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パナソニックのテレビブランドのひとつ ウィキペディアから
VIERA(ビエラ)とはパナソニック製の有機ELテレビ/プラズマテレビ/液晶テレビ/ポータブルテレビ、及びパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の一部のワンセグ携帯電話ブランド名でパナソニックの登録商標(日本第4727834号ほか)である[1]。テレビは2003年9月に、携帯電話は2007年11月に発売された。
本ブランド名は、日本国外においても用いられているが、本項では主に日本国内における製品について記述する。
「VIERA」の由来は、「Vision(映像)」の「Vi」と「Era(時代)」を組み合わせた造語である。
同社から薄型テレビが発売された2001年以降、薄型ブラウン管テレビのブランドとして使われたT(タウ)のセグメントで、「プラズマT(タウ)」や「液晶T(タウ)」の名称であったが、2003年3月にDIGAの登場後となる同年10月に薄型テレビは新たに作られたVIERAに変更され、T(タウ)ブランドはブラウン管テレビのみとなった。
2011年度の液晶テレビ(40インチ未満)の年間シェアが日本国内が15%前後の3位、プラズマテレビの年間シェアが約74%で1位であった。
日本国内では東北の一部(岩手県、宮城県、福島県)を除き2011年7月にアナログテレビジョン放送が終了したことで、テレビ受像機の買い替え需要が一段落、同業他社と共に2011年8月以降売り上げが落ち込んだ。
また、液晶テレビのLEDバックライト搭載と大画面化の成功に加えて、さらに海外でも機能を各国向けに細かく絞り込み価格を抑えた韓国勢などに押され、苦戦していた。
このため、パナソニック社長の大坪文雄(当時、現・同社取締役会長)は2011年10月の中間決算発表会見において「テレビ事業の大幅縮小による収益改善策」を明らかにし、これによってラインナップの見直しが避けられなくなった。自社生産していたパネルの生産規模縮小・外部調達拡大を主な柱に、売れ行きが悪いモデルを廃止し、集約を図ることにしている。
プラズマテレビに関しては、2013年10月31日にプラズマディスプレイの生産を同年12月をもって終了することを発表[2]したため、同年4月に発表されたGT60シリーズ・VT60シリーズがパナソニック製プラズマテレビの最終モデルとなった。これにより、2014年1月以降、同社製プラズマテレビは在庫分のみの販売となり、2013年度中に販売を終了した。
「VIERA」のプラズマテレビ/液晶テレビはTH-65DX300・17LX8・L20/L17C1・L17F1・L22/L19C2・L19C21を除く全機種で地上・BS・110度CSデジタルチューナー内蔵。リモコンは登場当初から2011年モデルまでは「青色の放送切替ボタンが赤色に点滅することにより(リモコンの数字ボタンを押した時も含めて)今どの種類の放送を見ているかが一目で分かる」というパナソニック独自の工夫が施されていたが、2012年4月以降モデルになるとリモコンの放送切替ボタン点滅機構は廃止されている(DIGAリモコンにも同様のボタンがあるが、そちらは押しても点滅しない)。
37v型以上の「プラズマビエラ」にはBS・VU分波器(パナソニック純正、品番:K2HZ103Z0005)が付属されているが32v型以下の「液晶ビエラ」、及び2007年秋モデル(PZ750SK/PZ70/LZ75シリーズ)以降からは別売りに変わった(パナソニック純正品を使う場合はサービスルート扱いとなり、注文してから顧客への配送まで数日 - 数週間を要する)。
なお、以前の750/700/70/75シリーズまでは地上波アンテナ端子がアナログ・デジタル別々入力(BSと合わせて3系統)だったが2008年春モデル以降は地上波アンテナ端子はアナログ・デジタル混合入力へと改められ、BS・110度CSアンテナ端子と合わせて2系統に集約された(DIGAも同様にDMR-XP22Vなど同時期以降発売の機種より地上波アンテナ入出力をアナログ・デジタル混合化)。
2007年9月30日を以てBSアナログハイビジョン放送が終了し、同年12月1日にBS11とTwellVが新規開局したことに伴い、同年春モデル以降のビエラ&DIGAはリモコンのBSデジタルボタン11及び12が(2006年モデルまでの)NHKデータ1及び2からBS11・TwellVに差し替えられて出荷されている(NHKデータ1及び2の視聴は2007年以降の機種でも3桁入力「700及び701」やお好み選局登録により従来通り可。また2006年以前の機種でも3桁入力「211及び222」やお好み選局登録によりBS11やTwellVを視聴可)。
TH-P65VT3・P55GT3・L37/L32RB3以降の2011年秋冬モデルより地上アナログチューナーは非搭載となっている。
発売当初~2008年モデルまでは「データ受信中ランプ」と「回線使用中ランプ」が本体左前面下部に搭載され、放送ダウンロードによる最新データ受信時はランプがオレンジ色に・電話回線使用中はランプが赤色にそれぞれ点灯していたが、データ受信中ランプは2009年以降モデルより廃止。電話回線端子(モジュラージャック)も2009年以降モデルより廃止されてLAN端子とWi-Fiのみの搭載になったため、回線使用中ランプも2009年以降モデルより廃止されている。
パナソニックは2021年現在も自社ブランドアンテナ販売を続けており、これは国内大手電機メーカーで唯一の存在となった(「TA-20/14DU7」・「TA-DUF200」・「TA-BCS45R3/RK3」は2018年限りで生産終了となり、ビエラカタログへの「Panasonic」ブランドアンテナ掲載は廃止。現在はパナソニックセールスマン用カタログと同社HPに自社ブランドの4K/8K対応衛星アンテナ現行モデル「TA-BCS45U1/UK1」が掲載されるのみ[3]。)。
初期モデル~2006年モデルの上位機(26V型以上の大型モデル)は背面端子カバーを搭載していたが、年式が進むにつれ本体が次第に薄くなってきたことと・背面端子レイアウト変更に伴い、2007年(32V・26V型は2006年)以降モデルより背面端子カバーは(上位機種も含め)廃止されている。さらに前面や天面にあった端子・操作ボタン&扉・B-CASとSDスロットも2007年以降モデルより廃止および側面への移設が進み、2009年以降モデルより前面端子・本体操作ボタン・B-CASとSDカードのスロットは全て側面へ移設された。
本体内蔵スピーカーは登場当初、26v型以上の上位モデル(Wチューナー)が「サイドスピーカー(スマートサウンドシステム。65v型以上の大型プロジェクションタイプはスピーカー外付け式または別売り)」・普及モデル(シングルチューナー)が「アンダースピーカー」方式だったが、こちらも本体が薄くなったため・2009年以降モデルは上位機も含め「アンダースピーカー」へ統一されてウーハーが撤去され、フルレンジスピーカー1対のみとなった。加えて普及機はスピーカーが前向き配置から下向き配置に変わっている。
2019年以降モデルは40V型以上の大型機種が全て「4Kチューナー内蔵」となり、4Kチューナー非搭載機種は32V型以下の小型モデルと「プライベートビエラ」のみになっている(ただし「8Kチューナー」内蔵ビエラ・ディーガは現時点で発売予定なし)。4K非対応の据置ビエラ現行モデルは2021年発売「TH-32/24J300」と「TH-32J350(系列店限定モデル)」のみとなっており、ビエラカタログは2023年夏号より「4Kチューナー内蔵機種のみの掲載」へ変更。量販店用・系列店用のカタログ区別が無くなると共に、4K非対応据置機種(TH-32/24J300・TH-32J350)はパナソニックHPと系列店用特選品カタログにのみ掲載。プライベートビエラは別冊発行「ポータブルテレビカタログ」に掲載されている。
なおディーガ・ホームシアターと組み合わせる場合、シアターが4Kパススルー非対応機種の場合は「ビエラとディーガの間にシアターを挟む」方式で繋げないので・4Kディーガと4Kビエラは直接HDMI接続し、シアターは別系統で独立させてビエラのARC対応HDMI端子に繋ぐ(ビエラリンクメニューで「音声をシアターから出す」に設定した場合、ビエラ本体のモニター出力端子とヘッドホン端子からは音声が出力されない)[4]。2005年以前製造のHDMI端子非搭載機種でも「光デジタルまたはアナログオーディオ(モニター)出力端子」が搭載されていればホームシアターと組み合わせ可能だが、この場合はTV本体の音量を手動で最小にし、シアターの音量調節・電源入/切・音声メニュー&入力切替はシアターに付属のリモコンで行う(アナログ音声入力端子非搭載のシアターと組み合わせる場合は光デジタルケーブルでしかつなげない)。
