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1980年中華民国立法委員増額選挙

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1980年中華民国立法委員増額選挙
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1980年中華民国立法委員増額選挙(1980ねんちゅうかみんこくりっぽういいんぞうがくせんきょ、: 1980年中華民國立法委員選舉)は、1980年民国69年)12月6日に行われた中華民国台湾)の立法府である立法院を構成する立法委員を選出する選挙である。

概要 立法院97議席70(台湾地区)・27(華僑), 投票率 ...
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中華民国立法院

中華民国政府が台湾に移転する前の、1948年に実施された第1回立法委員選挙の後、中国共産党政権(中華人民共和国)の誕生で大陸地区における立法委員の改選が事実上不可能となり、そのまま議員職に留まり続けている資深(古参)議員を除く、増額委員97名(台湾地域で改選される70名と総統により任命される華僑27名)が選出された。

国民大会代表第2次増額選挙中国語版も同日に行われた。

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概要

1972年6月29日に改正された「動員戡乱時期における自由地区での中央民意代表増額選挙法中国語版」により定期的な増額選挙を実施することが決定されており、1975年に選出された増額委員の任期満了に伴い1978年に行われる予定であった[1]。しかし直前に米台断交が発表されたことを受け、蔣経国総統動員戡乱時期臨時条款に基づく総統緊急処分令を発令し、2年延期された。

また、米台断交による国際的な孤立に加えて、国内で発生した美麗島事件に対する妥協を強いられた結果、1980年5月14日、「動員戡乱時期における自由地区での中央民意代表増額選挙法」が改正され、「動員戡乱時期における公職人員選挙罷免法中国語版」となった。新たに、同一選挙区内で4つの議席のうち1つは女性でなくてはならないと定めるクオーター制の導入や罷免(リコール)制度も定められた[2]

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選挙区

1979年に直轄市に昇格し台湾省から離脱した高雄市には定数5議席の高雄市選挙区が設置され、前回選挙の第五選挙区からは離脱した。そのため、前回選挙と比べ定数はほぼ倍増したが、台湾省第五選挙区の定数はほとんど増えなかった。

選出された97人の任期は3年である。

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選挙データ

投票日

改選数

台北市選挙区:8名
高雄市選挙区:5名
第一選挙区:8名(台北県宜蘭県基隆市
第二選挙区:6名(桃園県新竹県苗栗県
第三選挙区:9名(台中県彰化県南投県台中市
第四選挙区:8名(雲林県嘉義県台南県台南市
第五選挙区:5名(高雄県屏東県澎湖県
第六選挙区:2名(花蓮県台東県
福建省選挙区:1名(金門県連江県
農民団体:4名
漁民団体:2名
工人団体:4名
工業団体:2名
商業団体:2名
教育団体:2名
平地山胞選挙区:1名
山地山胞選挙区:1名
第一選挙区:2名(北東アジア
第二選挙区:5名(香港マカオ
第三選挙区:7名(その他のアジア
第四選挙区:5名(北米
第五選挙区:1名(中南米
第六選挙区:2名(ヨーロッパ
第七選挙区:1名(アフリカ
第八選挙区:1名(オセアニア
不分区:3名

選挙制度

  • 有権者:20歳以上の中華民国国籍保有者
    • 有権者数:9,921,965人
区域:8,545,289人
原住民:148,817人
職業団体:1,227,859人
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選挙結果

区域:65.44%
原住民:69.32%
職業団体:72.41%
さらに見る 党派, 得票数 ...

当選者

  中国国民党    中国青年党   無所属 

さらに見る 台北市, 全市 ...

参考文献

  • 台湾研究所編『台湾総覧 1981年版』(台湾研究所)

脚注

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