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ナリタタイシン
日本の競走馬 (1990-2020) ウィキペディアから
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ナリタタイシン (Narita Taishin)[1]は、日本の競走馬・種牡馬。主な勝ち鞍に1993年の皐月賞、1994年の目黒記念、1992年のラジオたんぱ杯3歳ステークス。
![]() | この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
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戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[2]
3歳時(1992年)
1992年7月11日、札幌での3歳新馬戦で横山典弘騎乗でデビューし、6着[3]だった。デビュー戦後球節に疲労が出たため放牧に出され、10月の福島での3歳未勝利戦で復帰し初勝利を挙げた[3]。その後、きんもくせい特別6着、福島3歳ステークスと千両賞で2戦連続2着になった後、重賞初挑戦となったラジオたんぱ杯3歳ステークスでは4コーナー8番手から差し切って重賞を初制覇した[3]。なお、前週に半姉ユーセイフェアリーが阪神牝馬特別に勝っており、姉弟で2週連続の重賞制覇となった[4]。
4歳時(1993年)
4歳を迎え、初戦のシンザン記念ではアンバーライオンの2着[3]に終わった。次戦は東上しての弥生賞。このレースで武豊が初めて騎乗したがウイニングチケットの2着に甘んじた[3]。
迎えたクラシック第1戦の皐月賞ではウイニングチケット、若葉ステークスを勝ったビワハヤヒデに続く3番人気に推された。レースではスローペースの中、1コーナーで最後方、4コーナーでも12番手と後方を位置取りながら、最後の直線で馬群をぬって伸び、ビワハヤヒデをクビ差差し切って優勝した[3][5]。東京優駿(日本ダービー)でもウイニングチケット、ビワハヤヒデに続く3番人気となったが、レースでは直線で追い込んだものの最内枠がアダとなり、ウイニングチケット、ビワハヤヒデに次ぐ3着に終わった[3]。ダービー後、7月の高松宮杯に出走したが、逃げるロンシャンボーイを捕まえ切れず2着に終わった[3]。
秋初戦は京都新聞杯を予定していたが、1週前の追い切り中に運動誘発性肺出血(EIPH)[注釈 1]を発症して出走できず、菊花賞にぶっつけで挑んだが、終始後方のまま17着に終わった[6]。
5-6歳時(1994-1995年)
年が明けて5歳となった初戦の目黒記念では59.5kgを背負いながら大外直線一気を決めて皐月賞以来の勝利を挙げた。ビワハヤヒデとの一騎討ちとなった春の天皇賞では3コーナーから捲るという奇襲に出たが、ビワハヤヒデには敵わず2着[7]に終わった。
完全復活したかに思われたナリタタイシンだったが、天皇賞(春)後は度重なる怪我に悩まされることになる。宝塚記念の前には右後脚に軽度の骨折が判明して休養。秋に復帰する予定だったが、京都大賞典は下痢で回避[7]、さらに天皇賞(秋)の前には屈腱炎を発症し1年近く休養することになった。
6歳になり、宝塚記念で復帰。1年1か月ぶりの出走だったが16着[6]に終わった。そして、高松宮杯へ向けて調整していた最中に屈腱炎を再発させ、そのまま引退した[6]。
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競走成績
要約
視点
以下の内容は、JBISサーチ[2]およびnetkeiba.com[8]に基づく。
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引退後
引退後は種牡馬となり、6シーズンの供用で血統登録頭数160頭、出走頭数はそのうちの140頭、74頭が勝ち馬となった[9]。2003年に種牡馬を引退後は日高町のベーシカル・コーチング・スクールで余生を送っていたが[6]、2020年4月13日に老衰のため30歳で死亡した[10]。サンケイスポーツでは「将来的に平取町の義経神社で祀られる予定」とも報じた[11]。
主な産駒
- ファヴォリート(新潟ジュニアカップ)[12]
血統表
ナリタタイシンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | リヴァーマン系 |
[§ 2] | ||
父 *リヴリア Rivlia 1982 鹿毛 |
父の父 Riverman1969 鹿毛 |
Never Bend | Nasrullah | |
Lalun | ||||
River Lady | Prince John | |||
Nile Lily | ||||
父の母 Dahlia1970 栗毛 |
Vaguely Noble | *ヴィエナ | ||
Noble Lassie | ||||
Charming Alibi | Honeys Alibi | |||
Adorada | ||||
母 タイシンリリイ 1981 芦毛 |
*ラディガ Ladiga 1969 鹿毛 |
Graustark | Ribot | |
Flower Bowl | ||||
Celia | Swaps | |||
Pocahontas | ||||
母の母 インターラーケン1966 芦毛 |
*サミーデイヴィス Sammy Davis |
Whistler | ||
Samaria | ||||
*シルヴァーファー Silver Fir |
Abernant | |||
Moyo | ||||
母系(F-No.) | シルヴアーフアー系(IRE)(FN:1-w) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Roman 5 × 5 = 6.25% 、Alibhai 5 × 5 = 6.25%、Nearco 5 × 5 = 6.25%(父系内) | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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