4Kまたは8Kチューナー内蔵モデルは・着脱式の従来型B-CASカードに代わり「ACASチップ」を本体に内蔵しており、デジタル放送視聴時に必須となる「B-CASまたはmini B-CASカード」を紛失・損傷する心配が解消されている。
4K非対応モデル(32V型以下のパーソナルモデルも含む)に付属されているB-CASカードは(同業他社が「mini B-CASカード」への切り替えを進める中にあっても)フルサイズカードが発売当初から今日まで維持されており、フルサイズのB-CASカードを用いる据置型液晶テレビを発売する国内メーカーは現在パナソニックのみとなった(無線伝送式「プライベートビエラ」に付属のB-CASカードはフルサイズではなく、切手およびSDカード大の「mini B-CASカード」をチューナー部背面にある「mini B-CASスロット」へ差し込む方式。地デジ専用「青B-CASカード」を用いるビエラの生産は「DMP-BV/HVシリーズ」を最後に2011年限りで終了し、現行モデルは全機種「デジタル3波対応の赤B-CASカード」を使用)。
発売当初はビエラ全機種にSDカードスロットが搭載され、撮影したビデオ映像やデジカメ写真の視聴が可能だった(発売当初は前面扉内にあったが、本体薄型化に伴い側面へ移設。発売当初〜2006年モデルはSDカードのみの対応、2007年〜2009年モデルは「SDHCカード」にも対応、2010年以降モデルは「SDXCカード」までフルスペック対応。但しSDオーディオ再生は全機種非対応)。しかし2013年以降は普及モデルを中心にSDカードスロットの廃止が進んでおり、SDカードスロット搭載ビエラ現行モデルは4K対応機種を中心とした上位モデル(AXシリーズ/AS650シリーズ)のみとなっている。
これは2011年以降製造の上位モデルに搭載されているインターネットコンテンツ(当初の名称は「ビエラコネクト」)で、当初「アクトビラ」のみだったものを大幅にリニューアルした(ディーガも2011年以降に製造されたWチューナー・トリプルチューナー上位モデル「BZT/BWT/BXT/BRZ/BRW/SWシリーズ」は「ビエラアプリ」を搭載しているが、コンテンツ構成はビエラと一部異なる)。リモコンの「ネット」又は「ホーム」ボタンを押すと「マイホーム」画面が登場し、この画面には様々なアプリを登録可能。なおコンテンツには有料・無料の両者が混在しており、事前にPC版サイトでの会員登録が必要なアプリもある。なおビエラ普及モデル「Cシリーズ及びAシリーズ」とシングルチューナーディーガ「BR/BRT/BRZシリーズ」はビエラアプリ非搭載で、ネット機能は「アクトビラ」のみ利用可能。
本体内蔵スピーカーは発売当初は(これまでのブラウン管TV同様)画面の両サイドに取り付けられている「サイドスピーカー」と画面の下に取り付けられている「アンダースピーカー」の二通りあり、初期は高級モデルが「フルレンジ+ウーハー」の2ウェイ構成や「新スマートサウンドスピーカーシステム(初期の高級プラズマビエラのみに採用されていた超細型サイドスピーカー+パッシブウーハーの2ウェイ構成、総合出力31W)」、普及モデルが「フルレンジ1対構成(総合出力は機種により6W・10W・20Wの3種類)」に大別されていた。しかし発売年数が進む毎に本体が次第に薄くなり、音質よりも画質を重視して発売される機種が急増したため、サイドスピーカーモデルは(2007年モデルの750SKシリーズ及びLX75Sシリーズを最後に)廃止。現在発売中の(2008年以降製造の)ビエラは全て「アンダースピーカー」となっている(ただし2009年以降製造の機種よりスピーカーの向きはこれまでの正面から下向きに変更され、楕円型は廃止。上級機=総合出力30Wモデルは丸型スコーカー2対+丸型ウーハー1対の2ウェイ3スピーカー構成だが、中級機=総合出力20W以下の普及モデルは全て丸型フルレンジ1対の1ウェイ1スピーカー構成)。こうした構造上の制約のため、本体内蔵スピーカーのみでは迫力サウンド表現が難しくなり[5]、本体内蔵スピーカーのみで音が物足りないと感じる人はラックシアター・ホームシアターも併せて購入している。
なお2008年以降製造機種より、本体スピーカーの振動板には天然の竹素材を採用。これにより音の立ち上がりに優れ、高域も伸びる鮮明なボーカル・セリフ再生を可能にすると共に(高音質化と併せて)省資源化を実現(バンブーコーンスピーカー)[6]。
2011年春モデルのプラズマビエラ「VT3/VT33/GT3/GT33/ST3/S3シリーズ」はこれまで通りアンダースピーカーだが、向きはこれまでの下向きから正面へ戻されている。
2018年以降に発売された有機EL・4Kチューナー内蔵ビエラのうち「系列店限定モデル」は、簡単リモコンの「聞こえサポート」機能を有効にするとサラウンドと音声メニュー機能が使えなくなる(聞こえサポート機能非搭載機種を簡単リモコンで操作する場合、「聞こえサポート」ボタンは「サウンド=音声メニュー切替」ボタンとして機能)。
2023年以降発売の4Kビエラでは、新搭載音声メニュー「オートAI」モードにするとサラウンド・音質調整機能が無効となる。
発売当初はこれまでのブラウン管TV同様、ビデオ入力3或いは4系統(うち前面入力1系統)、モニター出力1系統、D映像端子2或いは1系統、HDMI端子2或いは1系統という構成が殆どだった。
しかし年式が進むにつれ本体が次第に薄くなってきたため、2006年夏以降モデル(LX60シリーズ)より本体前面AV入力端子も廃止され、AV入力&ヘッドホン端子及びB-CAS&SDカードスロットは全て(2006年LX60シリーズ以降のモデルより)前面から側面(右或いは左)へ、また本体操作ボタンも同様に(LX60シリーズ以降のモデルより)前面から天面或いは右側面へ各々移されている(2011年春モデルの3DビエラVT3/33シリーズは主電源ボタンのみ前面へ移設)。
加えて2010年以降製造のモデルからは側面の「ビデオ入力3(或いはビデオ入力4)」端子、及び後面の「モニター出力」と「ビデオ入力1」端子からS2/S1入出力端子が撤去されコンポジット映像端子のみに(S2/S1入力は「ビデオ2」端子のみ、D4映像入力はビデオ1と兼用で、コンポジット映像との同時接続時はD4映像優先)、さらに電話回線端子も廃止されLAN端子のみになった。なお23v・22v型以下の小型液晶ビエラは前面或いは側面AV入力端子が登場当初から非搭載となっており、側面はB-CAS及びSDXCスロットとイヤホン端子のみである。また後面端子は2009年以降製造機種よりこれ(2008年モデル)までのタテ並びからヨコ並びに変更されている。加えて地上波チューナーのみ搭載のビエラ(地デジと地アナのみ視聴可能な機種、及び地デジのみ視聴可能な機種)は登場当初からモニター出力端子非搭載のため、これら機種のチューナーを用いて(アナログチューナーのみ搭載の)従来型録画機での地デジ録画は不可[7]。
なおモニター出力「S2」端子搭載機の場合、S2端子から出力される放送はデジタル放送のみで、地上アナログ放送はS2端子から出力されずコンポジット映像端子からのみ出力される(画質はアナログに変換されるためS2・コンポジット共に「標準」。BD/DVDレコーダー及びD-VHS・W-VHS・S-VHSの各ビデオデッキとS接続した場合はデジタル放送のみ録画可)。また本機(ビエラ側)チューナーを用いて地上アナログ放送を外部録画機で予約録画する場合は、1995年以降製造のパナソニック製録画機と組み合わせての「(Ir経由)タイマー予約」による録画のみ可能で、それ以外のモード(Irシステムを使わない予約)ではビエラチューナー経由による地上アナログ放送録画はできず、接続した録画機器側で行う(ビエラチューナー経由によるデジタル放送予約はIrシステムを介さなくてもVIERAと録画機相互間がAV接続されていれば可)。
HDMI入力端子は26v型以上の機種は3系統(後面に2系統、側面或いは前面に1系統搭載、後面2系統のみで前面或いは側面HDMI端子非搭載の機種もある。ただしARC=オーディオリターンチャンネル対応端子は後面のHDMI入力1のみ)、22v型以下の機種は後面に1系統搭載。さらに普及モデルのCシリーズ、地デジ専用ビエラ、録画機能搭載のRシリーズ、2010年秋冬モデルのTH-L32X21(SPS系列店限定モデル)はモニター出力端子自体を廃止したため、これらシリーズの内蔵チューナーを用いてアナログチューナーのみ搭載の従来型録画機でデジタル放送を録画することは不可となっている(加えてCシリーズ・地デジ専用ビエラ・TH-L32X21(SPS系列店限定モデル)は光デジタル出力端子も廃止した。
