トップQs
タイムライン
チャット
視点
タウン情報誌
地域に根ざした情報誌 ウィキペディアから
Remove ads
タウン情報誌(タウンじょうほうし)は、ひとつの都市、あるいは隣接する複数の都市からなる地域に重点を置いて、その地域に根ざした情報を扱う情報誌である。タウン誌(タウンし)、また新聞・フリーペーパー形態のものはタウン紙(タウンし)とも呼ばれる。地方の中小出版社が発行することが多い。
![]() | この記事には複数の問題があります。 |
概要
地方の中小出版社が発行する刊行物型タウン誌は「タウン情報 全国ネットワーク (TJN) [1]」に加盟している場合が多い。長らくその地域でタウン誌を発行してきたTJN加盟誌の場合、交通の発達や低廉化、モータリゼーションによる移動の自由の拡大、都市圏や経済圏の拡大など、読者層の行動範囲の拡大に同期して、取材対象範囲は1つの都市から道府県全体、あるいは隣県にまで拡大し「地域圏情報誌」の形態となっている場合も多くみられる。
そこに、元々取材範囲が広い旅行雑誌の出版社や大手出版社が、「大都市圏全域」「地方単位」「大都市圏内の都市単位」など、地域の実情やターゲット読者層に合わせた様々な対象地域で参入してきた。例えば、角川書店の『ウォーカー』シリーズは、首都圏と京阪神で「大都市圏全域」と「大都市圏内の都市(県)単位」の2つの範囲を設定して各々のタウン誌を発行し、北海道地方・東海地方・九州地方では「地方単位」のタウン誌を発行している。
一方で業界大手のリクルートでは、旅の情報誌『じゃらん』シリーズを首都圏と関西、東海、中国・四国、九州、東北、北海道の7エリアで発行。高年齢層向けには『おとなのいい旅』シリーズを北海道、九州、東日本版の3版を発行している。
大手出版社のこのような動きに対し、地方の出版社では、年代別・ライフスタイル別のタウン誌を発行するようになった。例えば、20代 - 30代(M1・F1[注釈 1])の子育て世代を対象とした「子育て関連タウン誌」、10代 - 20代(Tと1)を対象としたインディーズ音楽・ストリートファッションなどを掲載する「地域限定ファッション誌」、20代後半以降(1と2)を主な読者層とし、より広い地域を対象地域として、小旅行やグルメなどのちょっとリッチな生活をするための「高級タウン誌」、50代以降(M3・F3)の富裕層を読者層とし、海外も含めたさらに広い地域でのライフスタイル提案をする「富裕層タウン誌」も発行されている。
ここ数年の間に[いつからいつまでの間に?]、無料配布されるフリーペーパー型のタウン情報誌の進出が目立つようになった。チラシのようなものからタブロイド版、冊子型など様々なスタイルがあり、各戸に無料配布されるなど入手しやすいところから、新たなタウン情報ツールとして幅広い年代層に支持されている。それにともないタウン情報誌を紹介するポータルサイトも見られるようになった。『タウン誌ネットワークU-nyo!』をはじめ、様々なウェブサイトで全国のタウン誌の情報を紹介している。
発行形態
Remove ads
内容
刊行物型のタウン誌では、雑誌・情報誌一般と同様、300-500円程度の価格に抑えるために広告記事(記事の形式を採った広告)と広告のページが多くを占めるが、地方出版社も大手出版社の多くも、編集部をその地域の中心都市に置いてきめ細かい取材を行い、偏りの少ない誌面構成や記事内容を作っている。そのため、その街に住む人たちに愛読され、また、遠方からの旅行客にとっては旅行ガイドとともに地域の穴場情報を得る手段として活用されている。
一方、フリーペーパー型・新聞折込型・ウェブ雑誌型の場合は、無料化したために誌面の大半が広告となるわけだが、広告記事(記事の形式を採った広告)など見せ方を工夫している。
一般のタウン誌
一般のタウン情報誌の読者層は、大学生年代から30代後半程度であるため、飲食店関連・ファッション関連・ドライブ旅行関連・結婚式関連を中心としている。あからさまに広告となる業種については別冊化して雑誌に挟まれたり、印刷や大きさを変えて綴じ込みにする場合もある。
一般的な刊行物型のタウン誌の主な内容は次の通り。
別冊
タウン情報誌の内容とリンクした様々な別冊が多数発行されている。 ラーメン、レストラン、美容室、旅行、結婚式場などをまとめた別冊が多くみられる。
Remove ads
全国のタウン情報誌
要約
視点
※印の付いたものは「タウン情報全国ネットワーク」加盟誌。
北海道地方
広域タウン情報誌
市町村域タウン情報誌
東北地方
広域タウン情報誌
県域タウン情報誌
関東地方
