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伊興
東京都足立区の町名 ウィキペディアから
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伊興(いこう)は、東京都足立区北部の地名、および地域名称。現行行政地名は伊興一丁目から伊興五丁目、伊興本町一丁目および伊興本町二丁目。
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地理
東京都足立区北部の伊興地域の中・東部に位置する。町域内には寺社が多く点在し、特に東伊興四丁目一帯は「伊興寺町」と呼ばれている。 旧伊興町は、広範囲であり、現在の住居表示では、伊興、伊興本町、西伊興、東伊興、西竹の塚になる。 本項では、旧伊興町についても記述する。
地価
住宅地の地価は、2025年(令和7年)1月1日の公示地価によれば、伊興本町1-13-19の地点で35万1000円/m2となっている[6]。
伊興町の歴史
- 江戸時代・新編武蔵風土記稿(小名:早房厨子 会田 北根 下戸(おりと) 西島 横沼)
- 1868年(明治元年)武蔵国足立郡淵江領伊興村
- 1872年(明治4年)東京府南足立郡淵江領伊興村
- 1889年(明治22年)5月1日 南足立郡淵江村に編入 南足立郡淵江村大字伊興
- 1891年(明治24年)4月1日 南足立郡淵江村より独立 南足立郡伊興村
- 1932年(昭和7年)10月1日南足立郡が東京市に編入し足立区になり、東京市足立区伊興町になる。伊興村には、大字がなく、16の小字で構成されていた。東京市に編入される際に、「通し地番の町村は小字の区域を以て新町の区域とすること」「小字名に旧町村名を冠記したるものを以て新町名とすること」という東京市の整理方針基準条項に旧伊興村が該当していた。小字名に伊興町を冠して新町名とした。
- 1943年(昭和18年)7月1日東京市が東京都になり東京都足立区伊興町となる。
- 1963年(昭和38年) - 伊興地域の土地改良事業は、伊興町の西地域と東地域での耕地整理を開始した。伊興町大境、伊興町本町、伊興町見通の全域、伊興町狭間・伊興町白幡の一部(寺町付近)は、範囲外であった。
- 1967年(昭和42年)12月 耕地整理が終了した、
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 赤山道以西の伊興町吉浜、伊興町五反田、伊興町一丁目の全域、伊興町京伝、伊興町番田、伊興町槐戸、伊興町諏訪木、古千谷町、舎人町の一部をもって西伊興町が成立。赤山道以東の伊興町聖堂の全域、伊興町五庵、伊興町谷下、伊興町白幡、伊興町狭間、竹塚町の一部をもって東伊興町が成立(住居表示は未実施で地番表示)
- 1987年(昭和62年)10月10日 - 伊興地域の住居表示が実施され、伊興一丁目 ~五丁目が成立。伊興町の旧区域とは同一ではない。(同時に西伊興・西竹の塚地域も行われた)
- 1997年(平成9年)10月4日 - 住居表示が実施され、伊興本町一丁目 ~二丁目が成立。
- 2001年(平成13年)11月17日に東伊興四丁目の住居表示において、最後まで、残っていた伊興町狭間、伊興町白幡は消滅し、伊興町はなくなった。伊興前沼保育園や伊興町前沼、伊興番田交差点、伊興町吉浜のバス停など一部の施設名などに僅かにその名を留めている。この日に、東伊興町も消滅をした。現在では、西伊興町だけが残存している。
- 伊興町は、伊興町諏訪木2200番地のように伊興町全体で地番表示されていた。一番地は不明ではあるが、現在の西保木間四丁目13番付近は、伊興町谷下で、この付近から、番地が進んでいたようである。最後は、伊興町槐戸で、4646番が見られる。現在の西新井4丁目25番付近である。
- 伊興町全体を見ると、南は西新井町、東は竹塚町、保木間町に北は毛長堀で、埼玉県に、西は古千谷町、谷在家町に接していた。今は、東武線の西側に東伊興や伊興があるが、一番西端は、毛長川の水神橋であった。現在の、西保木間(足立清掃工場)の付近は、伊興町白幡であり、伊興町前沼は竹の塚駅の東側にも存在していた。
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伊興
世帯数と人口
2025年(令和7年)1月1日現在(足立区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
学区
要約
視点
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる、なお、足立区では学校選択制度を導入しており、中学校は区内全域から選択することが可能。ただし、小学校に関しては、学区域または学区域に隣接する学校のみの選択になる。
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
事業者数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移。
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伊興本町
要約
視点
世帯数と人口
