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転生したらスライムだった件 (アニメ)
日本のテレビアニメ作品 ウィキペディアから
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『転生したらスライムだった件』(てんせいしたらスライムだったけん)は、エイトビット制作による日本のアニメ作品。伏瀬による同名のライトノベルを原作としており、テレビシリーズおよび劇場アニメが製作されている。
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テレビアニメ
要約
視点
![]() | この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2018年1月にテレビアニメ化が発表され[4]、第1期は2018年10月から2019年3月までBS11・TOKYO MXほかにて原作者描き下ろしのオリジナルストーリーや閑話(総集編)を含めた全25話が放送された[5][6]。第9話の放送直前の2018年11月26日には、読売新聞(全国版)の朝刊に全面広告が掲載され、新章の開幕が報じられた[7]。
第2期は分割2クールで、第1部は2021年1月から3月まで、第2部は同年7月から9月まで放送された[8]。2021年4月から6月までは、スピンオフアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』と合わせて9か月連続放送された[8][9]。
2023年11月からは新作オリジナルアニメ『転生したらスライムだった件 コリウスの夢』が全3話で各配信サイトにて配信中[10][11][注 1]。
第3期は2024年4月から9月まで日本テレビ系列『FRIDAY ANIME NIGHT』枠ほかにて連続2クールで放送された[12][13][14]。
第3期の放送終了後に、第4期の制作が発表された[15]。
制作
本編およびスピンオフともに漫画版が原作となっている。
コミックナタリーによる原作者の伏瀬とオープニングアーティストの寺島拓篤へのインタビューによれば、伏瀬がアニメ化の話を関係者内で最後に聞いたうえ、コミカライズの時点ですでに話が動いていたらしく、正式に伝えられた際には嬉しいを通り過ぎて原稿の締め切り1週間前だったこともあって執筆に集中できなくなり、締め切りを10日ほど延ばしてもらったという。寺島はコミカライズ版から原作に入り、バナー広告で知った原作をまったく内容も知らないまま読み始め、早く続きをと思いながら読み返したという。また、コミカライズ版の作画担当の川上泰樹も、伏瀬と最初に会った際に原作のファンであることを言ってくれたという[16]。
リムルの前世の三上悟については、原作で最初に挿絵がついた時点で野暮ったさに難色を示した伏瀬から「すごくカッコよくして」との指示があり、コミカライズ版の時点でさらに「『東京BABYLON』 (CLAMP) に出てくる桜塚星史郎みたいな感じのカッコいいサラリーマンで」との指示を経て、アニメ化の際には「ナイスガイを自称するが本当にナイスガイであることへのツッコミ待ちにしたい」という考えからリテイクを繰り返し、決定に至ったという[17]。
アニメの出来については、伏瀬は「もうこれ以上は望めないぐらいにいい出来になった」「自分では想像していなかったよさが生まれた」と絶賛しており、第1話のアフレコを見学してヴェルドラ役の前野智昭や悟役の寺島、リムル役の岡咲の演技を見て、「これはもういけるな」「これで大丈夫だ」と思ったという。また、伏瀬は全話を監修した脚本についても「かなり良い出来」と評しており、コミカライズの際に描けずあえて外していたシズのシーンもシリーズ構成の筆安一幸が上手に取り入れてくれたため、シズ役の花守ゆみりの演技で絶対泣いてしまうという[18]。
制作開始当初は第2期が決まっておらず、全体の構成もそのようにしていたため、脚本会議では尺の関係で飛ばさざるを得ないシーンは第2期があったらそこで回収しよう、ということで決まった[19]。
第1期第4話では、リムルの妄想シーンに『ロードス島戦記』(角川スニーカー文庫)風の極端に耳が長いエルフが登場しているが、これは漫画家・ことぶきつかさが制作の「アラフォーが妄想する90年代風のエルフ」という依頼に応じて描いたものである。同作側の許可を得たことがエンディングでクレジットされており、本放送後にはインターネットで話題になったという[20]。
