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シェーン・ビーバー
アメリカの野球選手 (1995 - ) ウィキペディアから
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シェーン・ロバート・ビーバー(Shane Robert Bieber, 1995年5月31日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのトロント・ブルージェイズ所属。愛称はノット・ジャスティン(NOT JUSTIN)(後述)。
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経歴
要約
視点
プロ入りとインディアンス / ガーディアンズ時代
2016年のMLBドラフト4巡目(全体122位)でクリーブランド・インディアンスから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のA-級マホーニングバレー・スクラッパーズに所属し、8試合(先発7試合)に登板して防御率0.38、21奪三振を記録した。
2017年はA級レイクカウンティ・キャプテンズ、A+級リンチバーグ・ヒルキャッツ、AA級アクロン・ラバーダックスに所属し、3球団合計で28試合に先発登板して10勝5敗、防御率2.86、162奪三振を記録した。
2018年は開幕をAA級アクロンで迎えた。5月3日にAAA級コロンバス・クリッパーズに昇格した。5月25日にはAAA級グウィネット・ストライパーズ(アトランタ・ブレーブス傘下)を相手に7回雨天コールドゲームながらノーヒットノーランを達成している。23歳の誕生日である5月31日、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。メジャーデビューとなった同日のミネソタ・ツインズ戦では先発し、5.2回を投げて4失点だった(勝敗付かず)[4]。この試合後にAAA級コロンバスへ降格したが、再昇格した6月17日の同カードでメジャー初勝利を挙げると、そこから先発ローテーション入りして7月3日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦まで4連勝した[5]。その後もローテーションに定着し、20試合で11勝5敗、防御率4.55の成績で終えた[6]。
2019年5月19日のボルチモア・オリオールズ戦で無四球15奪三振の完封勝利を記録したが、同じ記録ではMLB史上4番目に若い記録となった(ドワイト・グッデン、ケリー・ウッド、ビンス・ベラスケスに次ぐ)[7]。前半で8勝3敗、防御率3.45と安定した成績を残し、オールスターに代替選出された。クリーブランドのプログレッシブ・フィールドで開催された試合で5回表に登板すると3者連続三振を奪い、MVPに選ばれた。本拠地球団の選手がMVPを受賞するのはサンディー・アロマー・ジュニア、ペドロ・マルティネスに次ぐ史上3人目となった[8]。この年は214.1回を投げ15勝8敗、防御率3.28、259奪三振、リーグトップタイの3完投(2完封)を記録[6]。サイ・ヤング賞の投票では4位に入る[9]など飛躍の年となった。
2020年はCOVID-19の影響で60試合の短縮シーズンとなる中、初の開幕投手を務めると、6回無失点14奪三振の快投で開幕戦におけるチームの最多奪三振記録をつくった。開幕から2試合で27奪三振を記録し、カール・スプーナーに並ぶMLB歴代タイ記録となった[10]。8月には防御率1.63、53奪三振でピッチャー・オブ・ザ・マンスを初受賞した。9月11日のミネソタ・ツインズ戦で100奪三振に達し、62.1回での100奪三振到達は2018年のマックス・シャーザーを抜いてMLB史上最速記録となった[11]。好調を維持し続け、最終成績は12先発で8勝1敗、防御率1.63、122奪三振を記録し、投手三冠に輝いた[12]。しかしニューヨーク・ヤンキースとのワイルドカードシリーズ初戦では5回途中7失点で敗戦投手となり、2戦目も敗れてシーズンを終えた。オフにはサイ・ヤング賞を受賞[13]し、オールMLBチームのファーストチーム先発投手の1人として初選出された[14]。
2021年4月1日のタイガースとの開幕戦で2年連続2度目の開幕投手を務めた[15]。MLB史上初となる開幕から4試合連続2桁奪三振を記録した[16](3試合の時点で史上6人目[17])。6月15日、右肩甲下筋の張りで自身初の故障者リストに登録された[18]。粘着物質の使用禁止によりカーブとスライダーの回転数が著しく落ちていた[19]。7月4日に選手間投票で通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが、怪我で辞退している[20]。3ヶ月以上を欠場し、シーズン終盤に2試合3イニングずつという制限付きで復帰した[6]。
2022年は3年連続3度目、そして「ガーディアンズ」へと改称したチームにとって初となる開幕投手を務めた。オフの11月2日に自身初となるゴールドグラブ賞を受賞、また球団からアンドレス・ジメネス、スティーブン・クワン、マイルズ・ストローを含め4人が選出され、1シーズンのゴールドグラブ受賞者数としてガーディアンズ史上最多記録に名を連ねた[21]。11月16日に、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票結果が発表され第7位に選出された[22][23]。
2023年は21試合に先発登板して3年ぶりの二桁となる13勝(8敗)、防御率3.80、107奪三振などを記録した[6]。
2024年は2試合に先発登板して2勝無敗、防御率0.00、20奪三振を記録したが、開幕2登板目の登板を最後に故障者リスト入りしたため、以降は登板しなかった[6]。
2025年、この年ガーディアンズではリハビリに費やしたため、メジャーでの登板機会は無かった。
ブルージェイズ時代
2025年7月31日にカール・スティーブンとのトレードで、トロント・ブルージェイズに移籍した[24]。
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選手としての特徴
平均92.7mph(約149.2km/h)のフォーシームが投球の約6割を占め、それにスライダーとナックルカーブ、他にチェンジアップを交える[25]。また、リリースまで球が体に隠れているようなフォームで投げることができるため、球速以上に打つことが難しい特徴がある。
人物
NOT JUSTIN

2019年8月に自分の公式選手カードの名前が「ジャスティン」と誤記されている写真をツイッターに投稿すると、"本物の"ジャスティン・ビーバーが反応。「僕たちは特別な繋がりがあるみたいだね。」と返信した。さらに、カードの制作会社Topps社の公式アカウントもジャスティンの楽曲「ソーリー」の歌詞を引用し、「ごめんねっていうのはもう遅い?(Is it too late to say sorry?)」とユーモアたっぷりに謝罪をした[26]。これを受けてプレイヤーズ・ウィークエンドでの愛称を「NOT JUSTIN(ジャスティンじゃない方)」に設定する自虐ネタを披露。これに対し、ジャスティンも自身のSNSに投稿した動画で「NOT SHANE BIEBER(シェーン・ビーバーじゃない方)」と記された特製のインディアンスのユニフォーム姿を着用する粋な計らいを見せた[27]。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
ポストシーズン投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
- 各年度の太字年はゴールドグラブ賞受賞
タイトル
表彰
- サイ・ヤング賞:1回(2020年)
- ゴールドグラブ賞(投手部門):1回(2022年)
- MLBオールスターゲームMVP:1回(2019年)※本拠地球団の選手がMVPを受賞するのはサンディー・アロマー・ジュニア、ペドロ・マルティネスに次ぐ史上3人目[8]
- プレイヤーズ・チョイス・アワーズ 優秀投手:1回(2020年)
- ピッチャー・オブ・ザ・マンス:1回(2020年8月)
- オールMLBチーム[28]
- ファーストチーム先発投手:1回(2020年)
記録
背番号
- 57(2018年 - 2024年)
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脚注
関連項目
外部リンク
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