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UEFAランキング

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UEFAランキング: UEFA Coefficient)は、UEFAに所属するナショナルチームクラブチームのそれぞれについて、公式戦での成績をもとに算出されるランキングである。日本ではUEFA係数UEFAランキング係数、もしくはUEFA係数ランキングと呼ばれることもある。

UEFAランキングにはいくつかの種類があるがここでは以下の3種類について記述する。
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ナショナルチームランキング

要約
視点

ナショナルチームランキングは、ナショナルチームのランキングであり、以下の大会で使用されていた。

算出時点での直近3回のEUROとFIFAワールドカップの予選と、直近2回のEUROとワールドカップ本大会における試合の結果をポイント化して算出する。なお、親善試合の結果については一切考慮しない。

算出方法は以下の通り。

  1. 試合を行った場合は勝敗に関わらず10,000ポイントを獲得。
  2. 試合に勝利した場合は30,000ポイントを、試合に引き分けた場合は10,000ポイントを加算。延長戦となった場合も同様とする。
  3. 1得点ごとに501ポイントを加算し、1失点ごとに500ポイントを減算。
  4. PK戦によって試合が決着した場合は引き分けとして扱うが、PK戦に勝利したチームには別途10,000ポイントを加算。
  5. 試合が予選プレーオフやEUROまたはワールドカップの本大会だった場合は、勝敗に関わらず別途ボーナスポイントを加算(例:EURO予選プレーオフは6,000ポイント、ワールドカップ決勝は38,000ポイント)
  6. 予選とその本大会を1セットにして、獲得ポイントを合計して、予選と本大会での試合数で割り、1セットにした予選と本大会の獲得ポイントの平均値を算出する。
  7. 直近のEURO予選と本大会及びワールドカップ予選及び本大会での獲得したポイント平均値を2倍する。
  8. すべての平均値を合計して5で割ったものが最終的なポイントとなる。
  9. 予選終了後に新たにUEFAに加盟したチームや、開催国であるため予選を免除されたチームについては、個別に措置を行う。

2017年11月に発表された最新のランキングは以下の通り[1]

2017年のランキングを最後にナショナルチームランキングは使用されていない。以降のEURO予選のポット分けには直近のUEFAネーションズリーグの総合順位が、EURO本大会のポット分けにはEURO予選の成績に基づく順位が使用されている。

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カントリーランキング

要約
視点

カントリーランキングは、各国(協会)から、UEFAチャンピオンズリーグUEFAヨーロッパリーグUEFAカンファレンスリーグなどに参加できるクラブ数を決めるのに使われる。

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UEFAチャンピオンズリーグのグループステージに関するUEFA加盟国のマップ
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UEFAヨーロッパリーグのグループステージに関するUEFA加盟国のマップ
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UEFAカンファレンスリーグのグループステージに関するUEFA加盟国のマップ
  グループステージに到達したチームを有するUEFA加盟国
   グループステージに到達したチームを有さないUEFA加盟国
  UEFA非加盟国

計算方法

カントリーランキングに使用されるポイント(Association club coefficients)の付与方法は以下の通り[2][3]

UCL、UEL、UECLの各試合において

  • 勝利(延長含む)…2ポイント(予選・プレーオフは1ポイント)
  • 引き分け(PK戦決着は引き分け扱い)…1ポイント(予選・プレーオフは0.5ポイント)

その他(ボーナスポイント)

さらに見る ラウンド, チャンピオンズリーグ ...

2021-22シーズンから2023-24シーズンまでのボーナスポイントは以下の通り。

  • UCLグループステージ参加…4ポイント
  • UCLグループステージ1,2位…5ポイント
  • UELグループステージ1位…5ポイント
  • UELグループステージ2位…2ポイント
  • UECLグループステージ1位…2ポイント
  • UECLグループステージ2位…1ポイント
  • UEL決勝トーナメントプレーオフ突破…1ポイント
  • UCL・UEL準々決勝、UCL・UEL・UECL準決勝、決勝進出…進出する毎に1ポイント

2018-19シーズンから2020-21シーズンまでのボーナスポイントは以下の通り。

  • UCLグループステージ参加…4ポイント
  • UCLラウンド16進出…5ポイント
  • UCL・UEL準々決勝、準決勝、決勝進出…進出する毎に1ポイント

UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20UEFAヨーロッパリーグ 2019-20の決勝トーナメント及びUEFAチャンピオンズリーグ 2020-21UEFAヨーロッパリーグ 2020-21の予選の一部の試合は、当初ホームアンドアウェーで行われる予定であったが新型コロナウイルス感染症の影響により1試合で実施された。この場合に与えられるポイントは以下のように変更された。

  • 勝利(延長含む)・・・3ポイント(予選・プレーオフは1.5ポイント)
  • 引き分け(PK戦決着は引き分け扱い)・・・2ポイント(予選・プレーオフは1ポイント)
  • 敗北・・・1ポイント(予選・プレーオフは0.5ポイント)

各大会に参加した各協会のクラブが1シーズンに獲得したポイントを合計し、クラブ数で割ったものが、当該協会の1シーズンのランキングポイントになる。小数点以下第3位まで計算し、過去5シーズンのポイントの合計でランキングを決定する。合計ポイントが等しい場合、ランキングで使用する最新シーズンのポイントで順位をつける。

ランキング

下記ランキングは、2024-2025シーズン終了時点での力関係を示したランキング[4]。2020-2021シーズンから2024-2025シーズンまでの成績によりポイントが計算され、これを元に2026-2027シーズンの各大会の出場枠が割り当てられる。

