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松本清張の小説、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『黒い樹海』(くろいじゅかい)は、松本清張の長編推理小説。『婦人倶楽部』に連載され(1958年10月号 - 1960年6月号)、1960年6月に講談社から刊行された。
姉を喪った女性記者が、バス事故に端を発した連続殺人事件の謎を追跡するサスペンス・ミステリー。数ある松本清張の作品の中でも“旅情ミステリー”の傑作と評される作品[1]。
1960年に大映で映画化、また5度テレビドラマ化された。
笹原祥子の姉・信子は、仙台へ旅に出たはずだったが、浜松市付近のバス事故で死んでいた。姉は自分の知らない誰かと一緒にバスに乗っていて、その人は事故が発生した途端、姉の傍らから逃げたのではないか…。祥子は姉の会社に転職し、姉の仕事上の交友関係からその人物を突き止めようとする。当初独りだった祥子の調査に協力者が現われ、頑なだった祥子の心の壁も徐々に開かれていくが、先回りする犯人によって、次々に周辺人物が殺されてしまう。
バス事故の起こった踏切の場所は作中ではぼかされている。また、山梨県の波高島駅周辺に事件の手がかりとなる人物が居る設定となっている。
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「松本清張の黒い樹海」。1986年1月4日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-23:21)にて放映。視聴率21.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
「松本清張スペシャル・黒い樹海」。1997年11月29日、テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:00-22:51)にて放映。視聴率20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。バス事故の発生は石川県の設定。
「松本清張スペシャル・黒い樹海」。2005年10月21日、フジテレビ系列の「金曜エンタテイメント」枠(21:00-22:52)にて放映。バス事故の発生は山梨県の設定。
『松本清張ドラマスペシャル 黒い樹海』[2]。2016年3月13日(21:00-23:10)、テレビ朝日系列にて、松本清張二夜連続ドラマスペシャルの第二夜として放送された。視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)[3]。物語は長野県を中心に展開され[3]、設定は現代に置き換えられている[1]。主演は松本清張作品初出演の北川景子[4]。2016年1月から東京都内で撮影が行われた他、長野県大町市では現地で今年1番の大雪が降る中、ロケが敢行された[1]。
2018年4月2日(20:52-22:54)、BS朝日にて再放送された。
2018年9月15日(土) 12:00 ~ 14:15、テレビ朝日にて再放送された。
没後30年特別企画『松本清張スペシャルドラマ一挙放送Week』として、2022年3月28日午後8時からBS朝日で再放送された[5]。
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