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BLACKPINK

韓国の4人組ガールズグループ ウィキペディアから

BLACKPINK
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BLACKPINK(ブラックピンク、: 블랙핑크、様式化: BLΛↃKPIИK)は、韓国の4人組ガールズグループ[2]。略称はブルピン: 블핑)。YGエンターテインメント所属。

概要 基本情報, 出身地 ...

女性の音楽グループとして世界最大のファンダムを有し、2020年ブルームバーグ誌「世界で最も影響力のあるポップスター」に選ばれた[3]

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概要

要約
視点

YGエンターテインメントから2NE1以来7年ぶりのガールズグループとして、2016年8月8日にシングルアルバムSQUARE ONE』より「BOOMBAYAH」と「WHISTLE」でデビュー[4]

グループ名のBLΛↃKPIИKは、最も綺麗な色として女性的なイメージを喚起するPINKに、それを少し否定する意味で強さや悪意を含意することの多いBLACKをつけて、あえて形容矛盾を取り入れ、「美しいものが全てではない」「外見美や女性らしさという既存の尺度から完全なる魅力は帰納し得ない」[要出典]ことを主張する[5]またCおよびNの反転をもって、固定観念の打破と原始的本質への回帰を促す[要出典]女性の真に魅力的な完全理想体を、従来の発想では対立するBLACKとPINKの共存と融合の達成、そしてその探求であると説き[要出典]ガールクラッシュを原理とした「ブラックピンク=レボリューション」の実現を掲げる[6][7]

ファンクラブ名はBLINK(ブリンク、: 블링크、様式化: BLIИK)[8]。世界最大のファンダムで、個人を含めたSNSの総フォロワーは3億人を超える。YouTubeの登録者数は、アーティストとして最大である9500万人を保持している。

2021年には第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)、および国際連合持続可能な開発目標(SDGs)の広報大使に就任[9][10]。この際のメッセージ発信が評価され、2023年にメンバー4人は英国王チャールズ3世から大英帝国勲章(MBE)を授与された[11]

世界的なファッションアイコンとしても活躍し、ジスディオールカルティエトミー・ヒルフィガー[12][13][14]ジェニーシャネルカルバン・クライン[15]リサルイ・ヴィトンブルガリ、M・A・C[16][17]ロゼイヴ・サンローランティファニー[18]のアンバサダーを務める。

2023年7月時点で、YouTubeで公開された動画累計再生数は325億回を超え、公式YouTubeチャンネルのチャンネル登録者数も世界の男女アーティストを合わせて最も多い数字を記録している[19]。公開されたミュージックビデオのうち「DDU-DU-DDU-DU」、「KILL THIS LOVE」、「BOOMBAYAH」、「AS IF IT'S YOUR LAST」、「How You Like That」の5作品が再生数10億回以上を記録[19]。「DDU-DU-DDU-DU」は、KーPOPグループとして初の20億回再生を達成した。1億回再生を達成した作品は、41作品にものぼる。

言語学者であり美術家でもある野間秀樹は、著書『K-POP原論』で「音楽の枠を超えた」K-POPを知るためのミュージックビデオを150本挙げ、入門者が参照すべき代表的な「Kアート作品」として4本の動画を挙げている。当該の4本のうち2本がBLACKPINKの「DDU-DU-DDU-DU」のミュージックビデオと「How You Like That」のダンス映像である。『K-POP原論』の韓国語版では400本以上のK-POP動画作品が挙げられ、やはりそこでも代表格として同じくBLACKPINKの2作品を挙げている。K-POPを「総合的なアート」として把握する同書において、単なる音楽の枠に留まらないアートとしての典型例としてもBLACKPINKの作品が位置づけられている[20]

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来歴

要約
視点

2016年

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第8回メロンミュージックアワードにて(2016年11月19日)

6月29日、YGエンターテインメント2NE1以来の7年ぶりのガールズグループとして[21]、メンバーとグループ名、そしてティザー映像を公開

[22][23]

