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2015年のSUPER GT
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2015年のSUPER GTは、2015年4月4日・5日に岡山国際サーキットで開幕し、同年11月14日・15日にツインリンクもてぎで閉幕した全8戦のシリーズである。
2015年のSUPER GT | |||
前年: | 2014 | 翌年: | 2016 |
サポートシリーズ FIA-F4選手権 |
前年からの主な変更点
要約
視点
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レース日程
2014年8月の暫定カレンダーの時点では前年とほぼ同じ日程が組まれていたが、2015年1月に大幅な日程変更が発表され、前年は10月の開催だったタイラウンドが6月に移動して第3戦となり、代わりにオートポリス・スポーツランドSUGOの2戦が秋に移動した。これはタイ側の主催者からの要請によるもので、他のレースとのバッティングに加え、2018 FIFAワールドカップ・アジア予選の二次予選と日程が重なる恐れが出てきたため[1]。ただこの変更により、ル・マン24時間レースのテストデーと日程が重ならなくなったため、日本人ドライバーにとってもメリットがあるという[2]。
レギュレーション
GT300クラス
JAF-GT規定では、前年はタイラウンドでのスポット参戦として導入されたGT300マザーシャシーを用いた車両が本年から正式にエントリーできるようになった[3]。
FIA-GT3規定では、前年から使用しているブランパンシリーズのBoP(性能調整)について、ブランパンシリーズ主催のステファン・ラテル・オーガニゼーション(SRO)とGTアソシエイション(GTA)との間で連携し、SUPER GTでの結果を反映させる形でより公平なBoPを策定することで合意した[4][5]。具体的には、3月に行われるSROのポールリカールでのBoPテストで基準となるBoPが作られ、それを適用した形で岡山でのSUPER GTテストを実施、その結果がSROに送られSUPER GTで適用できるように再調整するかたちをとる。ただし、タイヤに関してはミディアムを基準として設定され、それをSUPER GTに合わせることで、基本的にタイヤの差がBoPに入らないようにするほか、ウェイトハンデも従来のまま加味されないかたちとなる。
予選方式
従来通りのQ1、Q2の2回によるノックアウト方式は変わらないが、Q1において、従来はGT300クラスの走行終了後直ちにGT500クラスの走行が行われていたが、今年からGT300クラス走行終了後に5分間のインターバルを設けることになった[6]。
マシン
GT300クラス
- 前年までメルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3を2台走らせていたGAINERは、10号車を日産・GT-R NISMO GT3に変更する[7]。
- グッドスマイルレーシングはこれまでのBMW・Z4 GT3からメルセデス・ベンツSLS AMG GT3に変更する[8]。
- Cars Tokai Dream28はこれまでのマクラーレン・MP4-12C GT3から、ムーンクラフトが製作したマザーシャシー仕様のロータス・エヴォーラ(SGT-EVORA)に変更する[9]。
- LM corsaは前年使用のBMW・Z4 GT3に加え、新たにレクサス・RC F GT3を追加する。ゼッケンナンバーはRC Fが60号車、Z4が51号車となる[10][11]。
- JLOCは開幕時点では前年から引き続きランボルギーニ・ガヤルド GT3で参戦しシーズン途中からランボルギーニ・ウラカン GT3への変更を予定していた[12]が結局最終戦までガヤルドでの参戦となった。
- ホンダ・CR-Z GTはARTAの1台のみとなる[13][14]。また2015年度で参戦を中止することが発表された[15]。
- 前年までアストンマーティン・V12ヴァンテージGT3を走らせていたArnage Racingは、メルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3に変更する。[16]。
- TEAM MACHは前年の日産・GT-R NISMO GT3からマザーシャシー仕様のトヨタ・86に変更する[17]。
エントラント
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GT500クラス
- トヨタ陣営(LEXUS Racing)は、チームルマンとRACING PROJECT BANDOHが体制を維持、トムスは中嶋一貴がFIA 世界耐久選手権(WEC)とスーパーフォーミュラに専念するため離脱したのを受けて、前年37号車を担当した伊藤大輔が36号車に移ってジェームス・ロシターとコンビを組み、37号車には前年中嶋の代理を務めた平川亮がフル参戦、アンドレア・カルダレッリとコンビを組む。また、平手晃平がサードに復帰しヘイキ・コバライネンとコンビを組み、石浦宏明がその代わりとしてセルモに移って立川祐路とコンビを組む[18][19]。
- 日産陣営は基本的に前年と変わらないラインナップだが、KONDO Racingのミハエル・クルムがWEC用車両の開発に専念するため、第3戦まではクルムの代理としてルーカス・オルドネスがGT300クラスから昇格して参戦する[20]。

