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ジュリア (映画)
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『ジュリア』(Julia)は、1977年のアメリカ映画。アメリカの作家リリアン・ヘルマンの同名の自伝的短編集(原題:Pentimento: A Book of Portraits)(1973年)中の、同題の短編を原作とする[1]。リリアンとジュリアの友情、および作家のダシール・ハメットとの愛が描かれている。
第50回アカデミー賞では作品賞候補を含めて11のノミネーションを受け、3部門で受賞した(後述)。
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キャスト
スタッフ
- 監督:フレッド・ジンネマン
- 脚本:アルヴィン・サージェント
- 撮影:ダグラス・スローカム
- 音楽:ジョルジュ・ドルリュー
受賞とノミネート
ジュリアのモデルについて
リリアン・ヘルマンの自伝的作品を原作としているため、「ジュリア(リリアンの幼なじみであり、のちに反ナチの闘志となる)とリリアンの、女どうしの友情を描く感動の実話であり、女性映画の傑作」とされてきた。しかし、ニューヨーク在住の精神科医のミュリエル・ガードナーが、「ジュリアのモデルは私であり、私はヘルマンという人を知らない」と主張しており、彼女がジュリアのモデルとされている[3]。
ヴァネッサ・レッドグレイヴの授賞式における政治的発言について
ヴァネッサ・レッドグレイヴは1977年にTVドキュメンタリー『The Palestinian』を製作、またナレーションも自ら行った。同ドキュメンタリーはパレスチナ人とパレスチナ解放機構(PLO)の活動をテーマにした作品であった。翌1978年、第50回アカデミー賞の助演女優賞にレッドグレイヴがノミネートされると、メイル・カハネ率いるユダヤ防衛同盟(JDL)のメンバーはレッドグレイヴの人形を焼き、アカデミー賞授賞式の会場ではレッドグレイヴのパレスチナ人に対する支援に抗議するためピケを張った[4]。
レッドグレイヴは賞を勝ち取り、授賞式で次のように述べた。
この部分に対し会場から一部ブーイングが発せられた。政治色の強い彼女の発言(リチャード・ニクソンやジョセフ・マッカーシーについても言及している)は話題となった。
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備考
- メリル・ストリープ、リサ・ペリカン、ランベール・ウィルソンはいずれも本作品が映画デビュー作となった。
脚注
参考文献
外部リンク
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