双方向番組対応端子はかつて電話回線端子(モジュラージャック)とLAN端子で構成されていたが、電話回線を利用した双方向番組の普及が芳しくなかったことから電話回線端子は2009年モデルZ1シリーズ(DIGAは2008年&2009年モデルDMR-BR670V/XP25Vなど)を最後に廃止され、その後発売されたビエラ及びディーガは「お部屋ジャンプリンク」・「スカパーHD録画」・「アクトビラ」などに対応したLAN端子のみを装備している(ブロードバンド環境が整備されていることが前提)。
2011年春モデルは全機種モニター出力・Irシステム・S2/S1映像入力・側面のビデオ入力3の各端子を(加えてC3シリーズのうち24v・19v型はD4入力端子も)廃止し、上位モデルのみビデオ入力2の音声入力端子をメニュー操作でアナログ音声出力に変更可能とする方式に改められた(ビデオ入力は上位モデル2系統、普及モデル1系統。側面HDMI入力端子は上位モデルのみ搭載。Irシステム端子搭載のビエラはVT2シリーズが最後)。またC3シリーズとTH-L19X3は光デジタル出力端子非搭載でHDMIもARC非対応のため、AVアンプ(ホームシアターシステム)やデジタルコードレスサラウンドヘッドホンとの組み合わせ不可。
2013年以降モデルはホームシアターとの組み合わせが可能な(光デジタル出力端子とARC対応HDMI端子を搭載した)モデルが42v型以上の大型機種(DT60/E60シリーズ)に限定。39v型以下のパーソナルモデルとX6シリーズ・Cシリーズ・Aシリーズ全機種は(光デジタル出力端子を廃止しHDMI端子もARC非対応としたため)ホームシアター及びデジタルコードレスサラウンドヘッドホンとの組み合わせ不可となった。さらにアンテナとアナログAV入力(コンポジット・D4)以外の(HDMI・光デジタル・ヘッドホン)端子は全て従来の後面から(正面から見て左)側面へ移設されると共に、アナログAV入力端子は(GT5シリーズに採用されていたミニジャックから)従前のRCAジャックに戻されている。加えてアナログAV入力は(上位モデルも含め)全機種1系統のみとなった事から、(VT5シリーズなどの)上位モデルに搭載されていた「ビデオ入力2のアナログ音声出力切替機能」は廃止され、アナログオーディオ機器からTV音声を出したい場合のケーブル接続は(音量可変式の)ヘッドホン端子にのみ可(メニュー項目で「ヘッドホン端子へケーブル接続時でもビエラ本体内蔵スピーカーから同時に音を出すか否か」が選択可)。
2022年以降発売の4Kモデルは全機種、アナログAV入力端子を「映像・音声一体型ミニジャック」へ変更し・(従来の後面から)正面より見て左側面へ移設。接続には市販の「3.5mm径AVミニプラグ-RCAピンプラグ変換ケーブル」を別途用意する必要がある(モニター部とチューナー部を分離し、映像をWi-Fiでチューナー部からモニター部へ転送する「プライベートビエラ」・「ウォールフィットビエラ」・「レイアウトフリービエラ」はHDMI入出力のみでアナログAV入力端子非搭載のため、従来型アナログ再生機器との組み合わせ不可)。
2024年以降発売機種は業界で初めて「アナログAV入力端子の全廃」に踏み切っており、HDMI端子のない従来型アナログ再生機器が接続できなくなっている(2017年発売のパナソニックDVDプレーヤー現行モデル「DVD-S500」は接続不可。外部録再機器はHDMIやUSBの出力端子と光デジタル入力端子搭載機種のみ接続可)。
かつてのBSアナログ受信機(テレビ・録画機)に搭載されていたWOWOWデコーダー接続用「検波&ビットストリーム入出力端子」と・M-Nコンバータ接続用「AFC入力端子」は(今日の衛星デジタル有料チャンネルは「専用チューナーとアンテナが必要なスカパー! プレミアムを除き、視聴契約し規定の視聴料金を各放送事業者へ支払うのみで視聴可」となり専用デコーダー類が一切不要となったため)、2000年以降製造のBSデジタル・地デジチューナー搭載モデルより撤去されている(これにより、デコーダー類を置く空間と複雑な配線接続も一切不要となった)。
ディーガは2013年以降モデルよりアナログAV出力端子を廃止し、TV受像機とはHDMIケーブルでしか繋げなくなった。このため2005年以前のビエラ(PX/LX50・LD60シリーズ以前のビエラリンク=HDMI端子非搭載機種)とD65シリーズ以前のブラウン管地デジTVはディーガ2013年以降モデルとの組み合わせ不可。2018年以降モデルはD端子も廃止され、「アナログAV入力端子1系統とHDMI入力端子3系統」構成へと統一されている。またアナログAVケーブルと光デジタルケーブルの自社生産は2020年までに終了し・HDMIケーブルのみの生産へ移行したため、パナソニックショップではJVCケンウッドなどの他社製品を仕入れている。
据置スタンドは機種により別売と付属、固定式とスイーベル(首振り)機構付きのそれぞれ2通り存在。ただしプラズマビエラの高級機種750シリーズまでは全ての機種が据置スタンド別売となっており、2008年春モデルからは全ての機種にスタンドが付属となった(以前使用のブラウン管テレビを載せていたテレビ台は買い換えずにそのまま流用する顧客が増加したため[要出典])。
プラズマビエラ42v・37v型については別売の首振り(スイーベル)機構付据置スタンドとの組み合わせにより、設置後でも左右各10度~20度の範囲で向きを変えられる。ただし54v型以上の全機種、2007春モデルPX70/LX70/LD70シリーズ、2008年春モデルPX80/LX80/LX88シリーズ、2009年モデルX1シリーズのうち20v型以下の機種、2010年モデルCシリーズに付属の据置スタンドは完全固定式なので向きは変えられない(スイーベル機構を搭載したパナソニック純正別売据置スタンドとの組み合わせも不可)。
なお2008年春モデルからは、これまで最大42v型までしか搭載されていなかった据置スタンドのスイーベル機構を初めて46v・50v型にも追加(54V・58v・65v型の据置スタンドは転倒防止のため従前通り固定式)。全機種据置スタンド付属だがスイーベル範囲は前作(750シリーズ)までの左右各20度より狭められ、46v・50v型は左右各10度、42v型以下は左右各15度までとなっている(液晶ビエラはLX75S/75シリーズ以降のモデルより回転範囲が従来の左右各20度から15度までに狭まる)。また付属スタンドと本体が一緒に回転する方式に変わったため、別売り汎用据置スタンドやキャスター付き専用台との組み合わせはパナソニック純正であっても出来なくなっている(前作750シリーズまでは専用台・固定式据置スタンド、スイーベル付きスタンドの3択だった)。
現在発売のビエラは26v型以上が左右各15度までのスイーベル(首振り)機構付き、22v型以下が(左右スイーベル機構を廃止して)チルト(前後計11度までの角度調整)機構付きとなっている。
2011年モデルまでは32v型以下の中・小型機種(L32C3・L26X3・L32X3を除く)において、据置スタンドを梱包前に予め本体に取り付た状態で出荷されているので、開梱すれば(箱から出せば)スタンドを組み立てる手間が省けすぐに設置できたが、2012年モデル以降は32v型以下の中・小型機種であっても据置スタンドの組み立てが必要になった。
BSデジタル放送開始以後、ビエラには電子番組表「Gガイド」が搭載されている。より見やすさ・使いやすさを追求したデザインへの変更が今日まで繰り返され最新機種はジャンル別に色分け表示したり表示チャンネル数の選択が可能となっている[8]。
ビエラ登場当初から2009年モデルまでは「かんたんガイド」・「TV編」・「Tナビ(又はアクトビラ)・プリンター編」の3部構成だったが、2010年モデルより紙面構成が大幅変更され、「かんたんガイド」・「基本ガイド」・「接続ガイド」の3部構成に変更(アンテナ線接続方法とアクトビラ関連項目は「基本ガイド」に、アンテナ線以外の録再機器ケーブル接続方法は「接続ガイド」に各々掲載)。サイズは2009年モデルまでのA4からB5に小型化された(ディーガの取説も2010年モデルよりビエラ同様の紙面刷新を実施。但し同封の全メーカー共通冊子「BS・110度CSデジタルファーストステップガイド」はA4のまま)。