8月8日、1stシングルアルバム『SQUARE ONE』をリリース[21][24]。同日にモバイルライブ映像配信アプリのV LIVEを通じて、デビューショーケースを開催[25][26]。デビューシングルの1つである。「BOOMBAYAH」はBekuh BOOMによって書かれ、パク・テディによってプロデュースされた[27]。付随するミュージックビデオは、2NE1の「I AM THE BEST」、BIGBANGの「FANTASTIC BABY」などを手掛けたソ・ヒョンスンが担当した[28]。もう1つのデビュー・シングル「WHISTLE」は、テディとBekuh BOOM[29][30] によって書かれたミニマルなヒップホップトラックである[31]

8月14日、音楽番組SBS人気歌謡」に出演し、初のパフォーマンスを披露した[32]

11月1日、2ndシングルアルバム『SQUARE TWO』をリリース[33]。11月6日にSBS人気歌謡、10日にM COUNTDOWNにてカムバックした[34]

12月から翌年の頭にかけて、第18回Mnet Asian Music Awards、第8回Melon Music Awards、第1回Asia Artist Awards を含む多数の授賞式で、新人賞を受賞[35]

2017年

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2017 KOREA MUSIC FESTIVALにて(2017年10月1日)

6月22日、1stシングル「AS IF IT'S YOUR LAST」をリリース[36]

7月20日、日本武道館にて「BLACKPINK PREMIUM DEBUT SHOWCASE」を開催[37][38]

8月27日、味の素スタジアムにて「a-nation 2017」のトップバッターとして出演[39]

8月30日、日本1stミニアルバム『BLACKPINK』をリリースし、日本デビュー[37][40]。同アルバムはオリコンのアルバム週間ランキング9月11日付で初登場1位を記録した[41]

9月2日、さいたまスーパーアリーナにて「マイナビ presents 第25回 東京ガールズコレクション 2017 AUTUMN/WINTER」のメインアーティストとして出演[42]

9月3日、ワールド記念ホールにて、「神戸コレクション 2017 AUTUMN/WINTER」のゲストアーティストとして出演[43]

2018年

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第32回ゴールデンディスク賞にて(2018年1月10日)

1月6日から8月17日まで、JTBC制作のリアリティ番組『BLACKPINK HOUSE』をV LIVEにて放送。

3月28日、日本1stミニアルバム『BLACKPINK』のリパッケージアルバム『Re: BLACKPINK』をリリース[44]

3月31日、横浜アリーナにて「マイナビ presents 第26回 東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」のメインアーティストとして出演[45]

6月15日、1stミニアルバム『SQUARE UP』をリリース[46]

7月24日から12月24日まで、初の日本ツアーとなる「BLACKPINK ARENA TOUR 2018」を開催[47]。7月に大阪城ホール、8月に福岡国際センター幕張メッセ、12月に京セラドーム大阪にて開催された。海外ガールズグループ史上初となる京セラドーム公演となった。

8月22日、日本1stシングル「DDU-DU DDU-DU」をリリース。

10月19日、デュア・リパとコラボレーションした楽曲「Kiss and Make Up」を世界同時にリリース[48]

11月10日から2020年2月22日まで、初のワールドツアーとなる「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR [IN YOUR AREA](以下、IN YOUR AREAワールドツアー)」を開催。

11月12日、ジェニーがシングル「SOLO」でメンバー初のソロデビューを果たした[49]

12月5日、日本1stアルバム『BLACKPINK IN YOUR AREA』をリリース[50]

2019年

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第33回ゴールデンディスク賞にて(2019年1月6日)

4月5日、2ndミニアルバム『KILL THIS LOVE』をリリース。4月9日にはタイトル曲「Kill This Love」の公式MVの再生回数が1億回を突破、史上最速で1億回再生を突破したMVとなった(当時)[51]

4月12日、19日にアメリカカリフォルニアで行われた野外音楽フェスティバル「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」に、K-POPガールズグループとして史上初めて出演した[52]

8月18日、「SUMMER SONIC 2019」に出演。

8月26日、アメリカレコード協会(RIAA)がシングル「DDU-DU DDU-DU」が50万ユニットを獲得し、ゴールド認定を受けたことを発表した。K-POPガールズ・グループがゴールド認定を受けるのはこれが初めてのこととなる[53]

10月16日、2ndミニアルバム『KILL THIS LOVE』のジャパン・エディションとして、日本2ndアルバム「KILL THIS LOVE -JP Ver.-」をリリース[54]