第1期は第23話までが本編であり、第24話は外伝、第25話は総集編となる[5][6][19][21]。第24話「外伝:黒と仮面」は伏瀬が書き下ろしたもので、ディアブロとシズが邂逅した過去を描くアニメオリジナルストーリーが展開する[22][23]。このストーリーは担当が営業をかけた先で必ず「ディアブロは出るんですか?」という質問があり、それを勘案して制作委員会ではディアブロの登場シーンまでを考えていたが、尺を考えると無理があったため、伏瀬が苦し紛れにディアブロの話を書き下ろして出演させる方法を担当に伝えたところ、どのような話にするかの問い合わせもないまま採用され、制作が決定した[19]。第2期が無いことを前提にシナリオを考えていたため、ディアブロの名前が先行して明かされている[19]。当初、第24話までの予定だったところに急遽制作が決定した第25話「閑話:ヴェルドラ日記」はいわゆる総集編として制作され、リムルに取り込まれたヴェルドラとイフリートの視点から、本編映像を振り返る形で進行する[19][24]。
登場人物
→各登場人物の詳細設定については「転生したらスライムだった件 § 登場人物」を参照
スタッフ(テレビアニメ・『コリウスの夢』)
主題歌・挿入歌(テレビアニメ・『コリウスの夢』)
- 本編第1期
-
- 「Nameless Story」[30]
- 寺島拓篤による本編第1期第1クールオープニングテーマ。作詞は寺島、作曲は上松範康、編曲は藤田淳平。
- 「メグルモノ」[31]
- 寺島拓篤による本編第1期第2クールオープニングテーマ。作詞は寺島、作曲は桑原聖、編曲は酒井拓也。
- 「Another colony」[32]
- TRUEによる本編第1期第1クールエンディングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲は中野領太、編曲はBBC。
- 「リトルソルジャー」[31]
- 田所あずさによる本編第1期第2クールエンディングテーマ、作詞はきみコ、作曲は新田目駿、編曲は堀江晶太。
- 「僕の中の君へ」
- TRUEによる本編第1期第23話挿入歌。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は山下洋介。
- 本編第2期
-
- 「Storyteller」[33]
- TRUEによる本編第2期第1部オープニングテーマ。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は津波幸平。
- 「Like Flames」[34]
- MindaRynによる本編第2期第2部オープニングテーマ。作詞・作曲はSACHIKO、編曲は小山寿。
- 「STORYSEEKER」
- STEREO DIVE FOUNDATIONによる本編第2期第1部エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はR・O・N。
- 「Reincarnate」[35]
- 寺島拓篤による本編第2期第2部エンディングテーマ。作詞は寺島、作曲・編曲はR・O・N。
- 「黎明」[33]
- TRUEによる本編第2期前奏曲および第34話挿入歌。作詞は唐沢美帆、作曲・編曲は兼松衆。
- 『コリウスの夢』
- 本編第3期
-
- 「PEACEKEEPER」[38]
- STEREO DIVE FOUNDATIONによる本編第3期第1クールオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はR・O・N。
- 「レナセールセレナーデ」[39]
- ももいろクローバーZによる本編第3期第2クールオープニングテーマ。作詞・作曲は大森元貴、編曲は山下洋介。
- 「Like Flames」
- MindaRynによる第48.5話のオープニングテーマ。作詞・作曲はSACHIKO、編曲は小山寿。
- 「Believer」[13]
- 来栖りんによる本編第3期第1クールエンディングテーマ。作詞・作曲はJunxix.、編曲は藤田卓也。
- 「Miracle soup」[39]
- MindaRynによる本編第3期第2クールエンディングテーマ。作詞・作曲はSACHIKO、編曲は長澤孝志。
- 「Reincarnate」
- 寺島拓篤による第48.5話のエンディングテーマ。作詞は寺島拓篤、作曲・編曲はR・O・N。
- 『転スラ日記』
-
- 「Brand new diary」[40]
- 熊田茜音によるオープニングテーマ。作詞は寺島拓篤、作曲・編曲はR・O・N。
- 「カモナ・テンペスト!」[41]
- リムル(岡咲美保)・大賢者(豊口めぐみ)・ヴェルドラ(前野智昭)・シュナ(千本木彩花)・シオン(M・A・O)・ランガ(小林親弘)・ゴブタ(泊明日菜)によるエンディングテーマ。作詞は松井洋平、作曲・編曲は馬渕直純。
- 「おやすみオレンジ」[41]
- リムル(岡咲美保)によるエンディングテーマ。作詞はミズノゲンキ、作曲・編曲は設楽哲也。
- 「ヨイハナビ」
- リムル(岡咲美保)による第5話挿入歌。作詞はミズノゲンキ、作曲・編曲は馬渕直純。
- 「Christmas Festa」
- エレン(熊田茜音)による第11話挿入歌。作詞はミズノゲンキ、作曲・編曲は設楽哲也。
評価(テレビアニメ)
売上
本作1期のBlu-ray第1巻の初週売上は5,473枚を記録し、週間・Blu-rayアニメランキング(ORICON調べ)では『ソードアート・オンライン アリシゼーション』第1巻に次ぐ2位を獲得した[42]。続く第2巻の初週売上は第1巻を上回る5,565枚を記録し、週間・Blu-rayアニメランキング(同調べ)では5位を獲得した[43]。
本作第1期が放送された2018年における『転生したらスライムだった件』のBD/DVD、音楽CD、原作小説、コミカライズの合計売上は約32億円を記録し、2018年度 年間総合シリーズ別売上ランキング(同調べ)では10位を獲得している[44]。
WEBサイト「ほんのひきだし」によれば2018年10月に第1期が放送されると原作コミック第1巻の売上は放送前月に比べ約4.5倍になったという[45]。また、同サイトは「基本的にアニメ化作品の原作コミックは放送開始とともに売上が大きく跳ね上がる。人気のアニメほどその売上は大きくなるため、原作コミックの売上はアニメ人気のバロメーターの一つであるといっても過言ではない」と述べている[45]。
批評
ライターの草野虹と須永兼次は主人公・リムル役を務める岡咲美保の演技について以下のように語る。
草野虹 ― リムルの場合、精神や口調は男性寄り、外見は女性寄り、生物としては中性と、どのように発せられれば良いのかとても掴みづらい。男性とも女性とも感じさせない絶妙なトーンや声色、それでいて温和な性格で天真爛漫としたリムルのイメージを演じるには、当時新人であった岡咲の明るい声色や初々しさはピタリとハマったのだ。リムルを中心に置いたこの作品の性質上、彼女の声が今作が持つ明るいムードを生みだしているといっても過言ではないのだ[46]。
須永兼次 ― まず第1期では、特にモノローグにおいての飄々さが的確。これは大賢者とともにある強キャラならではのものであり、棒読みになりすぎず、かつ感情を乗せすぎず、それでいて視聴者を退屈させない、良い塩梅のものだったように思う。だが、シリアスさを増した第2期では、リムルの感情の揺れ動きを表現する機会も増加。中でも特に印象的だったのは、第35話でファルムス王国の国王と対峙したシーン。思わずゾクリとさせられた圧のあるセリフ回しには、国王への怒りに加えて、リムルが魔王になる覚悟をも内包していたようだった[47]。
草野は監督が菊地康仁(1期)から中山敦史(2期)に変更され、作画のテイストも若干変わっていることに作風・狙いの変化が見て取れるという[48]。1期については「序盤からバトルシーンが多めということもあり、髪のなびき方や動かし方などに独特のスピード感やケレン味が利いていた。大賢者がリムルと会話するシーンやバトルシーンでのグラフィックデザイン、3D、CGなどのエフェクトにどことなくファンタジーゲームっぽさを持たせたりアイデアと工夫を感じさせてくれた」と評している[48]。2期については「1期の部分を踏襲しつつ、各キャラクターの表情や身振り手振りを、より豊かに細やかに描いたシーンが目立っている。2話序盤で森中を破壊しそうなほどの光弾をコントロールしきれずに焦って涙をみせるシオンや19話序盤で危険な戦場へと参じようとするシュナの活き活きとした瞳や顔立ち、戦うときに見せる各キャラクターの苦悶、日常パートで描かれる国民たちの笑顔など、2期では要所要所で顔の表情や身振りに注力した作画・絵コンテがなされている。それによって、ユーラザニアの三銃士や、ファルムス王国のヨウム、ミュウラン、グルーシスの想いに視聴者は引き寄せられる」と評している[48]。また、草野は本作の魅力の1つとして「外交・政治」にも目を向けている点を挙げており、「2期において印象的なのはリムルを筆頭にした幹部や他王国をも含めた話し合いのシーンである。物語の進行上、他のキャラクターたちにもスポットが置かれる場面が多々あることを踏まえ、活き活きとした動きや姿でキャラクターたちの存在感を損なうことなく物語自体の魅力も描くことに成功している」と称賛している[48]。
人気投票・選出等
「dアニメストア」が発表した2018年に1番○○だったアニメを決める「あなたが選ぶdアニメストアアワード2018」では「オススメしたいアニメ部門」「展開が気になったアニメ部門」「世界観が良かったアニメ部門」の3部門で1位を獲得した[49]。
「Crunchyroll」が実施した「第3回Crunchyrollアニメアワード」ではBest Protagonist(最優秀主役賞)にリムル・テンペストが選出された[50]。「第6回Crunchyrollアニメアワード」では本作がBest Fantasy(最優秀ファンタジー作品賞)を受賞した[51][52]。
「AnimaniA Award 2019」にてBeste Online-Anime-Serie(オンラインシリーズ賞)を受賞した[53]。
「読者が選ぶアニメキャラ大賞2019」ではリムル=テムペストが3部門でトップ10入り[注 3]を果たした[55]。「読者が選ぶアニメキャラ大賞2021」では「強かったで賞」でリムル=テムペストが4位を獲得している[56]。
