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サッカーアメリカ合衆国女子代表

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サッカーアメリカ合衆国女子代表(サッカーアメリカがっしゅうこくじょしだいひょう)は、アメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)によって構成される、アメリカ合衆国女子サッカーナショナルチームである。愛称はUSWNT(The USA Women's National Teamの略称)。

概要 サッカーアメリカ合衆国女子代表, 国または地域 ...
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概要

要約
視点

ワールドカップで史上最多4回の優勝、オリンピックで金メダルを史上最多5回獲得しており、女子の代表チームで最も成功しているチームである[1]CONCACAF女子ゴールドカップ(前身「CONCACAF女子選手権」を含む)においては、出場10大会中9回で優勝を果たし、アルガルヴェ・カップは10度優勝を果たしている。

FIFAランキングにおいては、記録が公表されるようになった2003年から2008年まで平均2位を記録し[2]、その後2008年3月から、2014年11月にドイツ代表に譲るまで約6年半の間1位を保持し続けた[3]

アメリカ女子代表チームにとっての初の国際試合は1985年8月18日に行われたイタリア代表との試合で、結果は0-1で敗れた[1]

1985年の代表チーム発足以来、数多くの著名な選手を輩出してきた事でも知られている。2004年には、ミア・ハムミシェル・エイカーズの2選手がペレによりFIFA 100(『偉大なサッカー選手100人』、実際は125人)の中に選ばれた。

歴代監督は代々アメリカ人指導者(その中には、自身も元代表選手だったエイプリル・ヘインリックス英語版も含まれる)が就任してきたが、2007年、初の外国人指導者である、スウェーデン人のピア・スンドハーゲが就任した[4]。同時に、元サッカーノルウェー女子代表選手だったヘーゲ・リーゼ英語版もコーチとして着任している。

2013年、スコットランド人で前オーストラリア女子代表監督トム・サーマンニが新監督に就任し[5]、2代続けての外国人監督となった。

2014年、3月のアルガルヴェ・カップ2014で7位に終わり、4月6日の対中国戦で2-0で勝利した直後、サーマンニは突如として解任された[6]。後任の監督が決まるまで、ジル・エリス英語版が監督代行が務めた。

同年5月、ジル・エリスが正式に監督に就任した[7]

2019年、6月の2019 FIFA女子ワールドカップに8大会連続8回目の出場。初戦のタイ戦は、アレックス・モーガンが5ゴールなど13-0と大勝。この勢いそのままに第2戦のチリ戦も3-0と快勝。最終戦のスウェーデン戦も2-0で破り、グループFを首位かつ18得点0失点という圧倒的な強さでラウンド16進出。ラウンド16ではスペイン戦では9分にジェニファー・エルモソのPKでこの大会初失点を喫するも、ミーガン・ラピノーが2つのPKを決めて2-1と競り勝った。準々決勝では開催国のフランスと対戦し、ミーガン・ラピノーの2ゴールの活躍で2-1で開催国を撃破。このまま決勝まで進出し、決勝ではこの大会初めて決勝に進出したオランダと対戦。後半の2ゴールで相手を完封し、大会2連覇を達成した。大会終了後の10月にエリス監督は退任した。

2023 FIFA女子ワールドカップは9大会連続9回目の出場で史上初の大会3連覇を目指し、女子ワールドカップ初出場のベトナム、前回大会決勝の再現となったオランダ、そしてベトナムと同じく女子ワールドカップ初出場のポルトガルと同じグループEに組み分けされた。初戦のベトナム戦は3-0で快勝し、大会3連覇へ好スタートを切ることに成功。しかし、第2戦のオランダ戦では前半17分にジル・ルード英語版に先制点を奪われ、62分にリンジー・ホラン英語版が同点ゴールを決めて追いつくも、逆転できず引き分けとなった。勝利すれば無条件で決勝トーナメント進出が決まる最終節のポルトガル戦でも最後まで攻め続けたが得点を挙げることはできず0-0のまま終了したものの、ポルトガルを勝ち点で「1」上回ったことでグループ2位で決勝トーナメントに進出した[8]。ラウンド16(1回戦)ではFIFAランキング3位のスウェーデンと対戦した。終始攻め続けたが得点を挙げることはできず、延長戦でも決着はつかずPK戦にもつれ込む。アメリカは3人連続PKを成功させたことで4人目ミーガン・ラピノーが成功すれば勝利が決まる状況となったが失敗。スウェーデンも2人連続失敗で5人目ソフィア・スミスが決めれば勝利という場面だったが、アメリカも同じく2人連続で失敗。勝負は6人目以降へともつれると、7人目ケリー・オハラ英語版が失敗。最後はスウェーデンの7人目リナ・フルティグ英語版のシュートに対してアリッサ・ネアー英語版がシュートを止めたかに見えたが、一度浮き上がったボールがゴールラインを割ったかどうかについてVAR判定となった結果、ゴールラインテクノロジーでゴールインしていたという判定が下されたところで終了。これによって、史上初の決勝トーナメント1回戦敗退となった[9]。大会終了後にヴラトコ・アンドノフスキは敗退の責任を取る形で監督を退任した[10]

2024年パリオリンピックはグループステージでザンビアドイツオーストラリアにすべて勝利し3連勝で1位通過。準々決勝は過去30勝105得点と非常に相性抜群の日本を、準決勝はグループステージで勝利したドイツをどちらも延長戦を制して決勝進出。決勝では初の金メダル獲得を目指すブラジルと対戦し、57分にマロリー・スワンソン英語版のゴールで1-0で勝利し全勝で12年ぶり5回目の優勝を成し遂げた[11]

史上最多6大会連続8回目の優勝を目指して挑んだ2025 シービリーブスカップは今回が初出場となるコロンビアに2-0で勝利すると、同じく初出場となるオーストラリアにも2-1で勝利し、2連勝で2012年のアルガルベカップ以降13年間無敗かつ前年のパリオリンピック準々決勝で延長戦の末に1-0で勝利した日本との第3戦に挑んだ。史上最多6大会連続8回目の優勝を成し遂げるには勝利しかないという状況で挑んだ日本戦は前半2分に籾木結花に先制点を奪われるが、後の14分にアリー・セントナー英語版が同点ゴールを決めて前半を同点で折り返す。だが、後半開始5分でこの後半から投入された古賀塔子に勝ち越しゴールを決められて再び1点ビハインドとされてしまう。試合終盤にかけて攻勢をかけたものの最後まで同点に追いつくことはできず1-2で敗戦。2012年のアルガルベカップ以来13年ぶりに日本に敗戦を喫して2位に終わり、大会6連覇を逃した。

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成績

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FIFAランキング

  • 2003年から公表。現在は原則として3ヶ月ごとに発表される

(参考:FIFA女子ランキング

  • 最新順位 - 1位 (2025年6月)
  • 初登場 - 1位 (2003年7月)
  • 最高順位 - 1位 (2025年6月)
  • 最低順位 - 5位 (2024年6月)
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012

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出典: FIFA Women's Ranking[12]

選手

要約
視点

2025 シービリーブスカップ 招集メンバー[13]

  • 年齢、出場数、ゴール、在籍クラブは2025年2月26日  日本戦終了時。
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歴代監督

2025年2月26日  日本戦終了時
さらに見る 名前, 期間 ...
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歴代記録

2025年2月26日時点。(太字は現役代表選手)

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脚注

関連項目

外部リンク

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