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『乱れ雲』(みだれぐも)は、1967年に「東宝創立35周年記念作品」の1本として制作・公開された日本映画で、成瀬巳喜男監督の遺作である。交通事故で夫を亡くした女性と、その加害者である青年が、愛憎入り混じった許されない間柄でありながらも惹かれ合ってゆく姿を描く。製作・配給は東宝。カラー、東宝スコープ。
由美子は幸福の絶頂にいた。通商産業省勤務の夫・宏のアメリカ赴任が決まり、自身は妊娠していたのだ。しかしその直後、宏は交通事故で死んでしまう。宏を轢いた商事会社の社員・三島史郎は裁判で無罪となり、宏の葬式に現れるが、由美子は史郎を憎んで追い返した。無罪になったものの、監督官庁の役人を死なせてしまった史郎は、青森に左遷されることになった。一方、由美子も夫の両親に籍を抜かれ、遺族年金も打ち切られて生活に困り、十和田湖の実家に帰らざるを得なくなる。
※映画クレジット順
※以下クレジット無し
クレジット順
『喜劇 駅前百年』
本作を原作とするテレビドラマが、1970年と1974年の2回に渡って放送された。
1970年7月20日から同年8月24日まで、日本テレビ系列の『ファミリー劇場』で放送。映画の脚本を担当した山田信夫が「原作」扱いとされ、本作でも脚本を手掛けた。
1974年7月1日から同年9月27日まで、フジテレビ系列の平日13:45 - 14:00(JST)で放送。
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