岸の積丹半島先端部に位置する町である。

隣接している自治体

山岳

  • 積丹岳(1255.3m)
  • 余別岳(1298m)
  • 珊内岳(1091m)
  • ポンネアンチシ山(1145m)
  • 大天狗山(851.7m)
  • 両古美山(806m)
  • 泥ノ木山(903.9m)

河川

  • 積丹川
  • 美国川
  • 入舸川
  • 日司川
  • 幌内府川
  • 余別川

気候

さらに見る 積丹町美国(1991年 - 2020年)の気候, 月 ...
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歴史

  • 12世紀:源義経公が蝦夷地に落ち延びて、今の神岬町神威岬にさしかかった際に風浪が激しく船を進めることができなかった為、岬の遙か沖合にたつ衣冠姿に見えた神威岩に大綿津見神、志那戸神を奉斎し航海の安全を祈願したところ通過できたという伝説がある、アイヌの人々もこれを「カムイ」として尊崇していた。
  • 1706年(宝永3年):アイヌ人との商いをする。以降ニシン漁で栄える。
  • 1725年(享保10年):美国神社の創建
  • 1786年(天明6年):シャコタン(志屋古丹)場所が置かれる。
  • 1902年明治35年)4月1日美国郡美国村が二級村制を施行。
  • 1906年明治39年)4月1日:積丹郡余別村入舸村が二級村制を施行。
  • 1909年明治42年)4月1日:美国村が一級町制を施行して美国町となる。
  • 1937年昭和12年)1月12日:入舸沖合で石炭運搬船『愛国丸』(3212トン)が暴風雪のため座礁、沈没。7人救助、5人死亡、28人行方不明[2]
  • 1956年(昭和31年)9月30日:美国郡美国町・積丹郡余別村、入舸村が合併し、積丹郡積丹町となる。なおこれにより、美国郡が消滅。

行政

経済

産業

漁業農業観光業が中心である。特にウニの産地として知られている。

農協・漁協

金融機関

郵便局

  • 美国郵便局(集配局):美国地区
  • 野塚郵便局(集配局):野塚・余別地区
  • 入舸郵便局
  • 余別郵便局

宅配便

コンビニエンスストア

公共機関

警察

姉妹都市・提携都市

国内

海外

地域

人口

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積丹町と全国の年齢別人口分布(2005年) 積丹町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 積丹町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
積丹町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 6,102人
1975年(昭和50年) 5,635人
1980年(昭和55年) 4,910人
1985年(昭和60年) 4,271人
1990年(平成2年) 4,012人
1995年(平成7年) 3,648人
2000年(平成12年) 3,149人
2005年(平成17年) 2,860人
2010年(平成22年) 2,514人
2015年(平成27年) 2,115人
2020年(令和2年) 1,831人
総務省統計局 国勢調査より

教育

  • 大学短期大学専修学校等 なし
  • 高等学校 なし
    • 町内全域から公共交通機関のみで通学可能な高等学校はない。なお美国地区からは公共交通機関のみで余市町及び小樽市の高等学校へも通学可能。
    • 古平高等学校2010年平成22年)より募集停止。
  • 中学校 1校(美国) - 1校しかないため、町によりスクールバスが運行されている。
  • 小学校 3校(美国、日司、余別) - 幌武意・入舸地区在住の児童は美国小学校へスクールバスで通学
    • 幌武意小学校、入舸小学校は2009年度(平成21年度)、野塚小学校は2024年度(令和6年度)を以って廃校。
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交通

鉄道

町内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、JR北海道函館本線余市駅

バス

  • 北海道中央バス余市営業所) - 町内に美国案内所(旧・美国ターミナル)を設置。
  • 積丹町生活交通バス - 2023年(令和5年)10月1日運行開始。北海道中央バス路線(美国 - 積丹幌武意 - 積丹入舸 - 積丹野塚 - 積丹浜中 - 積丹余別 - 神威岬間)廃止による代替交通[3]

道路

通信

固定電話
NTT東日本が提供。市外局番は0135(余市MA内)。同じ市外局番である0135ではあるが、岩内MAとは互いに市外局番からかける必要がある。市内局番は美国地区が44、野塚地区が45、神岬地区が46。但しひかり電話の場合は48となる。
携帯電話PHS
NTTドコモauソフトバンクモバイルのサービス提供エリアであるが、第3世代携帯電話 (3G) 、4G LTEのサービス提供が行われている。KDDIのWiMax 2+エリアは美国地区のみである。
PHSは提供事業者なし。

ブロードバンドインターネット接続

NTT東日本が美国地区(市外局番44)のみ提供中(フレッツADSLモアII 40Mタイプ)
美国地区から5km以上離れた婦美地区の一部でも、美国地区から離れてはいるもののRT収容ではないため、リンク可能実績があるなど比較的広範囲で利用可能である。
フレッツ光ネクスト(全町全域で提供中)
2011年(平成23年)4月1日から積丹町が整備したFTTHNTT東日本IRU英語版契約により施設を貸し出すことによる光ブロードバンドインターネット接続の提供が開始された。全町全域で利用可能である。(積丹町がFTTHを整備し、難視聴対策のための地上デジタル放送及びBSデジタル放送の再送信及びIP告知器によるIP電話サービス(町内は無料で通話が可能)及び各世帯への自治体情報の提供が行われている。)
KDDI(au)
3G(下り最大2.4Mbps、上り最大144kbps)
4G LTE(受信時最大75Mbps)
WiMax 2+(受信時最大110Mbps、送信時10Mbps)※美国地区のみ
NTT Docomo
3G(下り最大受信時最大7.2Mbpsもしくは3.6Mbps、上り最大5.7Mbps)
4G LTE (受信時最大225Mbps~37.5Mbps)
2019年(令和元年)8月現在、町内全集落をカバーししている。
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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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神威岬
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島武意海岸
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ウニは積丹の名物のひとつである

文化財

  • 積丹町鰊場音頭

景勝地

温泉

  • 町営温泉 岬の湯しゃこたん

イベント

6月 積丹ソーラン味覚祭り
7月 火まつり(美国神社例大祭)
9月 積丹生き活き祭り
11 - 12月 どっこい積丹冬の陣

出身著名人

舞台にした作品

映画

歌謡曲

『神威岬』(2005年美川憲一

文学

  • 『鰊漁場』(1934年島木健作
    • 「小樽湾をかかえ込む積丹岬の突端が、とおく春の日ざしのなかにかすんで見えた。日本海の上を渡ってくる潮風は大きなうねりをうって吹き抜け、積丹岳につづく連山につきあたってごーっと鳴った。」

脚注

関連項目

外部リンク

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