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天魔さんがゆく
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『天魔さんがゆく』(てんまさんがゆく)は、2013年7月15日から9月23日までTBSのドラマNEO枠(毎週月曜日24時28分 - 25時7分〈JSTでは火曜未明0時28分 - 1時7分〉)で放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本剛[1]。
幽霊退治を引き受ける会社を営みながら大の怖がりの主人公が、幽霊を退治ではなく説得で解決していく様を描くホラーコメディ。福田雄一が脚本・演出を一から手掛ける完全オリジナルドラマである[2]。
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企画・制作
フジテレビ系で放送されたドラマ『33分探偵』シリーズと一部のキャスト・スタッフが共通している[注 1]。
堂本剛は、『帰ってこさせられた33分探偵』以来4年3か月ぶりの連続ドラマ主演[2]。また、TBSでの連続ドラマ主演は『ホームドラマ!』以来9年ぶりである。福田が以前バラエティ番組で堂本と仕事をした際、女優の前でもお化け屋敷に入らず、ディレクターに頼まれてもジェットコースターに乗らないリアルに怖がりな堂本を見て、主人公は堂本しかいないと出演を依頼[3]。オファーを受けてもらえるのか心配した福田だったが、『33分探偵』シリーズなどを経て、福田に全幅の信頼を寄せる堂本はオファーを快諾[4]。ただしロケ現場ごとにお祓いをするという条件がつけられた[3][4]。
ドラマの主題歌も堂本自身が担当[2][3]。福田から「命の尊さや、儚さ、美しさ、手を合せて祈る様な曲」を依頼され[2]、ミディアムナンバー「瞬き」を書き下ろした[3]。堂本がドラマ主題歌を担当するのも同じく『ホームドラマ!』での「ORIGINAL COLOR」以来9年ぶり[2]。今回はさらに、オープニングで流れるインスト曲も手がける[2]。
出演者本人の出演作品や嗜好をネタに使用し、中でも第1・2シリーズに堂本剛が金田一一役で出演した『金田一少年の事件簿』[注 2]は、頻繁に決め台詞が使われている。第8話では幽霊を成仏させるための映画撮影シーンとして「きんだにまじめ」が登場する劇中劇を堂本と川口が原典通りのキャスティングで演じた。また、「金田一のパクリ?」というシーン(第5話)もある。
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あらすじ
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登場人物
要約
視点
有限会社おばけ警備保障
おばけ退治を行う会社。通称「オバケー」。会社のロゴが「モバゲー」と酷似している。法界天童の代まではおばけを実力行使で除霊していたが、法界天魔に代替わりしてからはおばけを説得して成仏させている。使用車両のナンバーは「足立 300 て 10-00」であるが、具体的な所在地については明かされていない。
- 法界 天魔
- 演 - 堂本剛
- 社長。代々、おばけ退治をしてきた家系に生まれ、浮遊霊、地縛霊など関係なく全てのおばけを見る能力を持つ。妖気や霊気を感じると髪の一部が立ち上がる[注 3]。そして強力な霊に対し自らの体に憑依させ成仏させるという法界家相伝の能力を持っているが、除霊に一週間近くかかりその間は霊が頻繁に体を乗っ取るため、危険とされている。
- 究極の怖がりで幽霊現場に赴き、おばけもしくはお化けと思い込んだ人間と対峙したときに1現場に1回のペースで気絶する。そのときに他界した父親が暮らす部屋に意識が飛んでいき、おばけ退治のアドバイスを教えてもらう。気絶に関して旭に対していろいろと理由をつけて「気絶とはちがう」と言い訳をしている。ちなみに目を開けて眠ることができる。
