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科学少年J.Q
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『科学冒険まんがJQ』(かがくぼうけんまんがジェイキュー、原題:Jonny Quest)は、1964年から1965年までアメリカ合衆国のABCで放送されていたハンナ・バーベラ・プロダクション製作のテレビアニメである。放送後には続編の『The New Adventures of Jonny Quest』も製作され、1986年から1987年まで同国でシンジケーション番組として放送されていた。
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日本では、1965年1月29日から同年9月24日までTBSとその系列局で『科学冒険まんがJQ』[1]のタイトルで初放送(7月9日、7月23日、8月6日と、8月20日以降は再放送)。毎週金曜 19:30 - 20:00 (日本標準時)に雪印乳業(現在の雪印メグミルク)の一社提供で放送されていた[2]。CSの普及後には、カートゥーン ネットワークの『BOOMERANG』枠で放送されることがあった。2004年11月19日にはワーナー・ホーム・ビデオより、TBS放送当時の吹替版を収録したDVD全4巻が『J.Q. ジョニー・クエスト』のタイトルで発売された(ただし一部の差別用語は差し替えられている)[3]。途中からTBS放送当時の吹替演出・脚本は、高桑慎一郎が、ビデオソフト版の吹替演出・脚本は、神南スタジオの創業者である藤山房伸がそれぞれ担当している。
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物語の概要
著名な科学者クエスト博士は、息子のJQ(ジョニー・クエスト)、助手のレース、ハジ、犬のバンディたちと世界各地を回りながら研究を続けている。博士の研究を奪おうとする各国スパイや、現地の人々を苦しめる悪人や組織に狙われては危機に陥るものの、助手のレースが強い味方となり、JQやハジたちも大活躍をして事件は解決する。
SFアニメであり、レーザー光線、巨大トカゲ、クモのようなロボット、翼竜、全てのエネルギーを吸収して巨大化する電子怪獣など、さまざまな科学兵器や怪獣が登場する。エジプトのミイラが甦ったりヒマラヤの雪男が登場したりする怪奇物語風の回もある。一話完結型でさまざまな悪役が登場するが、ジン博士と名乗る中国人風の怪人は準レギュラー的な存在で、時おりJQたちに挑戦を仕掛けてくる。
キャラクター
- ベントン・クエスト博士
- 声 - ジョン・スティーブンソン(日本語吹き替え版 - 真木恭介(TV版)/ 家弓家正(ビデオソフト版)[4])
- 世界的な科学者で、何かを研究するために世界中を飛び回っている。ピンチになるが、JQたちに助けられる。
- JQ
- 声 - ティム・マシスン(日本語吹き替え版 - 堀絢子(TV版) / 藤田淑子(ビデオソフト版)[4])
- 本名はジョニー・クエスト。クエスト博士のひとり息子。冒険好きで活発な少年。
- レース・バノン少佐
- 声 - マイク・ロード(日本語吹き替え版 - 金内吉男(TV版) / 森功至(ビデオソフト版)[4])
- 博士の助手にして、JQの家庭教師兼ボディーガード。柔道を得意としており、飛行機や潜水艦の操縦もできる多才な男。
- ハジ
- 声 - ダニー・ブラヴォー(日本語吹き替え版 - 北条美智留(TV版) / 三田ゆう子(ビデオソフト版)[4])
- インド人の少年。クエスト博士がインドから連れてきた孤児で、賢く奇術・魔術を得意とする。JQの親友。
- バンディ
- 声 - ドン・メシック
- JQの飼っている小犬。ユーモラスで利口。
- ジェイド
- 声 - キャシー・ルイス(日本語吹き替え版 - 不明(TV版))
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各話リスト
要約
視点
当時、TBS放送時とカートゥーン ネットワーク放送時で放送順が異なる。また、TBS放送時の邦題もDVD発売時の邦題と異なる。
- 本放送の中で再放送された回は、以下の通り。[8]
- 「殺人光線」(1965年7月9日放送)
- 「消えたミサイル」(1965年7月23日放送)
- 「殺人ガス」(1965年8月6日放送)
- 「死の空中戦」(1965年8月20日放送)
- 「水素力潜水艦基地」(1965年8月27日放送)
- 「大わしの秘密」(1965年9月3日放送)
- 「秘密兵器海底戦車」(1965年9月10日放送)
- 「JQ漂流記」(1965年9月17日放送)
- 「ロボット・スパイ」(1965年9月24日放送、最終回)
放送局
★印参照:『昭和ちびっこ広告手帳 : 東京オリンピックからアポロまで』青幻舎、2009年4月20日、190頁。ISBN 9784861521812。
- ★TBS:金曜 19:30 - 20:00
