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三条通
京都市の通り ウィキペディアから
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三条通(さんじょうどおり[注釈 1])は、京都府京都市の主要な東西の通りの一つ。
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概要
東は山科区四ノ宮から西は右京区の嵐山(渡月橋)に至る。東海道の京の出入口の部分は「京の七口」の一つの「粟田口」と呼ばれ、近くにある粟田神社は「旅立ちの神」として信仰された。
山科区内では、東海道の旧道と、現在は京都府道143号四ノ宮四ツ塚線になっている旧国道1号のどちらも三条通と呼ばれる(東海道の旧道の方は、旧三条通といわれることも多い)。両者は日ノ岡峠の山科区側で合流し、蹴上のすぐ西で再び分離して古川町通付近で再度合流し、三条大橋で鴨川を渡る。東海道として延伸していた部分は、山科区内を中心に三条街道とも呼ばれている。三条街道は、山科盆地東端の京都府(山城国)・滋賀県(近江国)の府県(国)境付近の髭茶屋追分にて、伏見宿方面からの大津街道を合し、大津宿に通じる[3]。
河原町通から寺町通にかけては三条名店街商店街のアーケードの商店街。寺町通から烏丸通にかけては一方通行の狭い道路だが、明治時代はメインストリートだったので、旧日本銀行京都支店(現在は京都文化博物館の別館)や中京郵便局などの近代建築が多い。郡区町村編制法により上京区・下京区が置かれたとき、この三条通を境として北が上京区、南が下京区とされた。烏丸通との交差点には、京都市道路元標が残されている[2]。堀川通から千本通にかけては再びアーケードの三条会商店街となる。千本通から西は京都府道112号二条停車場嵐山線となり、幹線道路となる。この三条会商店街は2009年3月に「新・がんばる商店街77選」に選ばれた。
西は、西大路通から葛野大路通までの京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)の併用軌道が敷設されている区間を越えると北西に進み、旧二条通(太子道)と合流すると再び西に向かい、太秦(広隆寺前)、帷子ノ辻を経て、桂川左岸で罧原通と合流し嵐山(渡月橋)に至る。嵐山付近は観光シーズンには慢性的な渋滞が生じている。
現在は、三条大橋東詰から烏丸通までが路上喫煙等禁止区域である。
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路面電車
明治の初期からメインストリートだったために市街地での拡幅は限られたが、東と西の郊外では主要幹線として拡幅され、路面電車が敷設された。
- 東側は、京阪京津線が三条大橋(駅の位置は多少変化している)から蹴上までと、日ノ岡の西方から御陵までそれぞれ併用軌道が敷設されていたが、この区間は1997年の京都市営地下鉄東西線の開業に伴い廃止されている。
- 西側は、西大路通から葛野大路通までの区間を、嵐電(らんでん、京福電気鉄道嵐山本線)の併用軌道が敷設されている。
上記の路線は前者が京阪だが後者の嵐電は京阪ホールディングスの子会社で京阪グループである。
沿道の主な施設

- 三井ガーデンホテル京都三条プレミア
- 京都薬科大学 - 五条別れ
- 琵琶湖疏水 蹴上インクライン跡 - 蹴上
- 京都市上下水道局蹴上浄水場 - 同上
- ウェスティン都ホテル京都 - 同上
- 南禅寺 - 同上
- 青蓮院 - 神宮道下ル
- 要法寺 - 東大路通西入上ル
- 檀王法林寺 - 三条京阪
- 高山彦九郎皇居望拝像 - 三条京阪
- 三条大橋 - 鴨川
- 瑞泉寺 - 木屋町通下る
- 三条名店街 - アーケード区間は河原町通・寺町通間
- アートコンプレックス1928(「ギア-GEAR-」特設劇場ほか) - 御幸町通南東角
- 京都文化博物館別館(旧・日本銀行京都支店) - 高倉通北西角
- 中京郵便局 - 東洞院通北東角
- NTT西日本京都支店 - 東洞院通北西角
- みずほ銀行京都中央支店(旧・第一銀行京都支店) - 烏丸通南西角
- 三条会商店街 - 堀川通から千本通
- 立命館大学 朱雀キャンパス(中川会館) - 千本通北西角
- 島津製作所本社 - 西大路通
- 京都市右京区役所 - 三条御池もしくは天神川三条
- 東映太秦映画村 - 太秦
- 広隆寺 - 同上
- 右京警察署 - 同上
- 車折神社 - 嵯峨
- 京都バス嵐山営業所 - 同上
- 京都嵯峨芸術大学 - 同上
- 京都西郵便局
- 嵐山
- 鉄道・軌道の駅
交差する道路
- 上側が東側、下側が南側。左側が北側、右側が南側。
- 交差する道路の特記がないものは市道。
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交通量
2005年度の平日24時間交通量(台)(平成17年度道路交通センサスより)
- 山科区日ノ岡朝田町:34,576
- 右京区西院春栄町:17,432
関連項目
脚注
外部リンク
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