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やまがたすみこ
日本のシンガーソングライター (1956-) ウィキペディアから
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やまがた すみこ (1956年10月11日[1] - ) は、日本の女性歌手、シンガーソングライター、フォークシンガー。夫は井上鑑[1]。
人物・経歴
要約
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デビューまで
東京都北区出身[1]。幼少時代は埼玉県草加市に在住した。[要出典]小学校6年生の頃から作詞作曲を始める[1]。
上野学園高等学校1年生在学中[要出典]、1972年(昭和47年)にTBS系の視聴者参加番組『家族そろって歌合戦』に出場、中学生の時の自作曲「夏になったら」を歌い優勝[1]。それをきっかけに日本コロムビアからスカウトされ、芸能事務所のバードコーポレーションに所属する。
翌1973年(昭和48年)2月に16歳で、自作曲を歌ったファーストシングル『風に吹かれていこう/あの人が好きなのに』で日本コロムビアからデビューした[1]。
カレッジ・フォークの新星
1973年3月、ファーストアルバム『風、空、そして愛 やまがたすみこ フォークアルバム第1集』をリリース。同年9月には『あの日のことは… やまがたすみこ フォーク・アルバム第2集』、翌1974年5月には『Melodies Come From My Heart やまがたすみこ フォーク・アルバム第3集 』をリリース[2]。「フォーク・アルバム3部作」を発表し「カレッジ・フォークの新星」として注目される[1]。
デビュー当時は自作曲のほか、森山良子のヒット曲や千賀かほる「真夜中のギター」、赤い鳥が歌った「赤い花白い花」などをカバーし、本田路津子風のカレッジ・フォークのスタイルを取っていた。
1973年8月のシングル『あの日のことは』は、TBS系テレビドラマ『おさななじみ』(1973年7月6日 - 10月26日放送)のテーマ曲として使用され、やまがた自身も出演した[3]。東京・阿佐ヶ谷を舞台に、隣同士に生まれ育った幼なじみの男女が、様々な出来事を経て結ばれるまでを明るくさわやかに描いたドラマである[3]。『おさななじみ』ではやまがたがギターを持って登場し、居間や窓辺で「夏になったら」「風に吹かれていこう」「あの日のことは」などの曲を歌う場面や、林寛子と「この広い野原いっぱい」を合唱する場面もあった。
またデビュー当時はマルベル堂でブロマイドが売られるなど、アイドル歌手的に扱われていた時期もあった。
なお、1973年12月発売のシングル『白い船白い鳥/日立ミュージック・イン・ハイフォニックのテーマ』では「1960年(昭和35年)生まれ」とある。B面曲はニッポン放送のラジオ番組『日立ミュージック・イン・ハイフォニック』のテーマ曲で、番組で毎週流されていた(作詞:高田敏子、作曲:山本直純)。
シティ・ポップへの転身
その後はフォークソングからニューミュージック系に移り、1974年の4枚目のアルバム『虹 RAINBOW』からはポップス系のアレンジを取り入れる[1]。1976年の6枚目のアルバム『サマー・シェイド』からはシティ・ポップへ路線変更し、新たなファン層を獲得した[1]。1977年のアルバム『FLYING』では自作曲が減り、代わって松本隆、鈴木茂、細野晴臣、佐藤健、伊藤銀次らが参加している。
1974年には、NHK教育テレビの学校放送番組『うたって・ゴー』で「うたのおねえさん」として出演した。
NHKの音楽番組『あなたのメロディー』で1974年に誕生した「風を見たよ」「海のおくりもの」は、NHK『みんなのうた』でも放送され、翌1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会のテーマソングとして使用された。
→「沖縄国際海洋博覧会 § 音楽」も参照
また1975年12月から翌1976年1月までの2か月間、NHK『みんなのうた』で「くいしんぼうのカレンダー」が放送された(作詞:仲倉重郎、作曲:中田喜直[4])。
結婚後
1979年(昭和54年)に井上鑑と結婚[1]。結婚後は第一線を退いたが[1]、本人は「引退したわけでもなく、スタジオワークや様々なアーティストのサポートボーカルなどで、のんびりと音楽活動を続けています」と述べている[5]。
1982年には世界名作劇場『南の虹のルーシー』のオープニングテーマ「虹になりたい[6]」、エンディングテーマ「森へおいで[7]」を手掛けた[8]。
