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三菱自動車水島FC

日本のサッカークラブ ウィキペディアから

三菱自動車水島FC
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三菱自動車水島FC(みつびしじどうしゃみずしまエフシー、Mitsubishi Motors Mizushima F.C.)は、岡山県倉敷市で活動する社会人サッカークラブ。

概要 原語表記, 呼称 ...

日本フットボールリーグ (JFL) 参戦当時は「三菱水島FC」の呼称を用いていたが、現在は「三菱自動車水島FC」の呼称としている。メディア等では「三菱自水島」の略称で呼ばれることもある[1]

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概要

母体は三菱自動車工業水島製作所。多くの選手が期間工として働いている[1]

1946年に「三菱自工水島FC」として創部。1990年代に入ると中国サッカーリーグで強豪チームとなり、2005年シーズンからJFLに5年間参加。2010年のみ後述の事情により岡山県リーグ1部に、以降は中国リーグに在籍している。

チームカラーは「赤」。ギリシャ語ダイヤモンドの語源であり、英語では「断固とした・強固な」という意味を有する「レッドアダマント」の愛称を持っている。マスコットキャラクターは、桃太郎をモチーフとした「桃助」、「こももちゃん」、「まもる君」。

かつては女子サッカーチーム「レッドアダマントFC」が存在していたが2008年度をもって廃止された。

歴史

要約
視点

1946年、終戦で荒廃した水島地区の地域レクリエーションの向上を目指して「三菱自工水島FC」として設立され、1965年から岡山サッカーリーグに在籍。県内の実業団サッカーをリードするチームとして長年活躍。1979年中国サッカーリーグ昇格を果たしたが、1982年に岡山県リーグに降格。

その後1990年に8年ぶりの中国リーグ復帰を果たしてからは常にリーグ上位に君臨。1992年に初優勝して以来2004年まで5回の優勝を達成。2004年度の第28回全国地域リーグ決勝大会で初優勝を果たし、JFL昇格。これを機に地域密着型チーム運営を目指すことになった。

しかしJFL昇格後の成績は芳しくなく、多くの選手が期間工として2交替勤務で1週間おきに夜勤があるため、なかなかベストメンバーで試合ができず、チームは下位に低迷した[1]

JFL昇格1年目の2005年は勝ち点8で16チーム中最下位だった。特に後期は勝ち点を3しか上げられず、2005年から2006年にかけて15連敗を喫することになる。ちなみに三菱水島が2005年から2006年に記録した15連敗はJFLのリーグワースト記録である。

2006年も苦しい戦いとなり前期は17位と残留争いに巻き込まれたが、後期は12位と持ち直した。最終順位は17位となるも、佐川急便東京SC佐川急便大阪SCの合併で全国地域リーグ決勝大会上位チームとの入替戦の対象が18位チームだけになったこともあり、JFL残留を果たした。

2007年は前期9位と健闘し、最終成績15位で残留を果たす。

2008年は降格圏内に低迷、しかし上位チームのJ2昇格(栃木SCカターレ富山ファジアーノ岡山FC)に伴いJFL残留を果たしている。同年にはファジアーノ岡山FCとの岡山ダービーが実現した。

2008年末、世界的な経済情勢の悪化から、今後の活動について運営費削減および活動縮小が懸念された。これに対し、ホームスタジアム・岡山県笠岡陸上競技場のある笠岡市が、同クラブが地域スポーツ振興の中核的な存在であるとして活動存続を要望した[2]

2009年も引き続きJFLに在籍したものの、所属選手の半数近くが雇用保険やアルバイトで生計を立てる状況で[3]、チームも最下位に低迷。さらには遠征費どころかJFL加盟料を捻出する事が困難な状況になったため、同年9月30日、JFL事務局に脱退する書面を提出、10月30日のJFL臨時評議員会にて認められ、成績にかかわらず降格が決定した[4][5]。三菱自動車では長引く不況の影響で、社営水島病院が廃院閉鎖に追い込まれるなど、リストラ策が進められており、本業以外に対する支出に厳しい目が向けられていた。

降格以外の理由でのJFL脱退であるため、全国社会人サッカー連盟の規約上中国リーグ側から参加登録を拒否されたこともあり、2010年はさらにその下の都道府県リーグである岡山県リーグ1部に参加することとなった[6]

2010年、岡山県リーグ1部を無敗で優勝。中国地域県リーグ決勝大会で準優勝し、中国リーグに昇格した。

2016年6月、三菱自動車による燃費データの改竄問題を受けて岡山県サッカー選手権大会(天皇杯県予選)への参加を辞退した[7]。10月、第52回全国社会人サッカー選手権大会で優勝。11月の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016では1次ラウンドを3戦全勝したが、決勝ラウンドでは3戦全敗に終わり、4位で大会を終えた。

2017年、13年ぶりに中国リーグ優勝。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017では、1次ラウンドBグループでFC TIAMO枚方アミティエSC京都に連敗。最終戦を待たずに1次ラウンド敗退が決まった。

2021年の中国リーグでは後半戦8試合で7勝1分の好成績を収め、最終戦でFCバレイン下関を逆転し4年ぶりの優勝を果たす。「リーグ1巡目の対戦成績」で1位となったことで出場した全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021では、2分1敗で1次ラウンド4位に終わった。

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年度別成績・歴代監督

年度所属順位チーム数勝点試合得点失点監督クラブ名
1978岡山県1部2位三菱自工水島FC
1979中国7位871431102022-2
19807位811143561222-10
19818位8614149828-20
1982岡山県1部優勝
1983優勝
1984優勝
19852位
1986優勝
1987
1988優勝
1989優勝
1990中国3位92216943412219
19913位8221464424177
1992優勝834141112361422
19932位82614824371621
19942位8261482434268
19952位82714761301416
19963位82614824422220
19974位8221462PK勝,0631283
19983位8281491PK敗4381820
1999優勝83514112PK敗1381820
20002位8311483PK勝,1PK敗2462026
20012位7221271PK敗4241212
2002優勝8291091PK勝037928
2003優勝83714121PK敗134727
2004優勝84114131PK勝040634日本の旗 熊代正志
2005JFL16位1683022262485-61三菱自動車水島FC
200617位18273476213274-42
200715位183534112213653-17
200818位18163437243076-46
200918位18183446242869-41
2010岡山県1部優勝133412111044836
2011中国4位1037181215473314
20125位10261875645432
20137位1017184592637-11
20143位1033181035412318
20153位1040181314382216日本の旗 菅慎
20163位1032181026492524
2017優勝1046181512471829
20182位1032181026462521
20192位1047181521601347
2020 新型コロナウイルスの影響により中止[8]
2021 優勝 9 35 16 11 3 2 42 10 32
2022 5位 10 28 18 7 7 4 41 16 25 日本の旗 山下聡也
2023 5位 10 32 18 10 2 6 30 15 15
2024 5位 10 30 18 9 3 6 29 18 11

タイトル

リーグ戦

  • 中国サッカーリーグ
    • 優勝(7回):1992, 1999, 2002, 2003, 2004, 2017, 2021
    • 準優勝(7回):1993, 1994, 1995, 2000, 2001, 2018, 2019

カップ戦

所属選手・スタッフ

2024年

スタッフ

役職名前前職備考
総監督 日本の旗 熊代正志 三菱自動車水島FC 監督
監督日本の旗 山下聡也三菱自動車水島FC ヘッドコーチ
コーチ日本の旗 檜垣信義R.K.クラシック 選手
トレーナー日本の旗 鎌田夏輝三菱自動車水島FC 選手

