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チューボー
日本の雑誌 ウィキペディアから
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チューボー(Chu→Boh 、chu-boh)は、文友舎が発行する女性アイドルグラビア専門誌(DVD付きムック)。モデルを原則女子中学生タレントに限定し、ジュニアアイドル誌に分類される。
創刊から2019年までは海王社発行だったが、同社の属するぶんか社グループの再編により、楽楽出版を経て2022年からは現在の発行元へと移管された。
姉妹誌「コーボー」についても本記事にて記述する。
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概要
要約
視点
『Chu→Boh』は2004年3月に創刊され[1]、Vol.2以降は隔月刊行されている[2][3]。奇数月3日発売。2021年1月の発行号で創刊100号を迎えた[4]。
誌名は中学生を意味する俗語「中坊」に由来する。
一般的なグラビア専門誌や週刊誌のグラビアページでは被写体となる女性を高校生以上とすることが多い中、中学生のグラビアの掲載に特化していることが特徴である。 モデルとなる女子中学生は制服・体操着といった衣装に加えて、体の露出の多いビキニを着用した水着姿やジュニアブラを着用した下着姿も披露していた。
姉妹雑誌に、女子小学生限定の『ショーボー』(Sho→Boh)、および女子高生限定の『コーボー』(Koh→Boh)がある。
ジュニアアイドル系グラビア雑誌としては、辰巳出版のU-15(15歳以下)誌『purepure』(ピュアピュア、2000年 - 2010年刊)が競合誌としてあったが、『Chu→Boh』は誌名どおり女子中学生に特化している点、水着グラビアが中心である点、各号に付属DVDがある点などが特徴である。
Chu→Boh学園
本誌内コンテンツや派生イベントなどでは、本誌や出演モデルを『チューボー学園』という架空の中学校とその生徒であると設定し、度々そのコンセプトに基づき展開される。
- 『学園生』にあたるタレントには、本誌デビュー順に『チューボー学園番号』が与えられる(学籍番号に相当。「Chu→Boh No.」などとも表記される)。
- 本誌グラビアに出演したタレントには原則的に学園番号が付与される
- ただし宣伝のため写真集等の素材が掲載される場合(パブ掲載)や、姉妹誌とのコラボレーション企画や本誌プレデビューなどで中学生以外のタレントが掲載された場合には番号が付与されず、「No.000」と表記される場合もある
- 番号は「出席番号」とは異なり生徒固有のもので、卒業後も別タレントに再使用されることはない
- 姉妹誌にも同様の学園番号が存在するが、それぞれが別の学校として独自にナンバリングしているため、同一タレントでも別の姉妹誌へ「進学」するとその雑誌での学園番号が新たに付与される
- 学園番号とは別に卒業期(『○期生』の呼称)も稀に使用されている。芸歴や誌面デビュー年度に関わらず、実年齢での同級生が『同期』となる
- 学園番号や卒業期は創刊翌年の2005年3月発売号(Vol.6)から設けられたが、その時点での中学3年生(2004年度卒業生)を起点としたため、創刊号のみ出演となった前2003年度卒業生には学園番号がない
- 実際の学校のように『生徒会長』などが選任され、連載などは生徒会や委員会の活動報告という形式で構成される事が多い
- 撮影等に参加すること、誌面に掲載されることを「出席」と呼ぶ
- 過去には進学に伴い生徒が入れ替わる時期に、『卒業式』『入学式』と称するメンバー歓・送迎イベントが開催されていた。抽選で招待されたファンは『父兄』として観覧に参加した
「少女の性的消費」へのスタンス
ジュニアアイドル全盛期には競合誌が乱立し、その中には競うように性的露出の過激さを売りにするものも散見され、後に社会問題化していった。
一方『Chu→Boh』は大手プロダクション所属のタレントを主軸としていた事もあり、性的な表現は比較的控え目であった。 そのため、流通ルートも前述のような競合誌がアダルト専門書店などに限られていたのに対し、当誌はツタヤなど大手書店でも「アイドル雑誌」として取り扱われていた。
