第32回選抜高等学校野球大会

第32回選抜高等学校野球大会（だい32かいせんばつこうとうがっこうやきゅうたいかい）は、1960年4月1日から4月8日まで甲子園球場で行われた選抜高等学校野球大会である。

第32回選抜高等学校野球大会
試合日程	1960年4月1日 - 4月8日
出場校	23校
優勝校	高松商（香川、36年ぶり2回目）
試合数	22試合
選手宣誓	牧志清順（那覇）
始球式	阪本勝（兵庫県知事）
入場行進曲	『誕生日』
大会本塁打	1本
< 19591961 >  選抜高等学校野球大会

概要

この大会より打者ヘルメットの着用が義務化される。

出場校

北海道

• 北海（北海道、6年ぶり4回目）

東北

• 秋田商（秋田、初出場）

関東

• 大宮（埼玉、初出場）
• 慶応（神奈川、11年ぶり5回目）

東京

• 法政一（東京、初出場）

北信越

• 敦賀（福井、3年ぶり3回目）

中部

• 静岡（静岡、9年ぶり10回目）
• 東邦（愛知、2年連続10回目）
• 松阪商（三重、初出場）

近畿

• 平安（京都、2年連続20回目）
• 海南（和歌山、2年ぶり12回目）
• 大鉄（大阪、11年ぶり2回目）
• 阿倍野（大阪、初出場）
• 育英（兵庫、3年ぶり5回目）
• 滝川（兵庫、6年ぶり7回目）

中国

• 関西（岡山、11年ぶり2回目）
• 米子東（鳥取、25年ぶり2回目）

四国

• 高松商（香川、2年連続14回目）
• 徳島商（徳島、11年ぶり8回目）

九州

• 柳川商（福岡、初出場）
• 鹿児島商（鹿児島、5年ぶり7回目）
• 鹿児島玉龍（鹿児島、4年ぶり2回目）
• 那覇（沖縄、初出場）

組み合わせ・試合結果

1回戦 - 準決勝

1回戦

2回戦

準々決勝

準決勝

4月1日（2）

大宮

6

4月3日（4）

鹿児島玉龍

2

大宮

1

米子東

2

4月5日（2）

米子東

4

松阪商

2

4月3日（1）

松阪商

5

柳川商

0

4月7日（1）

米子東

2

秋田商

0

4月3日（2）

秋田商

5

阿倍野

2

4月5日（1）：延長11回

秋田商

2

4月2日（3）

慶応

1

慶応

15

4月4日（4）

鹿児島商

2

慶応

5

4月2日（4）

東邦

3

東邦

6

大鉄

3

1回戦

2回戦

準々決勝

準決勝

4月4日（3）

高松商

4

4月2日（2）：延長10回

平安

1

平安

5

4月6日（1）

静岡

3

高松商

2

4月1日（3）

滝川

0

徳島商

1

4月4日（1）

敦賀

0

徳島商

2

滝川

5

4月7日（2）

高松商

2

北海

0

4月3日（3）

育英

2

4月1日（1）

北海

5

北海

4

4月6日（2）

那覇

1

北海

3

4月2日（1）：延長10回

法政一

0

海南

3x

4月4日（2）：延長11回

関西

2

海南

0

法政一

1x

決勝

→詳細は「第32回選抜高等学校野球大会決勝」を参照

4月8日

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
米子東	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	1	2
高松商	0	0	0	1	0	0	0	0	1x	2	5	3

1. （米）：宮本 - 清水
2. （高）：松下 - 松田
3. 本塁打
   （高）：山口
4. 審判
   ［球審］山本英
   ［塁審］鈴木・岩中・小西
5. 試合時間：2時間12分

米子東 打順 守備 選手 1 [遊] 常藤幸治（2年） 2 [三] 松本勝彦（3年） 3 [一] 吹野勝（3年） 4 [捕] 清水賢（3年） 5 [中] 直江輝昭（3年） 6 [投] 宮本洋二郎（3年） 7 [二] 細川幸男（3年） 8 [左] 細田俊次（2年） 9 [右] 矢滝伸高（2年）

高松商 打順 守備 選手 1 [中] 小泉俊一（3年） 2 [三] 中山泰三（2年） 3 [遊] 山口富士雄（3年） 4 [右] 滝口紘史（3年） 5 [捕] 松田正和（3年） 6 [二] 石村稠（3年） 7 [投] 松下利夫（2年） 8 [一] 米沢武（2年） 一 紀井信行（3年） 9 [左] 赤沢克昭（3年）

大会本塁打

決勝

• 第1号：山口富士雄（高松商）^[1]

主な出場選手

• 佐藤進（北海）
• 成田光弘（秋田商）
• 矢島勝彦（法政一）
• 渡辺泰輔（慶応）
• 石山建一（静岡）
• 近藤金吾（東邦）
• 大崎隆雄（平安）
• 林健造（平安）

• 木原義隆（海南）
• 伊藤幸男（大鉄）
• 小野坂清（大鉄）
• 土井正博（大鉄）
• 中井悦雄（大鉄）
• 土井正三（育英）
• 広野功（徳島商）
• 篠原良昭（鹿児島商）

その他

• 1960年4月1日、開会式の取材に向かっていた毎日新聞社機が兵庫県川西町加茂猪名の住宅に墜落して炎上。乗員4人中3人、住民1人が死亡した^[2]。