- 大角いわく、高校生のころは名探偵であったらしく(第8話)、それなりの推理力を持っており、お化けとは無関係の事件をいくつか解決してもいる。霊関係以外にもいろいろな雑学を知っていて、旭が言った間違った知識や偏見を正しては謝らせている。
- 旭を巧みに誘導したり、自社の求人広告をゲーム会社っぽくして載せるよう指示するなど、抜け目ないところがある。
- 岡崎 旭
- 演 - 川口春奈[5]
- 通称「オバケー」の会社ロゴからゲーム会社と間違えて入社してしまい、また、自分が作った借金を会社側に肩代わりしてもらっている理由で、いくら仕事内容が嫌でも簡単におばけ退治会社を退職できない。軽く驚いた時に度々「じぇじぇじぇ!」と言っている。怖がりの割にどこでも眠ることができ、一度寝るとなかなか起きない。
- ちなみに採用された理由は、怖がりの天魔に変わって現場の先陣を切らせるため。おだてに弱く、毎度うまい具合に誘導されて怖い所へ先に行かされる。
- 小島よしお、ダンディ坂野など、ブームが過ぎた一発芸人やそのネタを好み、怖さによるストレス解消のため経費でDVDを買おうとした。
- 実家が豆腐屋を営んでおり、わけあって店が担保で取られそうになり闇金融に手を出したのがそもそもの借金の原因。事情を知った天魔が普通の仕事をして借金を返せばいいと一度は退職を認めるも、結局「次の仕事が見つかるまで」と戻ってきた。
- 大覚 慶三
- 演 - 皆川猿時
- 法界天童の時代から働く社員。天魔のことを「坊ちゃん」と呼び、何かと甘やかしてしまう。オバケーの装備品開発も担当している。AKB48のファン。旭の前に勤めていた女性社員とできちゃった結婚をしている。幽霊のことはあまり怖くないが、ゴキブリが大の苦手。天魔の性格を熟知しており、何かと衝突することのある旭との仲を取り成すなど、割と常識人である。
- 椋木 リカ
- 演 - 芹那
- 「オバケー」に入社したがっているが、霊が嫌うほどの高い周波数の声を有しているため、入社させてもらえない。天魔に思いを寄せており、旭を一方的に敵視する。
- 法界 天童
- 演 - 佐藤二朗
- 天魔の父親。「霊力の強いおばけによって殺害された」と伝えられているが、実際はその手下のおばけに驚いてショック死していた。雑誌の袋とじを必死になって開けているところを見られたために、妻に逃げられた。
警視庁
ゲスト
単話・複数話登場の場合は括弧()内に表記。また、ゲスト役名は公式HPあらすじ及びMBS番組表から引用。
第1 - 2話
第2 - 3話
第3 - 4話
第5話
第6話
第7話
- 横山
- 演 - 徳井優
- 家に帰るためトンネル内でヒッチハイクする幽霊。帰りたい理由ははじめは家族に会いたからいと言っていたが、実は部屋に隠したエログッズの処分をしたいからであった。家族からは疎まれていたと思っていたが、その実長い間落ち込むほどに自分の死を悼んでいたことを知り、成仏する。
- 村杉
- 演 - 中村靖日
- 村役場職員。
- カップル・男
- 演 - 中村倫也
- カップル・女
- 演 - 高橋真唯
- 上記2名は結婚式前日のドライブ中に事故で死亡する。どうしても式を挙げたくて成仏できない幽霊。
- 昔ファッションの男
- 演 - 本多力
- 北斗の拳[注 4]の続きが気になり成仏できない幽霊。
- 原始人
- 演 - 田中聡元
- 原始時代にマンモスに踏み潰された恨みで成仏できない幽霊。
- さびしんぼう
- 演 - 佐藤芽
- 自分の遊び相手として多数の幽霊たちをトンネル内に閉じ込め、結果的に彼らの成仏を妨げている子供の霊。
- マークIIの男
- 演 - 竹井亮介
- 道に迷いトンネル内で彷徨っていた横山の幽霊を車に乗せる。
- 横山の妻と息子
- 横山を失った失意からようやく立ち直ろうとしている。
第8話
第9話
最終話
- 益子
- 演 - 高橋克実
- 木野俣村村長。ネガティブで太った女性が好みであり、過去に相手女性と心中を試みるが一人生き残り、その後似たような女性と心中しては生き残り…を延々と続けたことで、警察から連続殺人犯と思われていた。死んだ女性の供養のために村の発展に尽力している。
- そばばばん
- 演 - 水川あさみ(超友情出演)