2009年モデルまでは「全国地デジ&地アナ設定チャンネル及び各TV局コード一覧」が取説本編(TV編)に掲載されていたが、2010年モデルからは(紙面大幅リニューアルに伴い)地デジ&地アナ設定チャンネル一覧を取説本編より削除。地デジ&地アナ設定チャンネル一覧表はパナソニック公式サイト内「取扱説明書」項からのダウンロードでのみ入手可能(SPS店限定モデルの取説は当初パナソニック公式サイトに非掲載だったが、パナソニックサイトがリニューアルされた2015年7月以降は系列店限定モデル第一号「PX77Sシリーズ」から最新モデルまで全機種の取説がパナソニックサイトよりダウンロード入手可。設定チャンネル一覧表は別冊付録として製品に同封)。
2010年モデルまでは表紙がカラー印刷だったが、2011年以降のモデルからは経費節減とインク節約のため完全モノクロ印刷に改められている(「簡単ガイド」はこれまで通りカラー印刷)。
2013年春以降モデルは以前の3部構成から1部構成へ集約され、「接続ガイド」と(カラー印刷だった)「簡単ガイド」は廃止された(TH-L19C50を除く)。
発売当初~2007年モデルまでは「アンテナ線の加工・接続方法」が詳しく書かれていたが、各家庭の視聴環境により用意する周辺部品(ケーブル・分配器・接栓など)が異なることに配慮し、2008年モデル以降はアンテナ線加工方法表記を省略。アンテナ線接続方法表記は大幅に簡略化され、「アンテナ接続に必要な部品の追加・およびアンテナが強風などにより倒れて破損し交換の必要が生じた場合は販売店に連絡する」よう呼びかけている。
「ビエラ操作ガイド」は、600/60シリーズ以降(2006年以降製造の機種)に採用された「画面で見る取扱説明書(マニュアル)」のこと(ただし同じ2006年モデルのTH-15LD60は前年2005年モデル「50シリーズ」に準じた機能なのでビエラ操作ガイドは非搭載)。従来の紙の説明書だけでは分からない事柄や使用していて操作方法が分からなくなった時、リモコンの「?」ボタンを押すと「ビエラ操作ガイド」画面に切り替わり操作方法を分かりやすく説明してくれる。PX・PZ・LX600・LX75S・LX75シリーズ(高級モデル)は音声ガイド付(音を出さないようにすることも可)だが、PX&LX60、LX65、LX70、LD70シリーズ(普及モデル)は音声ガイド非搭載で、画面によるサポートのみである。しかし音声ガイド無しモデルが発売されたのは2006年・2007年モデルのみで、2008年モデル以降は全機種「音声ガイド付(音無しモードにも設定可)」へ統一されている。
なおビエラ操作ガイド搭載機種においては紙の説明書(TV編)の表記内容が(ガイド非搭載の)従来モデルより簡素化されており、紙の説明書に書かれていない事柄はビエラ操作ガイドを参照するよう促されている。また操作ガイド本編とは別に、紙の説明書に書かれている機能をより詳しく説明する目的から、各項目毎に3桁のコード番号が割り当てられており、リモコンの「?」ボタンに続けて項目毎の3桁番号を入力すればその事項が表示される。
さらに2010年以降のモデルの場合、前年2009年モデルまで取説本編に書かれていた「用語解説」と「故障・異常の見分け方と処置方法」項は(取説紙面改編に伴い取説本編より削除され)ビエラ操作ガイドにのみ掲載となっている。
2013年春モデルからは各項目毎の3桁コードが廃止された(TH-L19C50を除く)。
「らくらくリモコン」はビエラ500/50シリーズ以降(地デジブラウン管TVはD65シリーズのみ)に採用された新デザインのリモコン。ボタンサイズを従来モデルの約1.5倍に大型化し、外観は手になじむラウンド或いはフラットフォルム。どの世代にも使いやすいユニバーサルデザインとなっている(2004年モデルまでとはボタン配置を大幅変更。人間工学の視点に基づく形で押しやすさ・使いやすさを考慮。使用頻度の高いボタンを大型化して中央部に配置し、ある程度の高さを付けて押しやすくしている)。また放送切替ボタンはパナソニック独自の(=パナソニックだけの)特徴として「数字ボタンを押せばどの種類の放送を視聴しているかを内蔵赤色LEDが点滅表示して知らせる」機能を有している(この機能は地上デジタルチューナー内蔵ビエラ発売当初より採用。但し電池が消耗するとボタン操作ができても表示が暗くなったり光らなくなる場合があるので、ボタン点滅機能や音声認識機能搭載モデルのリモコンにはアルカリ乾電池使用を推奨。なおディーガリモコン及び地上波チューナーのみ内蔵のVIERA、2011年春モデルのC3シリーズ以降の放送切替ボタンより点滅機能廃止が進み、2012年以降は全機種で放送切替ボタン点滅機能廃止)。
色はシルバーとブラックの2種類があるが、2010年モデルはBS・110度CSデジタル内蔵機がブラックに統一され[9]、シルバーは地デジ&地アナのみ視聴可能な機種と2011年春モデル「C3シリーズ」のみとなった(2017年以降モデルより、ビエラリモコンは全機種「ブラック」へと統一)。
2006年以降製造のLX&PX600/60シリーズ以降からはビエラリンクに対応した「新らくらくリモコン」へと進化(TH-15LD60は除く)。前作の500/50シリーズとはボタン配置や操作メニュー内容が一部変更され、蓋内にはパナソニック製DIGAの基本操作ボタン(一部のパナソニック製BD/DVDプレーヤーも操作可能。リモコンモードは出荷時は「1」に固定されているが、「2」または「3」に設定を変更することも可能)を、さらに操作方法を映像と音声で分かりやすく説明する「ビエラ操作ガイド」をそれぞれ新設(音声を出さないようにすることも可。LX60シリーズはビエラリンクなし。またPX/LX60・65、LX/LD70シリーズの場合、操作ガイドは音声無しで画面表示のみ)。データ放送視聴時などに用いる4色ボタン(青・緑・赤・黄)は(2005年モデルまでの)白地に各色を上塗りする方式から各色毎の樹脂地を用いる方式に変更され見やすくなった。
さらに2007春モデル(液晶LX75S/75/70,LD70、プラズマPZ700/70SK 700/70の各シリーズ)からもボタン配置を一部変更した他、色ボタンの配色・デザインを従来モデルより見やすくした「カラーユニバーサルデザイン」を採用。なお2007年秋モデルからは当リモコンの本体色をこれまでのシルバーから黒へと一新させている(750/800/85シリーズのみ)。さらに2008年春モデル(800/80/85/8シリーズ)もボタン配置を前作より一部変更している(十字キーの三角部分に突起を追加)。
2009年春モデルからはボタンサイズを大きくしたままリモコン本体をこれまでのラウンドフォルム(丸みを帯びた形)から薄く平骨(フラット)化したデザインに改め、十字キーのデザインをこれまでの丸一体型から矢印・決定キー分離型へと変更(BS・110度CS非内蔵モデルのみ)。DIGAも同様に2009年春以降の機種よりデザインがラウンドフォルムからフラットフォルムに変更され、スクロール(ジョグダイヤル)及びジョイスティック機能が廃止された(ディーガの「新らくらくリモコン」ではTV受像機メーカー設定時において番号を「24」に合わせた場合、2006年以降製造のVIERAに対してのみ入力切替ボタンが放送切替ボタンも兼ねる=この「24」設定で従来のパナソニック製アナログテレビ及び2005年以前のビエラも操作可能だが、この場合は入力切替ボタンのみ動作しない。なおビエラ側ではケーブルの繋がっている外部入力端子画面のみを表示し、ケーブルの繋がっていない端子は飛ばせる「入力自動スキップ」設定可。2005年以前の機種ではケーブルの繋がっている外部入力端子が一つも無い時に入力切替ボタンを押した場合、「外部入力端子に何も接続されていません」というエラーメッセージを画面上部中央に赤文字で表示。2006年以降の機種では入力切替ボタンを押すと外部入力一覧が画面左側に表示され、ケーブルの繋がっていない入力は灰色表示となり切替不可。なおディーガリモコンの入力切替ボタンによるビエラ放送切替では、各放送毎に以前視聴していたチャンネルを出画)。さらに「ビエラ」以降のモデルでは初期設定項目に「モニター出力停止設定」が追加され、「ヨコヅナ」から「タウ」までのブラウン管モデルではビデオ入力1のみに適用されていた[10]「(入出力ケーブルを同一の録画兼再生機に繋ぎ、当該機と繋いでいる外部入力に切り替えると機器間を同一信号が循環するために発生する「映像・音声の発振・雑音現象」を防ぐための)外部入力信号のモニター出力停止設定」が全ての端子に対して可能となった。
