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旗の台駅
東京都品川区旗の台にある東急電鉄の駅 ウィキペディアから
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旗の台駅(はたのだいえき)は、東京都品川区旗の台二丁目にある、東急電鉄の駅である。
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乗入路線
- 東急電鉄
大井町線:駅番号「OM06」
池上線:駅番号「IK05」
歴史
開設当初、当駅は目黒蒲田電鉄大井町線東洗足駅と池上電気鉄道旗ヶ岡駅に分かれており、乗換駅ではなかった[4]。前者は現在より170m二子玉川寄り[5]、後者は210m五反田寄りにあった[5][6][4]。
年表
- 1927年(昭和2年)
- 1945年(昭和20年)5月:旗ヶ岡駅が空襲に伴い、全焼[6]。
- 1951年(昭和26年)
- 2002年(平成14年)1月:駅改良工事着工[7]
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)3月26日:大井町線上りホーム切替、島式ホームへ一度集約すると共に、北口改札廃止[10]。
- 2007年(平成19年)5月27日:大井町線上りホームを池上線五反田寄りに移設。この同年月にバリアフリー化[11]。
- 2008年(平成20年)3月:駅改良工事完成。同時に急行待避施設使用開始[7]。
- 2009年(平成21年)11月30日:定期券うりば営業終了[12]。
- 2019年(令和元年)8月1日:池上線ホームにおいて木造駅舎の雰囲気を踏襲した「木になるリニューアル」が竣工[13][14]。
駅名の由来
→「旗の台 § 地名の由来」も参照
源頼信が平忠常追討(平忠常の乱)の際、この地で旗揚げをして祠に戦勝を祈願したところ成就した故事による。この祠は後に旗岡八幡神社が祀られ、地名も荏原郡荏原町大字中延字旗ヶ岡で、池上電気鉄道開通時に新設された駅も「旗ヶ岡駅」であった[6]。
「旗の台駅」は大井町線「東洗足駅」と池上線「旗ヶ岡駅」を統合した時に誕生した駅名であり、1965年の住居表示実施の際に地名も駅名に因んで「旗の台」と名付けられた[4]。
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駅構造
要約
視点
大井町線と池上線は立体交差しており、上部に大井町線の島式ホーム2面4線、下部に池上線の相対式ホーム2面2線を有する。
駅は斜面上にあり、大井町線ホームは二子玉川方はほぼ地平であるが、大井町方が高架となっている。池上線ホームは斜面の下部に斜面に沿うように配置され、蒲田方で大井町線の高架橋をくぐっている。同線上下ホームと大井町線ホームはそれぞれエスカレーターとエレベーターで連絡している。乗り換えサインは、大井町線ホーム - 池上線五反田方面ホーム間が赤、大井町線ホーム - 池上線蒲田方面ホーム間が青で、エレベータードアや階段・エスカレーター入口外側に施している。
改札口は大井町線高架下(池上線上りホーム蒲田方)に1か所と、池上線上下ホーム五反田方に1か所ずつの計3か所が設置されている。
定期券うりばは、池上線五反田方面駅舎入口右側に設置されていたが、2009年(平成21年)11月30日限りで廃止された。
大井町線ホームは2008年3月28日に実施された急行運行開始に伴い、2面4線となった。改良後は3・6番線が待避線で4・5番線が本線となり、当駅に急行が停車して終日緩急接続が行われている。
池上線は隣の荏原中延駅が地上駅時代であった頃は五反田方に上下渡り線が設置されていた。これはかつて五反田 - 旗の台間で折り返し運転を行っていた頃の名残で、旗の台折返し運用廃止後も渡り線は撤去されず非常用設備として残り、運行障害などで旗の台 - 五反田間または旗の台 - 蒲田間が長時間抑止された際にこの渡り線を使用して折返し運転を行っていた。しかし荏原中延駅が1989年に地下駅化された際に撤去された。
のりば
※大井町線ホームは、4・5番線が主本線、3・6番線が待避線である。
駅改良工事