また、グラビアは必ずしも水着撮影とは限らず、創刊当初からタレントによっては着衣撮影(制服風・私服風など)のみの場合もあった。2010年代には社会情勢の変化から水着撮影の割合が徐々に減少し、2020年時点では殆んどのタレントが着衣撮影のみとなっている。
創刊100号に際し、創刊当初から本誌シリーズのプロデューサーを務める木原美智子氏は「その子が大人になって本誌を見返したとき、嫌な気持ちにならず懐かしんでもらえる紙面作りを心掛けてきた」と回想している[5]。
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年表
2004年3月……海王社より創刊。表紙は近野成美。税抜価格1300円
2004年5月……Vol.2より付録DVD付きになる。税抜価格1600円に改定
2005年3月……Vol.6から出演タレントに学園番号が付く
2005年7月……Chu→Bohレーベルから初のイメージDVDが発売。第1作目は加藤彩
2005年12月……姉妹誌「Sho→Boh」創刊
2008年6月……姉妹誌「Koh→Boh」創刊
2011年5月……Vol.43より税抜価格1800円に改定
2012年7月……通巻50号
2013年3月……Vol.54より税抜価格1900円に改定
2013年6月……姉妹誌「Suku→Boh」創刊
2014年 ……創刊10周年
2014年8月……姉妹誌「Sho→Boh」がVol.29をもって休刊
2015年10月……姉妹誌「Koh→Boh」がVol.19をもって休刊
2018年1月……Vol.83より税抜価格2100円に改定
2019年7月……Vol.92から発行元が楽楽出版に移管
2020年7月……同月発売予定だったVol.98の制作が新型コロナウイルス感染症拡大・緊急事態宣言の影響で滞ったため発売中止(9月に順延)
2020年9月……Vol.98より税抜価格2200円に改定
2021年1月……通巻100号
2022年7月……Vol.109より発行元が文友舎に移管
※出版年月は発売月ベースで表記(「発行月」とは異なる)
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現在の主なタレント
※2023年1月時点。太字は表紙経験者(複数人表紙含む)
卒業したタレント
要約
視点
※名前太字は表紙(複数人含む)掲載者。2022年春の卒業生まで掲載
※各号掲載の「Chu→Boh学園番号」一覧を元に作成[6][5]
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派生出版物などの展開
要約
視点
主な姉妹誌
- 『ショーボー』(Sho→Boh)……女子小学生版。当初チューボーの増刊号として刊行され、年3巻ペースで29号まで刊行(2006年 - 2014年)
- 『コーボー』(Koh→Boh)……女子高生版。年1〜4巻のペースで19号まで刊行(2008年 - 2015年)
- 『スクボー』(Suku→Boh)……スクール水着着用でのグラビアに特化したシリーズ。ただし実際には一般のワンピース水着や競泳水着が多用され、必ずしもコンセプト通りではない。モデルの年代による区分はなく、Koh→Bohメンバーも多く出演している。毎年6月・12月3日の年2回発行。2020年末時点で16号まで刊行。DVD付属(2013年 - )
その他の関連ムック、書籍など
- 個人名を冠した『○○→Boh』……特に人気の高い在籍者を特集した個人ムック。『ぜんぶ小池里奈のRina→Boh』など
- 『ツインボー』(Twin→Boh)……タレント2人1組共演で撮影されたグラビアの総集編ムック。年齢による区分はなかった。Vol.01のみ発行(2012年)ISBN:978-4-7964-6057-6
- 『君に、ひとめぼれ。』……写真家・青山裕企撮影の本誌連載をまとめた写真集。DVD付属(2011年9月)ISBN:978-4-7964-0198-2
- 『君に、片思い。』……上記の第二弾。撮影・青山裕企(2013年6月)ISBN:978-4-7964-0445-7