選手

PosNo.選手名前所属備考
GK 1日本の旗 花房武瑠就実高校
26日本の旗 北村奈朗紀川崎医療福祉大学
30 日本の旗 滝裕徳 高知ユナイテッドSC
44 日本の旗 片山夢斗 ヴァリアモーレ安芸
DF 2日本の旗 岸本凪作陽高校
3日本の旗 安田拓馬環太平洋大学
5日本の旗 中矢裕貴専修大学
13日本の旗 山本爽馬環太平洋大学
14日本の旗 前原辰徳ファジアーノ岡山U-18
MF 4日本の旗 小村萌斗四国学院大学
6 日本の旗 福田光紀 広島修道大学
7日本の旗 齋藤和磨環太平洋大学
8日本の旗 今井祐太朗専修大学
9 日本の旗 岡本典也 パナソニック岡山
15日本の旗 塩谷周造FC猛獣王
21日本の旗 中川知也作陽高校
22 日本の旗 植村駿斗 FC.AWJ
FW 10日本の旗 宮澤龍二オーストラリアの旗 ブラックタウン・シティFC英語版
11 日本の旗 高瀬翔太 秀岳館高校
16日本の旗 田中櫂翔岡山龍谷高校
17日本の旗 尾崎孔明徳島北高校
18日本の旗 綱島絢士郎四日市大学
19 日本の旗 池本温音 藤枝明誠高校
20 日本の旗 山村天侍 デッツォーラ島根E.C
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背番号変遷

1-10

12345678910
2024 花房武瑠 岸本凪 安田拓馬 小村萌斗 中矢裕貴 福田光紀 齋藤和磨 今井祐太朗 岡本典也 宮澤龍二
2023 北村奈朗紀前原辰徳内田健太郎山村天侍中川知也福田光紀
2022 西本圭斗 山本拳志
2021 上地基樹鳴海達也森迫良太
2020 松本祐樹中井レアーズ
2019 -水野僚太郎
2018 松本祐樹内田健太郎山下聡也五百川慎也安田拓馬宮澤龍二丸山拓志
2017 坂口遥西林直輝五百川慎也
2016 大谷豊
2015
2014 -齋藤和磨-三原一洋森迫良太
2013 川鍋拓哉三宅一也浮田倫弘
2012 --橋本昌也時長龍太郎
2011 古矢光宏時長龍太郎坂口遥松下武丸川鍋拓哉三原一洋三宅一也
2010 ---佐伯彰紀
2009 永冨裕尚萩生田真也山下聡也波夛野寛熊田圭佑川口正人日笠山優清水俊典
2008 三宅一徳丸山拓志中川心平曽根祐一
2007 野村正和渡辺晋平曽根祐一丸山拓志高畑龍太
2006 渡辺聡檜垣信義沖本尚之
2005 小野敦生大豆寄勝正吉井晃一横山直昌渡辺圭一原賀啓輔
2004
12345678910

11-20

11121314151617181920
2024 高瀬翔太 サポーターズナンバー 山本爽馬 前原辰徳 塩谷周造 田中櫂翔 尾崎孔明 綱島絢士郎 池本温音 山村天侍
2023 水野僚太郎山部晃岡本典也岸本凪寄本響也尾崎孔明野村竜生
2022 河面龍征 木下壮一 後藤拓歩 竹下春海
2021 原田顕介鶴丸貴之田中理久中川知也藤井大翔水野僚太郎岡本典也
2020 田中颯麻福山綾斗岡本心
2019 -竹原秀真中井レアーズ人見蓮
2018 田栗史康角野裕海
2017 齋藤和磨中野圭一朗
2016
2015 今井祐樹大田誠人瀬口大地-
2014 原田弦樹-
2013 下田皓貴前田勇樹松下武丸山本篤志江原賢司谷本輝
2012 岩山寛人
2011 宮澤龍二高瀬翔太唐木航太杉山和史-岡本凌大熊代哲也前田勇樹佐伯彰紀
2010 -青山真--
2009 菅康介荒井太輔井上圭佑
河村勝
河村旬記井田健太郎松下晋也
渡辺貴之
木村大輔後藤裕馬
2008 尾後貫淳松永一慶井手健太郎唐木航太森前健市川裕太
2007 松岡大輔菅康介小林靖典唐木航太
山本純一
小原一展木村卓也
2006 高松剛太郎和泉新谷岡慎介山本純一高畑浩二-大豆寄勝正
2005 岩田尚記山本明伸渡辺勇気苔口陽介小松大川原周剛関根秀輝高松健太郎加藤寿一
2004 福森慎太郎池口壽
11121314151617181920

