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藤森駅

京都府京都市伏見区にある京阪電気鉄道の駅 ウィキペディアから

藤森駅map
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藤森駅(ふじのもりえき)は、京都府京都市伏見区深草極楽町にある、京阪電気鉄道京阪本線。駅番号はKH32

概要 藤森駅*, 所在地 ...
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概要

駅周辺には京都聖母学院小学校や京都教育大学などの学校が立地し、学生の利用が多くなっている。また2021年令和3年)に無人化された京都府内の京阪の駅では最多の乗降客数である。

JR藤森駅や駅名の由来となった藤森神社には南隣の墨染駅の方が近い。一方で名神深草バスストップへは龍谷大前深草駅よりも当駅の方が近くなっている。このことから、1980年頃までは名神ハイウェイバスの日本急行バス(現:名鉄観光バス)への乗換を案内していたことがある(この時期には各ホームに乗り換えを示す電照看板や「ハイウェイバスのりかえ」の案内標識のほか、改札近傍には電照式の時刻表もあった)。

ハイウェイバスの乗換案内を行わなくなってから2000年平成12年)頃までは車内放送の際、駅名の後に「科学センター前」と呼称していた。

歴史

要約
視点

京阪線の開通と同時に師団前駅として開業。駅名由来は大日本帝国陸軍第十六師団の司令部(現在の京都聖母学院中学校・高等学校)の側にあったことからで、駅周辺の師団街道直違橋通を繋ぐ3つの軍道には、列車の運行が陸軍の訓練や演習に支障をきたさないようにと開通時からそれぞれ高架橋が造られた。1941年、「駅名が陸軍師団の所在地を示す」として現駅名『藤森駅』に改められた。

また戦前から駅の柱や梁を藤森神社の藤の花に色「藤色(紫)」に塗られたが戦争の激化で「爆撃の目印」にならないようにグレーに塗り直され、1980年代にプラットホームの柱や梁を藤色に塗り直された[2]

以前は駅舎(改札口)は淀屋橋方面ホーム側のみにあり、現在の東側南改札口が唯一の改札口で大阪行きホームのみ車イス対応のスロープが設置されていた。北側は聖母学園生徒学生専用出入口、売店などがあったが現在は改札口が設けられている。出町柳方面ホームへは改札内の地下道で連絡しているだけで、トイレも西側の階段の途中に造られていた。2008年3月、京都市との合同で西改札口の設置・改札階と上下ホームを結ぶエレベーターの設置の整備計画が発表[3]され、京都市の援助を得て駅のバリアフリー化工事が進められ2009年9月26日に西改札口が造られ、トイレも改良された。2010年3月26日に京都行きホームへ車イス対応エレベーターの設置工事が竣工[4]した。しかし駅の特徴の一つだった紫色に塗られたホームの柱は、他駅と同じグレーに塗りなおされた。

年表

  • 1910年明治43年)4月15日:京阪本線開業と同時に、師団前駅として設置。
  • 1941年昭和16年)9月1日藤森駅に改称[5](師団所在地であるため防諜上の理由)。
  • 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(阪急)の駅となる。
  • 1946年(昭和21年)2月15日:急行運転の再開、急行停車駅に[6]
  • 1949年(昭和24年)
    • 8月1日:ダイヤ改正で急行通過駅に[7]
    • 12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
  • 1967年(昭和42年)9月7日:駅改良工事竣工[5]
  • 1968年(昭和43年)7月21日:上りホームを踏切北側へ移設、地下道使用開始[5]
  • 1971年(昭和46年)11月29日:学生専用出口開設[5]
  • 1977年(昭和52年)3月30日:駅の西側に京阪電鉄初の分譲マンション「ローズマンション藤の森」の分譲開始。
  • 1978年(昭和53年)3月30日:「ローズマンション藤の森」竣工、京阪藤の森ビル竣工[8]
  • 1992年平成4年):プラットホームの屋根が延長される[9]
  • 1994年(平成6年):自動改札機設置[10]
  • 1999年(平成11年)3月29日:大阪行きホームに車椅子用スロープ設置。
  • 2003年(平成15年):「二代目おけいはん」(江本理恵)が出演するCM撮影に使われる。
  • 2008年(平成20年)2月:ホーム異常通報装置設置[11]
  • 2009年(平成21年)9月26日:西改札口、開設[5]
  • 2010年(平成22年)3月26日:身体障害者対応エレベーター2基設置[3]
  • 2016年(平成28年)3月19日:ダイヤ改正で日中の普通電車の運用が無くなり、準急のみ停車する時間帯が生まれた。
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駅構造

相対式2面2線ホームを持つ地上駅。出町柳方面ホームは淀屋橋方面ホームより北側へ数両分ずれて設置されており、ホームの真上を名神高速道路が通っている。改札口は東西両側にあり、1990年代半ばに自動改札機が導入された。駅の南側には踏切が、北側には地下自由通路が駅の両側を通じている。バリアフリー設備として、車イス対応のエレベーター・多目的トイレが設置されている。

1980年代半ばより、駅名にちなんでホームの柱を薄紫(藤色)に塗りかえられていたことがある[2]

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...

利用状況

近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り[13][14]

さらに見る 年度, 乗降人員 ...

駅周辺

駅舎のすぐ東側を琵琶湖疏水鴨川運河)が流れており、1928年(昭和3年)に竣工した堀田橋(歩行者専用)が架けられている。

藤森神社は隣の墨染駅が最寄りとなる。

バスのりば

京阪藤森駅には、バス路線は乗り入れていない。

深草西浦町
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩5分の師団街道沿いにある。
藤ノ森
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩5分の師団街道沿いにある。京阪バスは1988年6月までは「京阪藤ノ森駅口」と称していたが、現在は京都市営バスに停留所名を合わせて統一している。かつては奈良方面や淀、久御山団地に行くバスも数便設定されていたが、いずれも廃止されている。
深草バスストップ(京都深草)
バス停は駅前ではなく、駅から徒歩6分(約500 m)の名神高速道路上にある。
関東中部信越北陸大阪方面へ向かう高速バスが発着する。
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その他

  • テレビアニメの「たまこまーけっと」は、当駅付近が舞台の1つとなっている。東側駅舎・北改札口を忠実にスケッチしたと思われる場面が主人公らの乗降場面に登場するほか、駅前の堀田橋も頻出する。

隣の駅

京阪電気鉄道
京阪本線
快速特急「洛楽」・ライナー・特急・通勤快急・快速急行・急行
通過
通勤準急(平日朝下りのみ運転)・準急・普通
墨染駅 (KH31) - 藤森駅 (KH32) - 龍谷大前深草駅 (KH33)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

関連項目

外部リンク

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