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旅籠屋

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株式会社旅籠屋(はたごや:英文名称Hatagoya & Company)は、小規模宿泊施設「ファミリーロッジ旅籠屋」の経営と運営を行う会社。

概要 種類, 市場情報 ...
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会社概要

日本における唯一の本来のモーテルスタイル(ラブホテルではない)のロードサイドホテルチェーン。店舗は、アメリカ合衆国モーテルを参考にして、観光地や都心部から離れた、幹線道路や高速道路沿いを中心に出店している。

会社の創業理念は「シンプルで自由な、旅と暮らしをサポートする」であり、車社会インフラストラクチャーとなることを目指している。そのため、必ずしも収益性にこだわらず、空白地帯となっている地方に優先して、全国への出店を続けており、既に23以上の都道府県に店舗が存在し、2024年2月時点での店舗数は73店である。

店舗はすべて直営で、正社員が住み込んで運営を行っている。2008年には高速道路のSAPA内への出店(壇之浦PA店、佐野SA店)も実現させており、2011年秋には山陽自動車道宮島SAへも出店した。

素泊まりが基本だが、朝はパンやジュースなどの軽食を無料提供している。客室は全店舗ほぼすべて共通で、約25㎡のスペースに幅1.5m以上のクイーンサイズベットを2台設置しており、シングル・ツイン・ダブルといった区分はない[2]。そのため、子供連れの家族からビジネス客(全店合計で、いずれも40%弱)まで同じ客室に宿泊している。

出店方式については、大部分の場合、土地所有者などが旅籠屋仕様によって建てた建物を、長期賃借(おおむね20年契約)する方法で行っている。15年間分の家賃保証や、通常の経年変化に伴うメンテナンス費用を、すべて旅籠屋側で負担する点が大きな特徴である。

なお、まったくの独立経営であり、中立的な立場で事業を行うため親会社や資本提携先、および特定の営業提携先も存在しない。

屋号に旅籠と有るが、安価に宿泊できるという共通点のみであり、関連は無い[3]

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沿革

  • 1994年平成6年)7月 - 資本金1,000万円にて設立
  • 1995年(平成7年)8月 - 1号店「ファミリーロッジ旅籠屋・鬼怒川店」(後の日光鬼怒川店)オープン
  • 1997年(平成9年)2月 - ウェブサイト開設。
  • 1998年(平成10年)7月 - チェーン店舗展開のため、東京に本社オフィスを開設。
  • 1999年(平成11年)11月 - グリーンシート銘柄に登録。公募増資(増資規模:9900万円)[4]
  • 2000年(平成12年)4月 - 2号店「那須店」オープン。
  • 2006年(平成18年)3月 - 12号店「東京新木場店」オープン
  • 2008年(平成20年)
  • 2010年(平成22年)11月 - 減資(資本金1億円)、累積損失を解消。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月 - 「ハイ・サービス日本300選」(サービス産業生産性協議会)受賞。
    • 7月 -31号店「高松店」をオープンし、四国に進出。
    • 9月 - 期末配当を初実施(以後、毎年継続実施)。
    • 10月 - 「勇気ある経営大賞」(東京商工会議所)優秀賞受賞。
    • 11月 - 西日本高速道路管内で2番目のハイウェイホテル、34号店「宮島SA店」オープン。
  • 2012年(平成24年)10月 - 37号店「北九州八幡店」をオープンし、九州へ進出。
  • 2014年(平成26年)7月 - 全店で無線LANWi-Fi)によるブロードバンドインターネット接続が可能となる
  • 2015年(平成27年)12月 - 創業20周年事業として、オリジナル全国ドライブマップを刊行。
  • 2016年(平成28年)
    • 8月4日 - 日本証券業協会2018年3月までにグリーンシート制度を廃止する方針である事を受け、2016年9月6日を以ってグリーンシート銘柄としての指定を取消す予定であることを公表[4]。なお、指定取消し後の方針としては、当初は東京プロマーケットへの上場も検討したが、上場費用の観点から断念し、最終的には同年9月23日頃を目処に、株主コミュニティみらい證券が運営する形で組成する事を予定しているとしている[4]
    • 8月5日 - 日本証券業協会へグリーンシート指定取消しを届出[5]
    • 9月6日 - グリーンシート銘柄の指定取消し。
  • 2017年(平成29年)10月 - 共用の「誰でもトイレ」に、簡易オストメイトを設置(以後、新築の店舗にはすべて設置)。
  • 2018年(平成30年)
    • 4月 - 外国居住者に限り、1泊目の料金をクレジットカード払い可能に。
    • 7月 - 北海道初の店舗、66号店函館店開店。
  • 2020年令和2年)10月27日 - 第3回日本サービス大賞 優秀賞(日本生産性本部)を受賞。
  • 2022年(令和4年)6月30日 - 7号店北上江釣子店閉店。旅籠屋では初の閉店。
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店舗

要約
視点

2024年2月現在、青森県、岩手県、秋田県、石川県、福井県、愛知県、京都府、和歌山県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、沖縄県には店舗が存在しない[6]。但し、岩手県、秋田県、石川県は過去に店舗が存在した(後述)。

さらに見る 出店順, 店舗名 ...

過去に存在した店舗

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支払方法

  • 支払いは原則として店舗支払いは現金のみで、クレジットカード、電子マネー等での支払いは受け付けていない。ただし佐野SA店、長者原SA店は、例外的にクレジットカードによる支払いが可能(NEXCO東日本の施設の一部として位置づけられているため)。
  • 公式サイトからの予約前払い時に限り、クレジットカードによる支払いが可能。
  • かつてはQUOカードによる支払いが可能だったが、2013年より不可能になった。なお、38号店広島店は使用不可能になる前の開店だったが、こちらは開店当時から不可能だった。

役員

  • 代表取締役 吉井慎也
  • 常務取締役 小島裕生
  • 取締役 参上敦則
  • 監査役(非常勤)豊嶋健治

株主優待

毎年6月30日現在の株主に対し、「ファミリーロッジ旅籠屋」の「レギュラーシーズン無料宿泊券」を以下の基準により贈呈される。

  • 贈呈基準:2株〜4株…1枚、5株〜9株…2枚、10株以上…3枚
  • 利用方法:1枚につきレギュラールーム1室1泊利用可能。
  • 有効期限:当年10月1日~翌年6月 30 日のレギュラーシーズン

テレビ番組

関連項目

脚注

外部リンク

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