広域タウン情報誌
県域タウン情報誌
中部地方
広域タウン情報誌
県域タウン情報誌
- 新潟県
- 新潟市「月刊にいがた」(ジョイフルタウン)※(月刊誌)
- 「月刊 新潟こまち」(ニューズ・ライン)(月刊誌)
- 「Pas Magazine」(ジョイフルタウン)(廃刊)
- 「新潟WEEK!」(ニューズ・ライン)(廃刊)
- 富山県
- 富山県内「Takt」(シー・エー・ピー)※(月刊誌)
- 富山県全域「月刊タウン情報とやま」(シー・エー・ピー)(休刊)
- 石川県
- 福井県
- 長野県
- 長野県全域「長野Komachi」(株式会社長野こまち)(月刊誌)(女性誌)
- 長野県全域「NaO」(休刊) - 2008年4月号を以て休刊、ウェブマガジン化[10]。
- 長野県全域「KURA」(まちなみカントリープレス)(廃刊) - 2001年11月創刊、5万部販売。誌名は歴史のある蔵から[11]。軽井沢・安曇野といった各地域ごとにクローズアップした「KURA別冊」(不定期刊)もある[12]。
- 長野県全域「日和」(まちなみカントリープレス)(廃刊) - 若者向けに2005年3月創刊、10万部販売[13]。
- 長野市「ながの情報」(月刊フリーペーパー)
- 軽井沢町「軽井沢ニュース」(月刊フリーペーパー)
- 軽井沢町「軽井沢新聞」(月刊フリーペーパー)
- 軽井沢町「軽井沢ヴィネット」(春と夏に発行)
- 静岡県
- 愛知県
- 岐阜県
- 三重県
関西地方
広域タウン情報誌
- 関西地方
- 「プレイガイドジャーナル」(プレイガイドジャーナル社)(廃刊)
- 「関西・中国・四国じゃらん(旧関西じゃらん)」(リクルート)(隔月刊誌)
- 「おとなのいい旅中部・西日本版」(リクルート)(廃刊)
- 「別冊angle 関西版」(主婦と生活社)(廃刊)
- 「関西ウォーカー」(定期雑誌休刊→ムック)
- 「KANSAI1週間」(廃刊)
- 京阪神
- 「SAVVY」(京阪神エルマガジン社)(月刊誌)
- 「Meets Regional」(京阪神エルマガジン社)(月刊誌)
- 「Lmagazine(エルマガジン)」(京阪神エルマガジン社)(休刊)
- 「Richer」(リシェ)(京阪神エルマガジン社)(休刊)
- 「スパイマスター関西版(SpyMaster)」(株式会社流行発信)(廃刊)
- 「関西スパイガール セレクト(SpyGirl)」(やまの出版)(廃刊)
- 京滋
- 「Leaf (タウン情報誌)」(リーフ・パブリケーションズ)(定期刊行終了)
県域タウン情報誌
中国地方
広域タウン情報誌
県域タウン情報誌
- 岡山県
- 岡山市「月刊タウン情報おかやま」(株式会社ビザビ)※(月刊誌)(情報源は県内全域が対象。読者層は、全年齢・性別問わずが対象だが、概ね30代までの女性が好むような記事が多い)
- 岡山市「Osera(オセラ)」(株式会社ビザビ)(隔月刊)(情報源は県内全域と近県)(タウン情報おかやまではもの足りなくなった中高年齢層以上向け)
- 津山市「岡山県北タウン情報 JAKEN」(株式会社スタジオ ア・ビアント)(月刊誌)(情報源は県北部地域が対象)
- 津山市「岡山県北(津山・真庭・美作周辺)の情報誌アットタウン」(AFWアットタウン)(フリーペーパー)(情報源は県北部地域が対象)
- 広島県
- 山口県
- 周南市「山口県タウン情報 トライアングル」(ふじたプリント社)(月刊誌)(情報源は県内全域ではあるが、周南地区を中心とした紙面)
四国地方
広域タウン情報誌
- 四国地方
- 「じゃらん中国・四国」(休刊、関西版に統合)
- 徳島県
- 「月刊タウン情報トクシマ」(メディコム)(月刊誌)
- 「月刊タウン情報CU*」(メディコム)(月刊誌)(20-30代向け)
- 徳島市「あわわ」(あわわ【セーラー広告傘下】)(月刊誌→フリーマガジン)
- 「ワイヤー(旧ワイヤーママ)」(あわわ)(フリーマガジン)(育児雑誌)
- 「月刊 Geen」(あわわ)(廃刊)
- 「ASA」(あわわ)(廃刊)(20-30代向け) 旅チャンネルとのコラボ番組「タウン誌の旅」第3話に登場
- 「050」(あわわ)(廃刊)(40-50代向け)
- 香川県
- 「月刊 ナイスタウン」(株式会社ナイスタウン)※(月刊誌)
- 「月刊 香川こまち」(アイクコーポレーション)(廃刊)
- 愛媛県
- 高知県
九州地方
広域タウン情報誌
県域タウン情報誌
沖縄地方
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads