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第3次安倍内閣 (第3次改造)

日本の内閣 ウィキペディアから

第3次安倍内閣 (第3次改造)
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第3次安倍第3次改造内閣(だいさんじ あべ だいさんじ かいぞうないかく)は、衆議院議員自由民主党総裁安倍晋三が第97代内閣総理大臣に任命され、2017年平成29年)8月3日から2017年(平成29年)11月1日まで続いた日本の内閣

概要 天皇, 内閣総理大臣 ...

自由民主党公明党による自公連立政権を形成する。また、2017年(平成29年)の第193回国会以降、日本のこころ参議院で自民党との統一会派「自由民主党・こころ」を結成している。

衆院選を挟まずに3回内閣改造を行った例は、この内閣と第3次吉田第3次改造内閣第2次池田第3次改造内閣第1次佐藤第3次改造内閣野田第3次改造内閣の5つのみであり、回数としては最多である。

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内閣の顔ぶれ、人事

要約
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副大臣の記念撮影
(2017年8月7日)

第3次安倍第2次改造内閣の閣僚19人のうち、5人が留任し、1人(加藤勝信)が転任した[注釈 1]。初入閣は第2次安倍内閣以降の改造では最少の6人である[1]

2012年に発足した第2次安倍内閣及び第2次安倍改造内閣と比較すると、上川陽子法相と小野寺五典防衛相が同じポストで再登板[1]河野太郎前国家公安委員長兼行革相、林芳正元農水相、茂木敏充元経産相も違うポストでの再入閣となった。

環境事務次官経験者の中川雅治環境大臣に起用、事務次官経験者の入閣は17年ぶり、事務次官を務めた省庁での就任は23年ぶりである。

派閥別では、岸田派と無派閥の各4人が最多で、細田派麻生派が3人ずつ、額賀派が2人、二階派石破派が1人ずつの順となった[1]。岸田派は改造前の2人からの倍増となったが、派閥会長で第2次安倍内閣以降、長らく外相を務めた岸田文雄は、茂木の後任としての自民党政調会長に転任した[1]谷垣グループ石原派及び民間人の入閣はなかった[1]

最高齢は前改造内閣と同じ麻生太郎副総理兼財務相の76歳、最年少は小此木八郎国家公安委員長の52歳(いずれも発足時)[1]。当選回数は、12回の麻生太郎が最多で、3回の齋藤健が最少だった。

8月3日の記者会見において、安倍晋三は内閣について「結果本位の仕事人内閣だ」と述べる[2]

所属政党・出身:

  自由民主党細田派  自由民主党(岸田派  自由民主党(額賀派  自由民主党(麻生派  自由民主党(二階派

  自由民主党(石原派  自由民主党(谷垣G  自由民主党(石破派  自由民主党(無派閥)   公明党
  中央省庁・民間

国務大臣

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内閣官房副長官・内閣法制局長官

2017年(平成29年)8月3日任命。

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副大臣

2017年(平成29年)8月7日任命[4]

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大臣政務官

2017年(平成29年)8月7日任命[5]

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内閣総理大臣補佐官

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勢力早見表

※ 内閣発足当初(前内閣の事務引継は除く)。
※ 内閣官房副長官(政務)は副大臣に含む。
太字はいわゆる自民党五役
※ 有隣会には他派閥との掛け持ちをしている議員が複数名所属。
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内閣の動き

発足時

安倍晋三は官邸で記者会見を行い、加計学園問題南スーダンでの平和維持活動日報隠蔽問題により「国民から大きな不信を招く結果」となったことを詫びた上で、政策課題に結果を出して、信頼回復を目指すと表明した[6]。また、経済最優先の方針を強調し、自身が掲げた、憲法を改正して2020年の施行を目指すという目標について、「スケジュールありきではない」と述べた[6]。この内閣については、「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えられた」とし、「結果本位の仕事人内閣」と述べる[6]

内政

アベノミクス景気

2017年4-6月のGDPが発表され、年率換算で4.0パーセントの高成長となった[7]。内閣府発表の消費総合指数が4-6月で0.9の改善をみせているように内需の回復が寄与した[8]。正社員の求人倍率が2004年の調査開始来初の1倍超えとなっており[9]、こういった雇用情勢も内需に反映されているとみられている[7]。プラス成長は11年ぶりの6期連続となり[10]、失業率は構造失業率といわれてきた3%台半ば[11]を大きく下回る2.8%となっている[12]

安全保障

外交


東京五輪の買収疑惑

2017年9月13日、ブラジル司法当局が、フランス当局の捜査に基づいて、2016年リオデジャネイロオリンピック2020年東京オリンピックの開催地決定の投票に際して「票を買い、IOCで特定の影響力を持つラミン・ディアクを支持する」という意図での買収があったとの文書をまとめたとガーディアンが報じた[13][14]。元電通の高橋治之がディアクと近い関係にあったため、疑惑が指摘されていた[15]

脚注

関連項目

外部リンク

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