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続本朝往生伝
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『続本朝往生伝』(ぞくほんちょうおうじょうでん)は大江匡房による往生伝。康和3年(1101年)から天永2年(1111年)の間に成立した[1]。
概要
本書は、名前の通り、慶滋保胤の『日本往生極楽記(本朝往生伝)』を継ぐものとして書かれ、42人の往生者の伝記を載せている[1]。その収録者は、『日本往生極楽記』以後の人物に限られ[2][3]、良源門下に集中している[1]。また、全体的に奇談・霊験談を熱心に書く一方で、往生伝と銘打つにもかかわらず、往生の話が「通り一遍」でしかなかったり、そもそも往生の話を欠いているものすらある[4]。
成立時期は、序に「康和に竟えぬ」とあり、さらに源忠遠妻が康和3年(1101年)に逝去したとあるため、康和4年(1102年)か5年(1103年)頃となる。匡房は康和4年閏4月5日に、子の隆兼を喪っており、序の「このごろ感ずる所有り」はこのことと見られる[5]。
写本
内容
岩波文庫(2024)、「日本往生全伝」を基に作成
一条朝の「天下の一物」
一条天皇伝では、一条天皇(在位: 986年 - 1011年)は多数の「天下の一物」を得たとして、それを列挙している[10]。
「『続本朝往生伝』「一 一条天皇」人名注解」, 岩波文庫(2024), pp. 219-224を基に作成
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刊行本
脚注
参考文献
関連項目
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