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京王プラザホテル

東京都新宿区のホテル ウィキペディアから

京王プラザホテルmap
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京王プラザホテル(けいおうプラザホテル、: Keio Plaza Hotel)は京王グループのホテル。

  1. 株式会社京王プラザホテル英文社名:KEIO PLAZA HOTEL CO.,LTD)[1] - 東京都新宿区に本社を置くホテル運営会社。
  2. 上記同社および関連会社が運営するホテルの総称。これらホテルで構成されるホテルチェーンブランドを「京王プラザホテルチェーン」という。
  3. 上記のうち、東京都新宿区西新宿に立地する2棟建ての超高層ホテル東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテルの一つ。1.の本社は同ホテル内に所在する。
概要 種類, 市場情報 ...
概要 京王プラザホテル, ホテル概要 ...

本項ではこれらを一括して記述する。

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会社概要

本社がある新宿の京王プラザホテルのほか、直営のグループホテルを多摩地域で1か所、子会社の運営により札幌で1か所運営する。多摩地域の2つのホテルも当初は子会社による運営であったが、1997年(平成9年)4月に株式会社京王プラザホテルへ吸収合併され[2]直営化された。

2003年からプリファード・ホテル・グループに加盟している。1972年から2003年まではインターコンチネンタルホテルズグループに加盟していた。外国人旅行客向けのリザベーション契約で、ホテルオークラの後を引き継ぐ形であった。

なお、親会社の京王電鉄2002年(平成14年)から、低価格ビジネスホテルチェーンとして「京王プレッソイン」、2018年(平成30年)からは宿泊特化型アッパーミドルホテルとして「京王プレリアホテル」を展開している[4]。これらは京王電鉄の直営事業として、京王プラザホテルチェーンとは別に運営されている。

  • 本社:東京都新宿区西新宿2-2-1
  • 営業所:札幌、仙台、西日本(大阪)、ロサンゼルス
  • グループホテル:札幌、多摩、八王子
  • 提携ホテル:プリファードホテルズ&リゾーツ
  • 会員制度:47倶楽部、エグゼクティブクラブ
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沿革

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運営するホテル

要約
視点

京王プラザホテル(新宿)

1968年(昭和43年)11月、京王帝都電鉄(現:京王電鉄)は「新宿副都心建設計画」に基づき、西新宿東京都水道局淀橋浄水場跡地に造成された新都心6号地に超高層ホテルを建設することを発表。翌年4月10日、運営会社となる株式会社京王プラザホテルを設立した後、ホテル建設に着手し、2年7か月の工期を経て、1971年(昭和46年)6月5日に開業した[12]

京王プラザホテルは、西新宿の超高層ビル群で最初に建設され、当時としては世界一の超高層ホテルとして建てられた。計画時には新宿は国際ホテルに適さないと危惧されたが、開業5年目には黒字を計上し、1980年(昭和55年)11月1日には地上35階・地下3階の南館を開業している[13]

高さは本館が178メートル、南館が138メートル。客室総数1,438の巨艦ホテルである。1974年(昭和49年)に新宿住友ビルに抜かれるまでは、日本で最も高い超高層ビルであった。その後もホテル単体の建物としての高さは長らく日本一の座を誇っていたが、1993年(平成5年)の幕張プリンスホテル(現:アパホテル&リゾート東京ベイ幕張)の完成により日本一の座を譲った。2022年にDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に認定されている[14]

最上階の47階は有料展望台として一般に公開され、その後はカラオケフォーティーセブンが営業していた。2024年3月15日からはコワーキングスペースを兼ねた「SKY PLAZA IBASHO」として営業している。[15]

メインエントランスは3階で、新宿駅西口地下広場への通路につながるエントランスは2階になる。

その高さを利用して、在日米軍横田飛行場赤坂プレスセンターニュー山王ホテル(旧称アンリツ会館[16])の3か所をネットワーク化する際の無線中継所設置を計画したことがあったが「民間施設の軍事転用を狙うもの」として問題となり[17]、計画は後に撤回された。

帝国オークラニューオータニ旧御三家や、ハイアットフォーシーズンズウェスティン新御三家とは一線を画した営業を行う。2008年(平成20年)11月21日には「ミシュランガイド東京日本語版2009」の「快適なホテル格付け順」で「黒い家マーク3つ」を獲得した。

京王プラザホテル札幌

京王プラザホテル八王子

過去に運営していたホテル

京王プラザホテル高松

京王プラザホテル多摩

  • しかし、コロナ禍による利用客急減により、以前は8割から9割だった客室稼働率が、2020年度は約4割まで落ち込み、東京都で緊急事態宣言が解除された後の同年末も6割から7割までしか回復しなかった[10]。加えて開業から31年が経過して建物が老朽化し、営業継続には大幅な改修が必要となることから、2023年(令和5年)1月15日をもって[8][9][10][11]、営業を終了。多摩地域での営業は京王プラザホテル八王子に集約となった[8][9][10]。土地・建物所有者である京王電鉄は、営業終了後の建物の扱いについて未定としていたが[10][11]、2023年11月、跡地に商業施設と分譲マンションからなる複合施設を2028年度に開業すると発表した[25]
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問題

2025年4月17日、京王プラザホテルなど都内の大手ホテルを運営する15社が「Front Reservation会」と呼ばれる会合にて客室単価などの内部情報を共有していたことがわかり、公正取引委員会独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで警告を出す方針を固めたことがわかった[26][27][28]

ギャラリー

京王プラザホテルが登場する作品

ゴジラ (1984年の映画)
1984年公開の東宝製作の映画。劇中でゴジラスーパーXとの戦いで、放射能火炎で本館の真ん中部分に大穴を空けた[29][30]
ゴジラvsキングギドラ
1991年公開の東宝製作の映画。劇中でゴジラがメカキングギドラとの戦いで、転倒して南館の一部が崩壊する[29][30]
TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇
1970年代に放送されたという体裁の元、 2022年公開のNHK制作の特撮テレビドラマ。第1話の冒頭にて、奇獣・森の掟が建設中の本館の背後を掠めて飛行するカットが登場する。

その他

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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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