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横浜シンフォステージ

横浜市西区のビル ウィキペディアから

横浜シンフォステージmap
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横浜シンフォステージ(よこはまシンフォステージ、YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある複合施設。2棟の超高層ビルで構成される[8][9]

概要 横浜シンフォステージ YOKOHAMA SYMPHOSTAGE, 情報 ...

本項では、ウエストタワーの高層階に入居している「京急 EXホテル みなとみらい横浜」についても記す(後節参照)。

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概要

要約
視点

みなとみらい地区53街区における当施設の再開発計画は2019年3月に公表され[注 2][10][11][12]2021年4月に着工した[13]デベロッパー大林組京浜急行電鉄日鉄興和不動産ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社[注 1]の5社[2]

当開発全体での総投資額は約1100億円規模となり、就業者数は1万2000人程を見込んでいる[14]。また、周辺企業との連携や音楽を活用した街づくりプロジェクトなどにより地域コミュニティの形成も目指している[10][13]。当計画は2020年3月に国土交通大臣民間都市再生事業計画に認定された[15]

その後、2022年8月に街区名称が「横浜シンフォステージ」に決定され[注 3][2][16]2024年3月末に竣工を迎えた[4]後述の低層部商業ゾーン(先行10テナント)は同年5月9日ホテルは同年6月24日に開業している[7]

2棟の超高層ビル

当施設はウエストタワーイーストタワーの2棟の超高層ビルで構成される[8][9]

ウエストタワーは30階建て(高さ約158m)[8]で、5階より上の中層階にオフィスが入居し、そのうち5〜8階には事業者の1社でもあるヤマハグループがオフィスや研究開発を担う拠点を開設[17]、また9階にはヤマハ発動機もオフィスや先進技術開発を担う拠点を開設[18]していることから、二つのヤマハが同じビル内に拠点を構えることとなる[19]。低層部には商業テナントが入るほか、ヤマハのブランドショップも開設されている[17]後節参照)。さらに26階より上の高層階には横浜エリア初出店で、新築としても初出店となる「京急 EXホテル」ブランドのホテルが入居する[2][7]後節参照)。

イーストタワーは16階建て(高さ約90m)[8]で、こちらも5階より上はオフィスが入居し(3階の一部にも入居)[注 4]、そのうち5〜9階は同地区内のKTビルに本社を構えるコーエーテクモゲームス2025年5月に2拠点目となる新オフィスとして取得したことを発表している[21]。低層部には商業テナントが入るほか、ヤマハ発動機のショールーム[18]オープンイノベーションオフィスも開設されている[7]後節参照)。この他、16階には屋上テラスも設けられている[4]

両棟の間や周辺にはプラザ(広場)や歩行者空間があり(後節参照)、イベントや屋外ワークスペースなどの活用も想定されている[22]

災害対応・認証取得

建物は制振構造となっており、コージェネレーションシステム (CGS) や非常用発電機停電時72時間供給可能)を備えている[2][23]。また、帰宅困難者の受け入れスペースも確保している[10]

認証取得では、CASBEE横浜のSランク認証や建築物省エネルギー性能表示制度 (BELS) の評価において建築物全体は最高ランクの星5つ、オフィス部分は当地区内初のZEB Ready認証を取得している[2][3]。この他、感染症対策のグローバル評価基準として「WELL Health Safety Rating」の取得も目指している[13]

当施設の立地特性

当施設は前述のとおり、みなとみらい地区の53街区に所在するが、2015年1月に閉鎖した暫定施設「GENTO YOKOHAMA」(ゲント ヨコハマ)の跡地開発として計画されたものである。みなとみらい線新高島駅周辺に位置し、また当施設付近で同地区の重要な歩行者動線(都市軸)であるグランモール軸キング軸が交差する結節点となっている[9][13]。このうち、同線みなとみらい駅方面から新高島駅周辺までを結ぶグランモール軸は、当施設の開発によりすずかけ通り歩道橋と接続され完成を迎えている[注 5]。さらに横浜グランゲート(54街区)のデッキとも接続しており、その先のみなとみらい歩道橋NISSANウォークはまみらいウォークを通って横浜駅東口方面にもデッキレベルでのアクセスが可能となっている[8]

一方、2027年5月の完成に向け開発が進行中の52街区[25]方面ともデッキレベルで接続する計画となっており、この開発が完了した際にはキング軸も完成を迎える予定である[注 6]

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プラザ・歩行者空間

ウエストタワーとイーストタワーの間や周辺にはコモンスペースとしてプラザ(広場)や歩行者空間が整備されており、当企業グループのノウハウを活かした様々なイベントも開催していく方針である[11][13][26]

