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R-TYPE FINAL2

現在Granzellaによって開発され、Irem Software Engineeringによって公開されている日本のビデオゲーム ウィキペディアから

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R-TYPE FINAL2』(アール・タイプ ファイナルツー)は、グランゼーラより2021年4月29日[注釈 1]に発売されたゲームソフトであり、PlayStation 4Xbox OneXbox Series X/SNintendo Switch・PC(Steamなど)に対応している[1]

概要 ジャンル, 対応機種 ...

2023年3月23日発売のPlayStation 5版『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』(アール・タイプ ファイナルスリー エボルブド)も本記事で扱う。

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概要

R-TYPE』シリーズとしては2009年発売の『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』以来12年、シューティングとしては2003年発売の『R-TYPE FINAL』以来実に18年振りとなる完全新作。制作は松尾悟郎、デザイナーは九条一馬[2][3]

ティーザートレーラーを2019年4月1日にグランゼーラがリリース[4][5][6]。また、クラウドファンディングが5月に行われることが発表された[7]

時代設定は『R-TYPE FINAL』より後のバイドの事実上の討伐後であり、時折発生するバイドの残党との散発的な戦いを繰り返しながら、後世に残す戦闘記録の収集が目的となっている。

プレイアブル機体やメインステージなどが段階的にアップデートされ、2021年秋から末にかけて『R-TYPE FINAL 2』から『R-TYPE FINAL 3』へのグレードアップを予定していた[8]が遅れが生じていた。2022年8月10日に『R-TYPE FINAL 2.5』へグレードアップされたが、競技ステージのオンライン化の不手際で『FINAL 3』へのグレードアップが世界地域や各ハードでばらつきが起こり、PlayStation 5版『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』のみ発売された。

PlayStation 5版『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』は限定ステージ7つ・競技ステージのオンライン化・アップデートによりメタバース機能が追加されており、PlayStation VR2対応ダウンロードコンテンツが配信される予定[9]。なお、後述のオマージュステージなどのダウンロードコンテンツはこれまで通り別途ダウンロードする形態となっている。

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制作

要約
視点

背景

2003年当時の『ファミ通』とのインタビュー中で『FINAL』でやりきったと考え、続編を作らない旨を述べていた[10]が、エイプリールフールネタである「R-TYPE FINAL2 -グランドフィナーレの野望-」や関係者との話し合いのなかで『R』を意識するようになる[11]

九条には「ファンを裏切るのではないか?」という懸念があったものの、『巨影都市』や『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』などに携わり、 シューティングゲームとしての新作を出せるかもしれないと考えるグランゼーラは、続編を望むTwitter上の寄せられた期待に答えるため、クラウドファンディング により「R-TYPE FINAL2」制作資金を募る[12]

タイトルについては他の案が出なかったようだが、2019年の『ファミ通』で九条は「ダメもとで、プロデューサーの松尾(松尾悟郎氏)に「タイトル、『R-TYPE FINAL2』だとだめだよね?」と、恐る恐る聞いてみたら、松尾が「いいじゃないですか。その方が“(グランゼーラ)らしい”ですよ」と返してくれて。そこでふっ切れて、『R-TYPE FINAL2』でいくことにしました。タイトルが決まったら、すっきりして一層やる気が湧きましたよ。」と述べている[11]。一方で、制作責任者自身が『R-Type Rebirth』『R-Type Reboot』『Re:R-Type』などの案を出したが、“こんな賢そうなタイトルはダメだ”“前作を「FINAL」と言ったことをうやむやにしてはいけない”と考え直した、という話もある[13]

なお、『FINAL』公式サイトの“チャート式機体相性診断”に「忘れた頃にFINAL2が出ると信じている。」という問い掛けがあった[14]

開発

R-TYPE Δ』『FINAL』からゲームのルールやシステムを引き継ぐ[15]一方で、ゲームエンジンアンリアルエンジン4を採用し、“『R-TYPE』の深化・横スクロールシューティングの進化”を打ち立てる[11]

『FINAL』に登場した一部の機体やステージなどには『R-TYPE TACTICS』『TACTICS II』の設定[注釈 2]を新たに組み込みながらも、闇雲に自機の種類を増やすのではなく、プレイヤーにとって愛着の湧く存在として描く方針が立てられている[11]

のちに『海底大戦争』や、『TACTICS II』で没になったTP-2M2なども組み込まれた。

広報

GameSparkのG.Suzukiが九条へのインタビューの中で、生放送“グランゼーラの集い”などでユーザーから進捗報告の滞りが指摘されていたことについて触れ「新型コロナウイルスの流行も全体のリソース配分を難しくしたのではないか?」と質問している[16]。これに対し九条は「コロナの影響というよりはむしろ、地味な部分の多い開発の進捗報告をしても面白くないことや、ゲームの仕様上ネタバレになってしまうため、滞ってしまった」と答えつつも「もっと進捗の知らせ方を工夫できたのではないか?」と振り返っており「お詫びとして2020年9月に“R-TYPE FINAL 2の集い”を配信した」と説明している[16]

