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ヤマノススメ (アニメ)

日本のテレビアニメシリーズ ウィキペディアから

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ヤマノススメ』は、しろによる漫画『ヤマノススメ』を原作としたアニメ作品。

概要 ヤマノススメ, ジャンル ...

第1期は5分枠の短編アニメとして2013年1月から3月まで、第2期『ヤマノススメ セカンドシーズン』は15分枠で2014年7月から12月まで、第3期『ヤマノススメ サードシーズン』は同じく15分枠で2018年7月から9月まで、第4期『ヤマノススメ Next Summit』(ヤマノススメ ネクストサミット)は30分枠で2022年10月から12月まで、いずれもTOKYO MXほかにて放送された。

OVA『ヤマノススメ おもいでプレゼント』も2017年10月に公開されている。

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沿革

第1期
2012年6月7日に制作が発表され[1][2][3][4]、2013年1月から3月までTOKYO MXサンテレビAT-Xほかで放送された[5]。短編アニメとしては珍しく物語に連続性を持つのが特徴[6]。物語冒頭OP後に副題と合目数が出るのが基本フォーマットとなっている。
第2期
2013年12月に行われたファンイベントにおいて制作決定が発表され、『ヤマノススメ セカンドシーズン』のタイトルで2014年7月から12月まで15分枠で放送された[7]。前作の第1期より放送時間と放送期間が拡大された。第1話のOPは第1期総集編を兼ねた特別編成ゆえ、OPフィルムは専用のものとなっている。第2期前半は主に富士登山編までのルートをアニメ化。
特別番組「ヤマノススメ セカンドシーズンのススメ」が7月2日に[8]、「ヤマノススメ セカンドシーズンのススメPART2」が10月1日に放送されている[9]
OVA
2017年6月に行われたファンイベントで制作が発表され、第3期についても同時に発表された[10]、OVA『ヤマノススメ おもいでプレゼント』は2017年10月28日よりイベント上映およびBlu-ray劇場先行限定版販売が行われ[11]、2018年1月26日にBlu-ray通常版が発売された[12]。2本立ての作品となる。
また、これに合わせてYoutubeのスマイラルアニメーションチャンネルでは第1期および第2期の無料公開が順次行われ、さらにTOKYO MXでは10月10日未明(9日深夜)より同日に第1期と第2期の同合目連続放送での再放送という形で再放送されることになった[13]
第3期
ヤマノススメ サードシーズン』は2018年7月から9月まで15分枠で放送された[14]。第2期から製作委員会に参加しているYTEの親会社でもある読売テレビでの放送が今期では実現することとなり、同局の公式サイト内に紹介ページが開設されている[15]
第4期
ヤマノススメ Next Summit』は2021年2月に製作が発表され[16][17]、2022年10月から12月まで放送された[18]。シリーズ初となる30分枠での放送となり、全12話[18]。第1話から第4話までは新規追加のショートストーリーを含めた過去シリーズの総集編となる[18]。第4期からKADOKAWAが本作のIPライセンスを取得している。
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声の出演

スタッフ

さらに見る 第1期, 第2期 ...

製作

要約
視点

原作者のしろは、方向性の確認やシナリオ・絵コンテのチェックとして作品に関わっている[19][20]ものの、大きく要望を出すわけではなく、あくまで監督のアシストという立場をとっている[20]

制作スタッフで登山を行うなどロケハンには力を入れており、取材中に起こった出来事がアニメに反映されることもある[21]Google ストリートビューGoogle Earthを利用した空中からの映像は使わず、自分たちで取材に行き撮った写真を使うことで、主人公であるあおいの目線に立った映像となっている[22]。第1期では、美術スタッフからの要望もあり、撮った写真を絵に起こしてからレイアウトにしていたが、第2期以降は、スタッフが変更されたことと業界全体の流れが変わったことにより、一部のシーンでは写真をそのまま絵コンテに貼り付けている[23]

