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オリバー・ターベイ

イギリスのレーシングドライバー (1987 - ) ウィキペディアから

オリバー・ターベイ
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オリバー・ジョナサン・ターベイ(Oliver Jonathan Turvey, 1987年4月1日 - )は、イギリス出身のレーシングドライバー

概要 オリバー・ターベイ, 基本情報 ...
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経歴

要約
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カート

1987年に、イギリスイングランド)・カンブリア州ペンリス英語版で生まれる。8歳の頃からカートに乗り始め、キャリアをスタートさせた。1999年には、「イギリス・カデット・チャンピオンシップ」で総合5位となる。その成績が評価されイギリス・ナショナルチームのメンバーに加わり、同年の「インターナショナル・チャンピオンシップ」で勝利を収めた。翌年の2000年は、「ジュニア・ヤマハ・ナショナル・チャンピオンシップ」でタイトルを獲得する。その後、「ジュニア・KTM・チャンピオンシップ」を経て、2002年には「ジュニア・ロータックス・クラス」の選手権で年間チャンピオンに輝いた。

カー・レーシング

ターベイは、2003年の「イギリス・フォーミュラ・ルノー・ウィンター・シリーズ」でシングルシーターデビューを果たした。この年は、「ジップ・フォーミュラ」にも出場してルーキードライバーの中では最高順位となる総合4位の好成績で終える。2004年は、「フォーミュラ・BMW UK」に参戦する。初参戦ながらも1勝を挙げ、総合7位となる。シーズン終了後は、「アジアン・F3チャンピオンシップ」にエントリーし2度ほどレースに出走している。

翌年も、チーム・SWRから「フォーミュラ・BMW UK」に参戦。シーズンを通じて優勝こそ無かったものの6回の表彰台を獲得する。総合順位は前年より1つ下がって8位となった。3年目の2006年も引き続き同シリーズに参戦し、チーム・ロックタイトに移籍する。第7戦から出走を開始した。出場したすべてのレースでポイントを獲得し、第17戦から3戦連続の優勝を果たすなど随所に速さを見せた。最終的に優勝5回、表彰台圏内10回、ポールポジション7回という昨年を大きく上回る成績を残し、総合2位でシーズンを終えた。大会終了後にバレンシアで行われた、「フォーミュラ・BMW・ワールドファイナル」ではイギリス勢の最高順位となる6位でフィニッシュする活躍を見せる。この年の「マクラーレン・オートスポーツ・BRDC・ヤングドライバー・オブ・ザ・イヤー・アワード」(McLaren Autosport BRDC Young Driver of the Year Award)においてターベイは、年間アワードを受賞している。

2007年は当初イギリス・F3選手権に参戦予定だったが、新たにヨーロッパ大陸でのレースを中心にして活動する事になった。ジェンザー・モータースポーツから「ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー 2.0」と「イタリア・フォーミュラ・ルノー 2.0」の両シリーズに1年間参戦し腕を磨いた。2008年はイギリスに戻り、「イギリス・F3選手権」へ正式に参戦を開始する。カーリン・モータースポーツから出走し、4度の優勝を果たす走りを見せチームメイトのハイメ・アルグエルスアリに次ぐ総合2位に食い込んだ。

2009年、ターベイは「フォーミュラ・ルノー 3.5 シリーズ」への参戦を開始する。昨年に引き続きカーリン・モータースポーツから出走し、チームメイトも前年の僚友ハイメ・アルグエルスアリとなった。第3戦モナコラウンドでは初のポールポジションを獲得し、決勝レースでも首位を譲らず堂々の初優勝を飾った。ルーキードライバーの中でも最高順位となる総合4位でシーズンを締めくくった。年末からは、2009年-2010年GP2アジアシリーズに参戦している。2010年5月からはGP2の本戦へエントリーする。GP2アジアシリーズから引き続いてiスポーツ・インターナショナルから出走しシーズンを戦った。

11月16日には、マクラーレンからアブダビで行われたF1の若手ドライバーテストに参加する[1]レッドブルから出走していたダニエル・リチャルドに次いで、1.1秒差の2番手となるタイムを残した。

2011年2月、オーシャン・レーシング・テクノロジー英語版から再びGP2アジアシリーズに参戦する。全戦で完走するもののポイント獲得は出来なかった。2010年を以てレーシング・ステップ財団英語版の支援が終了したため、資金面において厳しい状態となる。その影響もあり、アジアシリーズ終了後の本戦では僅か2レース(第3ラウンド)のみの出走となってしまった。

