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1963年公開の日本映画 ウィキペディアから
『大盗賊』(だいとうぞく)は1963年(昭和38年)10月26日に公開された日本の時代劇映画[4]。製作は東宝撮影所。配給は東宝。カラー、東宝スコープ[4][8]。同時上映作品は『クレージー作戦 くたばれ!無責任』[2]。
戦国時代の貿易商人菜屋助左衛門を題材とするが、史実よりもアクションを重視した魔法や仙術も登場する破天荒な冒険活劇となっている[出典 4]。脚本は、特撮作品などを多く手掛けていた木村武(馬淵薫)と関沢新一が共同執筆を行った[出典 5]。助左衛門の豪放磊落なキャラクターは、演じる三船敏郎のイメージが反映されている[7][2]。英題は『LOST WORLD OF SHINBAD』となっており、和製アラビアンナイトを意図したものとされる[2]。
本作品は企画段階で一旦制作が保留されていた[12]。その後、黒澤明の監督作品『赤ひげ』(1965年公開)の制作にあたり主演の三船が長期間拘束されるため、その前に三船の主演作を1本制作することとなっていたが、当初岡本喜八が監督に予定されていた作品の脚本が間に合わず、本作品に振り替えられることとなった[12]。本作品の制作が急遽追加されたことにより、特撮班が携わる『海底軍艦』および『モスラ対ゴジラ』の制作に遅れが生じたとされる[12]。
同年に映画『マタンゴ』で導入されたオックスベリー社の最新光学合成撮影機「オプチカルプリンター1900シリーズ」が本格的に用いられた[13]。魔法や仙術の描写に合成が多用されたほか、大凧のシーンでも三船をミニチュアセットに合成している[出典 6]。
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