- ホンダ陣営は、活動を休止した童夢に代わり、新たに道上龍が率いるドラゴ・モデューロ・ホンダ レーシングが発足、ゼッケンナンバーは15を付け、ドライバーは小暮卓史とオリバー・ターベイが担当、タイヤはブリヂストンを使用する。その他のチームではARTAはGT300クラスから野尻智紀が昇格、REAL RACINGは武藤英紀が移籍し、TEAM KUNIMITSUは山本尚貴と伊沢拓也のコンビで参戦する。またNAKAJIMA RACINGが体制は前年のままだが、カーナンバーを「32」から「64」に戻している[13][21]。
GT300クラス
- GAINERは、10号車のドライバーとしてアンドレ・クートと千代勝正が加入、また千代のブランパン耐久シリーズ出場時の代理として富田竜一郎を起用する[7][22]。また、前年までGAINERのスポンサーとして参加していたRn-SPORTSがGAINERのサテライトチームとして独自に参戦する。ゼッケンナンバーは111を使用、マシンはメルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3を使い、ドライバーはGAINER時代から継続する植田正幸と、前年スポット参戦の経験がある鶴田和弥が務める。またタイヤはヨコハマタイヤを使う[23]。
- 土屋武士が2008年まで父の土屋春雄が率いてきたつちやエンジニアリングの名称を復活させ、マザーシャシー仕様のトヨタ・86で参戦する。ゼッケンナンバーは昔使われてきた25を使い、タイヤは長年の関係からヨコハマ、監督は土屋春雄、ドライバーは土屋武士と彼が育成してきた松井孝允を起用する[24][25]。
- スバル(STI) ・R&D SPORTは井口卓人と前年までGAINERの10号車をドライブしていた山内英輝のコンビで参戦する。また、タイヤもミシュランからダンロップに変更する[26]。
- aprは31号車のドライバーとして新田守男から前年サードドライバーの中山雄一に変更する。また、タイヤもこれまでのヨコハマからブリヂストンに変更となる[10]。なお、もう一人のドライバーである嵯峨宏紀はWECにも出場するため、嵯峨が出られない場合の代理として佐々木孝太が登録されている[27]。
- Team TAISANは1年間SUPER GT及びル・マン24時間レースに関する活動を休止すると発表した[28]。
- LM corsaは母体となっているOTGモータースポーツに加え、INGINGが参加しての共同参戦となる。60号車は前年参加の飯田章と吉本大樹がドライブし、メンテナンスをOTGモータースポーツが担当する。51号車はaprから移籍の新田守男とGTに復帰する脇阪薫一がドライブし、メンテナンスをINGINGが担当する[11]。
- NDDP RACINGは、オルドネスのGT500昇格を受けて、高星明誠が初参加、星野一樹とコンビを組む[20]。
- 無限(M-TEC)は、本年のレース活動を休止、GT500のホンダ陣営やGT300のARTAへのサポートに徹することとなった[29]。
- アップガレージはRACING PROJECT BANDOHと共同で参戦する。マシンはトヨタ・86MCを使用し、メンテナンスはRS中春とRACING PROJECT BANDOHが共同担当、タイヤはヨコハマを使用、カーナンバーはGT500の童夢の活動休止に伴い空き番号となった「18」[30]。ドライバーは中山友貴とマルコ・アスマーが務める[31]
- RUN UP SPORTSは前年から引き続き吉田広樹と田中篤がドライバーを務め、サードドライバーとして成澤正人と荒井康裕が登録されている。また、ロックバンドのDOESとのコラボレーションも行われる[32]。
- Audi Team Hitotsuyamaは前年から引き続きリチャード・ライアンと藤井誠暢がドライバーを務め、サードドライバーにステファン・オルテリが登録される。また、Blancpain GT Seriesなどに参戦するW-Racing Teamと提携し、全レースにエンジニアとメカニックが派遣される[33][34]。
- LEON RACINGは、前年最終戦で加入した蒲生尚弥が黒澤治樹と参戦する[35]。
- 前年まで共同参戦していたDIRECTION RACINGとPACIFIC RACING TEAMが関係を解消し、それぞれ単独のチームとして参戦する。
- KTRは坂本祐也と山下健太の2人でエントリーしていたが、坂本が重症を負ったため、アレキサンドレ・インペラトーリと山下で開幕戦を迎える事となった[39]。
なお、年間エントリーがGT500が15台、GT300が29台、計44台となっており、登録全チームが出場した場合、コース毎に設定されている最大出走台数[注釈 1]を超過するレースが発生する。このため、GTA代表の坂東正明はレースによっては予選落ちが発生することを示唆している[40][41]。
サポートレース
2015年より新たに、サポートレースとしてFIA-F4選手権のレースが開催される[42]。タイラウンドを除く全戦で開催され、1大会2レース制が採用される。
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エントリーリスト
GT500クラス
GT300クラス
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スケジュール及び勝者
ポイントランキング
ドライバー部門
- ポイントシステム
GT500クラス
GT300クラス
チーム部門
- ポイントシステム
GT500クラス
GT300クラス
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注釈
脚注
外部リンク
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