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角川スニーカー文庫

KADOKAWA(角川書店)の文庫レーベル ウィキペディアから

角川スニーカー文庫
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角川スニーカー文庫(かどかわスニーカーぶんこ、Kadokawa Sneaker Bunko)は、KADOKAWAのブランドである「角川書店」から刊行されているライトノベル文庫レーベル。角川文庫のサブレーベルの一つ。

概要 角川スニーカー文庫, 愛称・略称 ...

概要

要約
視点

1987年10月に「現代日本文学」分類の「角川文庫・緑帯」から「角川文庫・青帯」として独立、1989年2月に公募で選ばれた「スニーカー文庫」の名称が巻末の既刊紹介や帯で使用され、同年8月に「角川スニーカー文庫」として正式に創刊。そのため通巻番号とカバーをはずした本体装丁のデザインを角川文庫と共有していたが、2012年2月発売の新刊から本体装丁が別のデザインになった(通巻番号はそのまま)。現在はいずれも角川グループ系列の電撃文庫アスキー・メディアワークス[注 1])、富士見ファンタジア文庫富士見書房[注 1])と並ぶメジャーレーベルである。現在のキャッチコピーは「いつでもみんなのNo.1!」。

レーベルの方向性
少年向け小説として創刊され、『ガンダムシリーズ』の富野由悠季、『重戦機エルガイム』の渡邊由自、『マクロスシリーズ』の富田祐弘などの作家が執筆する。その後は水野良の『ロードス島戦記』の登場を期に、ゲーム的・ファンタジー的世界観を持った小説が一時主流となった。
『ガンダム』の小説作品については2010年代後半から角川コミックス・エースブランド(コミックス扱い)での発行に移行したこと[注 2]もあり、本レーベルからの新刊発行が途絶えている。
現在はオリジナル作品に加え『月刊少年エース』および派生誌に連載されている漫画ノベライズ作品やニトロプラスアリスソフト等のアダルトゲームを原作とする作品(但し、表現はマイルドな範疇に押さえられている)も多く刊行されている。かつては『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』や『自航惑星ガデュリン』など、ジュブナイルポルノの要素も持っている作品も刊行されていた。
ジャンルの多様化
このレーベルでも、かつては背表紙の青帯の部分をピンクにした少女向け小説ボーイズラブ小説が刊行されていたが、1992年12月に角川ルビー文庫としてボーイズラブ作品を独立させた。
乙一の『さみしさの周波数』などの様に、一般層の取り込みを狙ったと思われる作品も刊行されている。2001年11月には「角川スニーカー文庫<スニーカー・ミステリ倶楽部>」が創設された。これらは従来のスニーカー文庫よりもやや対象年齢を上げたテイストとして展開し、米澤穂信愚者のエンドロール』、稲生平太郎アクアリウムの夜』、また乙一や恩田陸らのアンソロジーなどといったタイトルが刊行されたが、既存レーベルとの差別化が弱く最終的に頓挫した(米澤穂信の『氷菓』、『愚者のエンドロール』、とみなが貴和の『夏休みは命がけ』、清涼院流水の『きゃらネット』、白倉由美の『夢から、さめない』は一般文庫で再刊行されている)。
また、『ティム・バートン版猿の惑星New Blood』や『スタートレック』の小説版の一部など、洋画、海外ドラマのノベライズの翻訳出版も手がけている。
その他
1993年にはライトノベル雑誌ザ・スニーカー』が創刊。『ラグナロク』や『新ロードス島戦記』などの連載作品がスニーカー文庫レーベルで刊行されている。
2007年には、『きみにしか聞こえない』がスニーカー文庫作品としては初めて実写映画化された。
2009年に、スニーカー文庫レーベルで大ヒットした『きみにしか聞こえない』、『ブレイブ・ストーリー』、『涼宮ハルヒシリーズ』がスニーカー文庫作品としては初めて角川つばさ文庫で発売された。
2011年に『ザ・スニーカー』が休刊。公式サイトをリニューアルしてザ・スニーカーWEBとした。
2013年8月の新刊から、整理番号を著者別整理番号から50音順著者別整理番号に変更。背表紙のデザインも一新された。
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分類

  • 創刊から2013年7月まで
    • S 著者別整理番号 - 作品番号
    • (例)S 601-1 ラプラスの魔 山本弘著
さらに見る 著者別整理番号, 備考 ...
  • 2013年8月以降の新刊及び重版
    • S 50音順著者別整理番号 - シリーズ番号 - 作品番号
    • (例)S た 2-1-11 東京皇帝☆北条恋歌 11 竹井10日著
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作品一覧

要約
視点

フォーマット

  • シリーズタイトル(著者/イラスト) ★は角川つばさ文庫で発売されている作品。
  • 同一のシリーズでありながら、短編集や外伝、続編でタイトルが異なる場合、基本的に最初のシリーズ作品タイトルの下へ記述している。
  • 太字は完結した作品。いわゆる打ち切り作品も、続刊がないとして全○巻・太字の表記を採る。
  • 全1巻と単巻との違いは、初めからシリーズの巻数を記載していたが続刊が望めない作品をここでは全1巻としている。ただし、外伝や続編などで、本編以外に単巻が刊行された作品についてはそれについて記した上で「1巻」と書き加えている。
  • イラスト担当欄の空欄は、複数の担当者がいる。
  • スニーカー文庫に関係する「記念アンソロジー」の著者欄は、作者ではなく編集部を記している。

あ行

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か行

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さ行

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た行

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な行

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は行

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ま行

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や行

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ら行

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わ行

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映像化作品

アニメ化

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テレビドラマ化

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実写映画化

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公式動画チャンネル

なますに!

2014年10月17日に角川スニーカー文庫の最新情報を『なますに!』(とその特番『うらすに!』)といった生放送で紹介する公式動画チャンネルの角川スニーカー文庫 公式チャンネルでを開設した。2014年10月31日になますに!第1回が放送され、以後、ほぼ月1回で定期的に実施。

当初、角川スニーカー文庫 公式チャンネルはニコニコ動画のみであったが、第40回からはYouTubeにも開設。全55回。

MCは百花繚乱 が担当した。

すにちゃんねる

スニーカー文庫創刊35周年記念企画のひとつとして、スニーカー文庫専属Vtuber「須二川 文(すにかわ あや)」のYouTubeチャンネル『すにちゃんねる』が2023年6月29日に開設。

関連項目

脚注

注釈

  1. 現在はいずれもKADOKAWAのブランドとなっている。
  2. 例としては『水星の魔女』、『SEED FREEDOM』。
  3. 当初は著者ごとに整理番号が分かれていたが、2002年8月刊行の『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』第1巻以降、シリーズ全体を統合して整理番号が「S 0-XX」となり、既刊の整理番号も変更になった。
  4. 例外に栗本薫作品(S 24-XX)がある。
  5. 角川文庫版(表紙の違いや挿絵の有無が異なる)と並行して出版された。
  6. 文庫本ではなくB6判で刊行
  7. 続編やリライト版が他レーベルにて発売されている。
  8. 原題は「――でも平穏な学生生活を歩みたいので正体を隠し通します」と続く。
  9. ウェブ上では「ftftftftftft」
  10. ウェブ版は2022年11月の第58話で休載
  11. エニックス文庫エニックス(現:スクウェア・エニックス))からの再録で、当初は完結編として第7巻を予定していたが、結局実現には至らなかった。
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外部リンク

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