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進歩党 (日本 1987-1993)

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進歩党(しんぽとう)は、かつて日本に存在した政党

概要 進歩党 Progressive Party(PP), 代表 ...

「真の民主政治と自由主義社会の実現を期すため、政権交代可能なもうひとつの政党を構築する」とうたう一方で、「憲法改正を党是とする政党と対決し、自由、人権、非核、軍縮を貫く護憲政党」と明確に自民党と一線を画した政党であった。また、党則では「党員規範」を新設し「選挙を通じての立身出世や一身の利害打算を優先することのない強固な信念と節操が求められる」など党員に求められる3条件を掲げた。[1]

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概要

1987年(昭和62年)の新自由クラブ解散後、自由民主党に復党しなかった衆議院議員田川誠一が結成[2]。1993年(平成5年)に田川の政界引退に伴い解散した[2]

沿革

  • 1992年(平成4年)
    • 参議院比例区順位をめぐる金銭疑惑が浮上し、依田らが離党して進歩自由連合を結成。結局参院選では神奈川選挙区から円山を擁立したが落選に終わる[15]
  • 1993年(平成5年)
    • 7月の総選挙に田川は出馬せず引退を表明[16]8月2日に進歩党は解散する。6年間の党史の中で当選した国会議員は田川だけに終わった。
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地方組織

  • 北海道、岩手県、宮城県、栃木県、群馬県、茨城県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、長野県、滋賀県、京都府、奈良県、大阪府、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、鹿児島県などで都道府県連組織や支部組織が結成されていた。しかし国会議員を当選させたのは神奈川県だけで、地方議員候補すら擁立できない組織が多かった。

他党との関係

参院選比例区金銭疑惑

  • 1989年(平成元年)の参院選比例区の名簿順位をめぐって、順位は候補陣営からの献金額で決まったのではないかという疑念が選挙後、党内に発生。1位指名を受けた候補・青木勝治が自ら党の会議で明らかにするに及んで党内は混乱し、真相究明を求める若手党員が政治団体「進歩党をまじめに考える会」を結成したり、田川らを東京地検特捜部に告発し、田川も告発した党員を誣告罪で逆告訴するという泥沼状態に陥った。このことで党勢拡大はストップし、党東京都連代表依田米秋ら離党者も相次いだ。そして田川の政界引退とともに党は解散するに至った。
  • 東京地検特捜部を舞台にした告訴合戦は双方とも不起訴に終わった。「進歩党をまじめに考える会」機関紙の記事内容をめぐって横浜地方裁判所で続いていた同会代表の進歩党山口良樹県連合所属党員(当時26歳)[17]と進歩党所属鎌倉市議会議員助川邦男[18]の民事訴訟は、山口県連党員側が実質勝訴した。
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役職

歴代の代表

さらに見る 代, 代表 ...

党勢の推移

衆議院

さらに見る 選挙, 当選/候補者 ...

参議院

さらに見る 選挙, 当選/候補者 ...
(参考文献:石川真澄(一部山口二郎による加筆)『戦後政治史』岩波書店・岩波新書、2004年8月、ISBN 4-00-430904-2
  • 当選者に追加公認は含まず。

脚注

関連項目

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