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和欣客運
台湾のバス事業者 ウィキペディアから
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和欣客運(ホーシンきゃくうん,わきんきゃくうん)は台湾南部の台南市を拠点とするバス会社。国道客運のほか、台中市内で台湾高速鉄道の連絡シャトルバスも運行している。
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概要
1999年に観光バス業者の驊慶遊覧公司が設立、その後如皇客運(無免許業者)や尊龍客運などを吸収し、台南地区の大手事業者となった。台南を起点に台北などの首都圏、中部を結ぶ高速バス路線が主力で、西海岸の高速バス路線では大手として他社および鉄道路線と熾烈な競争を続けている。傘下に観光バス部門の和益通運、宅配便の急急送を抱えている。
競合他社と比べるとグレードの高い設備(総統座椅)で高価格帯で存在感を示す。高速バスのほかに台中市の市内バス路線の一部として台湾高速鉄道シャトルバス(高鉄快捷バス)も運行している。長年、台北・板橋 - 高雄間の直行便は路線免許上は設定されておらず[1]、新営で乗り継ぐ形となり、乗車券も一括で発券されていた。かつては新営で行先表示を差し替えて実質直行便として運行していたが、同業他社の告発[2]で取りやめている。2024年4月1日、廃業した阿羅哈客運の3999系統(台北 - 高雄)の免許を譲り受ける形で、直行便の7513系統を開設した。
自社子会社のほか、元連結子会社の中南客運、漢程客運、中鹿客運、仁友客運が形成する台湾愛巴士交通聯盟というグループと連携している。
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歴史
- 1999年12月15日 - 旧台南県新営市(現台南市新営区)を拠点に設立。
- 2007年10月12日 - エアバスA380(ビジネスクラス)同等の座席等級を謳う白金臥艙(プラチナムクラス)を創設。(今、台北・板橋 - 高雄間の標準型)
- 2009年 - 頭等商務艙(ファースト・ビジネスクラス)の新車両を投入(今、台北 - 台南間の標準型)
- 2011年 - 台中客運54系統を受け継ぐ形で台中市公車に新規参入。(水湳経貿園区 - zh:逢甲商圈 - 烏日明道中学間を白金臥艙車両を除く全車種で運行。)
- 2012年 - 中型バス仕様の車両が原因で通学ピーク時に積み残しを多発していたため、市交通局が台中市54系統の新規事業者として台中客運を再選。通学時間帯に台中客運の大型車を増便する事態となった。
- 2013年6月1日 - 7510系統(基隆市中正区 - 国道1号 - 国道3号 - 捷運南港駅)の1年運休を宣告(現在も再開していない)。
- 2013年8月27日 - 9007系統(台北 - 国道1号 - 台中港)受け継ぐ。
- 2014年6月2日 - 9007系統を7511系統(台北 - 三重 - 国道1号 - 台中港)に変更。
- 2014年6月17日 - 7500、7504、7505の3路線で認可条件にない途中の客扱いをしていたことを公路総局に摘発され、台中 - 台南などの区間乗車券販売を停止(その後正式に新営 - 台南、麻豆 - 高雄、板橋 - 中壢(深夜便のみ)を取り扱う。
- 2024年4月1日 - 7513系統(台北 - 高雄)を開設。従来の新営乗り継ぎ系統を移管。
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車内設備
2列座席車(総統座椅)
- 白金臥艙(プラチナムクラス)
- 7500区間車、7505区間車、7512
- Wi-fi、フルフラット電動マッサージシート、110Vコンセント、充電用USBポート、座席液晶モニタ(映画、ゲームも可能)、毛布を備えた最上級クラスで1車両14席。
- 頭等商務艙(ファースト・ビジネスクラス)
- 7500、7505
- 電動マッサージシート、座席液晶モニタ(映画、ゲームも可能)、毛布を備えたいわゆる総統座。1車両17-19席。
3列座席車
- 豪華経済艙(デラックス・エコノミークラス)
- 7500区間車、7505区間車、7512、9018以外の国道客運系統に充当。1車両31席。
- 座席液晶テレビ、充電用USBポート
4列座席車
- 高鉄快捷公車
3ドア低床バス
- 高鉄快捷公車
中型バス
- 快楽通(9018)
九人乗りバス
- 佳里送迎シャトルバス
車種
国道客運(子会社車両含む)
三菱ふそうトラック・バス
- RP517PL(320HP)
- RP517PL (350HP)