その後、GP2シリーズを離れターベイはブランパン耐久シリーズ英語版へ新たに活動の場を移した。マクラーレン・GTMcLaren GT)から出走し、マクラーレン・MP4-12C GT3のステアリングを握った。チームメイトは、アンドリュー・カーカルディAndrew Kirkaldy)、アルヴァロ・パレンテダニー・ワッツ英語版の布陣となった。「GT3プロ」部門のカテゴリーで参戦した。

2012年は、シーズンの大半をF1チームであるマクラーレンからテストドライバーとして活動した。

2013年は、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズル・マン24時間レースに参戦した。両レース共にJotaスポーツからの出走となった。搭乗車は、ザイテック・Z11SN。チームメイトは、サイモン・ドゥーランルーカス・ルーア(ル・マン24時間レースのみ)。ヨーロピアン・ル・マン・シリーズでは、悪天候となった開幕戦の予選でポールポジションを獲得すると、続く決勝レースでも首位を死守したままポールトゥーウィンを決める走りを見せる。シーズンで71ポイントを稼ぎ出し、LMP2クラスの総合3位という好成績を挙げた。ル・マン24時間レースではLMP2クラスの3番手スタートから始まったが、その後順位を落としクラス7位で終えた。

翌年も再び、Jotaスポーツからル・マン24時間レースに挑んだ。チームメイトは、昨年に同じサイモン・ドゥーランと新たに加わったハリー・ティンクネル。予選は、ティリエ by TDR レーシングに次ぐクラス2番手となった。迎えた決勝レースでは、見事な走りでトップを抜き去りそのままLMP2クラスのトップチェッカーを受けた、自身、そしてチームにとってもル・マン24時間レース初制覇となった。5月末に開催されたフォーミュラEの第10戦・最終戦ロンドン大会にて、ネクストEV・TCRNEXTEV TCR)から出走する事となった。両レース共に9位でフィニッシュしデビュー戦初入賞を果たした。また、このレースではエースドライバーのネルソン・ピケJr.セバスチャン・ブエミルーカス・ディ・グラッシと年間チャンピオンを争っていたが、ブエミがファステストラップを出してチャンピオン獲得と思われた所、ターベイが終盤にファステストラップを叩き出してタイムを更新、ブエミの2ポイント獲得を阻止した。さらにはピケJr.へ順位を譲るなど大活躍を見せ、結果ピケJr.のチャンピオン獲得を見事援護したことが話題となった。

2015年は、連覇を目指し3年連続でJotaスポーツからル・マン24時間レースへ出場した[2]。三度タッグを組むサイモン・ドゥーランとニュージーランド出身のミッチ・エバンスがチームメイトとなる。搭乗車を昨年までドライブしたザイテック・Z11SNから新たにオレカ・05へチェンジした。予選では、LMP2クラスの4番手タイム(14番グリッド)をマークした。迎えた決勝では、周回数を重ねながら徐々に順位を上げ2位まで上り詰めた。しかし、首位を捕らえるまでには至らずそのままチェッカーを受けた。LMP2クラス連覇はならなかったが内容のあるレースだった。ル・マンでの活動以外では、日本のSUPER GTへ参戦しドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシングから出走した。第5戦以外すべてのレースでポイントを獲得したが、総合順位ではGT500クラスの13位だった。10月からは前年の活躍もあってか引き続きネクストEVからフォーミュラEへの参戦が決定した[3]。チームメイトも継続して前年度(初代)チャンピオンのピケJr.。この年は3度の入賞に留まったが、年間ランキングは14位となりこの年不調だった15位のピケJr.を上回った。

2021-22シーズンも同体制でフォーミュラEに参戦している一方で、マクラーレンからテストドライバーとして活動している。

2022-23シーズンからはDS・ペンスキーのリザーブドライバーに就いている。

レースでの受賞歴

  • 2006年12月 - マクラーレン・オートスポーツ・BRDC・アワード
  • 2008年 - スポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー・アワード・アット・ザ・2008・カンブリア・スポーツ・アワード
  • 2008年 - デイリー・ミラー・ベスト・ブリティッシュ・ドライバー・F3・アワード
  • 2008年 - アワーデッド・ザ・ダンヒル・フューチャー・チャンピオン・アワード・アット・グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード
  • 2008年 - ユニバーシティ・オブ・ケンブリッジ・エクストローディナリー・フル・ブルー・フォア・モータースポーツ
  • 2008年 - ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ・ナショナル・レーシング・ドライバー・オブ・ザ・イヤー
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レース戦績

略歴

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  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

フォーミュラ

イギリス・フォーミュラ3選手権

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フォーミュラ・ルノー3.5 シリーズ

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GP2シリーズ

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GP2アジアシリーズ
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フォーミュラE

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ル・マン24時間レース

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ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ

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SUPER GT

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FIA 世界耐久選手権

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出典

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