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古原靖久

日本の俳優 (1986-) ウィキペディアから

古原靖久
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古原 靖久(ふるはら やすひさ、1986年昭和61年〉8月13日[1] - )は、日本俳優京都府出身[1]

概要 ふるはら やすひさ 古原 靖久, 本名 ...
概要 YouTube, チャンネル ...
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略歴

母親は京都府で16歳のときに古原を産み、19歳で離婚した[2]。離婚する前から両親は夫婦喧嘩が絶えず、両親の離婚後に母親は夜職で働くが、母は何日も古原のおむつ替えをしないなどネグレクトに近い状況となった[3]。古原は就学前に東京都にある児童養護施設に入った[4]。母との面会は小学5年で途絶え、母が最後に面会してから2年が経過したときに捨てられたと気付いた[3]

従順ではなく思ったことが顔に出やすい性格[3]から、育った施設では職員から目を付けられた上に嫌われ、古原だけが自分で洗濯をさせられていたほか、職員や先輩児童からも理不尽に怒られたり暴行を受けることが多かったと言い、親に棄てられた上に保護されるべき場所からですら虐待に等しい扱いを受けていたことを明かしている[5]。ある時は午前8時から翌午前3時まで正座させ続けられたほか、先輩からは暇つぶしに友達同士で殴り合いをさせられたり、日常的に様々な理由を付けてエアガンで撃たれたり、肉などの入居児たちに人気の食事メニューを横取りされる一方でほかの入居児が食べたがらない野菜を押し付けられたりした。小学6年生までは良い思い出がないくらいに悲惨な状況であったが、中学生になってからは立ち回りである程度カバーした。自身の退所後はいじめ文化は少しずつ改善されて最終的に消滅した[3]

施設退所直前まで進路が未定だったため「住み込みの新聞販売店の仕事を用意してある」と職員に言われたものの固辞し、以前からスカウトされていた芸能界に進む道を選んだ[2]

祖父の知人からの紹介により、ハーキュリーズに所属[6]。2005年、テレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』で俳優デビュー[6]

2008年2月から2009年2月まで放送された、スーパー戦隊シリーズ炎神戦隊ゴーオンジャー』にて、江角走輔 / ゴーオンレッド役で初の主演を務めた。

2011年10月15日に公開された映画『電人ザボーガー』にて、主人公・大門豊の青年時代を演じた。

2021年12月31日、自身のTwitterにて、ハーキュリーズを退所し、独立したことを報告[7]。芸能活動は継続する。

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人物

  • テレビドラマ『都立水商!』では、ネクタイを上手く結ぶことができず、毎回主演の藤井隆に結んでもらっていた[6]。古原は同作品について温かい人が多く、仕事のしやすい現場だったと述懐している[6]
  • 同じく『都立水商!』で共演した竹中直人とクランクアップ後に偶然出会い、後日食事に行こうと誘われた[6]。古原は社交辞令だろうと思っていたが1週間後に実現し、その優しさに触れて自身も「こんな人になりたい」と感じたと語っている[6]。後年、映画『電人ザボーガー』で再共演した際も、竹中はこの時のことを覚えていたという[6]
  • 幼少期は、戦隊シリーズの『地球戦隊ファイブマン』から『恐竜戦隊ジュウレンジャー』までを熱心に見ており[8]、芸能界入りした後もスーパー戦隊シリーズに出演してヒーローを演じることを志望していた[6]。『百獣戦隊ガオレンジャー』では渡辺勝也の演出を気に入っており、『ゴーオンジャー』で渡辺がメイン監督を担当することを知ったときは大いに喜んだ[6]。『ゴーオンジャー』出演後も、可能な限りスーパー戦隊シリーズの視聴を続けている[6]
  • 古原は2006年に『仮面ライダーカブト』の神代剣 / 仮面ライダーサソード役、『轟轟戦隊ボウケンジャー』の高丘映士 / ボウケンシルバー役のオーディションを受けたが、いずれも落選していた[9]。その後に共演した高橋光臣塩谷瞬ら出演経験者にどうしたら採用されるかを相談したところ、両者とも「普通にやっていれば合格する」との答えだった[6]。『ゴーオンジャー』で採用された理由は、「空回りキャラ」を演じられるからだと後日スタッフから明かされた[6]
  • 『ゴーオンジャー』でゴーオンレッドのスーツアクターを務めた福沢博文は、古原の常識にとらわれないアドリブを評価しており、福沢も刺激を受けつつ古原には勝てないと感じたとコメントしている[10]。また福沢は、特に監督の諸田敏が古原を自由に泳がせることでその力を引き出していたと証言しており、その様を見て古原は押さえつけてはいけないのだと思ったと語っている[10]
  • 2022年9月9日、さいたま市にある一般社団法人コンパスナビが「児童養護施設で育ち巣立った若者の心の傷とその後」と題するシンポジウムを埼玉会館で開催。古原は、同じく児童養護施設で育った矢野デイビットと登壇し、体験を語るとともに、支援と自立について訴えた。司会役を務めた山本昌子西坂來人もそれぞれ、施設での体験や自立策に対する意見を述べた[2]
  • 2024年9月1日、前日(8月31日)から放送されていた日本テレビ系列のチャリティー番組『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』に出演。チャリティーマラソン企画に出演していた同じく児童養護施設で育ったやす子と並走するとともに激励した[11]。出演後にENCOUNTとのインタビューにおいて、「今回のことは、より多くの方に児童養護施設のことを知ってもらえるチャンスだと思っています。初めて施設のことを知った視聴者の方も多いでしょうし、『自分には何ができるだろうか』と考えてくださる方もいると思います。僕もこうして参加させていただいたことに心から感謝しています」とコメントしている[12]
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出演

テレビドラマ

ウェブドラマ

映画

オリジナルビデオ

バラエティ

舞台

プロモーションビデオ

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  • レインズインターナショナル牛角」(2006年)
  • セイカ「炎神戦隊ゴーオンジャー つくえでらくがきんちょ!」(2008年)
  • バンダイ「ゴーオンジャケット」(2008年)
  • 真誠「とろけるきなこ~IKKOおすすめかんたん健康きなこ朝食レシピ~」(2019年、Web CM)
  • つぼい工業株式会社(2021年)

玩具

  • 炎神戦隊ゴーオンジャー ゴーフォン -MEMORIAL EDITION-(2025年1月)
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作品

DVD

  • 古原靖久 FLY HIGH -飛翔-(2008年5月21日、東映ビデオ)

その他

  • 第17回佐伯市社会教育振興大会~『協育』で人と人との絆を紡ぐまちづくり~(2024年9月28日、弥生地区公民館 大ホール) - 講演[27]
  • 令和6年度世田谷区子どもの虐待防止推進講演会&養育家庭体験発表会(2024年12月12日、玉川区民会館・玉川せせらぎホール) - パネルディスカッション・パネラー[28]

脚注

参考文献

外部リンク

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