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第15回参議院議員通常選挙
1989年の参議院議員通常選挙 ウィキペディアから
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第15回参議院議員通常選挙(だい15かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1989年(平成元年)7月23日に行われた日本の国会(参議院)議員の選挙である。
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概要
平成最初となる選挙で、史上最多の40政党が候補を立てた選挙であった。自由民主党の竹下内閣において発覚したリクルート問題や、施行された消費税、竹下に代わって総理大臣に就任した宇野宗佑の女性問題などが争点とされた。
日本社会党が土井たか子委員長の「マドンナ旋風」と呼ばれるブームによって46議席を獲得したことで、与野党の議席数が逆転した。この選挙結果は、土井が「山が動いた」と表現したことに象徴されている。自民党は幹事長の橋本龍太郎が「ちくしょー」と思わず憤るほどの惨敗を喫し、結党以来初めて追加公認を合わせても参議院での過半数に届かなかった。特に、それまで絶対的な強さを誇った1人区(事実上の小選挙区)で、前回の25勝1敗から一転して3勝23敗へと大きく後退した。その後も、自民党は2016年(平成28年)の参院選後に平野達男が入党するまで27年間参議院での単独過半数を回復できず、公明党、民社党の野党と協力した自公民路線や、社会党、新党さきがけとの自社さ連立政権、公明党と自公連立政権を組むことで過半数を確保していた[1]。
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選挙データ
内閣
公示日
投票日
改選数
選挙制度
- 選挙区
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選挙活動
要約
視点
党派別立候補者数
党派の動き
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与党
- 選挙区53名、比例区25名の計78名を擁立。
野党
- 選挙区30名、比例区25名の計55名を擁立。
- 選挙区5名、比例区17名の計22名を擁立。
- 選挙区8名、比例区17名の計25名を擁立。
- 連合の会(豊田稔会長)
- 選挙区45名、比例区25名の計70名を擁立。
- 選挙区5名、比例区5名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。現職の野末代表が東京選挙区から出馬した。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。現職の青木代表が比例区から出馬した。
- 比例区に現職1名を含む10名を擁立。
- 太陽の会(安西愛子代表)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。現職の安西代表が比例区から出馬した。
- 現職の喜屋武眞榮が沖縄選挙区から出馬した。
諸派
- 緑の党(対馬テツ子党首)
- 選挙区12名、比例区1名の計13名を擁立。
- 選挙区3名、比例区9名の計12名を擁立。
- 日本国民権利擁護連盟
- 選挙区に10名を擁立。
- 環境党
- 選挙区9名、比例区1名の計10名を擁立。
- 選挙区9名、比例区1名の計10名を擁立。
- 選挙区9名、比例区1名の計10名を擁立。
- 選挙区7名、比例区3名の計10名を擁立。
- 原発いらない人びと(荒井潤・小木曽茂子共同代表)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- MPD・平和と民主運動(斎藤まさし代表)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 老人福祉党
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 新自由党(高橋妙子総裁)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- UFO党(森脇十九男党首)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 大行社政治連盟
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 大日本誠流社(楠本正弘会長)
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 主権在民党
