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シネマ歌舞伎
歌舞伎作品の映画館上映シリーズ ウィキペディアから
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シネマ歌舞伎(シネマかぶき、Cinema Kabuki)とは、松竹株式会社が制作する映像作品の名称である。
シネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影しスクリーンで上映する手法であり、2005年1月、最初の作品である『野田版 鼠小僧』(作・演出:野田秀樹、2003年8月歌舞伎座にて上演)が東京・東劇で公開された。
シネマ歌舞伎の役割は、歌舞伎座改築後の1年間の観客の8割は40代以上であるため、観客の先細りが心配されており、またNHK-BSの減波のため歌舞伎の舞台放送が減少しており、舞台を見る機会が減少しているため、若年層や地方の観客を掘り起こす地道な努力の一環である。効果はまだ明らかではない。
2014年7月までで23作と、「わが心の歌舞伎座」が上映された[1]。
2015年6月の第22作「三人吉三」は、NEWシネマ歌舞伎と称している[2]。
作品リスト
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シネマ歌舞伎クラシック作品リスト
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特色
シネマ歌舞伎という手法は、松竹が持つ以下の特色を生かして開発されたものである。
- 映画・演劇双方の制作・興行・配給の実績を持つ会社である。
- 現在の歌舞伎の興行については、そのほとんどを松竹が手がけている。
また、撮影には、SONYのテレビ用HDカメラが使用されている。
2008年9月には、銀座・ソニービルにて「シネマ歌舞伎展」が開催され、予告編を中心に編集した特別映像やメイキング映像の上映、撮影に使われた機材や道具類の展示が行われた。
制作方法
2008年現在、シネマ歌舞伎の制作には以下の2種類の方法がとられている。
- 舞台をそのまま録画する。
- 映画監督が舞台演出にも関わり、撮影後の映像を編集する。(『人情噺文七元結』『連獅子』の制作に映画監督の山田洋次が携わった。)
法界坊以降の作品では、上映画質が低下しているといわれている[要出典]。
第1作は東劇のみ上映で、その後もフィルムの巡回上映で5館だったため赤字だったが、2009年「法界坊」からデジタル化されて黒字化でき、「春鏡鏡獅子」(2013年)では39館上映になった。
上映形式
松竹株式会社では、シネマ歌舞伎を「映画でもなく歌舞伎でもない『新しいメディア』」と位置づけており(同社公式サイトより)、通常の映画作品とは異なるルートで公開している。
シネマ歌舞伎の上映形式には以下の特徴がある。
- 上映は東劇(東京・東銀座)を中心とした松竹系の劇場で、順次ロードショーの形式を取っており、全国同時公開ではない。
- 松竹系の劇場での鑑賞料金は2,000円の一律料金。
「シネマ歌舞伎クラシック」(東劇のみ上映)を2013年6月、2014年7月び公開した。
脚注
外部リンク
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