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横浜国際平和会議場

横浜市にあるコンベンション・センターを中心とした複合施設 ウィキペディアから

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株式会社横浜国際平和会議場(よこはまこくさいへいわかいぎじょう、英語: Pacific Convention Plaza Yokohama[10])は、神奈川県横浜市西区みなとみらい一丁目にある国際会議場と展示ホール、ホテルなどからなるコンベンション・センターパシフィコ横浜」(英語: PACIFICO Yokohama[10][注 1]の運営会社[1][注 2]。なお「パシフィコ」は、「Pacific + Convention」を基にした造語である[12]

概要 種類, 略称 ...
概要 パシフィコ横浜 PACIFICO Yokohama, 情報 ...
概要 横浜みなとみらい国際コンベンションセンター(パシフィコ横浜ノース) Yokohama Minato Mirai International Convention Center"PACIFICO Yokohama North", 情報 ...
概要 パシフィコ横浜 国立大ホール(国立横浜国際会議場)National Convention Hall of Yokohama, 情報 ...

パシフィコ横浜は近年、MICE施設としての機能の強化が図られている。また、国際会議の開催件数(会場別)が20年連続で国内最多(2022年実績)となる[13]など、日本を代表する国際会議場である。

本項では「パシフィコ横浜」について主に記述するほか、隣接地に整備され当社が一体運用を行う「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」(通称: パシフィコ横浜ノース)についても扱う(後節参照)。

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概要

要約
視点

パシフィコ横浜は、民活法(民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法)の全国第1号の施設[14]としてみなとみらい地区国際大通り沿いの18・22街区)に建設され、1991年7月29日会議センターヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルが最初に完成。続けて10月12日展示ホールも完成した。さらに1994年4月25日には国立大ホール国立横浜国際会議場[注 3]が落成した(#施設も参照)。なお、外観デザインは会議センターが「」、ホテルが「」、展示ホールが「」、国立大ホールが「」をそれぞれイメージしている[15][16][17]

2002 FIFAワールドカップのメインプレスセンター設置のため、2001年に展示ホールが増設(アネックスホール)された。2010年代には展示ホールの稼働率が限界に近づいていることから更なる拡張も計画され[18]、隣接地(20街区)に新たな展示場が整備された(詳細は後節)。

アジア太平洋経済協力首脳会議 (APEC) を2010年に開催。この他にも、国際会議やコンサート、展示会などが数多く開催されており、情報処理技術者試験中小企業診断士試験の会場としても使用された実績がある(後節も参照)。また、特撮を含むテレビドラマロケに使われる場合もある。

パシフィコ横浜の中心にある円形広場(プラザ)より各施設へは「国際交流ゾーン」という石畳が敷かれた通路で接続[19]。また隣接する海側臨港パーク(19街区)とデッキ(現状は仮設構造、2021年度より本設デッキの整備実施計画あり)で接続するほか、国際大通りを挟んで向かい側にあるクイーンズスクエア横浜(24街区)とも歩行者デッキ「クイーンモール橋」(連絡橋)により接続されている。

当社は、パシフィコ横浜から出る廃プラスチックなどの産業廃棄物や、食品廃棄物発酵させたメタンを燃料とする廃棄物発電火力発電)を他社と協力して行っており、得られた電力は同じく当社が管理する臨港パークにも供給している[20]

20街区における施設拡張計画

パシフィコ横浜はみなとみらい地区の18街区と22街区に跨って立地しているが、北側に隣接する20街区にて新たな複合展示施設をPFI方式(民間資金を活用、PFIの手続きは2014年度より開始、施設の設計・建設・供用後20年間の維持管理を含む)で整備する方針が決められた[21][22][23][24][25]。横浜市は2015年8月に竹中工務店グループを設計・整備事業者に選定し[26]、同年12月には同社を代表とする特別目的会社横浜グローバルMICEとの契約を締結[27][28]2020年4月の開業を目指し整備が進められた[注 4][23][29]施工期間: 2017年4月〜2020年3月[30][31]、総事業費は200億円規模を想定[22])。

また、施設完成後の運営手法については運営権を設定した上で企業に売却するコンセッション方式(施設を市が所有したまま運営権のみ売却)を採用しており、2016年12月には運営事業者を既存施設の所有・運営者でもある当社に決定(契約期間: 2017年3月下旬〜2040年3月末)[30][31][32]、両施設の一体運用による相乗効果MICE開催都市として競争力ブランド力の向上などを目標にしている[23][29]