- 選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
- 国会議員を半分に減らす会
- 比例区に10名を擁立。
- 新自由クラブ(清水三雄代表)
- 比例区に10名を擁立。
- 新政クラブ
- 比例区に10名を擁立。
- 比例区に10名を擁立。
- 世界浄霊会
- 比例区に10名を擁立。
- 比例区10名を擁立。
- 道州制推進会議
- 比例区に10名を擁立。
- 人間党
- 比例区に10名を擁立。
- 比例区に10名を擁立。
- 福祉党(天坂辰雄代表)
- 比例区に10名を擁立。
- 菊守青年同盟
- 選挙区に2名を擁立。
- 赤尾総裁が東京選挙区から立候補した。
- 日本国民政治連合(赤石貞治総裁)
- 赤石総裁が東京選挙区から立候補した。
- 日本みどりの党(甲賀喜夫代表)
- 甲賀代表が大阪選挙区から立候補した。
- 日本民主党(品川司総裁)
- 品川総裁が東京選挙区から立候補した。
- 平安会(村上家彦総裁)
- 村上総裁が大阪選挙区から立候補した。
- 星宇宙党(武藤孝志代表)
- 村上代表が愛媛選挙区から立候補した。
- 立行社(山口俊明総裁)
- 山口総裁が東京選挙区から立候補した。
キャッチコピー
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選挙報道
選挙関連特別番組
主な争点
- 政局
- 政策
- 消費税の是非
- 農産物の輸入自由化
選挙結果
党派別獲得議席
- 選挙区投票率:65.02%(前回比:
6.34%)
- 【男性:64.36(前回比:
5.81%) 女性:65.63(前回比:
6.84%)】
- 比例区投票率:65.01%(前回比:
6.31%)
- 【男性:64.35(前回比:
5.79%) 女性:65.62(前回比:
6.82%)】
党派別当選者内訳
都道府県別選挙区獲得議席
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政党
- 諸派:1議席(1議席)
- 1議席(1団体)
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議員
要約
視点
選挙区当選者
自由民主党 日本社会党 連合の会 公明党 日本共産党 民社党 税金党 諸派 無所属
補欠選挙等
比例区当選者
→詳細は「参議院比例区」を参照
自由民主党 日本社会党 公明党 日本共産党 民社党 第二院クラブ 税金党 スポーツ平和党
繰上当選
初当選
- 計71名
- ※:衆議院議員経験者
- 自由民主党
- 16名
- 田村秀昭 (比例)
- 日本社会党
- 29名
- 公明党
- 4名
- 日本共産党
- 2名
- 民社党
- 2名
- 連合の会
- 10名
- 税金党
- 1名
- 横溝克己 (比例)
- スポーツ平和党
- 1名
- アントニオ猪木(比例)
- 無所属
- 6名
- 紀平悌子 (熊本)
返り咲き・復帰
- 計1名
- 連合の会
- 1名
- 中村鋭一 (滋賀)
引退・不出馬
- 計33名
- 自由民主党
- 16名
- 堀江正夫 (比例)
- 日本社会党
- 5名
- 公明党
- 6名
- 多田省吾 (比例)
- 日本共産党
- 2名
- 民社党
- 4名
落選
- 計39名
- 自由民主党
- 30名
- 日本共産党
- 3名
- 民社党
- 1名
- 抜山映子 (兵庫)
- サラリーマン新党
- 1名
- 青木茂 (比例)
- 太陽の会
- 1名
- 安西愛子 (比例)
- 無所属
- 3名
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選挙後
投票日の翌日、宇野は敗北の責任をとり退陣を表明。宇野内閣は成立からわずか69日で総辞職した。会見での「明鏡止水の心境であります」との言葉が有名になった。
その後の首班指名選挙で参院は日本社会党の土井たか子を指名、衆院では自民党の海部俊樹を指名し、両院協議会で一致しなかったため、衆議院の優越で海部が首相に選出された。
1989年(平成元年)12月11日に消費税廃止法案が参議院で可決された。しかし、衆議院で議決することができず(審議未了)廃案となった。
同月には国民からの批判に応えるために「消費税導入の趣旨」を踏まえてゴールドプラン(高齢者保健福祉推進十カ年計画)が策定され、1990年代における介護サービス供給組織の飛躍的な拡充に繋がった。
国会
- 第115回国会(臨時会)
- 参議院議長選挙(投票総数:242票 過半数:122票)[12]
- 土屋義彦(自民党) :228票
- 白票 : 14票
- 参議院副議長選挙(投票総数:244票 過半数:123票)
- 内閣総理大臣指名選挙[13]
脚注
参考文献
外部リンク
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