- ★北海道放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★岩手放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★東北放送:火曜 19:30 - 20:00
- ★新潟放送:金曜 20:00 - 20:30
- ★北陸放送:火曜 19:30 - 20:00
- ★中部日本放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★朝日放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★中国放送:火曜 19:30 - 20:00
- ★山陽放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★山陰放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★RKB毎日放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★長崎放送:火曜 19:30 - 20:00
- ★大分放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★宮崎放送:金曜 19:30 - 20:00
- ★南日本放送:火曜 19:30 - 20:00
- ★琉球放送:火曜 19:30 - 20:00
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主題歌
- 「JQ」
- 作詞 - 前田武彦 / 作曲 - 三保敬太郎 / 歌 - 坂本九
- この曲にはカバー版が多数存在する、現時点で確認できるのは、堀絢子版、小西浩版、シルバー・レックス版の3種類である。
- 坂本の音源はレコード・CD化されていないため視聴は困難だが、テレビ放送当時はJQ役の堀絢子が「僕、JQです!」という台詞からオープニングが始まっていた。
- この主題歌は本放送のみで、再放送ではオリジナル版が使用された(ソフトやカートゥーン ネットワークも同様)。
レコード
- ソノシートドラマ「冒険まんがJQ 『殺人光線の巻』」(出版 - コダマプレス、品番 - KS-172、歌 - 堀絢子、演奏 - 植田ヨシヤス、スイング・ウエスト)
- ソノシートドラマ「冒険まんがJQ 『ロボットスパイ』」(出版 - コダマプレス、品番 - KS-174、歌 - シルバーレックス)
- ビクターミュージックブック「テレビ漫画大行進」(出版 - ビクター音楽出版、品番 - MB-135、歌 - 小西浩)
- フォノシート「テレビマンガのうた 現代フォノグラフ5」(出版 - 現代芸術社、品番 - DM5-1、歌手 - 不明)
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続編作品
テレビ作品
- The New Adventures of Jonny Quest
- アメリカ合衆国で1986年9月14日から1987年3月1日までTNTで放送されたテレビアニメ。日本では未放送だが、第4話「新たなパートナー(Deadly Junket)」は『トムとジェリー スパイ・クエスト』のDVDに映像特典で日本語字幕版が収録されている。
- 声の出演
- JQ - スコット・メンヴィル
- クエスト博士 - ドン・メシック
- バンディット - ドン・メシック
- ハジ - ロブ・ポールセン
- ジン博士 - ヴィック・ペラン
- ハードロック - ジェフリー・タンバー
- レース - グランヴィル・ヴァン・デュセン
- The Real Adventures of Jonny Quest
- アメリカ合衆国で1996年8月26日から1997年4月16日までカートゥーン ネットワークで放送されたテレビアニメ。日本では未放送。
- 声の出演
- JQ - J・D・ロス→クイントン・フィン
- ハジ - マイケル・ベンヤアー→ロブ・ポールセン
- クエスト博士 - ジョージ・シーガル→ジョン・デ・ランシー→ドン・メシック
- レース - ロバート・パトリック→ロバート・フォックスワース→グランヴィル・バン・デュセン
- バンディット - フランク・ウェルカー
- ジェイド - タイシア・ヴァレンザ
- ジン博士 - クライド・クサツ
- ジェシー - ジェニファー・ヘイル→ジェシー・ダグラス
映画作品
- JQ 黄金仮面の謎(Jonny's Golden Quest)
- 1992年に製作されたアニメ映画、アメリカ合衆国では1993年4月4日にUSAネットワークで放送された。日本では2002年にカートゥーン ネットワークで放送。
- 声の出演
- 声の出演
- JQ - ケビン・スメッツ
- クエスト博士 - ドン・メシック
- バンディット - ドン・メシック
- ハジ - ロブ・ポールセン
- ジェシー - アンディ・マカフィー
- ジン博士 - ジェフリー・タンバー
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脚注
外部リンク
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