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コパ・アメリカ2024
2024年にアメリカ合衆国で開催された第48回目のコパ・アメリカ ウィキペディアから
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コパ・アメリカ2024(西: Copa América 2024)は、2024年6月20日から7月14日にかけてアメリカ合衆国で開催され[1]、南米サッカー連盟(CONMEBOL)主催の大陸選手権コパ・アメリカの第48回大会であった。当初は2023年に開催予定だったが、UEFA欧州選手権同様、開催をFIFAワールドカップの開催されない偶数年に変更することが報じられている[2]。アメリカでの開催は100周年記念特別大会だった2016年のコパ・アメリカ・センテナリオ以来。開幕戦はジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアム、決勝はフロリダ州マイアミガーデンズのハードロック・スタジアムで開催された。
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開催国
当初は持ち回りでエクアドルが開催予定であったが、2022年11月、同国は大会の開催を辞退した。2023年1月27日、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)とCONMEBOLの新たな戦略的パートナーシップの一環として、2023-24 CONCACAFネーションズリーグに出場するチームのうち6つのチームが出場し、アメリカで大会を開催することが発表された[4]。
プレーインラウンド
CONMEBOLとCONCACAFの協定により、CONCACAFから6チームが本大会に加わることとなった[4]。2023-24 CONCACAFネーションズリーグ準々決勝の勝者4チームが本大会への出場権を獲得し、準々決勝で敗れたチームはプレーインラウンドで対戦することになった。
カナダがグループステージ進出
コスタリカがグループステージ進出
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出場国
大会はCONMEBOL加盟の10チームおよびCONCACAFネーションズリーグの上位6チーム。
抽選
シード順
抽選会では、ポット1の4チームがそれぞれのグループに事前シードされ、次のように決定された。
- コパ・アメリカ王者のアルゼンチンはグループAにシードされた。
- CONCACAFゴールドカップ2023の王者であるメキシコは、グループBにシードされた。
- 2023年10月のFIFAランキングでCONCACAFの最高位のアメリカは、グループCにシードされた。
- FIFAランキングでCONMEBOLの2位につけているブラジルは、グループDにシードされた。
残りの12チームは、2023年10月のFIFAランキングに従ってポット2から4に配置され、抽選の時点ではまだ決定されていない2つのCONCACAFプレーインラウンド勝者チームは、それぞれ自動的にポット4に配置された[5]。
抽選結果
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開催地
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グループステージ
要約
視点
各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
順位決定方式
グループステージにおけるチームの順位は以下のように決定される(規則第24条)[5]。
- グループの全試合で獲得したポイント(勝利で3ポイント、引き分けで1ポイント、敗北で0ポイント)
- グループ全試合の得点差
- グループ全試合で獲得したゴール数
- 当該チーム間の直接対戦による勝点
- 当該チーム間の直接対戦による得点差
- 当該チーム間の直接対戦によるゴール数
- レッドカードの多少
- イエローカードの多少
- 抽選
グループA
→詳細は「コパ・アメリカ2024・グループA」を参照
グループB
→詳細は「コパ・アメリカ2024・グループB」を参照
出典: CONMEBOL
順位の決定基準: 順位決定方法
順位の決定基準: 順位決定方法
グループC
→詳細は「コパ・アメリカ2024・グループC」を参照
グループD
→詳細は「コパ・アメリカ2024・グループD」を参照
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ノックアウトステージ
要約
視点
→詳細は「コパ・アメリカ2024・ノックアウトステージ」を参照
ノックアウトステージでは、90分終了時点で同点の場合は即PK戦で勝者を決める。決勝のみ90分終了時点で同点の場合は30分の延長戦。それでも決着がつかない場合はPK戦で勝者を決める[5]。
進出チーム
4つの各グループから上位2チームが以下の通りノックアウトステージに進出した。
トーナメント表
準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
7月4日 – ヒューストン | ||||||||||
![]() | 1 (4) | |||||||||
7月9日 – イーストラザフォード | ||||||||||
![]() | 1 (2) | |||||||||
![]() | 2 | |||||||||
7月5日 – アーリントン | ||||||||||
![]() | 0 | |||||||||
![]() | 1 (3) | |||||||||
7月14日 – マイアミガーデンズ | ||||||||||
![]() | 1 (4) | |||||||||
![]() | 1 | |||||||||
7月6日 – パラダイス | ||||||||||
![]() | 0 | |||||||||
![]() | 0 (4) | |||||||||
7月10日 – シャーロット | ||||||||||
![]() | 0 (2) | |||||||||
![]() | 0 | |||||||||
7月6日 – グレンデール | ||||||||||
![]() | 1 | 3位決定戦 | ||||||||
![]() | 5 | |||||||||
7月13日 – シャーロット | ||||||||||
![]() | 0 | |||||||||
![]() | 2 (3) | |||||||||
![]() | 2 (4) | |||||||||
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
→詳細は「コパ・アメリカ2024決勝」を参照
ハードロック・スタジアムの門にサポーターが殺到したため、コパ・アメリカ決勝戦は当初30分遅れとなり、最終的には予定より90分近く遅れて開始された[6]。
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優勝国
コパ・アメリカ2024優勝国 |
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![]() アルゼンチン 2大会連続16回目 |
総合順位
論争やトラブル
要約
視点
ピッチにまつわる論争
今大会のスタジアムのピッチの大きさと芝生の面積について、選手や監督を中心に論争が巻き起こった[7]。スタジアムの多くがアメリカンフットボールでも試合開催される為、FIFAの標準である115ヤード(105メートル)×74ヤード(68メートル)よりも小さく、試合内容や結果に影響を与え、ロースコアの試合が増える可能性が高いと報告された[7]。またスタジアムの芝は、自然に育ったものではなく、特別に選ばれた苗床で栽培された芝生で、それを運んで人工芝の上にパッチ状に敷き詰め、縫い合わせたもので、この芝の準備は数か月前から始まっていたが、メルセデスベンツスタジアムでの開幕戦の芝は、試合日のわずか3日前に用意されたものだった[7]。
大会開幕戦のアルゼンチン対カナダ戦の試合後のインタビューでは、リオネル・スカローニとエミリアーノ・マルティネスが不満を訴え、スカローニは試合前にピッチを変えた事によって試合内容に影響が及んだと述べ、マルティネスはピッチが非常に凸凹としており、改善しなければ、コパ・アメリカが同時期に開催されていたEURO2024よりも低いレベルに見られてしまうと述べた[7][8]。
グループステージのペルー対チリ戦では、ペルーのルイス・アドビンクラがアキレス腱を負傷したが、監督のホルヘ・フォサッティ監督は、負傷の原因はAT&Tスタジアムの芝にあると述べ、ピッチの表面が少し硬いと語っている[9]。ヴィニシウス・ジュニオール、カマル・ミラー、ハメス・ロドリゲス、リカルド・ガレカもピッチについて不満を訴えた[10][11][12]。
出場国の選手や監督が不満を訴える一方で、CONMEBOLは大会前からの準備にも問題はないと擁護するコメントを述べている[12]。
チケット価格の高騰
ファンからは今大会のチケット価格は、過去の大会と比較しても高額であるという声が聞かれており[13]、今大会の開催国であるアメリカでの公式および非公式のチケット転売が盛んに行われた[13]。オンライン上でのチケット転売サイトのTickPickは、今大会のグループステージの試合チケットの平均購入価格は187ドルで、2016年の116ドルから61%増加していると報告している[13]。グループステージの試合で最も高価なチケット価格となったのはアルゼンチンとペルーの試合で、平均購入価格は478ドルに達した[13]。決勝戦のチケットは、TickPick、TicketIQ、SeatGeekといった、オンライン上で売買及び転売が行われるサイトのデータによると、最低価格はこれらのサイト全体で平均2127ドルで、平均価格は4024ドル、TicketIQは最高価格は66765ドルであると報告している[14]。大会を通じてチケット価格が高騰した為、いくつかの試合で観客数が少なくなった[13][15]。
誤審および審判の判定を巡る論争
グループステージのアメリカ対ウルグアイでは、マティアス・オリベラのゴールが決勝点となってウルグアイが勝利したが、このゴール判定を巡って長時間のVARレビューが行われ、ゴールが認められたものの、この判定については議論が生じた起きた[16][17]。32分には主審のケヴィン・オルテガがクリス・リチャーズにイエローカードを提示しているが、その際ウルグアイは素早くフリーキックを蹴ってリスタートしようとしたが、オルテガ主審はカードを提示する為に腕を完全に伸ばす前に、もう片方の腕を上げてプレー続行の合図を示した[16]。前述の通り試合はアメリカが敗れたが、クリスチャン・プリシッチは試合中ずっとオルテガ主審に対して苛立ちを見せ、試合終了のホイッスル後、プリシッチはオルテガと握手することを拒否した[16]。また、監督のグレッグ・バーホルターも試合後のインタビューでオルテガ主審の判定について不満を述べた[16]。
ブラジル対コロンビア戦では、ペナルティエリア内で突破を図ったブラジルのヴィニシウス・ジュニオールが、コロンビアのダニエル・ムニョスに倒された場面で、VARの結果、ムニョスのプレーはノーファウルだったと主審のヘスス・バレンズエラは判定を下したが、後にこの判定は誤審であったとCONMEBOLが認めた[18][19]。
ウルグアイ対コロンビア戦でのトラブル、騒動
準決勝のウルグアイ対コロンビア戦試合終了後には、ウルグアイの選手とコロンビアのサポーターとの間でトラブルが発生した[20][21][22]。ダルウィン・ヌニェスやロナルド・アラウホら複数の選手達が、スタンドのコロンビアサポーターと乱闘を繰り広げた[20][21]。ホセ・マリア・ヒメネスはスタンドには家族や友人がおり、その近くの場所で起きた為に守る必要があったと述べ、現場に警官が到着するまで時間がかかった点について警備面の不備も指摘した[20]。この事態を受け、CONMEBOLは調査に乗り出すと表明している[20][21][22]。
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脚注
外部リンク
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