2025年(令和7年)1月1日現在(足立区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[15]。なお、足立区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。ただし、小学校に関しては、2018年(平成30年)度から学区域または学区域に隣接する学校のみの選択になる[16]。
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
事業者数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移。
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交通
鉄道
現在伊興を冠する住所内には鉄道駅は存在しないが、もともとは伊興の一部だった隣接する西竹の塚に東武鉄道の竹ノ塚駅が所在するため、地域住民の鉄道交通手段の利用に不便はない。また、2008年3月30日に日暮里・舎人ライナーが開業し、3つの新駅(谷在家、舎人公園駅、舎人駅)が伊興地区西部から徒歩利用可能圏となった。
バス
- 東武バスセントラル
- 伊興本町二丁目に足立営業事務所がある。
- 国際興業バス
- はるかぜ(足立区コミュニティバス)
道路
伊興・伊興本町を区画する本通りは比較的整備されているものの、それ以外の町域内の道路網は細く曲がりくねった道が多い。「七曲がり」と呼ばれる道路はこのような道路事情を端的に示している。
- 東京都道461号吾妻橋伊興町線(尾竹橋通り = 東京都都市計画道路補助100号)
- 赤山街道(中央通り)
- 伊興七曲がり
- 大師北参道
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施設
- 行政
- 足立区役所伊興区民事務所
- 西新井消防署
- 文化
- 足立区立伊興図書館
- 足立区立伊興住区センター
- 教育
- 足立区立東伊興小学校
- 足立区立西伊興小学校
- 足立区立伊興小学校
- 足立区立伊興中学校
- その他
- 足立伊興郵便局
- 足立東伊興郵便局
- 足立西伊興郵便局
史跡
- 薬師寺
- 源正寺
歴史
当地区の歴史は、足立区内の中でも最も古い部類に入る。現在の東伊興地区からは伊興遺跡が発見されており、少なくとも古墳時代には住民がいたことが分かっている。戦国時代末期には既に伊興村の原型が出来ていたと考えられている。
年表
- 1889年5月1日(水) - 南足立郡伊興村が周辺の村と合併し、渕江村が成立する。
- 1891年4月1日(水) - 淵江村から伊興村が独立。
- 1932年10月1日(土)- 東京市に編入され、同市足立区の一部となる。旧伊興村の領域は、従来の小字名を付した町名が付けられたが、村廻耕地は伊興町「本町」と改名された。
- 以下町名の「伊興町」の部分を省略する。
- 1966年11月11日(土)- 見通、大境、前沼、谷下、白幡の一部で住居表示が実施され、竹の塚一、六、七丁目、西保木間四丁目の一部に編入される。
- 1967年3月15日(水)- 諏訪木の一部が、西新井町区画整理組合(第二工区)により、西新井三丁目、四丁目の一部に編入される。京伝・槐戸の一部は、西新井四丁目に編入された。
- 1968年4月1日(月)- 伊興町土地改良区事業が実施されていた地区のうち、赤山道以東の聖堂の全域と谷下、五庵、狭間、白幡、竹塚町の一部が「東伊興町」に、赤山道以西の吉浜、五反田、一丁目、槐戸の全域と番田、京伝、諏訪木、古千谷町、舎人町の一部が「西伊興町」になる。
- この当時既に宅地化されていた地域は耕地整理事業が実施されなかったため、町名が変更されなかった。
- 1970年4月1日(水)- 古千谷耕地整理事業の終了により、番田、京伝の残存地域が古千谷一丁目から三丁目の一部になる。
- 1987年10月10日(土)- 大境の全域と諏訪木の残存地域、本町と見通の大半、西伊興町の一部に住居表示が実施され、伊興一丁目から五丁目と、西竹の塚一丁目、西伊興一丁目から四丁目が設置される。
- 1988年5月15日(日)- 谷下の一部に住居表示が実施され、東伊興二丁目に編入される。
- 1997年3月1日 (土)- 見通の残存地域と前沼の一部に住居表示が実施され、西竹の塚二丁目となる。
- 1997年10月1日(水)- 五庵、本町の残存地域と前沼、狭間、白幡、東伊興町の一部に住居表示が実施され、伊興本町一、二丁目が設置される
- 1999年7月3日(土) - 前沼、谷下の残存地域と白幡の一部に住居表示が実施され、東伊興三丁目に編入される。
- 2001年11月7日(水) - 狭間、白幡の残存地域に住居表示が実施され、東伊興四丁目に編入される。これにより「伊興町○○」という地名は消滅。
- 2005年7月23日(土)16時35分頃 - 千葉県北西部地震で足立区伊興で震度5強を観測した。
- 2021年10月7日(木) 22時41分頃- 千葉県北西部地震で足立区伊興で震度5強を観測した。
その他
日本郵便
- 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[17]。
参考文献
脚注
関連項目
外部リンク
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