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IHIエアロスペース

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IHIエアロスペース
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株式会社IHIエアロスペース(IHI AEROSPACE CO., LTD.)は、日本ロケット飛翔体の総合メーカー。株式会社IHIの子会社である。

概要 種類, 略称 ...

主として固体燃料ロケット(ロケットモーター)技術を応用し、各種宇宙用ロケットの開発及び防衛用ロケットの開発と製造を行っている。

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概要

IHIエアロスペースの固体燃料ロケット技術は、戦前中島飛行機が独自に行っていたロケットの研究に端を発し、戦後には、富士産業富士精密工業→プリンス自動車工業日産自動車へと受け継がれていた。

しかし、日産自動車がルノーの資本参入を受けたことにより、同社の宇宙航空部門は分離、2000年7月1日石川島播磨重工業(現・IHI)傘下に入り、アイ・エイチ・アイ・エアロスペースに移行した。IHIへの事業譲渡の理由については、日産が経営効率化のために自動車関連以外の事業から撤退したかった一方で、日本のロケット技術が海外資本の参入したメーカーの下にあることをよしとしない、という判断も働いたのではないかと言われている[2]

2007年7月1日の石川島播磨重工業のIHIへの社名変更に伴い、2008年7月1日にIHIエアロスペースへ社名を変更した。現在、当社は、IHIで行われていた宇宙開発事業の多くを取り込み、IHIグループ中の宇宙開発の拠点となっている。

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沿革

事業所

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本社(旧富岡事業所)(国土地理院撮影、面積約49万m2[3]

公式ウェブサイトによる[4]

過去
  • 川越事業所:埼玉県川越市 - 燃焼実験を行っていたが2007年(平成19年)富岡事業所へ統合。

主な製品

宇宙用ロケット製品

  • イプシロン(M-Vの3段・キックステージとH-IIA用SRB-Aで構成されたロケット)
  • カイロス(民間企業スペースワンの衛星打ち上げ用ロケット)
  • M-V(全段固体燃料の大型ロケット)
  • J-IM-3SIIH-II用SRBで構成されたロケット)
  • TR-I(H-IIロケット開発用)
  • TR-IA(無重力実験用小形ロケット)
  • SS-520(科学観測ロケット)
  • S-520(科学観測ロケット)
  • S-310(科学観測ロケット。南極昭和基地から発射の経験あり)
  • S-210(科学観測ロケット。南極昭和基地から発射の経験あり)
  • MT-135(気象観測ロケット)

国際宇宙ステーション きぼう関連製品

  • 船外パレット
  • 宇宙ステーション補給機曝露パレットI型/III型
  • 船外実験プラットフォーム(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 国際標準実験ラック(ISPR)(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 共通ガス供給装置(CGSE)(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 実験データ処理装置(PDH)(石川島播磨重工業から譲渡)

宇宙実験機用製品

宇宙用コンポーネント製品

  • H-II/H-IIASRB/SRB-A(固体燃料ロケットブースタ)
  • 人工衛星用スラスタ BT-4, BT-6等(石川島播磨重工業から譲渡)
  • LNGエンジン LE-8、推力3-4トン級アブレータ型、推力10トン級再生冷却型(石川島播磨重工業から譲渡)
  • 各種火工品

防衛関連製品

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出典

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関連項目

外部リンク

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