2009年以降製造の機種より、視聴しない・及びアンテナ線を繋がない種類の放送切替ボタンをメニュー操作でロックする(動作できなくする)ことが可能となった(SPS店限定モデルではメニュー操作のみならず、簡単リモコンのボタンをシフトキーとして操作することでも視聴しない放送切替ボタンのロックが可能)。ただしロック可能なのは地アナ・BS・CSのみで、地デジのロックは不可。同様の機能は(パナソニック以外の他社製テレビも操作可能な)汎用リモコンRP-RM102A/202も搭載している。
さらに3桁番号を入力してのデジタル放送チャンネル選局操作は、2008年モデルまでは蓋内にある「チャンネル番号入力(又は3桁入力)」ボタンを押した後に希望チャンネルの3桁数字を入力する方式だったが、2009年モデルからは(「3桁入力」ボタンが廃止され)「サブメニュー」ボタンを押して「3桁番号入力」を選んでから希望チャンネル番号を数字ボタンで入力する方式に改められている。なおチャンネル番号入力ボタンは放送切替機能も兼ねているが、サブメニューからの3桁入力は現在視聴している種類の放送内のみで3桁入力選局が可能で、チャンネル番号入力ボタンで可能だった「放送種類を跨いでの3桁入力(例えば地デジを視聴中にBSデジタルチャンネルを3桁入力で選局)」は(サブメニューからの3桁入力では)不可能となったため、事前に放送切替ボタンを押して視聴する放送の種類を確定させておく必要がある。
加えて2009年以降のモデルより「らくらくアイコン」ボタンも新設。使用頻度の高い機能をPC同様アイコン化して画面表示し、煩わしいメニュー操作を介さずボタン一つで目的の機能へ直接行けるようになった。
Zシリーズ(TH-P54/P50/P46Z1)はVIERAで初めて信号方式を従来の赤外線から無線伝送方式(ソニー「BRAVIA」に採用の“おき楽リモコン”と同タイプ)に改め、TV本体のリモコン受光(リモートセンサー)部に向けなくても操作可能(Zシリーズ以外の機種は従来通り赤外線伝送)。ただし無線伝送タイプのリモコンは予めリモコンタイプをTV本体に登録していなければ使えない(他機の赤外線伝送式リモコン=パナソニック製AV機器に付属しているパナソニックテレビが操作可能なリモコン、及びパナソニック製テレビが操作可能な他社製リモコンを用いてZシリーズを操作することは可能だが逆にZシリーズに付属のリモコンで赤外線伝送式の他機を操作することはパナソニック製であっても不可)。なお無線伝送式リモコンはZシリーズにのみ採用され、2009年秋冬及び2010年春モデルのリモコンは従来通り赤外線伝送方式である。
なおDIGAでは2010年夏モデルの「DMR-BWT3000K」と同年秋モデルの「DMR-BW3100K」のみが無線式リモコンを採用(DIGAが操作可能なパナソニック製及び他社製の赤外線式リモコンでBWT300K/3100Kを操作することは可能だが、逆にBWT3000K/3100Kに付属のリモコンによる他機操作はTV受像機基本操作のみ可能で、それ以外の他機操作はパナソニック製も含め不可)。
このタイプはパナソニック製DVDレコーダー「DIGA」及び日立リビングサプライ製(パナソニックOEM)地デジ液晶テレビにも採用されている[11]。
2011年春モデル(VT3/GT3/ST3/X3/C3シリーズ)のリモコンは、放送切替ボタンが「地上」・「BS」・「CS」の3個構成に変更。空いた右上部分は「ネット」ボタンに差し替えられた[12](地上アナログチューナーもこれまで通り内蔵しているが、放送切替の地上波ボタンはこれまでのアナログ・デジタル分離型から両者統合型に変更。工場出荷時は「地上」ボタンを押すとデジタル放送が映るので、地上アナログ放送を視聴する場合は初期設定メニュー画面「地上ボタン設定」項にて「デジタル」・「アナログ」どちらを視聴するか選択)。このボタン構成は今後2011年夏モデル以降の機種における標準規格となった(同年夏モデル以降の機種は地上アナログチューナーを完全撤去しデジタル3波チューナーのみ内蔵が標準規格となったため)。また同年以降モデルからは「リモコンモード切替機能」を新搭載。「2台以上のパナソニックテレビを同じ部屋で使う場合、リモコンモードを各機で別々に設定する」ことで混信を防げるようになっている(工場出荷時のリモコンモードは「1」。パナソニックテレビを1台しか使っていない場合はモード変更不要で、2台以上同時に使う場合はもう一方の機種のモードを「1以外の数字」に合わせる)。
登場当初のビエラはチャンネル選局機能に加え「文字入力」機能も搭載していたため・数字ボタンには文字と記号も表記されていた。しかし2012年以降モデルより文字入力機能が廃止され、同時にアクトビラサービスが終了したため、現行モデルの数字ボタンは(かつて生産されていたアナログTV受像機同様)「数字のみの記載」へ戻されている。
なお「らくらくリモコン」・「新らくらくリモコン」はいずれも本体への信号送信部を従来の1箇所から2箇所へと増やし、リモコンを斜めや縦に持った状態でも操作可能(DIGAも同様。ただしビエラ2009年春モデルX/Cシリーズの送信部は1箇所のみ)。4Kビエラ上位機種(有機ELモデル)は従来の赤外線に代わり「Bluetooth方式」を採用しており、本体前面の「リモートセンサー」部へ向けなくてもリモコン操作が可能となっている(初期設定として「本体・リモコン双方のペアリング作業」が必要)。
また基本機能のみに限定したパナソニック純正の汎用リモコンも2機種発売(パナソニック専用のTY-RM200、他社製TVも操作可能なRP-RM102。ビエラ付属リモコン同様「光る放送切替ボタン」搭載)。ビエラ付属の「新らくらくリモコン」と同一デザインで使いやすさを追求、ボタンサイズを従来モデルより大型化して押しやすくしている(「光る放送切替ボタン」は放送切替方式のモデルに設定した場合のみ動作)。同種のリモコンは系列店でのみ販売の機種「PZ/PX/LX88/V11/X11/X22/V22/D22/X21/X33/V33シリーズ」にも付属(STBの操作は不可、「ケーブル」ボタンは「BSお天気」ボタンに差し替え。2010年春モデルX22/V22シリーズ、同年秋冬モデルD22/X21シリーズの簡単リモコンは放送切替ボタンから地上アナログ放送が外され「静止」ボタンに、「ケーブル」ボタンは「快聴」ボタンに各々差し替え、「イヤホンモード」ボタン新設(2011年春モデル「TH-L32X33/L37DT33」とプラズマ3DビエラVT33シリーズの50v・46v・42v型=TH-P50/P46/P42VT33は加えてCSボタンも外され放送切替は地デジとBSのみ。ただし多機能「新らくらくリモコン」の放送切替ボタンは従来通り地上アナログとCS放送も付いている)。さらにDIGAでも2010年秋モデル「DMR-BR590」と系列店限定モデル「DMR-BW695」には(今までの「新らくらくリモコン」に加え)基本操作のみに限定しボタン数を減らした「簡単リモコン」も付属し(加えてBW695にはパナソニック純正HDMIケーブルも付属)、従来のビデオデッキからBDへ乗り換えたばかりで使い慣れない人でも操作しやすい工夫がなされている(「新らくらくリモコン」のみ付属のBWT3100/BWT2100/BWT1100/BW890/BW690も別売オプション扱いでBR590付属品と同タイプの「簡単リモコン」使用可、ただしこのリモコンで2010年夏モデル以前のディーガを操作することは不可。またTV受像機の操作は従来通り「新らくらくリモコン」でのみ可)。
なお2008年6月には今までのTV・STB(RP-RM102の基本機能)に加え、(DIGAを含む)DVDレコーダー&プレーヤー・ビエラリンク・Gガイド・メニュー操作に対応したボタンも追加された汎用リモコン「RP-RM202」も発売(VIERA&DIGAの「新らくらくリモコン」と同一デザイン。放送切替方式のモデルに設定した場合にのみ動作する「光る放送切替ボタン」も搭載)。ただしDVDレコーダーと地上デジタルTVの相互連動機能はパナソニック製「ビエラリンク」に対応するが、他社製の連動機能(ブラビアリンク・レグザリンク・AQUOSファミリンクなど)にも一部機能を除き対応している。またこのリモコンで従来の(アナログチューナーのみを搭載した)ビデオデッキやテレビデオの操作は(パナソニック製も含め)不可。