- 『美少女マンガ&イラストで使える小中学生ポーズ集』……グラビア素材を二次利用し制作されたデッサン用ポーズ集。CD-ROM付属(2011年)ISBN:978-4-7964-0136-4
- 『美少女マンガ&イラストで使える小中学生ポーズ集 純朴乙女編』……上記の第二弾。CD-ROM付属(2011年)ISBN:978-4-7964-0219-4
- 『Chu→boh : まるっと10周年記念読本』…10周年記念ムック。DVD付属(2014年)ISBN:978-4-7964-6095-8
- 『Chu→Boh学園DVD』…年度ごとの総集編DVD。内容はグラビア撮影密着・オフショットや、ソロイメージビデオのダイジェスト映像など。一部の年はメンバーの『卒業式』『入学式』イベントの模様が収録されていた。2010年版まではDVD2枚組だった。Chu→Bohレーベル(後述)より販売され、11巻発売(2006年 - 2016年)
Chu→Bohレーベル
在籍タレント専用のChu→Bohレーベルが存在し、主要メンバーらのソロイメージビデオ作品や総集編DVDが発売されている。ただし専属の縛りは無く、タレント側は他社からも作品をリリースしている。
- 2014年に試験的にブルーレイディスク盤も販売された1本を除き、すべてDVDのみでの商品展開となっている
- それまでに本誌グラビア登場歴がなく、“学園生”ではなかったタレントの映像作品をリリースする場合もある。その際にはプロモーションを兼ねて本誌グラビアデビュー(編入)をするという逆転現象が見受けられる
- 作品の販売元・商品番号は、事業者側都合により度々変更となっている。
- 「ぶんか社」……2005年7月-2009年末。発売元は海王社。品番はKODV-0000(数字4〜5桁)
- 「日本メディアサプライ」……2010年前半。大手DVD販売会社に販売委託されたため。品番はSCK-000(数字3〜4桁)
- 「M.B.D.メディアブランド」……2010年夏頃。前出の日本メディアサプライのDVD販売事業が別会社へと移管されたため商号変更。品番同じ
- 「EIC-BOOK」(イーアイシー・ブック)……2010年8月25日リリース作品から。上記とは別の販売委託先業者。品番EICCB-000(数字3桁)
- EIC販売になってからの作品発売日は、月の25日に統一されている
- 姉妹誌にも年代別に同様のレーベルがある。制作・販売などの体制が同じため品番も当初は共通だったが、EIC-BOOK移管時より「EICSB」(ショーボー)、「EICCB」(チューボー)、「EICKB」(コーボー)などレーベル別に分けられた
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コーボー
要約
視点
「コーボー」(Koh→Boh、Koh-Boh)は被写体を女子高校生タレントに限定し、海王社より発行されていたアイドルグラビア雑誌(DVD付きムック)である。
概要
前述「チューボー」の姉妹誌として、2008年6月に創刊された。
当初は年3回のペースで刊行していたが、2011年のみ変則的に年4回刊行された後、2012年からは春秋の年2回発行となった。2015年春夏号を休刊し1年ぶりの発行となった同年10月発行の秋冬号(Vol.19)を最後に、事実上休刊状態にある。
「チューボー」同様にA4判で付録DVDが付いていた。
モデルは「チューボー」出身の高校生を中心にしてはいたが、それに限らず同年代のグラビアアイドル等を広く起用していた。
実質休刊後
チューボー同様にKoh→Bohレーベルがあり、本誌休刊後も不定期にチューボーOGを中心とした女子高生アイドルのイメージビデオが発売されている。
「チューボー」誌内にはコーボー誌や新作DVDの宣伝を兼ね、OGらのグラビアを掲載する不定期コーナー「Koh→Boh in」があったが、コーボー休刊後も同様のコンテンツが継続されている。
バックナンバー・出演者一覧
※名前太字は表紙
※“No.”=「コーボー学園番号」、“RB”=新人紹介コーナー「Rain→Boh」
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脚注
外部リンク
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