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システム

要約
視点

『Δ』『FINAL』から引き続きDOSE(ドース)システムが採用。フォースに敵や敵弾を当てるたびにDOSEゲージがたまり、満タンになるとフォースが強化されて攻撃力が上昇。さらにゲージを全て消費して画面全体を攻撃する強力なスペシャルウェポンを発動できる。ただし難易度が上がるとDOSEゲージの上昇量が低下し、フォースの強化やスペシャルウェポンの使用が難しくなる。

なお、自機がフル装備や無敵・DOSEゲージがフルになるアイレムコマンドや、『FINAL』のステージ開始時に表示されていた文章やAI対戦モードは現状存在しない。

アップデートにより最低難易度限定のスローモードが実装、攻略が楽になった。実装当初は使用ボタンを変えることができず、さらにはそのボタンの機能が使えなくなる不具合があったが、設定に組み込まれることで問題無く動作するようになった。

2022年8月10日のアップデートでミスしても装備を失わない・波動砲のチャージ時間短縮ができるチケットが“ショップ”で購入可能になった。また、2023年5月12日のアップデートでビットを常時フル装備・開始時にDOSEゲージをフルにできるチケットが購入可能になり、チケットの累計消費数が一定を超える度セールが開催されるようになった[17]。セール中は“メニュー”でショップの隣に“ON SALE!”と表示されいずれかのステージへ出撃するまで継続する。

登場人物

主人公でありプレイヤー自身であるパイロットのデフォルトネームはジェイド・ロス、性別は男性。ヘルメットやスーツはショップで購入することで変更可能となる。

名前と性別も任意に変更可能(例を挙げるとリョウ・ミナモトやリィザ・ステファニー[注釈 3]沢村翔(さわむら・しょう)など)で、一切喋らず素顔はヘルメットで見えない。また、名前や性別を変えるとムービーでは名前を省略されて呼んでもらえなくなる。

機体

最初に扱えるのはR-9A、R-9D、R-9Fの3機。

バイド機体を除く機体の本体やキャノピーの色も変更可能、エンブレムなどのデカールを貼り付けることもできる[18]。色などを調節することで、アラビアンムーン仕様のR-9Aなど特別機体の再現も可能。

当初実装されていた機体は『FINAL』の半分以下だったが、2022年3月16日に既存101機が揃った。

機体はステージクリアで手に入るソルモナジウム、エーテリウム、バイドルゲンを必要数投資することで順次使用可能になる。手順は『FINAL』同様特定ステージの攻略や別機体開発完了の他、パスワードの入力[注釈 4][19][20]もある。また、支援者用パスワードによる新機体[注釈 5]、アップデートによる新機体[注釈 6]、ダウンロードコンテンツによる新機体[注釈 7]も存在する。なお、『FINAL』ではプレイ時間が使用条件のものもあったが、本作では存在しない[21]

ステージ

公式サイトには「敵の死骸から新たな敵が生成され、プレイを重ねるほどに強力な敵が生み出されていきます。プレイヤー機体だけでなく、ステージも進化する」とあるが、実際は地面や天井にある既存の死骸など(地形)から現れる形であり単にプレイを重ねても別に敵は変化しない。

ステージはどれも新規に作られているが、過去作をモデルにしたステージもある。

ステージ分岐は小型輸送機“ジャンクション”が出すアイテムで選択、何も取らなかった場合は次のステージをランダムに選択する。

ボス戦で長時間戦わずに居るとタイムアウト(自爆するかどこかへ去ってゆく)でクリアとなる。ただし7.1、E7.0、X7.0、Z7.0、Z7.1(隠しボス)以外の最終ステージでは強制的にやり直しとなる。

歴代シリーズを再現したオマージュステージがダウンロードコンテンツとして配信。『SUPER R-TYPE』『イメージファイトII』『TACTICS』はオマージュされなかったが、『GALLOP』については“グランゼーラの集い2”にてファンからの要望に対し九条がメインステージとして追加する旨の発言をしている。

2022年8月10日には専用ステージにてスペシャルウェポン使用不可・残機0・コンティニュー不可・ボス無しでゴールを目指す競技モードが実装された。PlayStation 4版と『EVOLVED』のみアップデートにより最大6人までのオンライン競争プレイが可能になった。

なお、ステージクリアでステージタイトル名を自由に編集可能になる他、ゲームクリアで本作のタイトルを変更できるようになる。ただし、ゲームタイトルはロゴの組み合わせでのみ変更可能(例『R-TYPE FINAL2』→『BYDO TACTICS BURST』)。

ステージ

メインステージ

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『EVOLVED』限定ステージ

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競技モードステージ

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オマージュステージ(シーズンパック1)

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オマージュステージ(シーズンパック2)

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オマージュステージ(シーズンパック3)

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主題歌

  • エンディングテーマ1『モノクローム』 - 作曲・歌:飯田舞 歌(スキャット版):haruka
  • エンディングテーマ2『灯火』 - 歌:飯田舞
  • エンディングテーマ1(E7.0)『あの花が散る前に』 - 歌:飯田舞[25] 歌(スキャット版):haruka

脚注

外部リンク

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