第1期・第2期

第2期前半は富士山にチャレンジして挫折すること、後半は谷川岳の思い出の風景を確かめることがテーマとなっている[24]。オリジナル回も制作されているが[25]、おおまかな流れは原作に忠実[19]

第2期では放送枠が15分に拡大することから、『ワルキューレロマンツェ』で監督の山本裕介と関わりのあったふでやすかずゆきに脚本を頼むことになった[26]。当初は各話の脚本家として参加予定だったが、山本の監督業が忙しかったことから、最終的にはふでやすが全話執筆することになった[26]。第1期では尺の都合でできていない、ここなやかえでのキャラクターとしての掘り下げも行っている[26]

原作の序盤は、しろが漫画連載に慣れていないことからページ数が短く、第1期の3分の尺でもちょうどいいバランスだったが[27]、アニメ化に伴い連載ページ数が増え、挫折にフォーカスした回など厚みのある話が増えたことで、第2期では放送時間が伸びたのではとしろは語っている[28]

OVA・第3期

ロケハンも大変であり、第2期の終盤がきれいな終わり方をしていたことから続編の計画はなかなか立たなかったが、第3期を待望するファンの声により話が進んだとプロデューサーの後藤裕は話している[19]。後藤はもともと原作漫画の出版社であるアース・スター エンターテイメントのプロデューサーとして作品に関わっていたが、映像事業に特化したグループ会社のスマイラル・アニメーションに異動になったことにより、柔軟に動くことができるようになり、制作に結び付いた[19]。第3期の制作は2016年の夏ごろから[19]、OVAの企画は同年冬から開始している[29]

2期と3期の間隔が長く空いたことから、スタッフがやりたいものをやろうという試みによりOVAは2期と3期の間を描くオリジナルストーリーとなっており[19]、ここなの回とひなたの父の回が描きたいというキャラクターデザインの松尾祐輔の意向がもとになっている[29]。2部構成のうち両方ともが山に登らない話であることは、企画の開始が冬であり山へのロケハンができなかったことも原因となっている[29]

第3期のテーマは「あおいとひなたの関係性を見直す」となっており、思春期のポジティブなだけではない感情を作中の季節である秋の情景と合わせている[24]。原作に準拠したエピソードとアニメオリジナルの回が半々となっている[19]

第4期

第3期の制作が終わった直後には第4期のシリーズ構成に入り、2019年夏ごろから制作が始まっている[30][31]。当初は従来通り15分枠で放送、富士山編は合計約40分のOVAとしての発表予定だったが、30分枠での放送となったことで、富士山編は第11話・第12話となり、もともと作られていた話は2本立てでの放送になった[30][31]。本来ならば作中の季節は冬だが、冬は登山のオフシーズンとなることから、冬に固執せずにやれるところまで詰め込もうとなり、富士山再挑戦編までを描くことになった[30]

総作画監督の松尾の意向で、修正を最低限しか入れず各アニメーターの個性を活かす方針だったため、話数ごとに絵柄が大きく異なっている[32][31]

最終話のラストシーンでは、あおいたちの未来の姿が描かれたことで、続編の制作予定が無いかのようにも思える演出がなされているが、監督の山本曰くこれは単なるサービスカットであり、軽く受け止めてほしいと話している[33]。山本が現段階でやりたかったことは描き切っているが、原作が続いていることや続編を望むファンの声が大きいことから、第5期が制作される可能性は大いにあるのではと語っている[33]

放送時間の拡大については、KADOKAWAのプロデューサー・藤原利紀らが参加する前からやりたいという話は存在しており、KADOKAWAからしても30分×全12話というフォーマットはユーザーに届けやすいと感じていたことから、藤原がそれを後押しする形となった[34]