11月11日、YouTubeに投稿された「DDU-DU DDU-DU」の公式MVの再生回数がK-POPグループとして初となる10億回を突破した[55]

12月4日、IN YOUR AREAワールドツアーの東京ドーム公演を開催。K-POPのガールズグループ史上4組目となる東京ドーム公演となった。

2020年

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PUBG MOBILE コラボメッセージ動画より(2020年10月)

1月4と5日、IN YOUR AREAワールドツアーの京セラドーム大阪公演を開催。

2月22日、IN YOUR AREAワールドツアーの最終公演となるPayPayドーム公演を開催。

5月29日、レディー・ガガとコラボレーションした楽曲「Sour Candy」を世界同時配信[56][57]。世界57ヶ国のiTunesチャートで1位を獲得した[58]

6月26日、1stフルアルバム『THE ALBUM』の先行公開曲となる、1stプレリリースシングル「How You Like That」をリリース[59][60][61]。配信開始直後、世界64カ国のiTunesソングチャートで1位になり、Spotifyグローバルトップ50チャートで2位になった[62]。また、韓国時間18時に公開されたミュージックビデオは24時間で8,630万回再生を突破し[63]、公開から約32時間で1億回再生を突破した[64]。これは「24時間で最も多く視聴されたYouTube動画」、「最も早く1億回再生超えたYouTube動画」であり、これを含む5部門でギネス世界記録に認定された[65]。また、同日にTwitterの公式アカウントを開設した[66]

7月17日、1stプレリリースシングル「How You Like That」のSPECIAL EDITIONをリリース[67][68]

8月28日、セレーナ・ゴメスとコラボレーションした2ndシングル「Ice Cream」をリリース[69][70][71][72]

10月2日、1stフルアルバム『THE ALBUM』をリリース[73]。発売日だけで59万枚以上売り上げ[74]、K-POP歴代ガールズグループの初日、初週、月間売上の最多記録となった。また、アルバムが100万枚以上の売上を達成した初めてのK-POPガールズグループとなった[75]

10月14日、Netflixオリジナル映画『BLACKPINK 〜ライトアップ・ザ・スカイ〜』を公開[76]

2021年

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PUBG MOBILE コラボメッセージ動画より(2021年3月21日)

1月31日、オンラインコンサート「YG PALM STAGE - 2021 BLACKPINK:THE SHOW」を開催[77]

2月25日、ソウルの英国大使公邸で開かれた委嘱式にて、11月1日よりスコットランドグラスゴーで開催される「第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)」の広報大使に就任[9]

3月12日、ロゼがアルバム『R』で、ジェニーに続く2人目のソロデビューを果たした[78]

8月3日、日本1stフルアルバム『THE ALBUM -JP Ver.-』をリリース[79]

8月4日、デビュー5周年記念プロジェクト「4+1 PROJECT」の一環として、映画『BLACKPINK THE MOVIE』を公開[80]

9月、YouTube登録者がジャスティン・ビーバーを抜いて、アーティスト部門で世界No.1に躍り出た[81]

9月10日、リサがアルバム『LALISA』で、ジェニー、ロゼに続く3人目のソロデビューを果たした。

9月18日、国際連合が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の広報大使に就任[10]

11月1日と2日、イギリスボリス・ジョンソン首相が主催する首脳級会議に、COP26の広報大使としてビデオメッセージで参加。SDGsに賛同し、気候変動への問題意識向上と環境保護への取り組みを呼びかけた[82][83]

2022年

7月23日から31日まで、オンラインゲームPUBG MOBILE内でインゲームコンサート『THE VIRTUAL』を開催し、未公開曲『Ready For Love』を含むパフォーマンスを行った[84]。7月29日、『Ready For Love』のバーチャルMVが公開された[85]

8月1日、公式SNS上で今後の活動プロジェクトを予告。8月中に先行公開シングル、9月には2年ぶりとなるフルアルバム『BORN PINK』をリリース[86]

8月19日、先行公開シングル『Pink Venom』を配信限定でリリース[87]

9月16日、2ndフルアルバム『BORN PINK』をリリース。

9月19日、アメリカのニューヨークの国際連合本部で開かれたSDGsに関する会合に、広報大使としてビデオメッセージで参加し、気候変動対策への協力を呼びかけた[88]