2023-24シーズン以降、1シーズンの協会係数上位2つの協会は、翌シーズンのチャンピオンズリーグにおける追加出場枠(ヨーロピアン・パフォーマンス・スポット: EPS)を1枠ずつ獲得する[5]太字は、翌シーズンにおけるEPSを獲得した協会であることを示す。

さらに見る 順位, 協会 ...
  1. チャンピオンズリーグの出場枠は、この表で示されるものの他に前シーズンの協会係数の上位2つの協会にそれぞれ1つずつ与えられる(ヨーロピアン・パフォーマンス・スポット: EPS)。
  2. 2022年2月28日、ロシアのクラブは2022年ロシアのウクライナ侵攻の影響によりUEFA主催大会から除外されることが決定した[6]。2022年5月2日、UEFAはロシアの過去5シーズンの係数のうち最も低い2020-21シーズンの4.333を2022-23シーズンの係数として付与することを決定した[7]。2023-24シーズン以降についても同様の措置がとられている。
  3. リヒテンシュタインには国内リーグが存在せず、国内クラブは隣国スイススーパーリーグに所属する。カップ戦しか開催されていないためUECLへの出場権のみとなる。

ランキング上位国の推移

過去のカントリーランキングのトップ5は以下の通りである[8]。UEFAが、UEFAカップの出場枠を決定するためにカントリーランキングの公開を開始した1979年からのランキングを示す。

さらに見る 年, 1位 ...
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クラブランキング

要約
視点

クラブランキングは、UEFA主催の大会の組み合わせ抽選における「ポット」を決めるために使用される。

計算方法

クラブランキングを決めるポイント(Club coefficients)は、以下の方法[9][3]で算出したポイントの過去5シーズンの合計か、同じ期間におけるカントリーランキングでの協会ポイント(前述)の合計の20%のいずれか高い方を採用する。合計ポイントが等しい場合、ランキングで使用する最新シーズンのポイントで順位をつける。

UCL、UEL、UECLのリーグフェーズ以降の各試合(決勝トーナメントプレーオフは除く)において

  • 勝利(延長含む)…2ポイント
  • 引き分け(PK戦決着は引き分け扱い)…1ポイント

※UELリーグフェーズ参加クラブのリーグフェーズにおける合計獲得ポイントが3未満だった場合、3ポイントとして扱う

※UECLリーグフェーズ参加クラブのリーグフェーズにおける合計獲得ポイントが2.5未満だった場合、2.5ポイントとして扱う

その他(予選敗退によるポイントとボーナスポイント)

さらに見る ラウンド, チャンピオンズリーグ ...

2021-22シーズンから2023-24シーズンまでの予選敗退によるポイントとボーナスポイントは以下の通り。

  • UECL予選1回戦敗退…1ポイント
  • UECL予選2回戦敗退…1.5ポイント
  • UECL予選3回戦敗退…2ポイント
  • UECL予選プレーオフ敗退…2.5ポイント
  • UCLグループステージ参加…4ポイント
  • UCLグループステージ1,2位…5ポイント
  • UELグループステージ1位…5ポイント
  • UELグループステージ2位…2ポイント
  • UECLグループステージ1位…2ポイント
  • UECLグループステージ2位…1ポイント
  • UEL決勝トーナメントプレーオフ突破…1ポイント
  • UCL・UEL準々決勝、UCL・UEL・UECL準決勝、決勝進出…進出する毎に1ポイント

2018-19シーズンから2020-21シーズンまでの予選敗退によるポイントとボーナスポイントは以下の通り。

  • UEL予備予選敗退…0.5ポイント
  • UEL予選1回戦敗退…1ポイント
  • UEL予選2回戦敗退…1.5ポイント
  • UEL予選3回戦敗退…2ポイント
  • UEL予選プレーオフ敗退…2.5ポイント
  • UCLグループステージ参加…4ポイント
  • UCLラウンド16進出…5ポイント
  • UCL・UEL準々決勝、準決勝、決勝進出…進出する毎に1ポイント

UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20UEFAヨーロッパリーグ 2019-20の決勝トーナメント及びUEFAチャンピオンズリーグ 2020-21UEFAヨーロッパリーグ 2020-21予選の一部の試合は、当初ホームアンドアウェーで行われる予定であったが新型コロナウイルス感染症の影響により1試合で実施された。この場合に与えられるポイントは以下のように変更された。

  • 勝利(延長含む)・・・3ポイント(予選・プレーオフは1.5ポイント)
  • 引き分け(PK戦決着は引き分け扱い)・・・2ポイント(予選・プレーオフは1ポイント)
  • 敗北・・・1ポイント(予選・プレーオフは0.5ポイント)

ランキング

2025年5月31日現在の上位25クラブ[10][11]

さらに見る 順位, クラブ ...
   今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグに残っているチーム
   今シーズンのUEFAヨーロッパリーグに残っているチーム
   今シーズンのUEFAカンファレンスリーグに残っているチーム
   今シーズンのUEFA主催大会に残っている国のチーム
   今シーズンのUEFA主催大会に残っていない国のチーム

ランキング1位クラブの推移

1979年以降のクラブランキング1位のクラブは、以下の通りである[8]

さらに見る 年, クラブ ...

1979年以降に1位になった回数別のランキングは、以下の通りである。

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脚注

関連項目

外部リンク

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