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主題歌

オープニングテーマ

「夏色プレゼント」
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)による第2期15話までのオープニングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲・編曲はTom-H@ck
第1話のみ60秒の短縮バージョン。第3期第4話でも劇中歌として使用。
「毎日コハルビヨリ」
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)による第2期後半のオープニングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲・編曲はTom-H@ck。
「地平線ストライド」[35]
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)による第3期オープニングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲はTom-H@ck、編曲はうたたね歌菜。
3話より映像が変更されている[36]
「想いのち晴れ」[37]
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)による第4期オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲は瀬名航

エンディングテーマ

「スタッカート・デイズ」
あおい(井口裕香)とひなた(阿澄佳奈)による第1期エンディングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲はTom-H@ck、編曲はyamazo
第2期第12話挿入歌として使用されたほか、第2期13話から15話までおよび第4期12話のエンディングにも使用。
Tinkling Smile[38]
小倉唯による第2期12話までのエンディングテーマ。作詞は磯谷佳江、作曲は小野貴光、編曲は大久保薫
「Cocoiro Rainbow」
鳴海杏子による第2期後半エンディングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲は奥井康介、編曲は百石元
「駆け出す思い」
第2期25話で使用されたエンディングテーマ。yamazo作曲によるインストゥルメンタル楽曲。
「おもいでクリエイターズ」[39]
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)によるOVAエンディングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲はTom-H@ckとうたたね歌菜、編曲はうたたね歌菜。
「色違いの翼」[35]
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)による第3期エンディングテーマ。作詞は稲葉エミ、作曲は杉下トキヤ、編曲はKanadeYUK。
「扉を開けてベルを鳴らそう」[37]
あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)による第4期エンディングテーマ。第5話ではあおいソロver.、第9話ではひなたソロver.が使用された。作詞・作曲・編曲は塚田耕平

劇中歌

「岳人の歌」
第2期第1話・第23話・第3期第3話・第4話の劇中歌。エンディングクレジットでは作詞・作曲[注 4]・歌はノンクレジットであり、全てアカペラ。
第2期第1話ではあおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)によって歌唱され、第23話ではそれに加え、山小屋の主人(池田勝)、登山客が加わる。
「てっぺん目指し隊」
第3期第4話・第12話の劇中歌。作詞は稲葉エミ、作曲はyamazo。第12話ではひなた(阿澄佳奈)が歌唱。
「野いちごガーランド」
第3期第4話劇中歌。作詞は稲葉エミ、作曲は百石元。
「テンダー・ファインダー」
第3期第4話劇中歌。作詞は稲葉エミ、作曲はyamazo。
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各話リスト

テレビアニメ

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OVA

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放送局

要約
視点
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海外では、2016年6月よりラトビアにて[46]、2017年6月よりメキシコにて吹き替え版が放送されるなど[47]、最終的には数十か国で放送・配信が行われた[19]

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関連商品

要約
視点

BD / DVD

第4期BD / DVD1巻は、製造上の都合により2023年1月25日から同年2月3日に発売が延期された。

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CD

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フィギュア

登山用品

ICI石井スポーツとのコラボレーションとして以下の商品を展開[52]、加えて2014年12月1日より同社各店舗で井村屋の機能羊羹セット購入者に缶バッジを配布した[53]。さらに2015年1月から3月にかけて各月1回、机上講習会を行う[54]

その他の商品

  • ボイスクロック(目覚まし時計)(Grow-Up Factory) 2015年1月26日発売[60][61]
  • 嫁コレ(ボイス付きカードコレクションゲーム)(HEROZ)
    • 雪村あおい 2016年4月22日発売
    • 倉上ひなた 2016年5月13日発売
    • 斉藤楓 2016年5月20日発売
    • 青羽ここな 2016年5月27日発売
  • ヤマノススメセカンドシーズン てへぺろ つながる缶チャーム/アクリルキーホルダー(Caravan.Inc)
    • 2017年8月11日発売。あおい・ひなた・ここな・かえでの4名分が缶チャームとキーホルダーそれぞれ同一の「てへぺろ(・ω<)」ポーズ[注 9]のイラストでデザインされている。コミケ初日の2017年の山の日(8月11日)からの会場先行販売の後Caravan運営のECサイト"COCOLABO"で販売。
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ゲーム

