安全衛生技術試験協会

公益財団法人安全衛生技術試験協会（あんぜんえいせいぎじゅつしけんきょうかい）は、厚生労働大臣の指定を受け、労働安全衛生法に基づくボイラー技士、クレーン・デリック運転士、衛生管理者、潜水士等の免許試験などを実施している公益法人。1976年（昭和51年）4月1日設立。前身は財団法人作業環境測定士試験協会。厚生労働省所管。

安全衛生技術試験協会

団体種類	公益財団法人
設立	1976年4月1日
所在地	日本 東京都千代田区西神田3丁目8番1号 千代田ファーストビル 東館9階
法人番号	7010005000005
起源	財団法人作業環境測定士試験協会
活動地域	日本
活動内容	労働安全衛生法に基づく国家試験の実施
ウェブサイト	https://www.exam.or.jp/

概要

• 所在：東京都千代田区西神田三丁目8番1号 千代田ファーストビル 東館9階
• 代表理事理事長（常勤）：髙橋哲也（元・厚生労働省職業能力開発局海外協力課長）
• 常務理事・事務局長（常勤）：藤田弘孝（元・民間企業）

事業

• 労働安全コンサルタント試験委員会：労働安全コンサルタントの試験を行っている。
• 労働衛生コンサルタント試験委員会：労働衛生コンサルタントの試験を行っている。
• 作業環境測定士試験委員会：作業環境測定士の試験を行っている。
• 免許試験委員会：クレーン・デリック運転士、移動式クレーン運転士、揚貨装置運転士、発破技士、ボイラー技士、ボイラー溶接士、ボイラー整備士、潜水士、衛生管理者、高圧室内作業主任者、ガス溶接作業主任者、林業架線作業主任者、エックス線作業主任者、ガンマ線透過写真撮影作業主任者の試験を行っている。

安全衛生技術センター

前項（事業）に掲げた各試験は、安全衛生技術試験協会が、厚生労働省により全国7箇所へ設置されている安全衛生技術センターの運営者となり、定期的に実施している。令和6年（2024年）1月に東京試験場が開設され、同年4月に運用開始された。大阪試験場は令和7年（2025年）1月に開設され、同年4月に運用開始された。なお免許試験については、安全衛生技術センターまたは常設試験場の無い府県（埼玉県、神奈川県では2024年以降実施せず）及び北海道各地での出張試験、学校や矯正施設からの依頼による試験も行われている。

• 北海道安全衛生技術センター（北海道恵庭市） - 揚貨装置運転士免許の実技試験は実施せず
• 東北安全衛生技術センター（宮城県岩沼市） - 同上
• 関東安全衛生技術センター（千葉県市原市）- 揚貨装置運転士免許の実技試験会場は神奈川県横浜市中区
  • 関東安全衛生技術センター 東京試験場（東京都港区） - ボイラー技士、クレーン・デリック運転士、衛生管理者、エックス線作業主任者、潜水士の各免許の学科試験のみ実施
• 中部安全衛生技術センター（愛知県東海市） - 揚貨装置運転士免許の実技試験会場は愛知県名古屋市港区
• 近畿安全衛生技術センター（兵庫県加古川市） - 揚貨装置運転士免許の実技試験会場は大阪府大阪市大正区
  • 近畿安全衛生技術センター 大阪試験場（大阪府大阪市北区） - 各免許の学科試験のみ実施
• 中国四国安全衛生技術センター（広島県福山市）- 揚貨装置運転士免許の実技試験会場は岡山県倉敷市
• 九州安全衛生技術センター（福岡県久留米市） - 揚貨装置運転士免許の実技試験は実施せず

関連項目

• 厚生労働省
• 都道府県労働局
• 労働安全衛生法による免許証

外部リンク

• 公益財団法人安全衛生技術試験協会