2013年には(SPS認定)パナソニックショップのみで購入可能な[13]手元スピーカー&音量つまみ付き簡単リモコン「“聴こえモン”TY-RM800S」を発売(専用無線送信機と3.5mmミニプラグ付きアナログオーディオケーブル付属。無線送信機へ繋ぐ付属ケーブルはTV受像機の「ヘッドホン」端子へ接続[14]。リモコン本体は単3乾電池2本と付属ACアダプタの2電源対応)。なお本モデルは(RP-RM102A/RM202とは異なり)パナソニック製TVのみ操作可能(一部動作しない機種もあり)で、「地上」・「BS」の各放送切替ボタンに点滅機能は無い。
2019年以降に発売された4Kチューナー内蔵機種(有機ELも含む)のリモコンは(これまでの単3乾電池2本使用から)「単4乾電池2本使用(アルカリを推奨)」へ変更され、ネットダイレクトボタン増設に伴いボタン配置と本体デザインも大幅変更。有機ELを含む4Kビエラ現行モデルのリモコンは一部機種を除き「単4乾電池2本使用」へ統一され、単3乾電池2本使用の従来型リモコンは4K非対応据置パーソナルモデル(TH-32/24J300・TH-32J350)・プライベートビエラ一部機種(UN-19FB10H/F11)・レイアウトフリービエラ一部機種(TH-43LF1)・ビエラ&ディーガ汎用リモコン(パナソニック以外の他社製機種は操作不可)「DY-RM50」に残るのみとなった。
2022年には、パナソニック以外の他社製テレビも操作可能な防水リモコン「DY-RM60」が発売されている(単4アルカリ乾電池2本使用。本体デザインはプライベートビエラ用防水リモコン「DY-RM35」に準じているが、ボタン構成は異なる。再生・停止などのボタンも付いているが、ディーガなどのBDレコーダー操作には非対応)。
これら「新らくらくリモコン」及び「簡単リモコン」では従来モデルのパナソニック製テレビ(VIERA以外のアナログチューナーのみ搭載した機種)も操作できる(ただし一部動作しないボタン有り)が、1992年以前製造の機種については動作しない場合有り。
ホームシアターシステムのリモコンはラックシアターが「単3乾電池2本使用」・シアターバーが「ボタン電池CR2025使用のカードリモコン」とそれぞれ区別されていたが、2011年発売のラックシアター「SC-HTX720/520」を最後に単3乾電池使用シアターリモコンは消滅。現行モデルのシアターリモコンは全機種「ボタン電池CR2025を用いるカードリモコン」へ統一された(ボタン電池は工場出荷時にリモコン内へ装填済みで、開梱・設置後初の使用開始時に消耗&液漏れ防止用絶縁シートを引き抜く。電池交換時は乳幼児などがボタン電池を誤飲する事故が起きないよう十二分注意が必要)。
上位機種においては通常のイヤホン・ヘッドホン端子に加え、イヤホン・ヘッドホンを差し込んでもスピーカーの音が消えず2画面機能搭載(チューナー2系統装備の)機種では左端子から左画面が、右端子からは右画面の音声がそれぞれ別々に出る「ファミリーイヤホン端子」が装備されている[15]。
また、家族で別々の音量での視聴を可能にするために、スピーカーとイヤホン音声を同時出力する機能(ファミリーイヤホン機能)が搭載された機種もある[16]。
「端子2系統搭載型ファミリーイヤホン」モデルは2006年(液晶ビエラは2005年)発売機種を最後に廃止され、現行モデルは「イヤホン端子を1系統へと減らした代わりに、イヤホンを差し込んだ時も本体スピーカーから同時に音を出すか否かをメニュー操作で選べる方式」へ改められている。なおビエラリンクメニューで「音声をシアターから出す」を選んだ場合、本体イヤホン端子から音声は出力されない。またアナログオーディオ兼用モニター出力端子が2010年モデルを最後に廃止されたため、現行モデルはイヤホン端子が「音量可変式アナログオーディオ出力」も兼ねている。
2008年までに発売されたモデルはTH(テレビの頭記号)-インチ数+2桁のアルファベット+1 - 3桁の数字の3 - 5桁で表される。また、サイドスピーカーモデルは最後に「S/SK」が付く。「K」はブラックモデルの意味である。
また、1桁モデルと2桁モデルではBS/CSデジタルチューナーの有無・2桁モデルと3桁モデルではHDMI端子の数、ダブルチューナーの有無、インテリジェントテレビ番組ガイドの有無、アクトビラ・ビデオ対応/非対応などが異なる。
2009年春モデルからは、TH-パネル素材+インチ数+シリーズ名+モデル世代で表される。このうちモデル世代は通常は1桁だが、スーパーパナソニックショップ限定モデル、一部のモデル[17]は2桁で表される。また、2009年 - 2011年はモデル世代が発売年を平成で表した年の下1桁である(例:2010年〈平成22年〉モデル=2/2 *2011年〈平成23年〉モデル=3/3*)。
2014年春モデル以降は後述のプラズマテレビの生産終了に伴って液晶のみのラインナップとなったため、2009年春モデル〜2013年秋冬モデルまでの型番法則からパネル素材を示すアルファベットが無くなり、TH-インチ数+シリーズ名(1文字又は2文字のアルファベット+グレードを示す3桁の数字)に変更となった(後述するスーパーパナソニックショップ専売機種は量販店向け機種と型番法則が一部異なる)。
アルファベットは1文字であればスタンダードタイプ。2文字であれば*Sはハイグレードモデル、*Xは4K UHDモデル、*Zは有機ELモデルをそれぞれ示し、最初の1文字目は世代を示す(2014年モデルは"A"、2015年モデルは"C"、2016年モデルは"D"、2017年モデルは"E"、2018年モデルは"F"、2019年モデルは"G"、2020年モデルは"H")。なお、アルファベットと3桁の数字の組み合わせに関しては、2013年秋冬モデルのTH-L65WT600から使用が開始されている。
テレビ生産開始以来続いてきた松下時代からの型番「TH」は、本年発売機種より「TV」へと改められた。また、シリーズ名が1文字のアルファベット+グレードを示す2桁の数字+1文字のアルファベットの組み合わせに改められ、最初のアルファベットはWは4K UHDモデル、Zは有機ELモデルを示す。
パナソニック純正のBS・UV分波器付属(部品コード:K2HZ103Z0005 2007年夏モデルPZ750/70シリーズ、2008年春モデルPX80シリーズ以降は別売・サービスルート扱い)。
BS・UV分波器は全機種別売り(パナソニック純正分波器を使う場合はサービスルート扱い)。また、4:3モデルに関してはTH-15LD60・LD70以外は全てアナログチューナーのみ内蔵しており、2011年以降は地デジ単体チューナーまたは地デジチューナー内蔵レコーダーの接続が別途必要となる。2020年以降製造機種はSDカードスロットを廃止した。
・本年発売以降機種より、外部入力画面呼び出しは前年モデルまでの順送り式から「(入力切替ボタンを押すと)端子を画面に一覧表示し、リモコンの十字キー・数字ボタンいずれかを押して見たい端子の画面を呼び出す方式」へ変更されている(TH-15LD60を除く。「入力自動スキップ」機能を有効にした場合、ケーブルが繋がっていない空き端子は灰色表示され選べない)。
・本年以降発売機種より・デジタルチューナー非搭載の従来型アナログ録画機へデジタル放送録画予約情報を(リモコン赤外線信号へ変換して)転送する「Irシステム」端子が撤去され、本機からの録画予約は「ビエラリンク(HDMI経由による転送)」へ一本化されている。
※ホームシアターとの組み合わせが可能な「光デジタル出力端子&ARC対応HDMI端子」を備えているのはAX/ASシリーズ(42v型以上)のみ。普及モデルのAシリーズ(39v型以下全機種と50v型の一部)はホームシアターとの組み合わせ不可。
・本年以降発売機種より「光デジタル出力端子非搭載機種でもARCに対応した2010年以降製造のシアターと組み合わせ可能」となっている。アナログAV入力端子は「D端子とコンポジット映像端子一体型1系統のみ」となり、Dケーブルとコンポジット映像ケーブルの同時接続は不可となっている。
アナログAV入力端子はD端子が廃止されて「コンポジット映像端子とコンポーネント映像端子の一体型」となり、コンポジット映像ケーブルは一番外側の「黄色」端子に接続する(コンポーネントケーブルとコンポジットケーブルの同時接続は不可)。
本年モデル以降、コンポーネント端子は廃止され、アナログAV入力はコンポジット端子1系統のみ。HDMI入力端子は4系統へと増やされた他・43v型以上の大型機種は全て4Kチューナー内蔵となり、4Kチューナー非搭載機種は32v型以下の小型モデルとプライベートビエラのみとなった。