10月15日から2023年9月17日まで、2回目のワールドツアーとなる「BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK](以下、BORN PINKワールドツアー)」を開催。2023年4月報道された記事によると、本ワールドツアーではスパイス・ガールズ記録を破り、ガールズグループワールドツアー史上最大収益を上げた[89]。欧州ツアー中に開かれたフランスコンサートでは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領とブリジット・マクロン大統領夫人も観覧した[90]

2023年

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コーチェラ・フェスティバル2023にて(2023年4月15日)

3月31日、ジスがアルバム『ME』で、メンバー内最後のソロデビューを果たした。

4月8日と9日、BORN PINKワールドツアーの東京ドーム公演を開催し、2日間で計11万人を動員。

4月15日と22日、アメリカのカリフォルニアで行われた野外音楽フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」にて、ヘッドライナーとして出演。本イベントにヘッドライナーとして出演するのは、KPOPアーティスト並びに全世界のガールズグループとして初の快挙となった。

6月3日と4日、BORN PINKワールドツアーの京セラドーム大阪公演を開催。

7月2日、イギリスロンドンで開催された音楽フェスティバル「BST Hyde Park」にて、ヘッドライナーとして出演。コーチェラへの出演と合わせて、米英の二大音楽都市の音楽フェスにヘッドライナーとして同時に出演した唯一のKPOPアーティストとなった。

11月22日、尹錫悦大統領の訪英に際し、イギリスのチャールズ3世国王がバッキンガム宮殿で主催した晩餐会に出席。2021年のCOP26にて広報大使を務めたことが評価され、国王から大英帝国勲章(MBE)が授与された。国王は韓国のポップカルチャーの世界的な広がりを賞賛し、バッキンガム宮殿の軍楽隊がK-POPのメドレーを演奏した[11][91]

12月6日、所属事務所のYGエンターテインメントが、メンバー4人全員がグループとしての契約を更新したことを発表[92]。これを受けて、この日の韓国市場における、YGの株価取引は一時29%上昇し、取引時間中としてここ10年余りで最大の上げとなった。契約金は412億ウォン(約46億8500万円)に上った。なお、個人活動については、全員がYGとの契約を終了。ロゼはYG傘下の事務所であるTHE BLACK LABELと契約し、他3人はそれぞれ個人事務所を設立した[93][94]

2025年

2月、これまで休眠状態だったが、ワールドツアーを発表しグループ活動を再開した[95]

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メンバー

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メンバー同士が練習生時代から親しい友人であり、またそれぞれに得意分野があることから、グループリーダーを決めていない[97][98]

ディスコグラフィ

要約
視点

韓国

  • 2016年 - 2018年:全ての韓国語楽曲に「-KR Ver.-」の記載がされている[注釈 5]
  • 2019年 - 現在:韓国語楽曲に「-KR Ver.-」の表記が無くなった[注釈 6]

ミニアルバム

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フルアルバム

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シングルアルバム

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シングル

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プレリリースシングル

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コラボレーション

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映像作品

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スペシャルトラック

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日本

2017年 - 2018年YGEX

2019年 -ユニバーサルミュージック

  • 「-JP Ver.-」記載あり - 日本語バージョンの楽曲。
  • 「-JP Ver.-」記載なし - 原曲 (韓国語) 、または英語楽曲。

シングル

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ミニアルバム

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アルバム

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リパッケージアルバム

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フルアルバム

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映像作品

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出演

映画

ウェブ番組

  • BLACKPINK HOUSE(2018年1月6日 - 8月17日、JTBCV LIVEYouTube
  • BLACKPINK DIARIES(2019年2月16日 - 10月27日、V LIVE・YouTube)
  • 24/365 with BLACKPINK(2020年6月13日 - 10月24日、V LIVE・YouTube)

CM

公演

要約
視点

BLACKPINK ARENA TOUR 2018

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BLACKPINK 2018 TOUR [IN YOUR AREA] SEOUL × BC CARD

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BLACKPINK 2019-2022 WORLD TOUR with KIA [IN YOUR AREA]

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BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA in JAPAN

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BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK]

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BLACKPINK WORLD TOUR [DEADLINE]

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オンラインコンサート

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ショーケース

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受賞歴

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音楽番組

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脚注

参考文献

外部リンク

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