21-30

21222324252627282930
2024 中川知也 植村駿斗 - - - 北村奈朗紀 - - - 滝裕徳
2023 花房武瑠岩崎真弥小椋悠貴忰部寛明今井祐太朗-
2022 宝田陽斗 梶山勝矢
2021 中矢裕貴岸本凪草地航平河面龍征石川隆汰成瀬利通秋守蓮
2020 -塩田真矢田中一真亀井健太片山竜成山本拳志
2019 -鎌田夏輝竺原望海---宇田有志
2018 中村直人後藤彰太
2017 工藤竜平加藤凛太朗坪倉龍太渡部亮武-
2016 中居瞭-----
2015 岩谷勇哉吉澤教智
2014 丸井孝文-和島優斗
2013 石川裕起-岡本康平菊伊寛至山口卓也
2012 岩谷勇哉-稲田翼-
2011 --岩山寛人--佐々木陽
2010 -
2009 上田隆央松岡宏晃瀬藤淳鈴木康崇田平謙篠原和也池ノ谷晋里
2008 折見健治陳明俊
2007 高松健太郎池田英井手健太郎中川心平岸田茂樹田崎拓真佐塚哲平松永一慶森前健
2006 石川大-荒井健井田健太郎--
2005 北川隆浩岡田聡明高松剛太郎山下聡也野田優介吉田典嗣曽根祐一川口正人
2004 石井圭林和也布元俊行
21222324252627282930

31-40

31323334353637383940
2024 - - - - - - - - - -
2023 肥田爽汰
2022 -
2021 西本圭斗後藤拓歩太田瑠偉
2020 -
2019 --
2018
2017
2016
2015
2014
2013 先原隼三宅雄太
2012
2011 橋口一貴江原賢司森安洋文鎌田夏輝
2010 ---
2009 丸井孝文原田翔太齋藤良平下村尚文須崎奨尾上勇也
2008 徐暁飛田丸誠阿部直人奥山卓廊池田光忠
2007 折見健治木村大輔日笠山優田平謙岩山寛人上田隆央高原翔吾松浦拓実瀬藤淳
2006 清水健太永冨裕尚吉田匡毅-丸山拓志-市川裕太恵谷将--
2005 杉本憲彦牟田将士谷岡慎介五藤幸範野村正和浪尾紀人
2004 高坂幹也畦坪茂光芦谷優貴岸本慎兵佐伯竜海
31323334353637383940

41-

41424344454647485087
2024 - - - 片山夢斗 - - - - - -
2023 -山下聡也
2022
2021 -
2020
2019
2018
2017
2016 粕谷純
2015
2014 -
2013
2012
2011
2010
2009 冨江悠
2008 -
2007 三原真
2006 菅康介
2005 東大陽遠藤雄一秋好大知土屋健太郎上田博之古畑郁雄
2004 ------
41424344454647485087
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スタジアム

主に倉敷市岡山市の会場を使用する。

JFL在籍時は5000人以上収容できるスタンドが求められていたこともあり、公式戦会場は以下の通り。

ユニフォーム

さらに見る カラー, シャツ ...

クラブカラー

  •  

ユニフォームスポンサー

さらに見る 胸, 鎖骨 ...

ユニフォームサプライヤ

歴代ユニフォームスポンサー年表

年度鎖骨背中上部背中下部パンツ前面パンツ背面サプライヤー
2006(OH!くんバス)-両備バス-ISP明治安田生命-KARDERI
2007
2008OHK明治安田生命ASICS
2009
2011
2010
2011
2012SOUTAKU
CO.,LTD.
Car Freak
MAX
FUTURIST
2013
2014
2015
2016
2017
2018ICHiI
2019
2020
2021
2022MITSUBISHI
MOTORS
--
2023
2024 MITSUBISHI
MOTORS
- - PUMA
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オフィシャルスポンサー

脚注

関連項目

外部リンク

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