本年モデルよりアナログAV入力端子は「映像・音声一体型ミニジャック」へと変わり、接続には市販の「ピンプラグ・映像音声一体型ミニプラグ変換ケーブル」が別途必要。D4映像入力端子とSDカードスロットは廃止された。
HDMI入力端子は4系統搭載。アナログ入力は2019年以降機種よりD端子非搭載でコンポジットAV入力端子1系統のみ。機種によっては映像・ステレオ音声一体型ミニジャックのため変換(アダプター)ケーブルが付属されている(2021年以降モデルはミニプラグ変換式アナログAVケーブル別売り)。
2007年春モデル発表時に、主にSPS(スーパープロショップ)認定のナショナルショップ(現在のスーパーパナソニックショップ)向けに発売する専用モデルを設定した。当初はプラズマテレビのみだったが、2008年春モデルからは液晶テレビにも専用モデルが設定された。
据置スタンドはPX77Sシリーズが固定式、左右各20度まで回転するスイーベルスタンド、キャスター付き専用台の何れか一方を選択。PX/LX88シリーズは付属の固定式スタンドとの組み合わせのみ。PZ88シリーズは46v型は左右各10度、42v型は左右各15度まで各々付属スタンドごと回転する(別売り据置スタンドとの組み合わせはパナソニック純正品であっても不可)。
なお本モデルのファミリーイヤホン機能はPX77Sシリーズのみにしか採用されず、2008年春モデルは(スピーカーの音が消える)通常のイヤホン端子のみである(デジタル・アナログチューナーも全モデル1系統のみ)。また本モデルはビエラ公式サイト、量販店用ビエラカタログ&ビエラ新製品資料カタログ、パナソニックセールスマンカタログには掲載されず(SPS認定のパナソニックショップ各店に置かれている)系列店用ビエラカタログ&ビエラ新製品資料カタログ・特選品カタログ・(パナソニックフェア用)各種チラシのみに掲載されている。そのため、ビエラカタログは系列店用と量販店用で一部ページにおいて掲載内容が異なる(同じページであっても系列店用カタログの方が系列店限定モデルが追加で掲載されている分、内容が多い)。また表紙は系列店用では下に赤い線がひかれており、「カラーテレビ総合カタログ」の次に四角枠で「S」と書かれている(=「スーパーパナソニックショップ」の頭文字。この方式は2007年7・8月号より実施)。
パナソニック公式サイト内「取扱説明書」及び「商品ライブラリー」項にも系列店限定の上記モデルは非掲載なので、本シリーズの取説を購入前に閲覧したい場合はSPS認定パナソニックショップ各店のスタッフへ申し出る事になる。
系列店のみで販売されるビエラは(系列店用)カタログ本文中で「パナソニックのお店取り扱いモデル」と赤地に白抜き文字で表記。全てのパナソニックショップで販売されているとは限らないので(SPS認定店のみで販売)、「該当機種(系列店のみで販売される機種の品番)取り扱いのある“パナソニックのお店”でお買い求め下さい」という注釈も赤文字で併記されている[23]。 なおパナソニック公式サイト内「Webカタログ」項で公開されているパナソニック製のビエラカタログは量販店用であり、SPS認定パナソニックショップ用カタログはサイト上で非公開である。
パナソニック公式サイト内の家電エコポイント対象商品一覧、「CLUB Panasonic(クラブパナソニック)」のご愛用者登録(My家電リストの商品登録)のサイトではSPS認定店限定モデル(生産終了品も含む)も掲載されている。家電エコポイント対象商品一覧にはこの他にも公式サイトで製品情報が掲載されていない販売ルート限定商品(例:TH-L37G1HT)が掲載されているが、その詳細については不明[24]。
ラインナップが再編され、プラズマモデルとフルハイビジョン液晶モデルは「V11シリーズ」に、ハイビジョン液晶モデルは「X11シリーズ」となる。なお、スーパーパナソニックショップ限定のプラズマテレビは本シリーズから全機種フルハイビジョンとなり、新たに50v型を追加設定した。
パナソニックは業務用のプラズマ・液晶ディスプレイも生産・販売をしている。個人での購入はできない。(一部商品では個人での購入が可能な場合もある)
パナソニックはポータブルテレビ(プライベート・ビエラ)の種類が国内メーカーの中で最も豊富で、地デジ専用(ワンセグ&フルセグ)モデルから防水仕様モデル・「お部屋ジャンプリンク&ビエラアプリ」搭載モデルに至るまで幅広い製品を取り揃えている[26]。なお「プライベート・ビエラ」全機種が受信可能な一般TV放送は日本国内分のみで、かつ電源電圧も日本国内仕様であるため、海外TV放送視聴&海外での使用はバッテリー駆動が可能な機種であっても不可。
リモコンモードは工場出荷時、モニター側・チューナー側・付属及び別売り防水リモコン「DY-RM35」いずれも「2」に設定されているが、「1」に設定した場合は据置ビエラやディーガのリモコンでもプライベートビエラを操作可能(2台以上のビエラ・ディーガを同じ場所で使う場合は、操作対象機種以外の他機種が反応しないようリモコンモードを変える。DY-RM35のリモコンモードを「1」に設定した場合、同じリモコンモード「1」に設定された据置ビエラ他機種も操作可能=「チューナー操作」ランプ消灯時のみ可。一部動作しないボタンあり。同一リモコンモードに設定されたディーガ・パナソニックBD/DVDプレーヤーリモコンでもプライベートビエラチューナーを操作可能)。なお付属及び別売り防水リモコン「DY-RM35」は(メーカー設定機能非搭載のため)パナソニック製テレビのみ操作可能となっており、チューナー部を他社製テレビ受像機とHDMI接続した場合は相手機に付属の純正リモコンで操作する形となる(こちらも殆どがメーカー設定機能非搭載なので、他社製テレビリモコンによるパナソニックプライベートビエラ操作は不可)。
「ワンセグ受信」・「チューナー部バッテリー駆動対応」・「アナログAV入出力&地デジ用外部アンテナ端子搭載」ポータブルビエラの生産は2017年までに終了しており、現行モデル「プライベートビエラ」は全て「アンテナ線を繋いだ据置型チューナーで受信した地上/BS/110度CSデジタルフルセグ放送・本体HDD/別売りUSB-HDDに録画した番組・BD/DVD再生映像を無線で同梱モニターへ転送する方式」へ、チューナー駆動はAC電源のみへとそれぞれ統一されている(モニターは内蔵バッテリーでも動かせるが、停電時はチューナーが動作しないので「お部屋ジャンプリンク」含むTV視聴不可。またチューナー電源を「節電待機」モードで切ったり、チューナー電源コードを抜いている場合もTV視聴・お部屋ジャンプリンク使用不可。付属及び別売り防水リモコン「DY-RM35」には「d(データ)」ボタンが付いているが付属モニターはデータ放送非対応で、データ放送視聴は据置ビエラとHDMI接続したプライベートビエラチューナーを操作する場合のみ可。この時は「チューナー操作」ボタンを押して赤ランプを点灯させる(チューナー操作をしない状態が数分間続くと赤ランプは自動消灯)。据置ビエラ・プライベートビエラチューナー相互間をHDMI接続すれば「ビエラリンク」と「チャプター編集」機能を使用可。チューナー部は全機種アナログAV出力端子と光デジタル出力端子非搭載で、据置ビエラとはHDMI接続のみ可。アナログAV入力端子も非搭載のため、ビデオデッキなど従来型アナログ録再機器との組み合わせは不可。ヘッドホン端子はモニター部のみの搭載でチューナー部はヘッドホン端子非搭載のため、HDMI接続した据置ビエラでプライベートビエラチューナーの映像を視聴する場合、ヘッドホンはTV受像機やアンプなどにある端子へ繋ぐ。チューナー本体はディスプレイ非搭載のため、動作状態や異常発生状況は全て「赤及び緑のランプ点灯・点滅」にて表示)。またモニター部は有線LAN端子非搭載で、チューナー部及び市販ルーターとはWi-Fi(無線LAN)接続のみ可能。
チューナー部には全機種「USB-HDD」端子(セルフパワー型・パッシブ型両方に対応)が搭載されており録画も可能だが(但し接続可能なUSB-HDDは1台のみで、市販USBハブを用いた複数台接続・登録には非対応)、防水型普及モデル「Eシリーズ」はシングルチューナーのため録画中はチャンネル変更(裏録)不可。また「See Q Vault」に対応していないUSB-HDDは録画元の機器でしか再生できず、別の機器(同一品番のパナソニック製プライベートビエラも含む)へ繋ぎ替えると初期化が必要となるため、今まで録画していた番組は全て消去される。ディーガへの録画番組ダビングは有線LAN経由でのみ可能となっており、ダビング先のディーガは2012年以降製造の「番組お引越しダビング」対応モデルのみ組み合わせ可能。