2018年2月には新展示場(新MICE施設)の名称が「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター」(英語: Yokohama Minato Mirai International Convention Center / 通称: パシフィコ横浜ノース〈PACIFICO YOKOHAMA NORTH〉[注 5])と発表された[33][34]

その後、同展示場は当初の計画通り2020年4月24日に開業を迎えた。主要施設として1階に多目的ホール(約6,300 m2、最大収容人数約6,000人、8分割まで可能)、2階〜4階に会議室(大中小42室、計6,185 m2)を設けており、会議場としては合わせて3,000人規模の会議が開催可能となっている[35][36][37]#ノースも参照)。

20街区内併設ホテルとデッキの整備
歩行者動線キング軸(新施設と同時に2階デッキ「オーシャンパティオ」として整備[38])を挟んで北側に、リゾートトラストが開発する会員制リゾートホテル横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」および一般高級ホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」(米国ハワイ州オアフ島のホテルブランド「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」の世界展開第一号)[39]が共に入る特徴的な外観の建物が建設され、それぞれ2020年9月に開業した[40]
また、既存施設と接続するデッキ[35]のほかに、前述のキング軸の一部として臨港パークおよび2棟の集合住宅が建つ50街区(国際大通りを挟み新高島駅方面)との間に新たな歩行者デッキも整備され[35]、いずれも2020年4月に開通している[41]。なお、50街区との間の国際大通りを渡る歩行者デッキは一般公募により「キングモール橋」と命名された[42][43]
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施設

パシフィコ横浜には以下の施設がある[15]

展示ホール

展示会(見本市)、イベントコンサートなどが行われる全天候型のフリースペース。展示面積は20,000 m2、最大天井高19 mでパシフィコ横浜で最大の広さを持ち、4分割可能な無柱構造になっている[4]。なお、柱のない展示スペースとしては名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)の第1展示館と並び日本最大となる。2階にはコンビニカフェレストランなどが出店する[44]

三角形が並んだ特徴的な白い屋根は、横浜港に押し寄せる「」をイメージしている[4]

国立大ホール

約5,000人収容可能[注 3]な国内最大級の国際会議場であり、東日本唯一の「国立」会議場[9]。正式名称は「国立横浜国際会議場[10]。パシフィコ横浜のメイン施設で、コンサートやイベントなどでも使用される[9]こけら落とし公演は、THE ALFEE(1994年5月3日)が務めた[8]

外観は「二枚貝」、ホール内は「巻貝」をイメージしており、ロビーなども「」に関連したデザインが施されている[9][45]

会議センター

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルと接続する会議場。大小約50の会議室があり、1,000人規模の会議を3つ平行して開催可能である。最大は1階のメインホールで、約1,000人収容の劇場式ホールとなっている[46]

大きな窓が多用された外観は「」をテーマにしている[46]

アネックスホール

2001年に展示ホール横に建設された多目的ホール。展示ホール2階のコンコースと接続している。面積は1,350 m2で、6分割での使用が可能。また、展示会の併催セミナーや1,000人規模のパーティー会場としても使用可能である[47]

ノース

2020年に建設された大型多目的ホール(約6,300 m2)と大中小42室の会議室(計6,185 m2)からなるMICE施設[35]。正式名称は「横浜みなとみらい国際コンベンションセンター[10]。国内最大規模の多目的ホール(最大収容人数約6,000人、8分割まで可能)では、立食5,000人、着席2,340人でのパーティーが開催可能[37]。また、会議場としては合わせて3,000人規模の会議が開催可能である[35]

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

屋外エリア

臨港パーク」「国際交流ゾーン」「ぷかりさん橋」「パシフィコ横浜ノース屋外周辺(2階デッキ「オーシャンパティオ」)」の4つの屋外エリアがある[48]

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ギャラリー

これまで行われた主なイベント

要約
視点

パシフィコ横浜(ノース含む)では、これまでに以下のようなイベント等が行われている。

会議・集会

展示会・イベント

大会

コンサート

他多数

入学式・卒業式

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アクセス

パシフィコ横浜への主要交通アクセスを以下に記す[50]

電車・バス

脚注

関連項目

外部リンク

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