- RP51JP3L(380HP)
スカニア
- K114IB4×2NB(340HP)
- K114EB6×2NB(元尊龍客運所属車両)(廃車)
- K380EB4X2LI(ユーロ4対応):2007年-
- K380IB4X2NB(同上):2009-2012年
- K400IB4X2NB(ユーロ5対応):2013-2016年
- SCANIA K380EB4X2LI(879-FQ)
- SCANIA K380IB4X2NB(821-FS)
- SCANIA K400IB4X2NB(602-U9)
- SCANIA K400IB4X2NB 大復康巴士(601-U9)
市区公車
観光バス
和欣遊覧部・和益通運
宇通(Yutong)(台湾宇通実業)
- Yutong ZK6128HG(250HP):2011年-
三菱ふそうトラック・バス
- U-MP618P (310HP、淘汰)
- RP517PL (320HP)
- RP51JP3L (380HP)
- RM11GNL3 (278HP)
三菱ふそう・ローザ
- SCANIA
- K340IB (340HP)
- K380IB (380HP)
- K400IB (400HP)
トヨタ
- 和欣客運および遊覧部採用のふそう車
- 和欣客運のスカニア K114EB6x2NB
- 和欣客運のSCANIA K114IB4x2NB
- 台中 - 鹿港線用 ふそうローザ
- 和欣客運3ドア車展示会
- 和欣客運スカニア3ドア低床バス
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乗車券
各営業所窓口、ブラウザ・スマートフォンアプリ(iOS、Android)でのネット予約および全国のコンビニ端末(発券手数料が別途要)で購入できる。現在台湾国外からのネット予約は対応していない。台北 - 高雄間(新営乗継)は総統座の片道普通運賃で710元台(オフピークの促哨時段で600元)、台北 - 台南間で同600元台(促哨時段399-499元)と他社より高めだが、24時間高頻度運行で競争力を維持している。鉄道と比べても所要時間(台南で4時間弱、高雄で約5時間)で台鉄自強号とは大差がなく、利便性・経済性では優位にある。
ターミナルおよび乗車券販売所
バスターミナル

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認可路線
要約
視点
高速バス
台南行きは認可上は台南公園西側の台南兵工廠が終点だが、早朝深夜などは台南総站で客を降ろすこともある。
高鉄快捷公車


台中市公車路線
zh:台中市公車を構成しており、和欣客運が2路線を担当。
運賃
歴史
- 2009年4月1日 - 台湾高速鉄路公司の委託運行で高鐵鉄快捷公車7507・7508系統として新設。高鉄利用客向けに高鉄駅方面への乗車、市街地方面への下車のみ。
- 2011年12月1日 - 当日有効な乗車券所有者を全て無料に。
- 2013年3月1日 - 台中市交通局管轄の市公車160・161系統になる。あわせて160系統の「向上五權西路口」停留所を「向上永春東七路口」に移転し、各停留所での乗降取扱を開始。
- 2013年8月23日:和欣朝馬転運站を朝馬転運站に改称。[8]
- 2016年1月1日 - 上記新運賃割引制度適用。
- 2016年9月30日 - (161)「台中国家歌劇院」停留所増設。[9]
- 2017年9月1日 - 台湾高速鉄路公司との契約が終了。以降、高鉄利用者も通常の台中市公車路線として運賃収受を開始。
その他の路線
送迎シャトルバス
- 中壢站 - 桃園国際空港(快楽通中巴)
- 和欣朝馬転運站 - 干城站(現在は7504板橋 - 台中)
中間利用者客扱い
- 7500「台北 - 台南」
- 台北 - 朝馬
- 朝馬 - 台南
- 新営 - 台南
- 麻豆 - 台南
- 7502「嘉義 - 高雄」
- 嘉義 - 新営
- 新営、麻豆 - 楠梓、高雄
- 7504「板橋 - 台中」
- 板橋 - 中壢(深夜のみ)
- 7505「板橋 - 台南」
- 板橋 - 中壢(深夜のみ)
- 新営 - 台南
- 麻豆 - 台南
経由便
- 台北、桃園、新竹 - 楠梓、高雄(乗車券は2区間通しで販売)
- ※7500と7512による新営乗継。現在は、直行便の7513に移管。
- 板橋、中壢 - 楠梓、高雄(乗車券は2区間通しで販売)
- ※7505と7512による新営乗継
休廃止路線
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脚注
関連項目
外部リンク
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