同梱されている紙の取扱説明書は「基本ガイド」として概略と注意事項のみが書かれており、応用編(詳しい使い方)は同梱モニターに内蔵の「電子説明書」・及びパナソニックHP「お客様サポート」項に掲載の説明書でのみ閲覧可能。
TDX7・Fシリーズに付属の非防水リモコンは単3乾電池2本使用。Eシリーズに付属の防水リモコン・及び別売り防水リモコン「DY-RM35」は単4乾電池2本使用で(アルカリ乾電池を推奨)、電池蓋は(市販のマイナスドライバーを用いて開閉する)防水パッキン付きネジ式となっている。
アンテナ出力端子搭載機種の場合、ディーガとは異なり(据置ビエラと繋ぐ)同軸アンテナ線は全機種別売りとなっている。また4K/8Kチューナー内蔵テレビと組み合わせる場合、本機の衛星アンテナ出力端子は4K/8K非対応なので・4Kの全チャンネルを視聴したい場合は市販の8K対応分配器を用い、衛星アンテナ線は壁のアンテナ端子から4K/8Kテレビの衛星アンテナ端子に直接繋ぐ(電波漏洩による周辺機器への障害防止のため、ブースター・分配器・アンテナ端子と壁内アンテナ配線は従来のBS・110度CSデジタルより伝送帯域が大幅に広い「3224MHz」に対応している必要があり、非対応の場合は屋内配線も4K対応製品へ交換する)。
デジタル放送視聴時に必要となる「B-CASカード」はフルサイズカードではなく、切手及びSDカード大の「mini B-CASカード」を採用しているため、紛失・誤飲・損傷には十二分注意が必要(チューナー部背面にある「mini B-CASスロット」へ差し込む。紛失・損傷時は所定のカード再発行手数料を別途自己負担)。
現行モデルは一部を除きHDMI・アナログAV入力端子ともに非搭載のため、録画番組やソフトは本体(チューナーユニット部)に搭載のHDD・BDドライブ、チューナー部につないだUSB-HDD、「お部屋ジャンプリンク」につないだ据置ビエラ・ディーガで録画した番組のみ再生可能(ディーガのBDドライブ再生映像はプライベートビエラでのジャンプリンク視聴不可)。また2019年以降モデルは(BDプレーヤー付き機種を除き)チューナー部小型化に伴い、アンテナ端子は据置ビエラへの出力が廃止されて「地デジ・BS混合入力」となり、壁のアンテナ端子へ地デジとBSが混合伝送されている場合は(分波器が不要となり)市販同軸アンテナ線を1本つなぐだけで済むようになっている(ただしアンテナ線を単独配線したため地デジとBSが別々の場合は市販の混合器が、据置ビエラへもアンテナ線を分配する場合は市販の4K/8K対応分配器&分波器がそれぞれ別途必要)。
ライバルのシャープも「アクオスポータブル」を2018年より発売していたが、BDプレーヤー付き上位モデルが設定されず・かつ登場以来一度もモデルチェンジされないまま2021年3月限りで生産終了。プライベートビエラは現在「国内大手メーカーが生産する唯一のポータブルテレビ」となっている。
2012年から「DIGA+(ディーガ・プラス)」として発売されていたモニター付ハードディスクレコーダーが、品名をハードディスクレコーダー付ポータブルテレビに、ブランド名を「プライベート・ビエラ」にそれぞれ変更された。なお、後述のSV-ME7000と「ビエラ・ワンセグ」として発売されていたSV-ME580も「プライベート・ビエラ」に移行された。またHDD付きチューナーユニットを省いて防水タッチパネルモニターのみとした「ディーガモニター(UN-DM10/15C1)」も発売(但し組み合わせ可能なディーガは2013年以降に製造された無線LAN対応モデル=本体にWi-Fi内蔵&別売アダプタDY-WL10使用で無線LAN対応となる機種のみで、有線LAN専用モデルとは組み合わせ不可)。
なお「お部屋ジャンプリンク」はパナソニック独自の規格であり、無線LAN及びDLNAに対応した他社製品との互換性は無い(録画番組及び受信放送の転送はパナソニック製「ビエラ&ディーガ」からのみ可能となっており、他社製のBDレコーダー&薄型テレビには非対応)。
チューナー部は「据置ビエラへも分配可能なアンテナ出力端子」を地デジ・BS各1系統ずつ搭載している(市販の分波器と同軸アンテナ線3本が別途必要。ただし分配相手の据置ビエラが4Kチューナー内蔵機種の場合、本機は4K非対応なので4Kの全チャンネルを見たい場合は市販の4K対応分配器・分波器・同軸アンテナ線を別途用意し、4Kビエラへは本機を経由せず直接アンテナ線をつなぐ)。
※全機種アナログAV出力端子非搭載のため、HDMI端子非搭載テレビ(PX/LX50シリーズ・LX60シリーズ・TH-15LD60以前の機種)との組み合わせ不可(HDMI端子を搭載した2005年以降製造「PX/LX500シリーズ」以降モデルとのみ組み合わせ可)。加えて光デジタル出力端子も非搭載のため、ホームシアターシステムは「HDMI端子搭載機種」とのみ組み合わせ可能(本機と据置ビエラの間にホームシアターを挟む形でHDMI接続)。なおプライベートビエラの4K・8Kチューナー内蔵機種は2019年12月現在発売されていない。
2009年3月から、「VIERA」の新たなラインナップとして、家中どこからでも視聴できるポータブル地上デジタルテレビを発売。電源コード・アンテナコードがなくても視聴できるようにバッテリーや4ダイバーシティアンテナを搭載しているのが特徴である。
ビエラワンセグの一部普及モデル以外は地デジ視聴のみならず「お部屋ジャンプリンク」にも対応。さらに「ビエラアプリ」も搭載しており、様々なネットコンテンツが利用可能(SV-ME7000/ME5000以外のポータブルビエラに搭載されているネット機能は「ビエラアプリ」を名乗っていないが、ビエラアプリ同様のネットコンテンツを搭載)。また、前述のとおり、SV-ME7000は「プライベート・ビエラ」へブランド移行したものの、このモデルがパナソニック製ポータブル地上デジタルテレビの最終モデルとなった。
以下に記述する機種はすべて生産を終了している。
パナソニック製ポータブルテレビに関しては「ビエラ・ワンセグ」のほうが発売が早く、MEシリーズ全機種はキッチンやバスルームでも使える防水仕様となっている。発売当初は普及モデルを除く殆どのモデルが「SDオーディオ再生」機能を搭載していたが、SV-ME970/870を最後に2011年限りでポータブルビエラのSDオーディオ再生機能は廃止されている(SD搭載「D-dock」は「SC-HC40」を最後に2011年限りで生産を終え、「ディーガ」へのSDオーディオ録再機能搭載はトリプルチューナーの2014年春夏モデル「DMR-BXT970/870/BZT9600」を最後に廃止)。また、前述のとおり、SV-ME580は「プライベート・ビエラ」へブランド移行したものの、このモデルがパナソニック製ポータブルワンセグテレビの最終モデルとなった。
以下に記述する機種はすべて生産を終了している。
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アナログから地上デジタル放送への移行加速を図る観点から、地上・BS各アナログチューナーのみを搭載した従来型モデルの生産完全終了を2006年に発表した(ブラウン管は完全撤退。液晶は地デジ対応モデルのみの生産に移行。なお地デジチューナーは全てステレオタイプなので、モノラルテレビの生産は全て終了)。そして2007年8月をもってアナログチューナーのみ搭載のテレビは生産を終了した。さらにビデオデッキやDVDレコーダーについてもアナログチューナーのみ搭載のモデルは2007年4月に生産を完全終了し、地デジ対応モデルのみの生産に移行した。
アナログブラウン管テレビ最終モデルについてはタウを、ビデオデッキおよびDVDレコーダーのアナログ最終モデルはDIGAを、それぞれ参照のこと。
現在のイメージキャラクターはRT2Bシリーズから滝川クリステルを起用。2004年から2010年7月までは、小雪を起用していた。また、PZ750SKシリーズからは綾瀬はるかもCMに登場していた[28]。2010年のVT2シリーズのCMでは、新たに石川遼をイメージキャラクターに起用した。
過去に放映された「VIERA」のロシア版CMでは北野武をイメージキャラクターとして起用されていた。
・以下は売上不振による赤字でTV生産撤退。
2008年、パナソニックは欧米においてテレビ向けWebサービス「VIERA CAST」を開始[30]。2011年春にはサービスを拡充して名称を「VIERA Connect」とした[30]。
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