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1989年のロードレース世界選手権
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1989年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第41回大会である。
1989年の FIMロードレース世界選手権 |
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前年: | 1988 | 翌年: | 1990 |
シーズンの概要
シーズンオフにヤマハからホンダに移籍し周囲を驚かせたディフェンディング・チャンピオンのエディ・ローソンがシーズンを通し安定した戦いぶりを示し、ウェイン・レイニーとの激しいタイトル争いを制して500ccクラスでは初めてとなる異なるメーカーのマシンでの2年連続チャンピオン獲得という偉業を成し遂げた。レイニーは第13戦スウェーデンGPの転倒リタイアが響き一歩及ばなかった。そのレイニーと開幕戦の鈴鹿で激しいバトルを演じ優勝したケビン・シュワンツは最多の6勝を挙げながらも、優勝か転倒かという極端な成績で安定感を欠き、タイトル争いには食い込めなかった。
その他、タイトル奪回が目標だったワイン・ガードナーは自国オーストラリアGPで凱旋勝利を飾ったが、その後のラグナ・セカでの転倒で足を骨折し、シーズンの大半を棒に振ってしまった。もう一人のオーストラリア人であり、この年がデビューシーズンとなったロスマンズ・ホンダのミック・ドゥーハンは総合9位にとどまったが、ホッケンハイムリンクで3位表彰台を獲得するなど健闘した。現役復帰を表明して話題を集めたフレディ・スペンサーは、ローソンの抜けたマールボロ・ヤマハチームからのカムバックとなったが往年の速さを取り戻すことはできず、シーズン途中でチーム離脱を余儀なくされた。
大雨による混乱がしばしば発生したのもこのシーズンの特徴であり、ベルギーGPは危険と判断した主催者の判断で3ヒート制となったが、これは本来のレギュレーションに反する形であったため、FIMは3ヒート目を無効として本来の半分のポイントとした。逆に主催者が続行としたミサノでのイタリアGPは、コースの安全性の問題を理由にトップライダーのほとんどがボイコットする事態になり、ワークス勢として唯一出場した地元イタリア人ライダーのピエール・フランチェスコ・キリがGP初優勝を飾り、普段は注目されることも少ないプライベーター勢が上位を独占する結果となった。
250ccクラスでは、ホンダのスペイン人シト・ポンスが圧倒的な強さを発揮し2年連続チャンピオンとなり、125ccでは同じくスペイン人のティーンエイジャー、アレックス・クリビーレがJJ コバスのマシンでタイトルを獲得した。1989年限りで廃止が決定していた80ccクラスは、デルビを駆るマニュエル・エレロスが最後のチャンピオンとなったが、全6戦で1勝もしないままタイトルを獲得したため、全クラス通じて史上初の「シーズン1勝も挙げなかったチャンピオン」となった[1]。
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GP
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ラウンド | GP | サーキット | 80ccクラス優勝 | 125ccクラス優勝 | 250ccクラス優勝 | 500ccクラス優勝 |
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鈴鹿 | ![]() |
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フィリップ・アイランド | ![]() |
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ラグナ・セカ | ![]() |
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ホッケンハイム | ![]() |
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ザルツブルクリンク | ![]() |
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リエカ | ![]() |
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アッセン | ![]() |
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スパ | ![]() |
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ル・マン | ![]() |
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ドニントン | ![]() |
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アンダーストープ | ![]() |
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最終成績
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脚注
外部リンク
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