アメリカのアニメ評価サイト「Anime Trending」が主催した「第4回 Anime Trending Awards」ではMAN OF THE YEAR部門でリムル=テムペストが4位、SUPPORTING MAN OF THE YEAR部門でゴブタが3位、BEST IN ADAPTATION部門とACTION OR ADVENTURE ANIME OF THE YEAR部門で共に2位、BEST IN ANIMATION EFFECTS AND SEQUENCE部門で5位、FANTASY OR MAGICAL ANIME OF THE YEARで1位をそれぞれ獲得している[57]。
「ABEMAアニメチャンネル」が集計した2021年冬クールの累計視聴数ランキングでは本作の第2期第1部が『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』に次ぐ2位を[58]、2021年夏クールの累計視聴数ランキングでは本作の第2期第2部が『アイドリッシュセブン Third BEAT!』に次ぐ2位をそれぞれ獲得している[59]。
「ニュータイプアニメアワード2021-2022」ではマスコットキャラクター賞でリムル=テムペストが2位、男性キャラクター賞でリムル=テムペストが9位、監督賞で中山敦史が10位、脚本賞で筆安一幸が8位、作品賞 (TV) で8位をそれぞれ獲得している[60]。
各話リスト
本編
『コリウスの夢』
番外編OAD
番外編2 『転生したらスライムだった件 転スラ日記』
web配信
ショートストーリー「救われるラミリス」がYouTube「BANDAI SPIRITS / バンダイスピリッツ」チャンネルより配信されている。元は第1期第23話のテレビ放送版では見られないディレクターズ・カット版(第1期のBD BOXに収録[61])のみに存在する部分であり、ベレッタの誕生経緯が描かれている。なお、アニメ制作会社やメインスポンサーが同系列の『マクロスF』から主役メカのVF-25 メサイアが正式な許可のもとで登場している。
放送局
BD / DVD
BD
DVD
CD
- 転生したらスライムだった件 転生したら音楽だった件
- 2019年03月20日発売
- 転生したらスライムだった件 第2期 オリジナルサウンドトラック 転生したら音楽だった件2
- 2021年09月29日発売
- 転生したら映画の音楽だった件
- 2022年11月25日発売
- 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編 主題歌・挿入歌アルバム 永遠の絆
- 2022年11月25日発売
Webラジオ
Web動画
- 「ヴェルドラのスライム観察日記 番外編」
- スーモとのコラボ企画「転居するならスーモだった件」として配信のコラボ動画。大賢者のコメントで進むため音声や動きはほぼない。
- 「幻日のリムル -SUNSHINE in the SLIME-」
- 「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」とのコラボショートアニメ。YouTubeにて前編が2023年6月21日、後編が7月18日に配信された。
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劇場アニメ
要約
視点
劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
劇場アニメ第1作『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』(げきじょうばん てんせいしたらスライムだったけん ぐれんのきずなへん)が、2022年11月25日にバンダイナムコフィルムワークスの配給により公開された[79]。PG12指定[3][80]。
テレビアニメ第2期第2部放送後の2021年9月21日に制作が発表され、同時にティザービジュアルと特報動画が公開された[81]。物語は原作の伏瀬による完全新作ストーリーとなる[79]。時間軸としては八星輝翔編と聖魔対立編の間にあった話となる。
2023年7月28日にBlu-ray特装限定版、Blu-ray通常版、DVDが発売された[82]。
ストーリー(紅蓮の絆編)
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
魔王達の宴(ワルプルギス)にて魔王クレイマンを倒し、八星魔王(オクタグラム)の1人となったリムルは、自身が統治する魔国連邦(テンペスト)へ戻っていた。そんな中、ベニマルたちと同郷で彼らの兄貴分にあたる存在だった元大鬼(オーガ)族の鬼人(キジン)であるヒイロが、ラージャ小亜国の使者として魔国連邦を訪れる。ラージャはかつて金の採掘で栄えていたが、その繁栄は今や見る影もなく、湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。ラージャの女王トワは、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、その代償としてティアラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。トワに命を救われて以来彼女に仕えていたヒイロは、自分を救ってくれたトワとラージャを守ろうと、リムルに助けを求めて訪れた魔国連邦にて、ベニマルと運命の再会を果たす。ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、リムルたちはラージャへ向かう。