ヤマノススメ Next Summit 〜あの山に、もう一度〜
PlayStation 4 / Nintendo Switch用ゲームソフトとしてエンターグラムより2023年12月7日発売[62]。ジャンルはアドベンチャースゴロク

コラボレーション

アニメ化に際しては、物語の主な舞台(具体的には主要人物の居住地並びに序盤に登場する山の在所)とされる埼玉県飯能市の公式サイトに広報ページ[63]が設けられた他、2012年12月7日から9日にかけて西武池袋本店別館「西武ギャラリー」にて催された西武沿線サミット「スマイル&スマイル展」[64][65][66]と、2013年2月1日・2日に東京・池袋にて開催された「東京アニメ・マンガカーニバルin としま」[67][68][69][70]における飯能市の展示物の一部として紹介された。アニメは2013年3月20日に最終回を迎えたが、西武鉄道では同日より池袋線新宿線の車内・駅構内にて記念コラボレーションポスターの掲示が行われた[71][72][73]

第2期に合わせてプロ野球球団埼玉西武ライオンズは、同年7月12日に西武ドームで開催の対オリックス・バファローズ戦を「TVアニメ ヤマノススメデー」とし、主演の井口裕香とエンディング曲を歌うここな役・小倉唯[74]始球式や場内アナウンスなどを行うと報じられ、テレビアニメ公式サイトでは同チームのグッズを携えた登場人物らのイラストも公開された[75][76]

OVA発売と第3期決定記念に、埼玉県を舞台にしたアニメ作品のイベント『アニメだ!埼玉大集合(略称:アニ玉)』に参加、同日メットライフドームで開催されたプロ野球埼玉西武ライオンズvsオリックス・バファローズ戦始球式に井口(2度目)と阿澄が参加、井口はノーバウンド投球を達成した[77]

2018年7月9日のコラボイベントでは千葉ロッテマリーンズ戦の始球式に小倉(2度目)と楓役の日笠陽子が登板し[78]、2022年9月19日のコラボデーでは東北楽天ゴールデンイーグルス戦のセレモニアルピッチに小倉(3度目)と小春役の岩井映美里が登板した[79]

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ラジオ

ヤマノススメ ラジオノススメ』のタイトルで、2014年7月から同年12月までラジオ大阪文化放送 超!A&G+HiBiKi Radio Stationにて放送された。メインパーソナリティは井口裕香が担当し、毎月交代で相方となるパーソナリティが決まる。放送時間はアニメに合わせて15分となっている。

2015年8月11日[80]、同年12月[81]、2016年8月11日[82]、2017年8月5日[83]に特別番組を放送。

アニメ3期に合わせ、上記と同じラジオタイトル『ヤマノススメ ラジオノススメ』が、2018年6月3日から9月30日までラジオ大阪にて毎週日曜 22:20 - 22:35 に放送されていた[84]ラジオクラウドでも配信された[84]。パーソナリティは井口裕香が務めた。

また、西武鉄道『特急ヤマノススメ号』では本番組の特別版を車内で放送した[85][86][87]

マンスリーパーソナリティ

  • 阿澄佳奈 - 7月(第1回 - 第5回)、12月(第23回 - 第26回)
  • 小倉唯 - 8月(第6回 - 第9回)、10月(第14回 - 第18回)
  • 日笠陽子 - 9月(第10回 - 第13回)、11月(第19回 - 第22回)

コーナー

  • 言いたい事はマウンテンマウンテン
  • 山神様のお言葉
  • やましぃ話
  • 山小屋へようこそ

放送局(ラジオ)

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ラジオCD

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Web番組

YouTube番組『ヤマノススメ探検隊』が、2022年5月からYouTube KADOKAWA Anime Channelにて配信された。小春役の岩井映美里が隊長を務める[88]

脚注

外部リンク

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