- 益子村長が考案したゆるキャラ。全身を蕎麦で覆った奇怪な姿をしている。益子が「おそばばん」という妹キャラを作ろうとしている。ちなみに中身の女性はミス木野俣村。怒ると関西調のノリで天魔とよく衝突する。
- 佐野
- 演 - 半海一晃
- 木野俣村助役。
- 蘇我 あゆみ
- 演 - 佐藤めぐみ
- 益子のかつての恋人の1人。一緒に心中して生き残った益子を恨み、同じく彼と心中した女性たちと組んで、木野俣村に来る観光客を驚かせて村を衰退させようと目論む。6人の幽霊たちの中でひときわ強い力を持っており、オバケーの面々を苦戦させた。6人の幽霊たちで1人だけ村長の好みから外れている理由は、当人曰く「毎度ビフテキ食ってると、たまにサラダが食いたくなるでしょ?」との事。
- 井戸幽霊
- 演 - 池谷のぶえ
- おんぶ幽霊
- 演 - 信江勇
- 益子のかつての恋人の1人。一緒に心中して生き残った益子を恨み、同じく彼と心中した女性たちと組んで、木野俣村に来る観光客を驚かせて村を衰退させようと目論む。その恨みは強く、天魔の説得にもなかなか応じなかったが、湯川田の誘いにあっさり応じ、全員揃って成仏していった。
- 村の男
- 6人の幽霊達の1人に取り憑かれていた2人組。
- 湯川田 学
- 演 - みっちー
- ある大学に現れたイケメン学者の幽霊。自分が死んだことは理解しているが、幽霊など非科学的な事柄は信じようとせず、死んではいるが幽霊ではないと主張して成仏を拒んでいた。オバケーの面々からは「結局はただの馬鹿」と酷評される。
その他(ゲスト)
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オバケーの装備
大覚が開発した、幽霊退治に必要な装備品。天魔の方針により幽霊の探知・捕縛に主眼が置かれている。
- オバケガン
- オバケーの主装備の一つ。鞭のような特殊な光線で幽霊を捕縛する。捕縛されると霊感がない人間でも幽霊を見たり触れたりすることができるようになる。また、専用アタッチメントをつけることで、幽霊を強制的に成仏させることもできるが、説得を重んじる天魔は使うことを拒否している。
- オバケスコープ
- オバケーの主装備の一つ。霊感がない人間でも幽霊を見ることができるゴーグル。天魔は普段から幽霊が見えるため、代わりに普通のゴーグルを着用している。
- オバケレーダー
- 霊気や妖気を探知するレーダー。天魔の髪の毛のアンテナと原理は同じ。
- 円盤状の装置(仮)
- 特定の幽霊を召喚する、掌サイズの装置。名前は不明。
スタッフ
- 脚本 - 福田雄一
- 音楽 - 瀬川英史
- 監督 - 福田雄一、入江悠
- 主題歌 - 堂本剛「瞬き」(SHAMANIPPON)[12]
- オープニング曲 - 堂本剛「Welcome to shamanippon」(SHAMANIPPON)[12]
- 挿入歌 - 堂本剛「電」(SHAMANIPPON)[12]
- ナレーション - 村岡希美
- ブレーン - 酒井健作、大平尚志、向田邦彦
- 助監督 - 久保田博紀
- ミュージックエディター - 小西善行
- サウンドエディター - 荒川望
- CG - 本田貴雄
- プロデュース - 森谷雄(アットムービー)
- チーフプロデューサー - 篠原廣人、小林亜理(ソニー・ミュージックエンタテインメント) / 十二竜也、加藤新
- ラインプロデューサー - 的場明日香
- アソシエイトプロデューサー - 杉浦美奈子
- アシスタントプロデューサー - 加藤智子、河瀬知
- 特別協力 - ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 制作協力 - アットムービー
- 製作著作 - TBS
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放送日程
備考
- 8月12日は『世界陸上モスクワ2013』放送のため休止。
ネット局・放送時間
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脚注
外部リンク
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