オリジナルキャラクター(紅蓮の絆編)
- ヒイロ
- 声 - 内田雄馬[83]
- ラージャ小亜国の武人である鬼人(キジン)族。元々はベニマルらと同郷で兄貴分にあたる存在だった大鬼(オーガ)族。豚頭魔王の進軍で大鬼族の里が壊滅した際には、傭兵としてクレイマンのもとへ出稼ぎに出ていたが、里を救うために脱走兵となる。しかし、里へ戻る際にヤムザの襲撃によって瀕死の重傷を負ってしまう。生死の境をさまようことになるが、トワの名付けによって一命をとりとめた。それ以降はトワに仕えており、ラージャ小亜国の軍隊長を務める。
- トワ
- 声 - 福本莉子[83]
- ラージャ小亜国の女王。かつての同国の特産品であり、すでに枯渇した金山から流れ出る鉱毒から水源を守るため、先祖代々伝わるティアラに宿る魔力を用いて浄化しているが、その代償として鉱毒に命を蝕まれている。
- なお、本作の後日談にも相当するアニメ第3期では、ヒイロと共にモブキャラクターとして登場している。
- チクアン
- 声 - 辻親八[83]
- ラージャ小亜国の侍医で種族はエルフ。鉱毒に侵されたトワの主治医として治療にあたっている。その正体は、原初の紫(ヴィオレ)に仕える悪魔。
- ラキュア
- 声 - 木村昴[83]
- ラージャ小亜国によく出入りする行商人。その正体は、原初の紫(ヴィオレ)に仕える悪魔。
その他のキャラクター(紅蓮の絆編)
全員原作(漫画版)に先んじての登場となる。
スタッフ(紅蓮の絆編)
主題歌(紅蓮の絆編)
評価(紅蓮の絆編)
2022年11月25日から11月27日にかけての公開3日間の興行収入は4億1,600万円を突破し、この期間の観客動員数は31万3,094人だった[88]。国内映画ランキング(興行通信社調べ)では初登場2位を記録した[89]。
BDの初週推定売上は特装限定版が8,867枚、通常版が2,959枚[90]、DVDの初週推定売上は3,562枚をそれぞれ記録した[91]。
「ニュータイプアニメアワード2022-2023」では作品賞(劇場上映作品)で6位を記録した[92]。
特別番組(紅蓮の絆編)
本作の公開に合わせ、2022年11月から12月にかけて以下の3番組が放送された。
- 『劇場版転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』公開記念 『劇場版 転スラ』の魅力を徹底解剖した件!SP
- 日本テレビ・札幌テレビ・テレビ大分・ミヤギテレビ・静岡第一テレビ・中京テレビ・福岡放送にて順次放送。マヂカルラブリーをナビゲーターに迎え、リムル役の岡咲美保とトワ役の福本莉子とともに本作の魅力を紹介した[93]。
- 世界まる見え!テレビ特捜部 特別版×劇場版転生したらスライムだった件SP
- 日本テレビ系列各局にて順次放送。同系列の番組『世界まる見え!テレビ特捜部』とのコラボレーション特番。出演は岩田絵里奈(日本テレビアナウンサー)、福本、トム・ブラウン[注 12]、岡咲[95][96]。
- 『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』公開記念! 〜ここに注目!「劇場版 転スラ」の魅力完全公開スペシャル〜
- 同系列各局・BS11にて順次放送。ナレーションは岡崎。本編冒頭シーン先行公開のほか、制作スタジオのエイトビットへの取材の模様や主題歌・挿入歌アーティスト3名による特別ライブの模様が放送された[97]。
劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編
![]() | この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
劇場アニメ第2作『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』(げきじょうばん てんせいしたらスライムだったけん そうかいのなみだへん[98])が、2026年2月に公開予定[99]。
制作はテレビアニメ第3期の放送終了後に発表され、2025年2月4日に開催された「2025さっぽろ雪まつり」内の「転生したらスライムだった件」ステージにて正式タイトルおよび公開時期、ティザービジュアルが公開された[15][98][99]。
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脚注
外部リンク
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