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群山市
大韓民国の全羅北道の市 ウィキペディアから
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群山市(クンサンし)は、大韓民国全北特別自治道北西部の市。港湾都市として発展。

日本家屋をはじめとし、日本式寺院など日本と関連の深い近代文化遺産が多く残っている[2]。
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地理
要約
視点
錦江(クムガン)下流南岸に位置する。北は錦江を隔てて忠清南道舒川郡と接し、西は黄海に面する。南は全北特別自治道金堤市、東は益山市に接する。黄海を隔てて中国の山東半島に近い。
沖合には古群山群島が所在する。沿岸には、金堤市を経て南の扶安郡にまで広がるセマングムという大きな干潟があるが、ここで韓国最大級の干拓事業であるセマングム干拓事業が進行している。
気候
海に面するため、全北特別自治道の中ではそれほど寒さは厳しくない。
- 最高気温極値36.9℃(1994年7月24日)
- 最低気温極値-14.7℃(2004年1月22日)
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歴史

もともと市街地は百済の馬西良県、東部は尸山郡で統一新羅時代の757年に沃溝県・臨陂郡と改称されたが、貧しい漁村であった。1899年の開港以来、湖南平野の米の積出港として急速に発展、1906年に沃溝府に昇格した。1910年の韓国併合直後には群山府に改称した[5]。独立後の1949年群山市と改称する。市名の起源は李氏朝鮮時代の群山浦に由来する。
群山市
- 1914年4月1日 - 旧来の群山府が分割され、群山府の都市地域を新たな群山府として指定する。群山府の農村部が沃溝郡に編入。
- 1940年11月1日 - 沃溝郡米面・開井面の各一部を編入。
- 1949年8月15日 - 群山府が群山市に改称。
- 1973年7月1日 - 沃溝郡米面・玉山面・開井面・聖山面の各一部を編入。
- 1983年2月15日 - 沃溝郡米星邑の一部を編入。
- 1989年1月1日 - 沃溝郡米星邑および沃島面の一部を編入。
- 1995年1月1日 - 群山市・沃溝郡が合併し、群山市が発足(1邑10面)。
沃溝郡
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、臨陂郡および群山府の農村部・咸悦郡の一部・扶安郡の一部(飛雁島)、全羅南道智島郡の一部(古群山面)、忠清南道鰲川郡の一部(開也島・竹島・煙島・於青島)を沃溝郡として編成。沃溝郡に以下の面が成立(10面)。
- 米面・旧邑面・玉山面・澮県面・臨陂面・瑞穂面・大野面・開井面・聖山面・羅浦面
- 1931年3月1日 - 旧邑面が沃溝面に改称(10面)。
- 1940年11月1日 - 米面・開井面のそれぞれ一部が群山府に編入(10面)。
- 1973年7月1日 - 米面・玉山面・開井面・聖山面のそれぞれ一部が群山市に編入(10面)。
- 1980年12月1日(2邑8面)
- 沃溝面が沃溝邑に昇格。
- 米面が米星邑に昇格。
- 1983年2月15日 - 米星邑の一部が群山市に編入(2邑8面)。
- 1986年4月1日 - 米星邑米星出張所が沃島面に昇格(2邑9面)。
- 1989年1月1日 - 米星邑および沃島面の一部が群山市に編入(1邑9面)。
- 1989年4月1日 - 沃溝邑西部出張所が沃西面に昇格(1邑10面)。
- 1995年1月1日 - 沃溝郡が群山市と合併し、群山市が発足。沃溝郡は廃止。
- 1910年の群山市街地(朝鮮総督府農商工部『韓國水産誌 第三輯』より)。各国の居留地や中国人居留地などがあった
- 1931年の群山とその周辺。日本への穀物積出港として、中国などとの貿易港として栄えた
- 市内に残る日本家屋
- 屯栗洞カトリック聖堂(1929年建堂、1955年現在の聖堂が完成)
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経済
1988年大規模な国営産業団地が造成され、工業都市としても発展し、1995年には沃溝郡を合併して市域が拡大した。近年の中韓貿易発展に伴い、対中貿易港としても売り出している。
2010年には現代重工業の群山造船所が稼働を開始したが、2015年以降の造船不況には抗えず蔚山造船所への集約が決定。2017年7月1日、群山造船所の閉鎖が行われた[6]。中小企業を中心に地域経済の不振が深刻化したことから、2018年4月以降、韓国政府は群山市などを産業・雇用危機地域に指定し、経営安定資金、特別保証などの支援が行われた[7]。 その後、造船業の業績が回復し、2023年1月を目途に群山造船所の再稼働が決定した[8]。
行政


行政区域
警察
消防
- 群山消防署
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教育
- 群山大学校
- 群山中央女子高等学校
交通
鉄道

長項線が通る。かつては「群山線」という路線名で、益山駅から伸びる盲腸線であったが、2008年に錦江を渡った対岸の長項線長項駅までを結ぶ新線が開通し、長項線に編入された。
新線開通に伴い、群山駅は市街地から離れた場所に移転した。同駅は全列車停車、大野駅は一部列車のみ停車。ソウル特別市の龍山駅から直通のセマウル号またはムグンファ号で3時間 - 3時間30分。益山駅から約20分で、龍山駅発のKTXから乗り継ぐと最短1時間半程度で移動できる。
バス
- 群山高速バスターミナル 群山駅から南西に4kmの、市街地に所在。発着はソウル高速バスターミナル行きのみで、昼間20分間隔で運行、所要時間2時間35分。
- 群山市外バスターミナル 高速バスターミナルの並びにある。東ソウルバスターミナル行きは60~90分間隔の運行。大田行きは60分間隔、光州行きは40分間隔。大邱へは大邱西部市外バスターミナルへの運行。その他仁川国際空港・金堤・釜山総合高速バスターミナル等への便がある。また、全州・益山への便は1時間に4本以上と多く、ターミナルビルは通常の市外バスターミナルビルと高速バスターミナルの間に別に設けられている。
道路
- 西海岸高速道路(15号線)
- 東群山インターチェンジ - 群山サービスエリア(木浦方向のみ)- 群山インターチェンジ - 群山サービスエリア(ソウル方向のみ)
空港
群山空港はイースター航空が本拠とする空港である。
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軍事
スポーツ
韓国プロ野球の起亜タイガースが、群山月明総合運動場野球場において年間数試合の主催試合を行っている。
メディア
全州を拠点とする各局のエリアであり、テレビ局においては市内に中継局が所在している。かつては西海放送が存在していたが、言論統廃合で韓国放送公社(KBS)に統合され、現在はKBS第3ラジオの中継局が市内に所在している。
姉妹都市
出身著名人
脚注
関連項目
外部リンク
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