田園都市線の混雑を緩和するために大井町線に都心までのバイパスルートとしての機能を持たせる改良工事の一環として、当駅についても改良工事を施工した。2002年(平成14年)1月に着工。同線急行運行のために当駅を急行待避可能な2面4線構造とし[20][21]、また併せてにエスカレーター・エレベーターを設置し、バリアフリー対応の構造とするものである[21][22]。なお、大井町線改良工事当初は当駅改良は含まれておらず、2000年(平成12年)の計画変更で新たに改良に含まれた経緯がある[22][23]。2008年(平成20年)3月より供用を開始した[24]。
2012年(平成24年)の改装に伴い[25]、池上線ホームは大井町線との乗り換えがスムーズに可能なように蒲田方へ数m移動された。大井町線ホームについては急行の7両編成化のために延長工事が行われている[26]。
2017年11月からは「木になるリニューアル」と呼ばれる改修に着手しており、先行して完了した戸越銀座駅に続いて木造のホーム改良が行われている[13][14]。
リニューアル後の駅舎は、2021年度グッドデザイン賞を受賞した[27]。鉄道建築協会の「鉄道建築協会賞、作品部門、2020年度入選」を受賞した[28]。
1960年代の改良工事計画
改良工事の計画そのものはこれ以前の1960年代中頃にも存在しており、東京急行電鉄が発表していた当時の工事計画によると、当時の名称であった田園都市線(初代)と池上線の両線間に連絡線を設け、その連絡線にもホームを設置するものであった(この他素案段階では初代田園都市線と池上線の駅を大幅に移動して同一平面にする案もあった)。これは、当時都営地下鉄6号線(現・三田線)への直通運転計画が存在していたことに関連してのものであったが、その後の計画変更で直通運転計画は取り止めとなったため、この改良計画も中止となった。
→「東急池上線 § 泉岳寺線の計画」も参照
改良工事前
かつての当駅は3・4番線も相対式ホームで、池上線ホーム1・2番線からの連絡階段は4番線と直結するのみであった[29]。池上線より大井町線自由が丘・二子玉川方面(3番線)に向かうには一度4番線ホームを経由し、再度階段を上下する必要があり、バリアフリーにも全く対応していなかった。これらの問題点は駅改良に伴い、解消された。また、4番線の二子玉川寄りには北口改札も設置されていた[29]。
利用状況
要約
視点
各線の2024年度(令和6年度)の1日平均乗降人員は以下の通り[東急 1]。
- 大井町線:25,789人
- 池上線:13,549人
大井町線数値のみを見ると、単独駅かつ急行通過駅の尾山台駅・等々力駅よりも少ない。
- 大井町線⇔池上線間乗換人員を含めた、2018年度(平成30年度)の路線別1日平均乗降人員は以下の通り[乗降データ 1]。
- 大井町線 - 77,661人:同線内では自由が丘駅、二子玉川駅、大井町駅、大岡山駅、溝の口駅に次ぐ第6位。
- 池上線 - 66,644人:同線内では五反田駅、蒲田駅に次ぐ第3位。
年度別1日平均乗降人員
近年の1日平均乗降人員の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗車人員(1920年代 - 1930年代)
1日平均乗車人員は下記の通り。
年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
- 備考
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駅周辺
郵便局・金融機関
- 品川旗の台郵便局
教育機関
主な病院
ギャラリー
- 東口(池上線蒲田方面、2007年7月21日)
- 東口(池上線五反田方面、2007年7月21日)
- 池上線1番線ホーム(2022年3月24日)
- 池上線2番線ホーム(2022年3月24日)
- 大井町線3・4番線ホーム(2022年3月24日)
- 大井町線5・6番線ホーム(2022年3月24日)
- 改良工事前の大井町線大井町方面ホームより見た池上線ホーム(2003年11月4日)
- 池上線ホーム(地平)と大井町線ホーム(高架)の交差部分(2007年7月21日)
隣の駅
脚注
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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