1985年にはモモ名義で、国際科学技術博覧会(つくば科学万博)の「住友館」テーマ曲「空に会おうよ」(作曲・編曲:坂本龍一、作詞:矢野顕子)を歌った。
→「国際科学技術博覧会 § つくば博関連の曲」も参照
2003年には、実に25年ぶりとなるオリジナルアルバム『歌が降りてくる』を発表。2010年にボーナストラックを2曲追加した新装版として再発売された。
結婚後は表舞台には立たなくなったものの、スタジオワークやライブで健在ぶりを示し、数多くのCMソングやジングル、企業CIによるサウンドロゴなどを多数担当している。担当したCMソングやテーマソング、サウンドロゴなどをまとめたCDアルバムも発売されている[9]。
→詳細は「§ 担当・参加作品」を参照
再評価
2010年代以降は、シティ・ポップのリバイバルブームによる再評価が進み[10]、シティ・ポップの復刻盤シリーズ「Light Mellow 和モノ」から、2014年10月29日にベストアルバム『Light Mellow やまがたすみこ』がリリースされた。同シリーズからは他に松原みき、しばたはつみ、佐藤奈々子、当山ひとみ、尾崎亜美などの音源がリリースされている。
さらに2020年11月3日には、1978年のアルバム『エメラルド・シャワー』からシングルカットされた『あの日のように微笑んで/ほろ酔いイヴ』がアナログレコード(7インチシングル)として限定発売、ジャケットデザインはオリジナルLP盤と同一の写真が使用されている[10]。
また同時期には、過去の音源やベストアルバムが、サブスクリプション方式の音楽配信ストリーミングサービスで視聴できるようになった。
→「シティ・ポップ」も参照
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ディスコグラフィー
要約
視点
シングル
アルバム
ベストアルバム
その他の音源
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テレビドラマ
担当・参加作品
テーマソング
- 沖縄国際海洋博覧会テーマソング「風を見たよ」「海のおくりもの」(1975年)
- 2曲とも1974年発表のシングル曲。
- 国際科学技術博覧会「住友館」テーマソング「空に会おうよ」(1985年)
- モモ名義で歌唱。作曲・編曲:坂本龍一、作詞:矢野顕子。
- CD『やまがたすみこ CM WORKS』『すみこレアリティーズ Theme & CM Songs』に収録。
- 諏訪を美しくする会 キャンペーンソング「このまちが好き人が好き」
- CD『すみこレアリティーズ Theme & CM Songs』に収録。
- テレビ信州社歌「みつめあえばそこに」
- CD『やまがたすみこ CM WORKS』に収録。
- 磐田市の歌(1982年)
- CD『やまがたすみこ CM WORKS』に収録。
CM・サウンドロゴ
CD『すみこレアリティーズ Theme & CM Songs』に収録。
- キユーピー『キユーピー・バックグラウンド・ミュージック』テーマソング「日曜日のキユーピー」
- CD『すみこレアリティーズ Theme & CM Songs』では「日曜日の朝は」の曲名で収録。
- 明治製菓(現・明治)イソジンうがい薬「ただいまのあとは」
- 丸八真綿 ジェシー入浴篇「大きなカラダ小さなカラダ」
- リケン ふえるわかめちゃん
- JRA エリザベス女王杯
- 東京電力 企業歌「胸の振子」[注釈 14]
- 久光製薬 CIサウンドロゴ「ヒサミツ」
- 倉敷チボリ公園
- サンヨー食品 サッポロ一番「ごくらく麺」
- 第二電電 DDIセルラー「屋形船」
- JAバンク JAカード「咲かせよう」
- 資生堂 SHE'S 洗顔ウォーター「洗う泡」
- 味の素ゼネラルフーヅ AGF 1997年冬「いつもありがとう」
- キリン 午後の紅茶 1999年春
- カルピス ホットギフト
- P&G アリエール ピュアクリーン「おかえり」
- ライオン PCクリニカ「診察ドキュメント」
- 積水ハウス 戸建住宅「グリーンファースト」
- 2010年 - 2011年。CM自体は2009年に放映されていたが、既存サウンドロゴを差し替え。
- ハウス食品 ハウスシチューミクス「お帰りなさい」
- 大丸「愛のキャッチボール」
バックボーカル
幼児向け商品
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脚注
関連項目
外部リンク
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