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対馬防備隊
海上自衛隊の防備隊 ウィキペディアから
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対馬防備隊(つしまぼうびたい、英称:Coastal Defense Group Tsushima)は、海上自衛隊の佐世保地方隊隷下の部隊である。長崎県対馬市美津島町竹敷4-191[1]に所在する。
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概要
対馬防備隊は佐世保地方隊の隷下[2]にあり、対馬の竹敷に本部をおき、壱岐、上対馬、下対馬の3か所にある警備所[2][3](各警備所長は3等海佐)において、レーダー等を用い[4]、対馬近海・対馬海峡を航行する艦船の監視を行っている[5]。対馬は、対馬水道の中ほどにあり、朝鮮半島と日本、東シナ海と日本海を結ぶ交通の要衝であるため、旧陸軍でも対馬要塞を設置していた[4]。上対馬警備所及び下対馬警備所は対馬要塞跡地の一部に立地しており、防備隊本部は旧海軍の竹敷要港部跡地にある[4]。1998年時点の隊員数は約240名[3]。
また、対馬海峡には、海上自衛隊の水中固定聴音装置の設置が国会答弁されているが[6]、その詳細や対馬防備隊との関連は、公式には明らかにされていない。ただし、潜水艦情報の収集が主任務の一つと推測されている[3]。
軍事評論家の小川和久によると、上対馬警備所にある望遠鏡は、韓国の海岸線を走るタクシーまで識別できるほどの分解能を備えているという。なお、同島には陸上自衛隊の対馬警備隊や航空自衛隊の防空レーダーサイトが所在し、主に朝鮮半島方面を警戒している。法執行機関として、海上保安庁も対馬に同様の機関を置いている。
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沿革
- 1954年(昭和29年)12月1日:佐世保基地警防隊・対馬連絡所設置。
- 1959年(昭和34年)6月1日:佐世保防備隊新編に伴い、対馬連絡所が佐世保防備隊隷下に編成替え。
- 1960年(昭和35年)3月25日:上対馬に地方総監部直轄の対馬監視隊新編。対馬連絡所が対馬基地分遣隊に改編。
- 1963年(昭和38年)3月30日:壱岐監視隊が新編。
- 1967年(昭和42年)10月1日:対馬監視隊を上対馬警備所に、壱岐監視隊を壱岐警備所に改称。
- 1969年(昭和44年)3月31日:下対馬に下対馬警備所が新編。
- 1970年(昭和45年)3月2日:「対馬防備隊」が新編。対馬基地分遣隊を防備隊本部に改編し、佐世保地方総監部直轄とし、上対馬警備所・下対馬警備所・壱岐警備所を傘下に収める[2][7]。
部隊編成
- 防備隊本部(総務科・補給科・防備科):長崎県対馬市竹敷
- 通信所
- 上対馬警備所
- 下対馬警備所
- 壱岐警備所
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脚注
関連項目
外部リンク
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