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賞金ランキング (囲碁)
囲碁棋士が棋戦を通じて獲得した通算金額のランキング ウィキペディアから
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囲碁の賞金ランキング(いごのしょうきんランキング)とは、囲碁棋士が棋戦を通じて獲得した通算金額のランキングである。年次でランキングが発表される。獲得金額は「賞金」と「対局」から構成されるが (詳細は#ランキングの仕組みで後述)、報道機関によって「年間賞金・対局料ランキング」[1]、「賞金ランキング」[2]などと表記に差がある。
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なお、囲碁棋士には棋戦以外での活動(執筆活動による印税、アマチュアへの指導料など)による収入もあるため、ここに示されている金額がすなわち囲碁棋士の年収になるわけではない。棋戦以外での活動による収入が棋戦で獲得した賞金・対局料を上回るケースも多い[3]。
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ランキングの仕組み
日本国内には日本棋院と関西棋院の2団体があり、両棋院はそれぞれの所属棋士に限定して独自に賞金ランキングを算出している。金額は勝者への「賞金」と対局者への「対局料」を合算したものである。
一部の王冠戦のような参加棋士が限られる棋戦、年齢に制限のある若鯉戦やマスターズカップなどの棋戦での賞金・対局料も含まれる。また、経年での賞金額の変化は、棋戦の新設や廃止、賞金額の変動や制度の変更[4][5]などの影響を受けていることがある。
なお、女流棋士の賞金額には女流棋戦で獲得した賞金も合算されているため、男性の棋士とは単純に比較できない。たとえば、2009年の謝依旻は日本棋院の賞金ランキングで9位 (1503万円) に入っているが、謝が獲得した女流名人戦(優勝賞金500万円[6])と女流本因坊戦(優勝賞金580万円[7])の賞金を仮に除すると、賞金ランキングは9位から16位まで下がる[8]。
昇段規定における賞金ランキング
→詳細は「囲碁の段級位制」を参照
日本棋院や関西棋院の昇段規定では「賞金ランキングによる昇段」があるが、これは七大棋戦のみが対象となっており[9]、前述した賞金ランキングとは「賞金」の定義が異なる。そのため女流棋士のみが出場できる女流棋戦や年齢制限のある棋戦、全棋士参加でない棋戦などは当然含まれず、年齢や性別に影響されることの無い公平なランキングが基準となっている。
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日本
要約
視点
2017年12月12日現在[update]、現役の棋士は日本棋院所属が338名 (うち女流棋士は66名)[10]、関西棋院所属が137名 (うち女流棋士は23名)[11] となっている。
年間賞金ランキング(2021年までは日本棋院のみ)
日本棋院発表の年間賞金ランキングは業界紙『週刊碁』などに掲載される他、公式サイト上でも無料で一部確認できる[8]。
2021年までは日本棋院が公開する日本棋院に所属する棋士の年間賞金ランキングトップ10である。2022年からは関西棋院に所属する棋士も含む。太字はその年の最優秀棋士賞受賞者。その年獲得した七大棋戦または公式女流棋戦を付記している。括弧つきは女流タイトル。
2021年までの関西棋院
過去の関西棋院は日本棋院に比較すると賞金ランキングの公開には消極的であった。たとえば、2011年の賞金ランキングについては「ランキングの詳細は公表しないが、1千万円以上獲得した棋士は3人いる[22]」としている。以下は公開されたデータの一部である。
歴代賞金王
単位は万円。一万円未満は切り捨てている。保持タイトルは各年の全棋戦終了時点で保有しているタイトルを表す。
女流棋士賞金トップ
日本棋院に所属する女流棋士のうち、最も高い賞金を挙げた棋士を記載する。1万円未満は切り捨てている。括弧つきは次点。
- 2023年 上野愛咲美 2837万円(藤沢里菜 1511万円)
- 2022年 上野愛咲美 2874万円(藤沢里菜 2443万円)
- 2021年 藤沢里菜 3199万円(上野愛咲美 2350万円)
- 2020年 藤沢里菜 2741万円(上野愛咲美 1754万円)
- 2019年 藤沢里菜 2659万円(上野愛咲美 2077万円)
- 2018年 藤沢里菜 2189万円
- 2017年 藤沢里菜 2404万円(謝依旻 2047万円)
- 2016年 謝依旻 2976万円(藤沢里菜 1175万円)
- 2015年 謝依旻 2109万円
- 2014年 藤沢里菜 1673万円(謝依旻 1293万円)
- 2013年 謝依旻 1458万円
- 2012年 謝依旻 1569万円
- 2011年 謝依旻 2027万円(向井千瑛 728万円)
- 2010年 謝依旻 1882万円
- 2009年 謝依旻 1502万円
- 2008年 謝依旻 1582万円(加藤啓子 935万円)
- 2007年 謝依旻 1091万円(加藤啓子 993万円)
- 2006年 青木喜久代 869万円(万波佳奈 831万円)
- 2005年 小林泉美 1025万円
- 2004年 知念かおり 1097万円(小林泉美 1064万円)
- 2003年 小林泉美 1800万円
- 2002年 小林泉美 1104万円
- 2001年 小林泉美 1507万円(青木喜久代 907万円)
- 2000年 青木喜久代 1311万円
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日本以外
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関連項目
脚注
参考文献
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