以下の5か所のプラザを設置している[4][27]

ゲートプラザ(1F)
西側の入口となる広場。芝生広場や大階段を設置し、ランチワークプレイス利用のほか、展示・体験イベントなども開催。
グランモールプラザ(2F)
ガラス大屋根やステージを設置し、全天候型の空間で様々なイベントや音楽イベントなども開催。
コーナープラザ(1F)
南西側のウエストタワー1階エントランスに誘導する空間。キッチンカーの設置も想定。
スカイプラザ(3F)
階下のグランモールプラザ・ストリートを見渡せる憩いの空間。両棟のスカイプラザはデッキで接続されている。
キングプラザ(1F)
キング軸沿いに整備された休憩もできる空間で、周辺店舗によるイベントやマルシェなども開催。

この他、両棟間の2階通路としてグランモール軸の一部でもある「グランモールストリート」が整備されており[13][24]前節のとおりグランモール公園方面と接続するすずかけ通り歩道橋や横浜グランゲートのデッキとも接続している[8]

各プラザ・ストリートのギャラリー

ゲートプラザ(1F)
グランモールプラザ・ストリート(2F)
スカイプラザ(3F)
コーナープラザ / キングプラザ(1F)
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テナント

要約
視点

フロア構成とテナントは公式サイト内「FLOOR DIRECTORY」も参照。

ホテルフロア (W26-30F)

概要 京急 EXホテル みなとみらい横浜 KEIKYU EX HOTELMINATOMIRAI-YOKOHAMA, ホテル概要 ...

京急 EXホテル みなとみらい横浜は、「京急 EXホテル」ブランドの横浜初進出となるホテルとして2024年6月24日開業した[29]。ウエストタワーの高層階(26〜30階)を占めており、客室数は150室[7]。ホテルのエントランスは2階に設けられている。

大浴場露天風呂も同ブランドのホテルとしては初めて設けている。また、ホテルのロビーがある26階にはレストラン(オールデイダイニング「高ようじ」)も設けられている[7]

オフィスフロア

オフィスのロビーは両棟とも3階に設けられている(ウエストタワーの2階にヤマハ専用のロビーもある)。また、イーストタワー3階の一部にもオフィスフロアがある。

ウエストタワー (5-24F)
ヤマハとヤマハ発動機の二つのヤマハが拠点を構え[19]、協業でイベントの開催などブランド発信も行う[30][31]
イーストタワー (3F/5-15F)
5〜9階はコーエーテクモゲームスが新オフィスとして取得している[21]

低層部テナント (1-3F)

京浜急行電鉄が手掛ける低層部商業ゾーンは、ヤマハブランドショップとオープンイノベーションオフィスを除く計15テナントのうち10テナントが先行して2024年5月9日に開業した[7][注 8](下記一覧で「先行開業テナント」と表記)。テナントの詳細は公式サイト内「SHOP / SERVICE」を参照。

ウエストタワー

  • ヤマハミュージック 横浜みなとみらい[65] - ヤマハの体験型ブランドショップ、2024年6月6日オープン[4][17][33][66][注 9]
    • エクスペリエンスゾーン「Music Canvas(ミュージックキャンバス)」(1F) - 大型LEDディスプレイを設置。大型映像、立体音響[注 10]自動演奏システムが連動する「Music Canvas Show」を1時間おきに開催している[68]
    • ヤマハグランドピアノショールーム(1F)
    • 〈併設〉ベーゼンドルファーショールーム(1F)
    • ヤマハ 楽器・楽譜(2F) - 楽器体感コーナーやMUSIC SHOWCASE(ミュージックショーケース)、楽譜・書籍エリアを設置[66]
    • ライブカフェ(2F) - 音楽イベント(ライブやトークイベントなど)も開催[66]
    • 〈併設〉ミュージックアベニュー横浜みなとみらい(3F) - 大人専用のヤマハ音楽教室(レッスン会場)[69]
イーストタワー

  • YAMAHA E-Ride BASEショールーム/1F)[70] - ヤマハ発動機のショールーム、2024年6月6日開設[4][18][71]
  • ミュージックアベニュー横浜みなとみらいⅡ(3F) - ウエストタワーには大人専用のヤマハ音楽教室「ミュージックアベニュー横浜みなとみらい」がすでにあるが、こちらは主に子ども向けの音楽教室として設置[73][74][75][注 12][注 13]。ヤマハミュージック 横浜みなとみらいのオープンからちょうど1年後の2025年6月6日にオープン[74][75]

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アクセス

公式サイト内「ACCESS」も参照。

建物のギャラリー

建物の外観(外観がほぼ完成以降)
建設中の様子

参考情報

脚注

外部リンク

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