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007/死ぬのは奴らだ (映画)
1973年のアクションスパイ映画 ウィキペディアから
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『007/死ぬのは奴らだ』(ダブルオーセブン しぬのはやつらだ、Live And Let Die)は、イアン・フレミングの同名小説を原作とした、ガイ・ハミルトン監督の1973年のスパイアクション映画。映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの第8作目。ジェームズ・ボンド役を、3代目のロジャー・ムーアが最初に演じた作品である。
前作『007/ダイヤモンドは永遠に』で一度限りの復帰となったショーン・コネリーの後継者として、新しいジェームズ・ボンド役に指名されたのがロジャー・ムーアである。ムーアはこのオファーを受けるのは初めてではなく、シリーズ第1作『ドクター・ノオ』を製作する際にも指名されたが、当時は多忙のため断っていた。それから10年後、ムーアはようやく46歳でボンド役を射止めた(ムーアはショーン・コネリーよりも3歳年上である)。彼が演じるボンドはコネリー時代のハードな部分が削られ、軽妙でユーモラスな007となった。コネリーのボンドもジョークをよく発したが、ムーアはジョークをさらに増やした。
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ストーリー
カリブ海の島国、サン・モニークを調査していたイギリス情報部員が相次いで3人殺害された。さっそくアメリカに飛んだボンド(ロジャー・ムーア)は、フィリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)とともにサン・モニークの首相、Dr.カナンガ(ヤフェット・コットー)を捜査する。カナンガは自らハーレムの大物Mr.ビッグに変装し、レストランチェーン「フィレ・オブ・ソウル」を通じて麻薬を無料で配布し、アメリカに麻薬中毒患者を増加させ、その後に麻薬の値段を吊り上げることで荒稼ぎしようとしていた。Dr.カナンガにタロットカードで指示を与える謎の美女、ソリテア(ジェーン・シーモア)から情報を得るため、ボンドはカリブ海へ向かった。
キャスト
要約
視点

- ジェームズ・ボンド - ロジャー・ムーア
- Dr.カナンガ / Mr.ビッグ - ヤフェット・コットー
- ソリテア - ジェーン・シーモア
- ロージー・カヴァー - グロリア・ヘンドリー
- サメディ男爵 - ジェフリー・ホールダー
- ティー・ヒー - ジュリアス・W・ハリス
- G.W.ペッパー保安官 - クリフトン・ジェームズ
- ハミルトン - ボブ・ディックス
- アダム - トミー・ライン
- ミス・カルーゾー - マデリン・スミス
- ストラッター - ロン・サットン
- クォレル・Jr - ロイ・スチュワート
- ウィスパー - エアリー・ジョイ・ブラウン
- タクシードライバー1 - アーノルド・ウイリアムズ
- Mrs.ベル - ルース・ケンフ
- チャーリー - ジョー・シットウッド
- 販売員 - クビ・チャーズ
- 歌手 - B・J・アーナウ
- フェリックス・ライター - デヴィッド・ヘディソン
- M - バーナード・リー
- マネーペニー - ロイス・マクスウェル
- スタント - ボブ・シモンズ
- ボートスタント - ジェリー・カモー
- スタントドライバー - モーリス・パチェット
- ワニ園スタント - ロス・カナンガ[3]
ボンドガール
イギリスの首都ロンドン生まれの女性、ジェーン・シーモアがボンドガールに選ばれた。シーモアは後に、IGNエンターテインメントの「トップ10ボンド・ベイブズ」で10位にも選ばれている[4]。
1973年、シーモアはこの映画でボンドガール、ソリテアとしての役割を果たし、国際的な知名度を得た。
日本語吹替
※キングレコードから発売の特別版DVDにはTBS版の2バージョンの吹替を収録。
- TBS旧版 - 初回放送1981年4月6日(月)21:02-23:25 『月曜ロードショー』(本編約120分)
- ※ムーア時代から、日本での007作品テレビ初放映は延長枠が恒例となった[7]。
- TBS新版 - 初回放送1988年1月19日(火)20:00-21:54 『ザ・ロードショー』
- ソフト版 - 初出、2006年11月22日発売 DVD アルティメット・コレクション
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スタッフ
- 監督 - ガイ・ハミルトン
- 製作 - ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
- 脚本 - トム・マンキーウィッツ
- 音楽 - ジョージ・マーティン
- 撮影 - テッド・ムーア
- 特撮 - デレク・メディングス
- 美術 - スティーブン・ヘンドリックソン
- 衣裳 - ジェリー・ハリス
- テーマ曲 - モンティ・ノーマン
- 主題歌 - ポール・マッカートニー&ウイングス
- 作曲 - ポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー(007 死ぬのは奴らだ (曲)を参照)。
- メインタイトル・デザイン - モーリス・ビンダー
日本語版
主題歌
→「007 死ぬのは奴らだ (曲)」も参照
ポール・マッカートニー&ウイングスが起用され、同タイトル曲を担当した[8]。全英シングルチャートで最高位9位、アメリカのBillboard Hot 100で最高位2位を獲得し、映画と共に大ヒットとなった。007の主題歌が英米両方のチャートでトップ10入りしたのは、この曲が初めてだった。また、映画のサウンドトラックは、プロデューサーのジョージ・マーティンが担当し、ビートルズ時代以来の共演となった。同サウンドトラック・アルバムは、『ビルボード』誌アルバム・チャートでは、最高位17位だった。
興行成績
1973年の映画の世界興行成績で第3位[9]。日本では、1973年度の外国映画配給収入の第2位。
脚注
外部リンク
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